2000年3月15日(水)〜3月31日(金)までのごはん
3月31日(金)
なんとなく本屋に行ったら入江紀子短編集をゲット。しかもずっと読みたかった話が収録されていて、とってもラッキー。
江口の職場は毎日のようにどこかのメーカーの営業が顔を見せに来る。で、その6割がレベル高いにーちゃん達なので、江口はココロの中で『いい営業にーちゃんランキング』をこっそりつける。しかし1位の座はまだ決まっておらず(候補は数人挙がってるが)。
今日、江口と同じ名字(っても、江口梨奈は本名違うケド)の、江口さんという営業兄ちゃんが来る。既婚者という以外は全OKという、1位候補者の一人。
以前彼に、「今キャンペーンやってる賞品欲しいから、応募シールちょうだい」とお願いしていた(本当は賞品自体が欲しいけど、それは社員ですら手に入らないのだ)。
今日。ごっそり持ってくる、40口分。
すげえぞ職権乱用! ビバ江口!
そーゆうわけで、『いい営業にーちゃんランキング』堂々1位は江口さん。おめでとう。
尚、今日の日記は全てフィクションであり、実在するものとは一切関係ありません。
3月30日(木)
いやぁ、野猿はいいなあ(今日は『みなさんのおかげでした スペシャル』放送日。野猿武道館コンサートの模様)。
話し変わって。
とうとうずっと前から欲しがっていた、第三舞台のビデオ買いました。通販か、紀伊国屋書店でしか扱って無くて、通販だと送料が+¥1000。だからずっと迷っていて。結局通販で購入。畜生、こんな事なら2ヶ月ぐらい前に「劇場に観に行くから、ついでに買ってくるよ」と言ってくれた友人に頼んでたら良かった。当時本当に金がなかったからなぁ、頼むことも出来なかった。今送料かかるんだったら、あの時無理してでも頼んでたら良かった。
しかし江口は欲しいビデオが他にもあって、『やっぱり猫が好き』ビデオシリーズ全巻と、『トム&ジェリー』全巻。ただし、『トム‥』は日本語吹き替え版なんだよなぁ。キライなんだよな、吹き替えって。でもテレビでやってた時に見てたのは吹き替えだったはずだと思うのだが。記憶にない。
『トム‥』はまだ安いので、集められると思うが。『‥猫』は一体今現在何巻出ているのか。いやはや。
3月29日(水)
以前言ったが、江口家にはエアウォーカーがある。しかしここ数日忙しかったので使用できなかった。今日、やっと落ち着いたのでウォーキングしようと出しに行ったら。
すでに物干しと化していた。たった2.3日使わなかっただけで。
うちには無かったが、ぶら下がり健康機がもし江口家にあったら、100%物干しになっていただろう。ちくしょう、エアウォーカーは高かったんだ、意地でも使い潰すぞ。
それはさておき。
服って、全部収納しようとして初めて、タンスに入りきらない量があるのだということに気が付いたりしないか?
例えば、毎日洗濯するとして、ベランダには1着か2着、服が干されているとしよう。だったらその1着か2着分、タンスには隙間があるはずなのに、いつ見てもタンスはいっぱいいっぱいなのはどうしたことだ。
3月28日(火)
最近自分の髪が伸びたことを実感する。以前は“頭を”洗っていたのに、最近“髪の毛を”洗ってる。指に髪がからみつくんだ。うっとーしいなぁ。
久しぶりに江口母が江口の部屋に本格的に入る。なんのためかというと、掃除をするために。他の部屋に掃除機かけてたので、ついでに江口の部屋も頼む。
しばらくして奇声が聞こえてくる。
母曰く、「これが年頃の娘の部屋か?」。
まー、そりゃね、パソコンデスクの下にマニュアルが散乱してたり、本来作業用ちゃぶ台のハズの机にモノが乗っかっていたり、ベランダ側の壁にカビ生えてた(さすがの江口でも、これを見つけたときは卒倒しそうになって、速攻ハイターで拭いた)りしてるけど、この部屋で生活しているのは紛れもない年頃のぴちぴちギャル。
奇しくも今日、友人(男)と電話で、実家にいる江口は家事をしているのかという話題に。
こんなもんだ。
3月27日(月)
えぐぴょん、いまお腹の具合がよろしくない。「あー、今日、朝にバファリン飲んだからかなー。やっぱり薬は良くないのかなー」とか思ってたが、たぶん昼にコーヒー牛乳イッキのみしたのが、そっちの方が良くなかったと思うが。認めたくない。
