ぺり山流詩的交流会 
poemって素敵!


<羽> もんごるさま作

草原のバス停で 一人待っていた
ソーダ水を飲みながら 虹色のバスを

あの娘はいつも 後ろから二番目の席で
懐かしそうに 窓の外を眺めてる

いつのまにか背中にもやもやがついてきて
いらないことばかり考えてしまう
何が楽しいか 知ってるはずなのに

海岸のバス停で はじめて降りてみた
青い海は 途中で空とつながっていた

青い目のカラスが じっとこっちを見ていた
懐かしそうな あの娘の瞳のように

知らないうちにあたまにもやもやができていて
いらないことばかり考えてしまう
何が楽しいか 知ってるはずなのに

ピンクシャンパンが降ってきて 夜が近づいた
だれもいないバス停 最後の便を待った

知らないうちにもやもやはきえていて
懐かしい気持ちになるんだ
とても綺麗な気持ちに


目次