2023年10月。江口は思いつきました。

〜江口と栗の一日〜


メリー栗スマース!

 メリークリスマース!
 
 そう、このコンテンツは、クリスマスのためのものなのです。
 そして我が家に、栗が届きました。
 江口の頭によぎったワード、それが。

 メリー栗スマス!!

 今年のクリスマス企画は栗です、これで行きます!!

 さて、改めて今回の内容についてご説明します。
 まず、我が家に栗が来ました。正確な量は数えてないが、100個ぐらい。
 義両親が趣味で畑を借りて家庭菜園をしているのですが、この借りている畑というのが山の中、栗の木やらビワの木やら梅の木やら、いろんなものも植わっている。意図して植えたのか、勝手に生えてたのかは不明。
 で、季節ごとにこうやって成ったもののおすそ分けをもらうのですが

 栗なあーーー。

 いや、栗好きだよ、美味しいよ。
 でも、100個とか、どないせえと。

 まず、皮を剥くのが一苦労だ。よく、「熱湯にさらしたら」「冷凍したら」「圧力鍋で煮たら」云々、簡単な皮の剥き方の情報が回ってくる。
 でもな。
 固くて表面の凸凹している果実を100個皮剥きせなならんのやで。
 これ、湯剥きトマトでも泣くわ。熱湯にさらしてツルンツルン剥けるトマトでも、100個は勘弁。

 あと、栗って、使い所がない。
 試しに[栗 レシピ|検索]してみなよ。
 ヒットする情報は、『栗の皮の剥き方』と『栗ご飯』『栗の甘露煮』だけだ。
 栗を貰う直前に、夫の実家に行っていて、そこですでに栗おこわ食べて、あと甘いもの三昧の生活だったので、栗ご飯も甘いものも今は要らない。
 たまに煮炊きするようなレシピがあるけど、栗ってちょっと加熱したら、すぐボロボロになるのん。ジャガイモぐらいに煮崩れるの。ほんま、サッと炊いてすぐ食べきるようなものでしか、活用法がない。
 
 しかし貰ったからには食べねば。なお、30個ぐらいはわしの実家に放り込んできた。それでも残り70個。

 では、本腰を据えて、栗との格闘を始めましょう。

まず、「皮を剥くのがもうイヤだ」ということで、皮を剥かずに作れるレシピから。
焼き栗です。
20個を、まずココで消費することにしました。
これでも、皮に切れ目を入れる作業に難儀する(固い)。
でも切れ目いれないと、さるかに合戦みたいに弾けられても困るからな。

切れ目を入れて、オーブントースターで何分か。
何分加熱したかは不明。
タイマーが15分で切れる、それを4回ぐらいしたかもしれん。
なにせ中が焼けたかどうか、確かめようがないから。

→ま、だいたいこんなカンジで焼き上がり。

 で、焼き上がったのはいいんですよ。
 焼き上がったのはいいんですが。

 これ、どうやってサーブしたらええのん?

 手なんぞで皮剥きできへんよ?
 皮剥き器使おう思ったら、中の身がぐずぐず崩れるよ?
 みんなどうやって食べてるのん、と思って調べても、生栗の皮の剥き方ばっかり検索ヒットして、焼き栗の皮の剥き方は見つからない。

しょうがないんで、半分に切ってスプーンでほじくって食べた。

味は、まあ、栗。

 はい、栗を焼いている間に、残りは皮を剥く作業に入ります。

 過去にいろいろ試して、わしのベストと思うのは、圧力鍋で煮る方法な。

こちら、栗専用皮剥き器。
下準備として、栗の先端をちょっと切る。
圧力鍋に湯を沸かして、沸いたところに栗を放り込んで蓋をし、加圧2分。
2分経ったら、圧力鍋に水ぶっかけて圧抜き、栗も水にさらして即冷却。