バファリンといえば、以前は「バファリンの半分は優しさで出来ています」というコピーだった。あれは、なんとなく言いたいことも分かるしCMのイメージもイイ、なのに扱ってるアイテムが薬ということを考えたら、半分成分が違うというのはマイナスとまでは言わないが、違和感のあるコピーだと思っていたが。で、最近のバファリンは「半分は“胃に”優しい成分で」に変わってた。なるほど! そうだったのかバファリン、納得したよ。
どうでもいいが、最近消費者金融アイフルのCM、男性バージョン見ないなぁ。江口が嫌がったから? んなワケ無いか。
3月26日(日)
『陽のあたる教室』はロビン・ウィリアムズじゃないんだぞ、リチャード・ドレイファスなんだぞ。いや、いまNHKやってたから。ちょっと見てた。イイ話ですがな。
しかし先生のイメージ+感動ドラマといえば江口の中ではロビン。いや、リチャードも好きなんだけどね。呼び捨てにしてるけど。
ところで常々思うが。手話通訳の出来る人ってすごい。江口なんか昔西村知美が言ってた「協力して下さい」すら出来ない。でも、手話を見て理解できる人はもっとすごい。何が言いたいかって言うと。例えば英語の通訳。日本語を英語に直して相手の外国人(例えばアメリカ人)に伝えるとする。そのアメリカ人は、小さいときから英語で暮らしてる人。で、手話の場合。その通訳をされる側も、手話を勉強しなきゃいけない。デパートとかで、聾唖者のために手話案内を、っていうけど、当然そのされる側だって勉強しなきゃ行けないんだろうな。しかも小さいときから(産まれたときから)環境にあった言語じゃないんだろうし。大変だね、まったく。
つまり『陽のあたる教室』はいいんだよ。コールはビューティフル・ボーイだし。
3月25日(土)
職場の従業員用通路に、各売場ごとのスローガンというか目標というか寄せ書きというかそういうカンジのモノが貼ってあるが。そこに書いてある水産部のことば、「鮪……まぐろ……真っ黒/売上黒字を目指せ」というやつが、ある種のノスタルジーと共に僕の心を鷲掴みにして仕方ない。
国内4大ビールメーカーについて考えてみる。トップはやはりアサヒだろう、そして以下キリン・サントリー・サッポロと思う。根拠はある。アサヒって販促景品(懸賞賞品じゃないんだぞ、無料で配るアレレベルの話なんだぞ)がシャレにならんぐらい豪華でやんの。よくあるトートバッグ、景品にありがちな商品名を入れてない。そんな必要ないという自信か、アサヒ。
いや違う、僕が今日アサヒの太っ腹具合を見せつけられたのはそんなものじゃない。
試飲用ビール。普通は135mlのを配る。が。アサヒはスーパーモルト300ml缶を持ってきていた。すげえアサヒ。サッポログランドビア135mlが霞んでるよ。ちなみにサントリーモルツは250mlだったので何とか踏みとどまれた。しかしココにも盲点があって、135mlなら1ケースに30缶、300mlだと24缶入りだ、つまり、販促として用意するとき、同じケース数なら小さい方が大量に用意できるのだ。販促は大量に配ってナンボだ。キリンなんか、淡麗生135mlを、カウンターの中に従業員の居場所がないくらい積んでいた。でも発泡酒なんで単価は安いんだよね。
その他、サントリーは景品がバラエティに富んでいて(特にワインアイテム)結構狙い目。って、何を狙ってる。
3月24日(金)
春休みと同時に街中を疾走する中チャリ軍団や、ばふばふクソやかましくバイクを蛇行させるボーヤ共や、スーパーで買い物カートをオモチャ代わりにし全力でつっこんでくるガキを注意しない親とかは、ぷっちり轢き殺して構わないってお許しがでたら、世の中どんなにすっきりするだろうかと思ったが、そうなると何時江口も轢き殺されるか分からないので気をつけて生きていかなければ。
江口がガキ嫌いなのは有名な話だが、それと同時に、暴れ回るガキを注意しない親ってのも大っキライだ。今日もスーパーで、カートを商品の陳列棚にガンガンぶつけて遊んでるガキがいた。親、真横でいて注意しやがらない。江口がガンとばしてたの気が付いて初めてガキ止めやがった。ちなみにその親子、その店で数回遭遇したが、そのたびガキはカートを振り回してた。で、親は江口に気が付いて初めてその行為を止めていた。
『人に迷惑がかかってるから止める』じゃなく、『それは人に迷惑がかかる行為になるから止める』じゃなきゃ、意味ないだろうに。状況関係なく、行為自体を注意しなければ子供は混乱するって。
