簡単な直張り方法について |
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主翼・尾翼などを、グラス・カーボン貼りして真空引きする方法です。
例は垂直尾翼です。
@ 準備するもの a ビニール袋 穴のあいていない丈夫な物 b マイラーフィルム (製図用) c ガラスクロス e 直貼りするもの f 離型剤 |
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A 直貼りの手順 離型処理を施したマイラーフィルムの上に尾翼より少し大きめのガラスクロスを置き、ポリエステル樹脂かエポキシレジンをクロス目がつぶれない程度にはけ塗りする。 樹脂は多すぎても問題はありません。 もったいないだけ。 |
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B 真空引き ビニール袋にAの上に対象物を置いたものをセットでずれないように入れる。 回りの白い物はひもです。 真空引きする時のエアーの通り道と余分な樹脂の吸着を兼ねています。 今回はナイロン製りひもを入れましたが、麻のひもが良いようです。 SWを入れると余分な樹脂は全て回りに出て来ます。 |
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C 接続状態 先端に4mmのアルミパイプを付けて袋の中に入れ、袋のテーピングとバイプの固定をします。 私は安価なセロテープを使用。 注意 一旦SWを入れ、真空引きが始まると余分な樹脂が全て出てきますので樹脂が硬化するまで絶対バルブをゆるめたりSWを切らないで下さい。 エアーが入って仕上がりが汚くなります。 |
応用編 離型処理したマイラーフィルムに任意のカラーで塗装をしてAの作業から入ると簡単に色が転写出来ます。 また、袋を使用せずガラス板の上にBの中身をそのまま置き、1枚のビニールシートを上から被せて4方向の回りをテープでガラス板の上に貼り、そのビニールシートの上からバキュームパイプを差し、真空引きすると簡単です。 エポキシレジンを使用する場合はガラス板を完全に離型処理してください。 そうしないと後で泣きます。 この方法で発泡コアの直貼りが出来ます。 ただ、高発泡のコアを使用するとコアが大気圧で圧縮され薄くなり翼型が出ないので圧は低めにして下さい。 また、ネガティブシェルの前縁部と後縁には堅木を当てて変形を防いで下さい。 |