小豆島ドライブガイドGIF

小豆島に渡って来て あったら便利なのが車
でも、初めての土地では運転もちょっと不安かも?
こちらではちょっぴりお節介アドバイス


小豆島は島の中央部に寒霞渓(かんかけい)や星が城などの島で一番高い山があり
島の外周部はなだらかな平地もありますが、集落と集落との間に小さな峠があったりして
かなり起伏も激しいです。
直線道路がほとんどなく、カーブがきつかったり、見通しの悪いところ、集落を突っ切る形で
走っている道路は歩行者や自転車もあり、普段通行量の少ない所では飛び出しもあります。

道路は舗装率全国一!の香川県らしく、山の中の道でも舗装されています。
片側一車線の2車線道路がほとんどですが、全体に道幅が狭く普通車が行き交えない所もあります。
路線バスや大型観光バスが走っている所もありますのでご注意を。

それから、交差点で止まる時には車を左に寄せて停止線を越えないように。
というのもトラックや大型観光バスなど狭い交差点では、ともすると小さな車がバックしなければ
通れなくなっちゃうような事もわりとしょっちゅうあるのです。

交差点を左折する時に小豆島の人の多くが右に一度大きく膨らむように
ハンドルを切って大回りして左折するので、それにも注意。
たぶん狭い路地に侵入する時に大回りして車の向きをまっすぐにして入らないと
クルマの側面が壁などにぶつかる!という経験からだと思うのですが
たまにある、左折と右折のレーンのある交差点の右側に止まる時は注意してください。

島の中はほとんどの道路が40キロ制限。(ネズミ取り有り)
50キロの制限区域は住宅地を外れた、山道じゃない比較的見通しのいいところのみで
これも島全体から見るとほんのわずかな区間です。飛ばせる!と思うようなところでは
工事車両(大きなトラックなど)が出てくるところもあり事故も多発しています。
道路が狭く車線の両側に住宅地がある地区などでは20キロ制限区域もあります。
急にお年寄りが飛び出してきたりします。真後ろにいる車に気づかない事もあります。
そのようなことも考慮に入れて安全運転してくださいね。

銚子渓(お猿の国)−四方指(しほうざし)展望台−寒霞渓
土庄から銚子渓(ちょうしけい)お猿の国を越えて四方指(しほうざし)へ向う道路は
かなりの急勾配で、ここを登るには軽四輪だとクーラーを切らないと「しんどい」事もあります。
上りはともかく、ここを寒霞渓、四方指方面から土庄に降りてくる場合
道路にローギア使用の文字が目につきます。どのくらい勾配がキツイかというと・・・

普通車でミッション車に2人で乗っていてセカンドギアに落として
アクセルを踏み込まなくてもあっという間に時速70キロくらいになってしまう!

かならずギアを落として走りましょう。オートマ車だとエンジンブレーキの効きが
ミッションよりも少しゆるいかな?と感じます。
もし万が一止まれなくなってしまった場合 待避所に乗り上げましょう。
(でも、ここに突っ込んだら自力じゃ道路に出られません)

免許を取ったばかりとか山や坂を走り慣れない場合は、
このルートは土庄から寒霞渓、内海に降りるのがオススメです。
その方が景色もキレイじゃないかな?と思います。
内海湾を見下ろす道路は大きなカーブが何ヶ所かあるので注意して。
ヘアピンカーブくらいぐるっと大きなカーブがあります。

50ccのレンタバイクなどで走る場合、本当はこのコースはオススメしかねます。
車でも水温計があがってるくらいなので、ミニバイクだと焼き付きそう。
もし上がる場合は、内海から紅雲亭(こううんてい)ロープウェイの下の駅に行き
寒霞渓をロープウェイで往復する方が景色も楽しめていいかなと思います。

寒霞渓一帯は、マウンテンバイクで走ってる人(下り坂は速い!)
ハイキングで歩いている人、バイクでコーナーを攻めてる人 (~-~;; も
いたりしますので、センターラインオーバーはしないように気を付けましょう。