水から茹でてたら、ごんごん加熱されて中まで火が通って、皮を剥く段で実がぼろぼろになる。

で、このやり方で、鬼皮は先の皮剥き器を使ってスムーズに剥ける。

鬼皮は剥けるが、渋皮は剥けん。

加熱時間をもうちょっと長くしたら、渋皮まで剥きやすくなるのだが、まあこの時点でまだ「渋皮煮を作ろうかな」って色気があったので、可能性を残してみた。

渋皮は包丁でちまちまと剥き、半分まで剥いて力尽きた。渋皮付きはそのまま冷凍庫へ。そのうち使う。

 さて、この皮を剥いた栗ですが、何を作るかと言うと。

 このレシピを見つけたから、作ってみたいなあと思ったので腰を上げたと言っても過言ではない。

 大学栗。

 大学芋の、栗バージョン。

 栗は揚げてもおいしいよ、というか、さつまいもと同じ扱いをしたらいいよ、ということに思い至りまして。 

低めの温度の油で揚げる
(表面のカリッ感を目指してたら、けっこう時間かかった)
フライパンに砂糖大さじ3、酒大さじ1、みりん大さじ1、醤油少々を入れて煮詰めたところに揚げた栗を放り込んで、ええ感じにする。
これは、撮影をしようとしたら娘ちゃんに
「栗とクリーパー」って言いながら置かれたクリーパー。

 食べてみました。
 おいしかったです。
 でも、栗の粉っぽさが、うっぷすっぷします。さつまいもの大学芋のほうが好きです。てゆうか、今まで大学芋を雑に作ってて、きれいな飴がらめができなかったのが、今回、この大学栗のためにきちんとレシピ調べて計量して作ったら、パリパリのおいしい飴がらめができた。それが今企画の収穫。今度からちゃんと作る。

 さて、ここまで作りまして、困ったのが最初の焼き栗。

 半分に切ってほじくって食べるにも限界がある。どうにか処分しよう。

 ということで、とりあえず中身をほじくった。

ほじくるのも、これまた時間がかかるのな。
20個近い量をほじくって、だいたい180gぐらい。意外とあった。
きんとんにでもするかー、と、だいたい半量ぐらいの砂糖を入れて、火にかけて潰しながら練る。
裏ごし? なにそれ、知らん。
ねっとりしてきたところで、本来なら1個分ずつ茶巾ででも絞って形にするんだろうが、アイスボックスクッキーの如く切り分けるやり方を知ったので、採用する。
ラップにくるんで、しばし待つ。
冷めたところで切ってみた。
ぼんろぼろ。
知らん。

 と、ここまでで、栗スマス企画第1弾が終了しました。
 続きまして、第2弾。

 冷凍してた渋皮付きの栗を処理します。

 冷凍庫から出してボウルに移し、熱湯をぶっかけて冷めるまで待つ。
 こうすると、渋皮もツルリと剥ける。

 が、表面がでこぼこしていて大量にあるのには変わりない。
 泣きながら剥く。

 で、最終的には栗おこわ。

わたくしはいつも、圧力鍋で炊いております。

もち米3合に、うるち米1合。あずき市販袋半量。塩少々。皮剥いた栗。水適宜。

下準備一切なし。思い立ったその場でもち米を取り出し、あずきの袋を開ける。

@あずきは1回渋抜きで茹でこぼして、新しい水を適当と塩を入れて、圧力4分。

A炊きあがったら鍋に水ぶっかけて急速圧抜き。

Bあずきをザルに上げて煮汁と分けたら、あずきを鍋に戻して、更に洗ったもち米・うるち米、塩少々を入れて、混ぜる。

Cいちばん上に栗を乗せる(無くてもいい)。

Dあずき煮汁に水を足して4合分にして、鍋に入れる。

E加圧4分のち、自然に圧が抜けるまで放置。
うまーーー。

 赤飯うまいよね。
 なんだかんだで、赤飯がいちばんうまいよね。
 ちなみに、栗おこわと同じ要領で、さつまいもおこわも作れる。昔、無性におこわが食べたくなったけど、材料が何もなくて雑穀米の素とさつまいもで作ったら体裁が整ったことがある。うまいよ、さつまいもおこわ。

 てゆうか、クリスマスだってキリストさんの聖誕祭いうてるんやから、赤飯炊いたんで正解やろ。

 赤飯うまいよな。

 ではまた来年!
 よいお年をー!





 

  
   

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