音楽の戸棚

グレン・グールド2007.1.6

 大学生の頃、グールドに入れ込んでいて、LPレコードは殆どもっていて、LDのもある。あれ以来、色々な演奏家のバッハやモーツアルトを聴くのだが、グールドのような面白さは感じられない。
 グールドの壮大な実験に立ち会えたことが嬉しい。次はどのような演奏が出るのか期待して待っていて、出たと同時に店へ駆けつけたものである。グールドの演奏はLP、CD、SACDと時を越えて再販されるのだが、未だポテンシャルは失っていない。

バイロイト音楽祭2006.12.27

 FMで年末恒例のバイロイト音楽祭が放送されている。昨日はワルキューレであった。演奏も素晴らしく、録音も会場の雰囲気を良くとらえていていた。しかし、途中で、地元の事故のニュースが入って感動がとぎれてしまった。NHKにクレームの電話だと思わず怒ってしまった。公共性と趣味性をどう両立したらいいのか難しいものだ。今回、HDレコーダーで長さを気にしないで録音している。便利な時代になったものだ。以前は、オープンリールで9.5cmで録音し、途中で裏返しを入れ、3時間ほどしか収録できなかった。

大阪万博2001.1.28

万博では、ドイツ館で演奏をしていた、K・H・シュトックハウゼンとピアニストのアロイス・コンタルスキーのお二人からサインをいただき、今でも大切に保管している。当時学生なのでお金もなく、今から考えるとひどい格好していたと思うが、気さくにサインしてくれた。ドイツ館だけではなく、鉄鋼館の武満徹を始めとして多くの若手作曲家がパビリオンの企画に参画していた。
※シュトックハウゼンのラウムムジーク(空間音楽)は、360度の方向から音が出るので、厳密には今でも家庭では再現はできない、残念。