作業開始から1時間が経過しました。
終わりません。
型に詰めて、外して、並べて、手が糖分でべっとべとになりながら、気が付けば1時間。
材料を混ぜる作業は15分で終わった。んもう、その後が。
あのね、砂糖ってなんかすごいな。手の表面、ぬるぬるでコーティングされていく。洗っても洗っても取れん。
天板1枚使って、これで半分。 | |
地獄とか言いながら、追加でピンクのも作った。だって真っ白ってのもつまらんじゃん。 上白糖30g・和三盆30g・寒梅粉30g・食紅で色を付けたしとり蜜大さじ半分ぐらい。 なんで「ぐらい」かというと、んもうテキトーに作ったからだ。 |
ところで型を抜いてみて。 松と桜は、線が多いせいかキレイに抜けなかった。 ま、干菓子を作ろうと思っててその型を、作る直前に水洗いしてまともに乾かさずに使ってたらそうなるわな。 |
梅と菊は線が単純だからか、キレイに抜けた。 なので作業の後半は、コレばっかり作ってた。 一度に6個抜けるところを4個にしてたんだから、そりゃ作業の時間もかかるわな。 |
さて、半年と2時間ほどかかって、ようやっと作業が完了しました。
あとはこれを乾かすだけですが、はて、どのくらい乾かしたらよいのやら。
洗濯物とかと同じと考えたらいいかな。
乾いたか乾いてないかはさておき、とりあえず出来上がったものを試食します。ぱく。
‥‥えっと、言うていいですか。
江口、これまでの人生に於いて落雁を食べた記憶がない。
よって、これが正しい落雁の味かどうか、判断が付きません。
とりあえず、甘い。あと、寒梅粉(もち米)の味がするので、風味が最中の皮みたいで。
えっと、これ、落雁で合ってますか? 落雁ってコレでいいんですか??
まあいいや。完成写真撮ろうぜ、写真。どうせ画像じゃ味は分からんし。
※冒頭の写真
※撮影後はスタッフがおいしく頂きましたの図。
はい、無事撮影も終わりました。
それでは、この大量に出来た落雁の消費を致しましょう。
ここで用意いたしますのが、フードパックとシリカゲル。
ええ、もう、この計画のために、連休の休日ひとつを潰して、遠方の業務用品専門店に行ってきたさー。
容器買い揃えて、500円ぐらい。その結果がこちら↓
我ながら「どこの業者だ」と思いますね。
わしの職場投入用に、1パックに3個入り×12パック。
ママンのところに持っていくのに、1パック5個入り×8パック。
我が家にあと30個ぐらい残した。えーと、計算したらいくつだ? 結局わしはいくつ作ったのか?
そうやって各方面に味見させましたが、誰からも「これは落雁と違う!」とツッコまれなかったので、コレは落雁で正解なんでしょう。
以上、今年のクリスマス企画は無事成功という結論で、この項を締めくくらせて頂きます。おつきあいありがとうございました。
〜〜〜追記〜〜〜
職場で配っての、反応。
みんな落雁って、知らない。「落雁って、なに?」ってほとんどの人から聞かれた。「和三盆の、アレ?」って反応も。いやいや、そんなイイもんじゃない。
そして、「落雁って、アレでしょ? 『はくせこ』」って言われて気が付いた。
そうそう、うちの母親とか、言うわ、『はくせこ』。仏壇に供える、蓮の形の砂糖菓子。見たことはあるが、食べたことはない。そもそも、アレはあくまで仏壇の飾りであって、食べるモノじゃなかった。蝋細工に置き換えてても良かったかもしれん。
なので『はくせこ』と『らくがん』は同じものなのか。調べてみましたwikipedia。
ああ、言うみたいね、『はくせつこう』とも『はくせんこ』とも。そしてはくせつこうの代表的な菓子が、越乃雪。食べたことある、めっちゃうまいヤツや。おいおい、あんなイイもんと一緒にしたらアカン。
なお、江口の作った落雁は寒梅粉を使ったので、やっぱり はくせこ とは別物であるようだ。