QUAD

QUADの心2001.8.13

欧米では日本のようにステレオセットをこれ見よがしに置かない。部屋の中に溶け込むように、壁に収納したり、ケースに入れたりして、目立たなくするようだ。生活の中の音楽を目指している。だから、HiFiマニアでないかぎりあまりお金をかけない。そんな精神にはQUADは最適である。QUADも、家具に収納できるよう設計されている。シールド性が少しそこなわれるので注意が必要だ。

久しぶりのメンテナンス2001.6.8

ほんとうに久しぶりだ。最近、良い接点復活剤を手に入れたので、QUAD33の2回目のメンテに取り組むことにした。何しろ古いのでボリュームがおかしい。とくにガリガリというわけではないが、音がぼけている。軽く一吹ですっきりとした。ここで注意することは、底に基盤が剥き出しなのでショートしないこと、素子の足が突き出ているので下にキズがつかないようにすること、軽く一吹でたれないようにすること。もし、たれたらふき取ること等である。以上のメンテで見違えるほど良くなった。おそらく一生モンだろう。しかし音はほの暗い。県民ホールの2階席のイメージだ。
DIN端子やケーブルはパーツ屋さんに行けば今でも手に入る。最近は線材が良くなったので、交換しても効果があるかも知れない。PINの位置などはファンにメールすれば教えてくれるだろう。音の迷宮に迷ったらQUADだ。心がなごむ。

※QUADのスイッチはもろい。何回か切り替えると長方形の上部がパチッとはずれて前へ飛び出してくるので、かならず指をあてがって切り替えるのがベスト。

※普通はトーンコントロールはパスだが、QUADは積極的に使ってほしい。耳に優しいのが良いのだ。

※メンテは自己責任において行ってください。メーカーによるメンテは今でもできます。

再生音量2001.2.24

音量は非常に大切である。音量は音場における聴取位置を決定する。ハプシコードのような小音量の楽器を大音量で聴いたり、コンサートホールの再現なのに、小さい音で聴くのもナンセンスである。
レコーディングの意図を再現する適切な音量があるはずだ。的確であれば、眼前に素晴らしい音場が展開される。素晴らしいコンサートホールの収録であれば、、気持ちがホールの特別席にいるような感じになれる音量が望ましい。追い込んでほしい。
QUADは音量、音質を含め、比較的容易にそれができる。少しでもシステムに他社のものを入れるとバランスが壊れてしまう。幾度か物足りなくなり、単体としては優れているものを組み合わせたが、結局もとに帰ってしまった。

QUAD2001.2.5

これから、QUADについて書いていきたいと思う。ファンの関連サイトもあるが、古い情報が今一つなので、持てるものを出していきたい。ただ時間があまりないので期待しないでほしい。