大城さんは、この入河内での酒米作りの中心になっている方です。

H15年には、「吟の夢」で初めて特等を出しました。
今年も一坪当たり40〜50株の粗植で、丈夫な稲作りを目指しています。

僕らは、機械の入らない田んぼの隅の方を手植えさせてもらいました。
はだしで田んぼに入ると、ニュルっとした感覚。谷川から引いた水が、冷たくて心地いい。
まずは、田植え機の旋回でデコボコになった土を、グランド整備のようなT字の道具でならします。

そして、苗のかたまりを左手に持ち、向こうずねくらいまで浸かりながら、3本ずつ浅めに植えます。

その間も、黙々と田植えを続ける大城さんと小松さん。見ていて「職人」の雰囲気を感じました。
あっという間に昼になり、そのまま、田んぼのあぜでお弁当。美味い。幸いポカポカと日が差してきました。小鳥のさえずり、沢のせせらぎの音、トンボにカエルに、オタマジャクシ。
のどかな風景が広がります。

午後には「せっかく来たんだから乗ってみるか」と大城さん。
ご好意に甘えて、一往復だけ田植え機に乗せてもらいました。

ものすごく緊張してガチガチ。車の免許取りたての頃の気分です。
かくして、後一枚の田んぼを残して夕方となり、手伝い(?)を終えました。

寡黙でダンディーな大城さん、気さくな小松さん、そして、農業改良普及センターの服部さん山西さん、貴重な体験をありがとうございました。
こんなに皆さんの気持ちの入った米で、酒を造れると思うと、感慨深いものがあります。
風になびく苗を見ても、「元気に育てよ!」って言いたくなります。(一回ぐらいで偉そうかも)
改めて、旨い酒にしたいと思いました。
また、酒米、稲作、それに取り組んでいる農家の方々など、もっと知っていきたいと思った一日でした。
(文 岩崎)