インドネシア一人旅(2002年10月)
8年ぶり2回目のインドネシア、再訪したいと前々から思っていましたが経済危機、政変のため果たせず、政情安定している今がチャンスと準備万端整え行って来ました。今回はバリから入りバスと列車を乗り継いでジャカルタから出国しました。一週間の旅で移動距離も長く、あれもこれもと欲張ってしまいかなりハードな旅となりました。また、2日目にカメラが壊れたり、5日目に現金、クレジットカード等の入ったウエストバッグを擦られたりと散々な目にも遭い後半は厳しい旅でした。不幸中の幸いというか、パスポートと航空券と旅を続けられるだけの現金は残っていたので予定通り無事帰国できました。さらに、帰国したその日にバリ島でテロによる爆発事件が発生、危機一髪でした。
10月 5日 関空のチェックインカウンターに行くと、今日の便は満席なのでビジネスクラスをお取りしていますと言われた。超ラッキー。ディスカウントチケットでなく「前売悟空21」を利用したのがよかったのかな。二度と乗れないかもしれないビジネスの席、ゆったりとしていてサービスも食事も満足なものでした。関空14:30発の日本航空(JL713)にて、 約6時間半のフライト(時差1時間)で、20:05バリ島デンパサール空港着。ホテルは、インターネットで予約していたスミニャツクの「バリホリディリゾート」。
10月 6日 8:30クタよりプラマ社のシャトルバスでウブドへ。是非とも見に行きたかったテガラランのライステラス(棚田)、貸自転車で出発する。6kmほど北へ向かっていくのだが、約1時間ずっと上り坂、しんどいし暑い。山道にさしかかるあたりにライステラスが見えてくる。椰子の木と棚田、素晴らしい風景である。何枚か写真を撮ったが、突然シャッターが切れなくなった。ガーン!カメラが壊れたのだ。...という訳で、その後カメラを現地調達したので写真の出来が悪くなってしまった。12時前、眺めのよい「ワルン」で昼食にする。帰り道はずっと下り坂、楽々と帰れました。そして14時「ジャランジャランスパ」でバリマッサージを体験する。約1時間の全身オイルマッサージ。足の先から頭まで丁寧にやってくれて、最高でした。(昨日と同じホテル泊)
(ライステラス) (レンタサイクル) (レゴンダンス) 10月 7日 ホテルのチェックアウト時間までホテルのプールとビーチで過ごす。デンパサールのウブンバスターミナルへ行き、明朝ジャワ島へ移動するバスの予約をする。近くのホテルにチェックインし、ベモを乗り継ぎ再びウブドへと向かった。「バンブー」レストランで夕食のあと、19:30プリサレンアグンの野外ステージでバリ芸能レゴンダンス他を鑑賞する。(マハジャヤタワーホテル泊)
(スミニャックのビーチ) (バリからジャワへのバス) (ホテルのプール) 10月 8日 7:00発のバスが動き出したのは8:50頃である。バリ島西端の町ギリマヌクでフェリーに乗りバリ海峡を渡ってジャワ島に上陸する。途中ドライブインで昼食をとりプロボリンゴでベモに乗り換え、ブロモ山に最も近いチェモロラワン村についたのは夜の7時、すでに日は落ち真っ暗であった。(チェマラインダー泊)
10月 9日 深夜3:00に起床する。4:00出発の「ビューポイントでのサンライズ&ブロモ山へ登る」ツアーに参加。かなり冷え込んでいる。貸し防寒具が役に立つ。まず、ジープに相乗りして外輪山の外側にそびえるプナンジャカン山頂ヘ行く。日の出を待つこと30分、5:30頃太陽がでて、だんだんとあたり一面の素晴らしい眺めが現れてくる。再びジープでクレーターの中の白煙を吹き出しているブロモ山登山口まで下りていく。山頂まで20分、歩くたびに火山灰が舞い上がる。7:30頃ホテルに帰ってくる。10:00発のベモでこのツアーで知り合った2人ずれの若者らと共に山をあとにする。プロボリンゴでバスに乗り換えスラバヤヘ。スラバヤのバスターミナルからは市内バスでタンジュンガンホテルへと向かった。ホテルチェックインの際、リュックに入れていたウエストバッグが無くなっていることに気づいた。ガーン!やられた。あの2人づれに擦られたのに違いない。バスの中で座席の下に置いていたリュックの中からウエストバッグを抜かれたのだ。財布もクレジットカードも入っているのに。...という訳でここからあとは残金を気にしながらのケチケチ旅行となりました。(タンジュンガンホテル)
(サンライズ) (ベモ) (中央左がブロモ山) 10月10日 スラバヤのパサールトウリィ駅9:00発の特急列車「アルゴブロモアングレック号」にてジャカルタへ。18:00過ぎガンビル駅到着。30分位歩いてジャクサ通りヘ行き、ホテル探しをする。4〜5件あたって一番安い所に泊まる。この辺はバックパッカーの集まるところで、インターネットカフェも何軒かあり、料金も30分50円位なので以後日本への連絡はホットメールを利用。(ホテルカルヤ)
10月11日 8:35コタ駅発の列車でメラクヘ行く。11:30頃メラク着、すぐ近くにメラク港がある。ここからスマトラ島のバカウニ港までフェリーがでている。ここへ来た目的はフェリーのティティアンムルニ(元宇高連絡船の阿波丸)に会うためであり、時間が許せばそのフェリーに乗ってスマトラ島ヘ渡りたいと思っていたのであるが往復6時間以上かかると言われあきらめた。ぼーっと沖の方を眺めているとちょうど一隻の大きなフェリーが港に入ってくるのが見えた。よく見ると、な、なんと第2の人生を送っている阿波丸であった。偶然とはいえラッキー。車と人を乗せ活躍している姿を私に見せに来てくれたようで嬉しかった。短時間のご対面であったが再会を約して、12:30の列車でジャカルタに戻った。ホテルは予約していた「ジャヤカルタジャカルタ」。
(アルゴブロモアングレック) (バジャイ) (ティティアンムルニ) 10月12日 最後の日なので、サリナデパートヘ行き民芸品などを見てまわる。午後空港へのリムジンバスがでている南部のブロックMヘ行ったが最後に買おうと思っていたバティックの店もなさそうなので、再びサリナデパートヘ。旅の後半ケチケチ生活していたお陰で土産のバティックが買えました。そして、近くのジャクサ通りで食事をして、タクシーで空港へと向かった。スカルノハッタ国際空港23:25発日本航空(JL714)にて帰国の途に。
10月13日 8:05関空着。