あと、野生の猿(銚子渓の群から離れた離れ猿)が可愛くても
気性が激しいので窓を開けたり触ろうと車を降りたりしてはいけません。
人間が何か持ってるのを知ってるので車も囲まれます(笑)

山に雲がかかってるな〜という時は?
雲のかかった寒霞渓スカイラインこの先カーブです晴れていても、さて寒霞渓に行こうかな?と思う時に山に厚い雲が
たちこめているということも、珍しくありません。
風の強い日なら雲や霧もすぐに吹き飛ばされたりもするのですが
とにかく雲のかかった山道には注意!
センターライン3本先も見えないなんてことは、ちっとも珍しくありません。
必ずフォグランプかライトをつけてゆっくりゆっくり走ってくださいね。
左の写真は撮ってみたら結構前方が写り込んでるんですが
ホントの見え具合はもっともっと白くて明るい!
急に大きなカーブがあったりするので要注意。
太陽の丘の駐車場で30mくらい先に止まってたバスが
私からは全然見えなかったってこともありました。
近づくと、かすかにライトの灯かりが見えたので分かった位。
特にレンタカーなどの場合は車の色も白ですから
対向車に気付いてもらえないと衝突もされかねません。

あと小豆島滞在の日程が比較的ゆっくりな場合だったら天気予報を
チェックして晴れてる日に寒霞渓に行くことをかなり強くオススメします♪
やっぱり四国も本州ももちろん島全体もくっきりと見渡せる時に
行く方がうれしいですもんね。お天気の良くない日だと霧の中
真っ白の写真が撮れちゃうこともあるんです。。。(~-~;;
大部港・福田港ー寒霞渓に上がる道路

大部から寒霞渓に上がって行く道は幅が狭く、マイクロバスまでのサイズならば
問題なく上がれますが、道幅が狭い上に勾配もキツイので、こちらもローギア
使用で走行しないといけない箇所があります。
特にこちらは見通しの悪い所がたくさんありますので対向車に注意!
途中何箇所もカーブミラーがあります、木が道の左右に生い茂っていたりして
気持ちいいのですが油断禁物です。大きな車が来たらバックすることもあり。
福田港を結ぶ道路も道幅は狭い箇所が多いです。(こちらは出来立てでキレイ)

道幅が狭い道路

車1台が通れる幅に急に道幅が狭くなっている箇所が何箇所もあります。
地元の人は必ず一時停止して、対向車が来てないか確認してから発進
するところがあるのですが、後から突っ込むと必ずバックしないといけないので
譲り合いをしましょう♪。集落の中でお店やバス停がある所も歩行者に注意。
旧道や集落の中の道はどこも道幅が狭いです。

拡幅工事によって、ずいぶん道路事情は良くなって走りやすくなりましたが
田ノ浦の分教場跡から映画村に向う道や、山の中の遍路道は、ところどころにしか
待避所がないので対向車が見えたら幅の広いところで止まって待ちましょう。

お天気が激しく悪い場合

海辺の道で、風の影響を強く受ける地区では波をかぶる場合があります。
海のすぐ横を通る道では、満潮と台風の風で波しぶきをあびることも。
そんな時に遭遇するケースは少ないですが台風で満潮の時などは道路が
一部冠水して通行不可になる場合もあります。

漁港の灯台を覆うほどの大きな波が来ることもあります。
間違っても海に近づいてはいけません。(誰にも探してもらえません)
海沿いの一部の道路は荒天時通行不可となる場合があります。
町の中の道や橋の上でも海が近い場合は海風の影響を受ける道路も
ありますから特にバイクなどの場合転倒に気を付けましょう。

真冬の小豆島の山に用があるなら・・・

地元の私は、雪用のタイヤは持っていないので冬は山に行けません。
寒霞渓が標高約610m、四方指(美しの原高原)が777m、
星が城が817mあるので真冬は霜や氷が張ったりします。積雪もあります。
真冬の寒く風のない雨の日は山間部は雪ということも少なくありません。
特に夜間、午前中などは動けなくなる可能性もありますので
一応雪山装備をお忘れなく。さらに低い銚子渓の滝も凍ります。
多少の積雪ならば溶解剤を撒かれて午後には通行出来るようになることが多いです。

