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上腕二頭筋長頭腱炎

上腕二頭筋の長頭腱という腱が肩関節近くの結節間溝と言う、骨の溝を通っています。そこを抜けると約90度向きを変えて肩甲骨に向かいます。そのため、骨との間に刺激が生じやすく、投球動作やテニスのスマッシュ、バレーのアタックなど肩の繰り返し動作で炎症を起こしやすくなります。
症状は肩の運動時痛で、主には前方に痛みが生じます。結節間溝に圧痛があることが多いです。手術治療が必要になることは余りありません。

SLAP損傷

上腕二頭筋長頭腱という腱が肩関節内を走行しており、肩甲骨関節窩の上部の関節唇と付着しています。この部分が投球などのストレスによって引っ張られ、関節唇とともに骨からはがれてしまう病態です。肩の痛みやクリック音が生じます。

説明: http://kotoseikeigeka.life.coocan.jp/12jouwan202.gif   

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