有光酒造場

 ロシアの宇宙工業の重要な部分を担う”エネルギア社”には、博物館があって、今回我々は<特別に>その見学が許された。・・・・・・(担当のガイドさんによると、そういう風な説明でした。)  博物館なのだから見学できて当たり前のような気もしますが、確かに我々以外のお客さんはいませんでした。本当に特別なのか???

 エネルギア社の入り口~博物館までは、写真撮影厳禁でした。「入り口の検査が厳しいのでパスポート必携」との指示でした。
実際には、パスポートのチェックはされませんでしたが。多分、我々の人相が良かったからなのでしょう。

カラリョ

 入り口のドアをくぐると、博物館のガイドさんがまず最初に案内してくれる偉大な人物。名前は「カラリョ」?? 
 ああ、日本で「コロリョフ」と呼ばれてる!
ここでは、「カラリョ」の華々しい功績が讃えられている。十分予想出来ることではありますが、ドイツ人の科学者の事はほとんど(全く、だったかな)出てこない。

初期の実験機。圧力計やピカピカの合板製のフィンが格好良い。

スプートニク1号のレプリカ

人類初衛星、スプートニク1号の正式レプリカ。銀色でとても美しい!本物は消えても、ちょっと感動。

ライカ犬

生物初飛行、スプートニク2号のレプリカ。はく製なのか模型なのか、ライカ犬も公開されている、写真の画像そっくりで、なかなかの迫力。

生物初の生還

生物初生還、スプートニク5号
はじめて生還に成功した2頭の犬、ストレルカと ベルカは特に有名で、ストレルカの子犬の1頭は、ジョン・F・ケネディ米大統領に贈られた。この機体はオリジナル。周囲の焦げた色は、大気圏に再突入の際にできた。この機体は、ガガーリンのボストーク1号とほぼ同じ大きさに見えた。

コロリョフ ガガーリンと話す

人類初宇宙飛行ヴォストーク1号のガガーリンと交信するコロリョフ。当時コロリョフの存在自体がソ連の最高機密で、生存中は名前や写真は一切発表されなかったそうです。でもここの施設の中では、最も偉大な人物として特別に何度も紹介されていました。

ボストーク1号

ユーリ・ガガーリンが初めて宇宙旅行(地球1周108分)した宇宙船ヴォストーク1号のオリジナル。人形は等身大。帰還時、パラシュートは開いたものの船体は地面に激突した。その衝撃で上部はボロボロ。しかし、”完璧な安全策が準備されていて”ガガーリン飛行士は船外に射出され、人間用のパラシュートで無事生還した。さすがロシア、船外に射出される安全対策って???船体にはソビエトの科学の粋を結集した断熱材“アスベスト”が使われている(案内の女史の説明)。多分日本なら密封ケース内での展示になるだろう。

私はカモメ

ヴォストーク6号で女性初飛行を行った「テレシコワ」。(当時、「わたしはカモメ」という言葉に何かインスパイアーされるものがありました。)

ソユーズに乗る

3人乗り宇宙船「ソユーズ」の展示品。靴カバーを履いて乗船することが許された。この足を曲げて座る姿勢(これが正式な搭乗姿勢なのだけど)が意外と落ち着いて気持ちいい。ロシアが人間工学の研究の結果導き出したもので、胎児の姿勢に近いのだそうだ。
 ちなみにソユーズとは、この人が乗る宇宙船部分の名前で、推進ロケットの名前ではない。「ソユーズ宇宙船」は、今でも開発当初のまま、ほとんど変わることなく造られているそうです。これはロシアの設計技術がいかに優秀かを示すものであります。(案内の女史の説明)。スペースシャトル終了後は、ISS(国際宇宙ステーション)との唯一の交通機関になりました。

上東 宇宙服 有光 宇宙服

恐るべし!ロシアの科学技術。このかぶり物を着ると、人間の本性が現れてしまうらしい。
マッドサイエンティスト(U博士)と、橋の下のホームレスが明らかにされている。

ミール

ISSの出来る前、ソビエトの宇宙ステーション「ミール」の実物大模型

ミールの船内

ミールの内部で記念撮影

ソユーズ宇宙船

ソユーズ宇宙船の全体。上の端(3F?)に人が搭乗する、この丸い部分だけが地上に帰ってくる。

ドッキング ベイ

ドッキング用のサービスベイ。ドッキングに関してはロシアの技術が世界の最先端なのだそうです。アメリカのスペースシャトルのドッキング装置もこのロシア式ベイの規格で作られている。

sanyo 掃除機 sanyo フードプロセッサー

エニルギア社はロシア宇宙産業の筆頭会社ですが、最近では民生機器も生産している(圧力が掛かったのか?)。写真の、1000Wの強力掃除機と、フードプロセッサーが誇らしく展示されていました。両方の機器ともに ENERGIAのロゴと made in russia under licensce of sanyo  ??と表示されています。この国はなんとも不思議なシステムです。

秋山さん

ソユーズに乗った人全員の写真パネルがありました。秋山さんの部分アップです。

こうして、すばらしい博物館見学は終了しました。終始貸し切り状態で、ゆったりと見学できました。
ある意味大満足の一日でした。(本当はバイコヌールに居るはずの・・・・)