実は香川県は・・・

県土の狭さも、道路の舗装率も、交通事故の発生率も日本一 !クラス。
島に限って言えば小豆島でしか車を運転したことが無いという人も実は多いです。
教習所はフェリーで高松に通って取得するのでその期間は別ですが。
指示器を出すのが遅かったり、減速してるな〜と思ったら唐突にに止まったり
高齢ドライバーも多いので、のんびりゆっくり走っている分にはそんなに問題ないと思います。

高松市内を通って小豆島に来る場合は、自転車が時速30キロくらいで
歩道を疾走してる場合も時々あり、特に右折時に注意!です。
一応左右を確認してもあっという間に自転車が来ちゃいます。
車が行けると右折した途端横断歩道で自転車とガシャーンというのよく見ます。
あと、市内中心部以外では歩道と車道の境がイマイチはっきりしないのと
日本の中国!と呼ばれるほど自転車が多いこともあって
かなり走りにくいです。気を付けてね。

深夜、早朝は鹿やイノシシに遭遇することもあります。
鹿は多少賢い?ので山の方に逃げて行くような気がしますが
イノシシに関しては、どこで遭遇してもすごい勢いで道路を横切って行きます。
たまに、道路上でエサを見つけて?立ち止まっていることもありますが。
動物との衝突事故は自損事故扱いになるので、ご注意ください。

小豆島のガソリンスタンド

ガソリン代などはタンクローリーをフェリーを危険物車両搭載便としてチャーターして
運んでいるので、その分多少高くなります。
#草壁航路の危険物搭載便というのは、これなんですね

地元企業のガソリンスタンドは日曜日には休業している場合もあります。
祝日営業はお店によって異なります。

日曜日の当番店営業について

桟橋(土庄港周辺)地区 ・ 渕崎地区 ・ 大部地区
池田地区 ・ 内海(草壁−安田)地区 ・ 福田地区

と6ブロックに分けて交代で営業していますので特に問題ないのですが
例えば特定のメーカーのガソリンのカード(個人・法人)を使う場合は
土曜日までに給油しておく方がいいでしょう。
どこも19時から19時半くらいまでには閉店します。
18時半までにスタンドに行けば、まず間違いなく営業しています。
もちろん24時間営業のスタンドというのは存在しません。
セルフのガソリンスタンド(土庄町オリーブタウン、銀波浦)は22時閉店です。

ほとんどのスタンドが旧道または国道沿いにあり町の中心部や港にあります。
ただし坂手港にはありませんのでレンタカーを返す前の給油は内海中心部で。
寒霞渓に上がる場合は内海側は草壁と福田、土庄側は上庄と大部が
最後のガソリンスタンドになります、ガス欠には気を付けてね。
自動車保険のガス欠時のガソリン配達制度もありますが、すぐには来れません。

船で来て軽油をローリーで船の係留場所まで配達してほしいという場合は
時間指定で、事前予約をしておくのが間違いないと思います。

小豆島にある大手の石油会社のスタンド

出光 土庄町双子浦・小豆島町安田旧道沿い
コスモ 土庄町富丘通り(渕崎)、小豆島町池田、草壁港、福田
シェル 土庄港、小豆島町馬木
日石 土庄町上庄、北山、池田港、小豆島町池田、安田、福田
その他 土庄町吉ケ浦、大部港、マルナカ新土庄店、JA(一部の店舗のみ)など
セルフ 土庄町オリーブタウン、銀波浦

海辺の道をドライブ

フェリーに乗った時点で海は見えますが海辺の道を晴れた日に
ドライブすれば「島に来たなぁ〜」と実感するに違いありません。
海も山もいっぺんに見えるドライブには手ごろなサイズの島です。

さて、途中道が少々細いところもありますが小豆島の外周道路を
走っていたら海はずっとでないにしても見られます。
私が個人的に好きなのは、三都半島と田ノ浦半島。<小豆島の前足と後ろ足
三都半島の南端「地蔵崎灯台」は四国に一番近いところ。
眺めがいいほかには、何もないけれど(浜は下の方にあります)
この灯台の先は瀬戸内海の中でも特に幅が狭くて船の往来も
多いところなので行き交う船や、西に瀬戸の島々が見えます。
双眼鏡があれば対岸もよく見えるかも?

