<温室のない場合>   (温)・・・加温できる温室がある場合

    <温度>   ・明け方の最低温度をなるべく高くとるように工夫する。(最低7〜8℃以上)

                    ※例えば、プレートヒーターの上に置きダンボール箱をかぶせるなど。

                  ・5月中旬〜10月中旬頃まで屋外に出し雨と風に当てる。(15℃が目安)

                 (温)・・・最低温度を13〜15℃くらいに設定。

      <遮光>   ・春(3月〜5月中旬)       30%

                  ・夏(5月中旬〜10月)      50%

                  ・秋(10月〜11月)        30%

      <灌水>   ・水ゴケの表面が乾いたら与える。冬の間は温度が低いので常に乾燥気味にし、

                  夏は毎日夕方、それ以外は午前中にたっぷり与える。

                    目安・・・ 春秋  3〜5日ごと            冬  7〜10日ごと

                           夏  毎日             通気の悪いところは10〜14日ごと

                  ・冬の灌水の温度は室温に近いほどよい。

                  ・夏の暑い時期は通路などに散水し、なるべく涼しくする。

    <肥料>  (液肥の場合)

                  4月頃新芽が1〜2cm伸びだした頃よりハイポネックス洋蘭用液肥(6−6−6)2000                   
                  倍を
10日ごとに与えはじめ、5月頃〜9月頃までは1000倍の液肥を毎週与える。

                    (ただし8月の暑い時期は根が傷むので中止する)

                (置肥の場合)

                  品物によって与える回数が異なり、マグアンプ等の長期間効力のある肥料は5月初め                  
                  に1回、
有機等の短期間の物は5月初めと7月初めの2回与える。

                  与える量は、草花に与える標準量の1/2〜1/3くらい与える。

      <換気>   ・常時風通しをよくする。

                 (温)・・・特に冬締め切った温室ではファンや小型の扇風機で空気を攪拌する。

      <湿度>   ・湿度は60〜80%が最適。不足時は周囲や通路に水をうったり葉水やシリンジをして
                  
                  湿度を上げる。

                  (ただし、90%以上の湿度が長時間続くと病気の原因になるので注意が必要。)

      <病気>   ・病気の原因には、かび、細菌、ウィルスなどがある。

                 ・かびの場合はダイセンなどの消毒で治るが、細菌の場合は一度かかると治りにくいので                  
                  予防消毒で
抑えるようにし、病気にかかった時はかかったところを切り落とす。

                 ・ウィルスにかかったと思われる株は治療方法がないので廃棄処分にする。そのままにし                  
                  ておくと他の
株にも伝染しどんどん広がる。

     <消毒>    ・殺菌・・・ダイセン(500倍)等

                  ・害虫・・・スミチオンorオルトラン(1000倍)等   

      <植替え> ・鉢から新芽又はバブルがはみ出した株は植替えが必要。植替えは新芽が伸びる3月〜                  
                  6月までに
行う。 (ただし、夏咲に関しては秋に行う。)

                 ・鉢は素焼き鉢を使用し、植込材は水ゴケが一般的。

                 ・植替えの終わった株は根が3〜4cm伸びるまでは(10〜15日くらい)別管理にして、                   
                  灌水はしないで
全体にスプレーする。(根や芽が伸びてきたら灌水してもよい。)

     <その他>  ・花の終わった株は、必ずポリポットや化粧鉢から出し、素焼き鉢のままで管理する。

                 ・カトレアの花は株が傷みにくいので、花が終わって萎れるまでつけていてもかまわない。

 

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