A123の直付けとテスト

07/06/21

A123の2セルパックを作りました。


紙ケースはかさ張るのと、直付けが出来ないので、まず外して、カプトンテープで被服しました。
バランス端子を出す部分はショート防止に多めにカプトンテープを貼りました。↑
A123はパランス端子を出さないと駄目ですので、まず0.5mmの銅板で端子をハンダ付けしてから
直付けをしました。
直付けには100Wの半田ごてを使っております。
コテ先は「セラコート工業株式会社」の直付け専用を使っております。このコテ先含めて全てこの
シリーズを使っておりますが、2年以上経過しても先端が熔けるとか、磨耗するとか一切ありません。
重宝しております。
中間端子を取り付けて、中央をカプトンテープで
巻きなおしました。
セル間は、かなりしっかりしております。
バランス端子を取り付けました。
この組み方だと動力線のどちらかの極側が長く
なり、重量的に不利になります。
コードは短くしたかったので、プラス側は4mmの
バナナコネクタ(メス)を+極に直付けました。
コネクタですが、ほとんどの電池は2mmか4mm
にしておりますので、LBA10NET6S+の充電端子
には両方のコネクタを付けております。
A123の2セルパックの重量は156gになりました。
2パックが出来ましたので、早速充電してテスト
しました。
セルの初期充電容量がバラバラですので、バラ
ンス充電には思ったより時間がかかります。
約1200mAh追加充電出来ました。
Lipo2セル(3.7V)で45Aでしたが、このA123(6.6V)
では38Aです。ESCにやさしい電流です。
上昇は70度くらいで、ストレス無しでした。
今回はニッカド仕様のBEC付きESCですので、カ
ットは若干早め(多分5Vくらい)です。
SWが邪魔で、出し入れが面倒ですが、重心は
ピッタリでした。
モーターのランタイムは約3分でオートカットに入
りました。
フライト後、約一時間放置した後のA123の各セル
の電圧は3.26Vでした。
この状態で2Cでの追加充電は1939mAhでした
ので、ニッカド仕様のESCで問題は無いのではと
思います。
逆に、Lipo仕様のESCだと少々厄介です。
(使えない???)
BECは全く問題ありませんでしたが、A123を外す
為に、ESCの電源コネクタを軽く引っ張ると・・・・・
危なかった・・・ポロっと取れてしまいました。

整備不良でオーガニックが落ちるところでした。
先日パックしてシンバでテストした4セルも、今回の方法で直付けしなおしました。
重量は308gとなりました。
とりあえず用途に合わせて2セル、3セル、4セル
パックを作りました。

単セルをバックするためには、幅48〜50mmの
収縮バックがベストです。
【A123の総評】(まだ3フライトだけですが・・・・)
@使用した感じは、まるでニッカド感覚
A過放電は大丈夫(エアクラフトさん談)らしい。
B今後LipoがA123にかわる事は、無いと思う。(ちゃんとすみ分け)
C取り扱い(パック化)が簡単である。
D比較的大電流(90Aオーバー)を流しても大丈夫みたい。
E充放電で発熱が少ない。
F比較的にハイボルテージである。(計測していないので何とも言えないですが・・)
Gほぼ同じパワーが終始安定して出ている。
Hグライダー、特にスケールグライダーにはもってこいだと思う。
 私に出来るリポートはこんなもんです。(^_^);

【問題点】

×セルの直径が太すぎて、横に並べてバックすると入らない胴体が多い。(これに尽きます)
×Lipo自動判定のESCでは使用出来ない(使い辛い)のでは?
  →マニュアル設定が可能ならNicdモードにすると多分大丈夫かも。
×マイナス極が回る。

【今後の希望】
●直径はこのままで、長さ1/3(700mAh)のセルを作ってほしい。
 そうなると2セル3セル直列にして小型グライダーに入るし、4セルは送信機にも入ります。
 ※自己放電が極端に少ないため、私は助かります。
A123は60A前後で使用する場合、1セルあたり2.5〜2.6Vで計算する必要性があります。
1セルあたり定格電圧3.3Vに対し0.7V程度電圧降下しますので、要注意です。