三都半島の蒲野から竹生に抜ける道は道幅が狭いけれど海や畑を
見ながらのんびりできます。竹生の手前では内海湾が一望できます。

田ノ浦の岬の分教場や映画村に向う道も道幅が狭い箇所がある上に
大型観光バスもたくさん来ますが小豆島を南側から眺めることができます。

坂手港を超えて集落を上がって行く道をずっと抜けていくと
大角鼻灯台に出ます。(ちなみにここも灯台の他は何もありません)
この道も、またここから橘峠に出る道も本道(国道)でないため
細く狭いのですが島の一番外周になるので、海が見えます。
このあたりは小豆島の東端にあたるので天気が良ければ淡路島も見えます。
(道路状況により、工事中通行止めの場合があります。その場合はう回路を)

土庄の前島(まえじま)と呼ばれる部分、土渕海峡から西の部分も
海辺を走る道があります。途中海水浴場が何箇所かあり、
トンネルを越えると高松が目の前だったり
千軒(せんげ)からはお天気のいい日には瀬戸大橋の陰が見えます。
小瀬(こせ)からは小豊島(おでしま)や豊島(てしま)が目の前に見えます。

三都半島にも漁港は多くありますが道路のすぐ横に船止めがあるのは
土庄の四海(しかい)地区。小江漁港では冬にはゲタ(舌びらめ)を
干している光景を見ることができ、この地区からはすぐ隣の有人島
沖の島に渡し舟も出ています。マイボートを持ってる人も多いようです。

もちろん、島の高い所を走る道路からも見晴らしがいいところでは海が見えます。
でも、運転してる人は見とれずにしっかり前を見てね(笑)

車での、だいたいの所用時間

土庄港−15分−池田港−15分−草壁港−15分−坂手港(国道436号経由)

土庄港−25分−大部港−25分−福田港−(国道安田経由)40分−草壁港

土庄港−20分−肥土山(ひとやま)農村歌舞伎台−10分−中山(千枚田・歌舞伎)
(中山)−10分−池田町池田

土庄港−30分−銚子渓お猿の国−10分−四方指展望台−10分−寒霞渓

寒霞渓−25分−大部港

寒霞渓−25分?−福田港

寒霞渓−(ロープウェイ)5分−紅雲亭

寒霞渓−10分−太陽の丘−10分−紅雲亭−15分−草壁港

草壁港−10分−マルキン醤油記念館−20分−岬の分教場・映画村

車をフェリーに乗せて小豆島上陸する場合

載ろうとするフェリーが予約受付対応であれば、ゴールデンウィーク、
お盆、正月、秋の紅葉シーズンなど繁忙期は予約をした方が良いです。
ただし、定期航路の人のみの乗船の場合には必要ありません。

土庄池田草壁行きフェリーについては、車であれば各港間の移動は
それほど大変ではないので、往復切符を買ってもいいですし
日帰り観光の場合、内海から入って、土庄から高松へ帰るなどで
旅程を組むと効率よく回れます。

ちなみに、小さい子供連れで乗るなら池田港の国際フェリーが
屋上遊具があったり、フェンスが柵になっているので抱っこしなくても
小さい子供が海が見られますので、便利だと思います。

ジャンボフェリーについては、サイトに記載されている期間内(お盆等)で
予約が必要と書かれていれば、人も乗船予約が必要になります。
小豆島坂手〜高松間でキャンペーンをしている場合などは車両の
乗船予約をしておいた方がいいと思います。