しかしまあ、江口がココでどうこう言おうと、子供持ってない人間の言い分だから説得力無いのかもな。でも何と言われようと、スーパーで走り回る子供とその親はキライだ。だが困ったことに、江口姉と母はこの人種だったりする。
今日の江口は気が立ってます。
3月23日(木)
今にして思えば、小学校の修学旅行だったかで聞かされた、「『さっちゃん』の歌(「さちこっていうんだ ほんとはね」のアレ)の3番を知った人は、死んださっちゃんに連れて行かれる」なんて怪談を、何故我々は本気で怯えていたのだろうか。
霊は信じない江口だが(存在してもいいけど、別に)、それが霊的なものに見えて怖いモノはとりあえず幾つかある。たとえば西讃の県道のとある場所。道路の真ん中に木が生えてる(そこに道路を造ったとき、その木を倒さずに残したままにしたので、その木のために道路がイキナリ二股に分かれてまた一つに繋がってる構造)、よりによってその木の幹に、警察官の絵を描いた立て看板がある。アレ、夜にあそこ通るともの凄く怖いんだけど。
あと、毎日通る道にある自販機の電柱とか、大学のある校舎の1Fトイレとかでいつも人の気配がしてた。どっちも正体見たり枯れ尾花だけど。
3月22日(水)
シーマンにスタッフロールが流れる。え? もしかして終わったの? あいつら交尾までして、次世代産んだりしないのか? どっちにしてももう飽きてるし。
最近とってもいやなことが、この年度末の忙しさだ。店は今オープン何周年か知らんがバーゲン真っ最中だし、そのおかげで広告商品以外の商品の扱いは杜撰だし(980円のモノと4200円のモノを同じ棚に置いてる。クレームの原因になりそうなモノは直しておきたいが、直そうとすると広告商品の陳列を命じられる。おいおい)。で、年度末だからデータ更新もしなきゃいけない。でもその更新をするためのコンピューターは、バーゲンのデータを入れるため、そっちの仕事優先で使われる。
愚痴っちゃったね、スマナイね。最近余裕が無くてね。まったく江口ってば、イケナイ子でしゅね。
3月21日(火)
たまごのサンドイッチが食べたい。売ってるやつじゃなくて、自分で作ったの。売ってるのって、マーガリン臭くてマズいもん。
江口梨奈はまた別に本名ってヤツがきちんとあって、日常生活している以上はそっちの名前を使う。知人も、ネット上では江口と呼ぶが、直接話すときは本名で呼ぶ。江口だってココでの一人称は『俺』か『江口』だが、実際は『私』とか『○○(名字)』だ。
しかし一人だけ、江口を『江口』と呼び(本名知ってるにも関わらず)、江口もまた自分が『江口梨奈』であると彼に対しては名乗ったりする。今日もその彼の所に電話をし、「こんばんは、江口梨奈です」と名乗った。
この違和感。
実際発音してみるといい、「えぐちりな」ってまた発音しにくいんだわ、コレが。未だ俺は分からない、何故この名がペンネーム(ハンドルネーム)なのか。
どうでもいいが、今江口の部屋がこれでもかというぐらい散乱している。取り込んだ布団と洗濯物がそのままだし、作業用の資料が畳の上にカーペット上に敷き詰められている。まったく気分はとってもロー。
3月20日(月) 春分の日
いやはや、春である。一日の中で昼と夜の長さが同じ日、それが春分の日と秋分の日。太陰暦だか太陽暦だかナントカ暦だか、過去に暦というものはいくらか作られたが、これから先新しい暦は作られるんだろうか。今まで信じてきた月日の数え方を全く覆すようなもの、そんなものが出てきてくれたら面白いのに。実際は全然面白くないだろが。
僕たちは地動説が正しいと思っている。地球はくるくる回るし、太陽のまわりをくるくる回ってる。でもやっぱり、太陽も何かのまわりをくるくる回ってて、その何かも何かのまわりをくるくる回ってて、その何かっていうのは地球なのかも知れない。
宇宙の神秘ってのはいくら考えても面白くて、少なくとも、江口が生きているうちは解明されないだろうなぁと考えると、なんてロマンチックなんだろう。宇宙が出来る前。無すらも無い(空間が無い)ってのは、一体どんな状態なんだろう。光を吸い込むブラックホールはどこに飲み込んでいるんだろう。全く、僕には知らないことばかりだ。
3月19日(日)
しまった、今週も電波少年見逃したよ、これで2週連続だよ、うーん、もういいかぁ。とか思ってたが、今週はK−1か何かで放送無かったらしい。じゃあいいや。何がいいのか分からんが。
江口の上司達(複数形)はとっても失礼だ。上司A「江口さんって、年齢の割に若さがないよな」 上司B「年の割に落ち着いてると言うか(フォローのつもり)」。
