たたら製鉄・古式鍛造工房くろがねとは
場 所 工房は四万十川の右岸に見えます
工房の前を流れる四万十川

工房くろがね前景
高知県の西部、四万十川中流域にある「口屋内」(くちやない)という70戸ほどの集落、四万十川の畔にあり、イノシシやシカ、サルや様々な鳥たちに囲まれる中、たたら製鉄や鍛冶をおこなっています。

事業内容

たたらの炎

鍛冶研修
  • たたら製鉄・古式鍛造・鍛冶の体験・学習施設運営
  • 小刀・刀子・包丁などの打刃物の製造・販売・修理
  • 学校等へのたたら製鉄・古式鍛造・鍛冶技術の体験学習
  • 1日竹炭焼き・簡単1日陶芸・四万十川の石で宝石作り体験
事業の特徴
  • くろがね独自のサイクロン型小たたら炉を用い、子供から大人までたたら製鉄の体験が出来ます。
  • 自ら作り出した玉鋼を、卸し金、鍛錬、鍛造、熱処理と作品になるまで、どなたでも体験,学習していただけます。

成り立ち


はじまり

  • 岡田光紀師匠(湧風)が、義父の鍛冶場を訪れたことをきっかけに、鍛冶を趣味としてはじめる。(20代)
  • 様々な材料を使用する中で玉鋼を知るが、一般には手に入らないため、たたら製鐵の研究を個人ではじめる。(20代)
  • まったく資料の無い「小たたら製鐵法」は着想から実施まで数年を要したが、初回のたたら操業で玉鋼を作ることに成功。『あの時の達成感は口では言えん。心からのガッツポーズが出た。』師匠談(30代)
  • 以後、独自にたたら製鐵の研究をおこなう。

高知県から

  • 高知県より『県民参加の予算づくり事業』における冬場の観光事業の一環として、たたら製鐵と鍛造研修工房立ち上げの要請を受ける。(50代)
  • 県の予算を安くするため、土地の造成から工房建設を、仲間の助けを借り、ほとんど自前で行う。業者に頼んだ場合の半額以下に抑えたとのこと。立ち上げ後は独立採算にて補助は無し。

工房立ち上げ

  • 平成11年秋、工房くろがね立ち上げ。
  • 同年 風子こと林信哉が炭焼き及び弟子として転がり込む。
  • 以後、工房くろがねを運営。10年間で訪れた研修生は100名を超え、師匠はNHK教育テレビ「知るを楽しむ」や刃物雑誌等に取材を受ける。
  • 研修生は全国から訪れ、中にはそれぞれの地元で鍛造やたたら製鐵を始めた方や、プロの鍛冶屋としてスタートを切った方もおられる。他にも、師匠の元に刀匠や甲冑師の方も研修に来られた。

約束

  • 平成21年秋、高知県と約束した設立後10年間工房を運営する約束を果たす。
  • 平成23年春、代表岡田光紀師匠が亡くなる。
  • 以後、林信哉(風子)が一人で運営現在に至る。

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たたら製鐵・古式鍛造工房 くろがね
高知県四万十市西土佐口屋内天王山944
Tel/Fax : 0880-54-1811
E-mail :
kurogane@mx8.tiki.ne.jp