2010年12月。江口は初心に返りました。

〜江口とブッシュ・ド・ノエルの一日〜


小麦粉と砂糖と卵。


 クーリスマスが今年もやーってくるー♪
 楽しっかった できごっとを 引き裂くよーおーにー♪

 引き裂いたらイカンがな!

 はい、今年もそんな記憶違いの鼻歌を口ずさむ季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょう。全国的に記録的な寒波がおりてきて身動きのとれなくなったという方は江口の仲間です。

 それでは今年も始めましょう、クリスマス恒例企画。
 今回は初心に返って、誰もが知ってるクリスマスケーキ、ブッシュ・ド・ノエルを作ってみることにしました。

 ブッシュ(長いので略す)とは?
 丸太に見立てたクリスマスケーキ。ロールケーキの周りにココアなどで茶色に着色したクリームを塗って木目っぽい模様をつけたものが一般的。
 なんで丸太に模す必要があるのかは、ウィキペディアでも見てくれ。

 そして我々の小さい時の手作りクリスマスケーキといえば、ブッシュだったのです。
 スポンジ生地を一から作るのはレベルが高すぎる。今の時代みたいにスポンジが市販されていない。簡単に手に入るものとなると、それはロールケーキしかなかったのです。
 ブッシュの意味もノエルの意味も知らなかった幼い我々ですが、ロールケーキの端を短めに斜めにカットし、それを本体の上に乗せ、枝のように見せるテクニックは知っていたのです。
 あと、これね、21世紀の今でも、材料費すんごい安いの。だって土台とクリームだけ。イチゴのケーキとか作ろうとしてごらんなさい、イチゴ分が必要になるから。

 しかし江口は、仮にもココに載せる企画であるので、ロールケーキから作りますよ。

 そもそもに、以前から気になっていた製菓材料があるのです。

 

 共立食品・クリームオブタータ。
 これはいったいなんぞや。
 メレンゲ安定剤です。泡立てた卵白をしぼまないようにさせる、要するに食品添加物。こんなものがあるの、初めて知りました。
 いやぁ、食品添加物かー、あんまりこういうのを使うのもなぁ、と考えましたが、ベーキングパウダーも添加物だってのに何を今更、ということに気付いて抵抗がなくなりました。
 というわけで購入ー。江口が買った時は1箱199円でした。

 

 〜12月25日にここまで更新〜

 

 いかんなあ。クリスマス当日までには更新終わらせようと思ったんだけどなあ。眠くて。
 夜は眠い。健康的な生活だよ。

 なのでもうちょっと待って。とりあえず本当に作ったことの証明はしておく。

 

 はい、日付も変わったところで話の続き。

 というわけで、ロールケーキから作ることになりました。

ボウルに全卵を割り入れて、湯煎にかけて泡立てー。
混ざったら、砂糖と小麦粉ー。
200度のオーブンで焼きますー。
くるくる巻いて、例の枝部分を。
あとは、クリーム塗って、飾りましょうー。

 ‥‥‥‥。

 ‥‥‥‥‥‥‥‥。

 

 メレンゲ使わないし!!

 あれー、スポンジケーキって、メレンゲ使わなかったっけ。記憶違いか。
 じゃあ、メレンゲはまた別の機会に、ということで。

 何はともあれ、出来上がったのでイタダキマス。

 

 もちろん、枝から取る。

 いやいや、初心者にしては上手に巻けました。こんだけ渦巻いてたら、上等でしょう。

 たとえ、

デコペンの先端が裂けてデコレーションどころじゃなくなったとしても。

土台の底の方にクリームが塗れてなかったとしても。

ゼラチンを溶かすべく電子レンジにかけて、
唯一のタブーであるところの沸騰をさせたとしても。

ゼラチンをやり直すも、クリームと混ぜた途端分離して、顆粒状になったとしても。

 

 〜予告〜

 さーて。来年のえぐぴょんはー。

 レッツトライ、レープクーヘン。

 レープクーヘンとは?
 ジンジャーブレッドのことのようです。
 ジンジャー、つまり生姜。ブレッドはパン。

 それで思い出しました。江口が昔に持っていた絵本。『スキャリーおじさんのどうぶつえほん』。
 その中にあったおはなしのひとつ。『しょうがパンこぞう』。

 そうか、ヤツがレープクーヘンだったのか。

 というわけで、来年のクリスマスのために。

 買い直しました、どうぶつえほん。とりあえず1冊だけ。アマゾンの中古で300円。
 実はヤフーオークションで改訂版全15冊が100円スタートになってたのを買おうと入札してたら。

 1週間後に2万円になってて腰が抜けた。

 

 では来年。

 

 

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