有光酒造場

 有光酒造場は、高知県という名醸が多く立ち並ぶなかの、小さな酒蔵です。

 当地「赤野」は、高知県東部の安芸市にあります。山と海との間、背後から大きく山が迫り、すぐに海に落ち込む、そんな海沿いにある小さな集落です。

 後ろにある山々は、雨を集めて清流「赤野川」をなし、いっきに太平洋へと注ぎ込んでいきます。わたしたちはその赤野川のすぐそばに井戸を掘り、その井戸水を仕込水としています。

 高知県内でも、鮎のおいしいことで有名な、清流赤野川水系の水は、柔らかな味です。いわゆる、うす辛い「辛口」の酒より、ふくらみと柔らか味のある酒に適しています。

 蔵は、時代遅れを感じさせるほどシンプルで、人手をかけて仕込み醸された酒は、すべて酒槽(さかふね)を使い4〜5日をかけてゆっくりと搾ります。

 わたしたちは「酒」に惜しみない時間と手間をかています。

 そして醸された酒を特徴づけるもっとも大きなものは、そのやさしさです。

 土佐という辛口の地にありながら、この地で仕込んだ酒は柔らかく、丸く、そして人を和ませるやさしさがあります。わたしたちは華やかさよりも、むしろ心の栄養となれるような酒を目指しています。

 ゆったりと過ごしたい時や、ひとり物思いにふける時、楽しく仲間と集う時、側に置いていただけるような、そんな酒を、ここ「赤野」の地から発信して行きたいのです。


メンバー紹介

名称 有限会社 有光酒造場
代表取締役 有光 尚
住所 高知県安芸市赤野甲38番地1
電話  0887-33-2117
FAX 0887-33-4477
創業 明治36年(今の会社組織は昭和31年)
資本金 360万円
年間製造数量 250石
杜氏 尾木 芳之