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ショートストーリー「ブライナーサの惨劇」
注1:この話は、PB3「コモン=ラトナ」をモチーフにした、まくすうえるの創作です。
注2:この話では、「コモン=ラトナ」における設定を一部独自の解釈で判断している箇所があります。関係者の皆さん、怒らないでね。
注3:こんな文章を創作したのは初めてなんで、あまり突っ込みいれないで生暖かく見守ってください。
特類機密等記載文書(取扱厳重) 発 傭兵ギルド最高評議会 宛 登録番号4740-6392(クラスA傭兵認定番号685)カイ=マクスウェル殿 貴君に傭兵ギルド最高評議会の名において、以下の通り命令する。 一. 貴君は早晩発生することが予想される、ヴァルトデス王国とブライナーサ王国間の 戦闘において、ブライナーサ王国を支援すること。 一. 万一、ブライナーサ王国がヴァルトデス王国に『魔導機銃』の技術供与を行うと 決定した場合、あるいは貴君が上記の判断に至った場合、貴君の判断で『魔導機銃』 の技術的資料・製作機材・人員等の破壊および隠蔽を行うこと。 一. 上記の目的を達成するため、貴君に在ブライナーサ王国ギルド所属傭兵の統合指揮権 を付与する。 一. 上記目的を達成した場合、貴君への報酬は傭兵ギルド規則に則って支払われる。 一. この命令書は貴君が内容を確認した時点で効力を発する。命令を拒否する場合、 貴君は傭兵ギルド規則第五章「依頼内容の機密保持」の各条項に基づき、しかるべき 対応を取られることとなる。 一. この命令書は内容確認後、速やかに処分すること。 貴君に戦神の加護と勝利があらんことを。 以上 傭兵ギルド最高評議会 議長 ヘルツォーク=フォン=ヴィンテン |