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特定非営利活動法人阿波グローカルネット提案品 発売中!
携帯筆談器 コミュニケーションボード
2007年度 グッドデザイン賞受賞
【東京デザインマーケット】とは・・・
http://www.jidpo.or.jp/activity/tokyo-sc-market/index_16.html
東京都が主催となり中小企業とデザイナーとの出会いと商談の場を提供するもので、デザイナーから応募・選定した様々な分野の優れたデザイン提案の試作品を展示し、商品デザインについてデザイナーと中小企業双方からのプレゼンテーションを実施できる、マッチングイベント


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Making of CoBo
平成14年、福祉や医療、建築などの異業種の仲間が集まりAGNが生まれた。福祉機器や住環境整備の知識の普及と、コーディネーターの育成、そして障害や難病の方の自助ケアの支援、「きこえのバリアフリーを考える」などの活動をしている。
平成15年、メンバーである難聴の看護師が、手づくりの携帯筆談器を手に入れた。それは彼女の生活必需品となった。私達はもっと便利で使いやすく商品化して多くの人に使ってもらいたい、と考えた。名前はコミュニケーションボードを縮めて「CoBo」。幾つかのパターンを作り、筆談器を必要としている方に試してもらったが、耐久性が低く、使いものにはならなかった。
平成17年7月中旬、知り合いのプロダクトデザイナーから情報が飛び込んできた。「CoBoに使えそうなシートを見つけた」そして東京都主催の「東京デザインマーケット」というデザインコンペに提案が通れば、商品化への道が開けるかもしれない、という。AGNとデザイナーは、それぞれの仕事が終わった後何回も打合をして、締切の1時間前にデザインを提出することが出来た。
126件の応募の中からグッドデザイン賞の審査委員が認めたものだけがマーケットに出展することが出来る。私達は以前から福祉機器に良いデザインのものが少ないことが面白くなかった。誰もが使いたくなるようなモノをつくりたい。選定結果54件のひとつに選ばれた。
次は10月25・26日「東京デザインマーケット」への出展である。CoBoのデザインやコンセプトを認めて、商品化してくれる製造会社を見つけなくてはならない。だが、試作品を作るには、2台で10万円のお金が必要だ。もし、誰も見向きもしてくれなかったら大損になる。このリスクを前に、私たちは決断を迫られた。だが、ここまで来て諦めることは出来ない。試作品は展示日の一週間前に仕上がった。
展示1日目、CoBoを手に熱心に見る男性に話しかけたが、何の反応もない。その人は補聴器を装用していた。私はもう1台のCoBoに「いかがですか?」と書くと「こういうのを探していた」と書いてくれた。その人は企業の人ではなかったが、2日間の展示中、多くの方に興味を持って見てもらった中で、一番感動した瞬間だった。
展示2日目、CoBoに使ったシートの製造メーカーから見に来てくれた。企業が知りたいのは「どのくらいの需要があるのか」。私たちは試作品を使ってアンケート調査をした。「欲しいと思う」人が78%。新聞に掲載され、AGNには毎日のように問合せや要望が寄せられた。高齢化の進む田舎の役所は「窓口に置きたい」、遊園地からは「コミュニケーションをテーマにイベントをしたい」など、CoBoの利用範囲は思いがけない多様な可能性を持ち始めた。その年の12月ついにその企業が、商品化を約束してくれたのだ。
CoBoは、どこでもすぐに気軽に誰もが使えるコミュニケーションツール。聴覚に障害のある人だけの道具ではない。しかし私達は「なぜ、CoBoが生まれたのか」ということも一緒に伝えていかなくてはならない。
一見して「きこえ」に不自由をしているかどうかが分かりにくい聴覚障害者。CoBoを作るきっかけとなった看護師は、今でも職場で悩みは尽きない。聴覚に障害があることで、コミュニケーション不全という二次障害をも背負っている。「聞こえない人を置き去りにしない意識」これがあってこそ活きる道具である。私たちはこの想いと願いをCoBoに託す。

