スペイン一人旅(2009年6月)


 ヨーロッパ諸国の中でも特異な文化を持っている国スペイン。闘牛、フラメンコ、風車、アルハンブラ宮殿、白い村、ジブラルタル海峡などなど興味有るものばかり。今回はKLM航空でマドリッドを基点にして南部のアンダルシア地方を巡り、地中海を渡ってアフリカ大陸まで足跡をつけて来ました。個人で田舎をまわる旅をする場合、列車、バスの時刻を調べておかないととんでもないことになるので綿密な計画をたてて行きました。出発の1ヶ月前位から新型インフルエンザの流行で世間が騒がしくなりましたが渡航禁止令がでることもなく行くことができ、スペインの旅を満喫してきました。

 (6月6日の両替レート 1ユーロ=¥141.11) 

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  6月6日(土)  善通寺インターBT4:15発の関空行きバスで8:37関空着。11:05発のKL0868便に搭乗、アムステルダムで18:00発のKL1705便に乗り替え20:30マドリッド着。地下鉄で市内へ出て21:30頃ホテルにチェックインする。日没が遅いので明るいうちの到着でした。早速、マヨール広場界隈のバルヘ。 ( Hostal La Perla Asturiana 泊 )

6月7日(日)  今日は、まず明日の列車の切符を買うためアトーチャ駅へ行く。そして南バスターミナルから9:15発のバスでラ・マンチャの風車を見るためコンスエグラに行く。11:15着。丘の上に11基の風車と古城が並んでいる。コンスエグラからは13:25発のバスでトレドへ。タクシーでパラドールヘ。ここからの眺めは素晴らしい。タクシーで町中にあるサント・トメ教会ヘ行く。この教会にはエル・グレコの「オルガス伯爵の埋葬」が展示されている。歩いてトレド駅ヘ出て18:30の列車でマドリッドに戻った。夕食はパエリアを食べに「ラ・バラッカ」ヘ。 ( Hostal La Perla Asturiana 泊 )

KLM(アムステルダム→マドリッド コンスエグラの風車 パラドールのテラスから見たトレドの全景

6月8日(月)  グラナダに移動する日。アトーチャ駅9:05発の列車に乗車、13:42グラナダ駅に到着。駅近くの闘牛場では運良くこの日がフェリアで闘牛が開催されていることをネットで調べていたので当日券を購入しに行く。徒歩でホテルへ行きチェックインする。アルハンブラバスというミニバスでサン・ニコラス展望台へ行く。ここからのアルハンブラ宮殿の眺望は素晴らしい。背景のシェラ・ネバダ山脈には雪が残っている。19:00に闘牛が始まるので30分前ぐらいに闘牛場に入る。スペイン人にとって闘牛は見るレジャーの一つであり牛と闘牛士の戦いだ。吹奏楽団がいて闘牛が始まると生演奏、闘牛士が危ない場面が何度もあり、「オーレ」と声援し観客は熱中している。 ( Hotel Los Jeronimos 泊 )

アルハンブラ宮殿 グラナダの闘牛場 牛と闘牛士

6月9日(火)  観光客に人気のアルハンブラ宮殿、午前の見学をネットで予約して行きました。タクシーで8:00頃チケット売場まで行く。アルカサバとナスル朝宮殿を見学する。パラドールで昼食をとる。その後、バスターミナルへ行き明日のバスの切符を買っておく。夕食は19時にフラメンコショウをやっているアルバイシンのレストラン「Jardines Zoraya」に行く。 ( Hotel Los Jeronimos 泊 )

アルカサバ ナスル朝宮殿 フラメンコ

6月10日(水)  今日は白い村ミハスに寄って最終目的地はアフリカ大陸にあるスペイン領のセウタ。グラナダバスターミナル8:00のバスに乗車。途中、フェンヒローラで乗り換え12:10ミハス着。アンダルシアの青い空と白い村、想像していたとうりのまぶしい所である。14:15ミハス発のバスで今度はアルヘシラスに向かう。ここからはジブラルタル海峡(約14キロ)をフェリーで渡ってアフリカ大陸に上陸だ。バスの到着が30分遅れたため予定より一つ後の19:00発のフェリーに乗船、一時間余りでセウタに着いた。このような移動ルートをとるとものすごくアフリカに来たんだということが実感できる。セウタはモロッコに接しているがスペインの街並みと変わらない。 ( Ulises Hotel 泊 ) 

ミハス アフリカ大陸 セウタ

6月11日(木)  早朝にホテルをチェックアウトし7:30発のフェリーでアフリカを離れる。アルヘシラスのバスターミナルから9:00発のバスに乗車、12:00にセビリア着。近くのスペイン広場まで歩いていく。予約していたホテルにチェックインしたあとサンタ・フスタ駅ヘ行き明日の新幹線の切符を予約する。マカレナ教会の聖母像を見に行ったり旧市街地を見てまわったりして過ごす。( Las Casas De Los Mercaderes 泊 )

アンダルシアのひまわり畑 セビリアの黄金の塔  スペイン版新幹線AVE

6月12日(金)  セビリアのサンタ・フスタ駅9:45発の新幹線AVEに乗車、マドリッドには12:20に到着する。まず、セルバンテス像とドン・キホーテとサンチョ・パンサ像の建っているスペイン広場へ行く。昼食の後予約していたすぐ近くのホテルにチェックインする。その後、美術館巡りをする。まず、ソフィア王妃芸術センター(ピカソの「ゲルニカ」がある)、そのあとプラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館へ行く。いずれも膨大なコレクションなのでネットで目当ての作品をピックアップしておきました。そして「グランカフェ・ヒホン」という1888年創業の最も古いカフェで休憩。旅の最後に「ラス・カルボネラス」でフラメンコを見て、マヨール広場のオープンレストランでパエリアを食べて締めくくりました。 ( Hotel Senorial 泊 ) 

ドン・キホーテとサンチョ・パンサ像 プラド美術館 夜遅くまで賑わうマヨール広場

6月13日(土)  日本に帰国する日。7:30にホテルをチェックアウト、地下鉄でマドリッド・バラハス空港ヘ。空港到着時に買っていた地下鉄の回数券が役に立ちました。帰りの飛行機は10:30発のKL1700便で13:05アムステルダム着。15:40発のKL0867便に乗り換える。( 機中泊 ) 

6月14日(日) 関空に9:35到着。関空発11:35のリムジンバスで善通寺インターBT15:57着。