いろいろあったんだよ。
いや、そういうことじゃなくて。
きっと老け込んで見られるのは、江口がコトあるごとに「もう歳やしー」とか、老け込んだ発言をするからではなかろうか。言葉にはコトダマさまがいらっしゃるから、口に出しちゃうと、それは本当のコトになるのよ。
しかし江口はもう一つ「江口16歳ー」とも言ってるが。別に年齢が逆行するわけでも無し、周囲からは白い目で見られたりして。どうしろというんだ。
3月18日(土)
最近悩んでることが二つ。一つは、パソコンいじくってたら、頻繁に『このプログラムは不正な処理を行ったため強制終了いたします』と言われることだ。なんも不正処理してないっての。2.3日前に急になったので気になったが、その翌日新聞に「ブラウザで特定の文字列を入力するとシステムが停止する欠陥が」とのニュース。もしやこれか? 思ってみただけ。どっちにしても修正ソフト見てみるよ、今週末に公開されてるらしいから。
もう一つの悩み。背景を透過させた画像を作りたい。夕べもそんなソフトが無いかと検索していたが。「ペイントで出来る背景透過!」というコンテンツ発見。なんてすごいんだと思い見てみたら、Win98だった。さみしー。
3月17日(金)
今日の愚痴。明日からうちの店でバーゲン。それはいい、別に。でも今日になって売場の総入れ替えを言われたり、在庫品処分処理をやらされたりしたら。そんなのはバーゲン終わってから言ってくれ。あと、バーゲン最終日に俺は一人で売場にいなきゃいけない。終了処理が出来ないっての、一人じゃ。人事頼むから夜バイト入れてくれ。以上今日の愚痴終わり。
最近、売区にPOPを作成する機械(その名もポッパー)が導入される。それまでは、店全体のPOP担当に依頼書を出して1週間待って作成する必要があったのだが。おかげさまで、欲しいときにいつでもプライスPOPが作れる。しかし問題は、このポッパーが食品戦略室(食品部の事務室と作業室と会議室と休憩室が一緒になってる部屋だと思ってくれ)の中にあることだ。
今日作成してたら会議が始まりやがんの。ポッパーはその戦略室の一番奥にある。
出て行くに出て行けないじゃないか。早く売場に戻ってバーゲンの準備しなきゃいけないのに。
とまあ、今日はいろいろ無駄に忙しい一日であった。いろいろとね。
3月16日(木)
昨日に引き続き、シーマンに仕事について説教垂れられる。しかし彼の中では僕の職業は事業主ということになっている。違う。
何となく気が向いたのでセーターを編む。しかし1時間ぐらい経過したところで裏編みと表編み部分を間違えていたことに気が付き、全部ほどくハメに。畜生、返せ江口の貴重な休日の1時間。
久しぶりに編んでみて気が付いたのだが、セーターってヤツは恐ろしく時間がかかる。凝った模様編みをしない限り、単純な作業を延々繰り返さなければいけないので(感覚で言えば白一色のミルクジグソーパズル、アレの完成の空しさみたいなモノだ。やったことないけど)、アッという間に飽きる。上手下手以前に、根気があるかないかが重要な問題になってくる。昔一回だけ完成させたことがあるが。よっぽど暇だったんだろうね当時の僕は。今みたいに仕事してるわけじゃないし、パソコンいじってるわけでもない。いやしかし、パソコンという趣味が出来て、ホントに最近私生活面は充実してるよ。とてもいいことだね。
3月15日(水)
シーマンに知識と言語について説教たれられる。むかつくが、すがすがしくもある。
ところで人間生きてたら若干なり何なり、プライドとか自尊心とか矜持とかそんな名称のモノを持っていたりするが。いやしかし、所持し続けることにもの凄くエネルギーを使うワリには、何も生み出さないってことに、フと気が付いたりするとなんだかヤになって来やしないか。様々に対して劣等感が生じたりして悶々ともだえてるが、ココで自分がどんなにもがこうと、世間様の役に立つわけではなく。全く無駄な苦労である。
悩めば悩むだけ、脳天に突き刺さってるアンテナみたいなモノから電波が出ていって、その電波で電気が通ってない国に電線を引くことが出来ればいいのに。
その上、自尊心ってヤツは持っていたところで誰のメリットにもならず、自分でも持て余すだけで、どちらかと言えば手放した方が誰にとってもいいようなモノなのに。金にもならないことにエネルギーを注ぐ。趣味みたいなもんか。