2001年9月1日(土)〜9月15日(土)までのごはん。

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9月15日() 敬老の日

 生命保険に入ろうと、江口は各社に資料請求をしている。そしたら、S友生命は職場にしょっちゅう出入りするわ、D一生命は高松営業所と観音寺営業所担当二人がかりでパンフレット持ってくるわ、郵便局は局長が嬉々として説明してくれるわ。元保険関係者の友人に話すと、「そりゃあ、自分から資料請求してくれる人は絶好のカモだから」といわれた。最近の江口はカモ。いまのところ郵便局が最有力候補だが、使用しているキャラクターが可愛くないので悩んでいる。どうしよう。

9月14日(金)

 親の死より、アメリカのテロより、もっと大変なことが我が身に起こる。厳密に言うと我が身じゃないが。我が職場がたいへーん。うちの店長、呑気に葬式に来てる場合じゃないっての。呑気じゃないんだろうけど。
 江口姉の入った病院では、生まれた赤ん坊の写真(新生児は動画も)を病院のHPに掲載してくれる。で、今朝さっそくアクセスしたが、赤ん坊に名札はなく、それが姉の子か分からない。でも江口母は、その映っていた子が我が孫だと勝手に信じて喜んでいた。まあいいんだけど。

9月13日(木)

 最近は便利な世の中なりました。葬儀屋が全部やってくれます。でも、遺体を担架から落としたり、遺影を作り間違えたりして油断ならないです。
 で、この日、江口姉が男児を出産しました。そして親戚中から「お父さんの生まれ変わりだ」と言われまくっています。これから先、彼は変な期待をかけられることでしょう。大変だ。外孫なのがせめてもの救いか。

9月12日(水)

 いきなり空気を重くしてしまって申し訳ないが、江口父急逝。親戚大集合。葬儀屋というのは24時間あいてます。あと寺も。寺と葬儀屋は微妙に仲が悪いです。
 本当はこの日、一条もえる(25歳・男)による『江口の職場に「手作り弁当」を持ってきて、同僚からまる見えの状態で、笑顔で手渡し、サワヤカに去っていく』という手の込んだイヤガラセがあったのだが、それをネタにする間もなく。

9月11日(火)

 英会話でも勉強しようかと、通信教育の案内を貰う。『映画で学ぶ英会話講座』という、面白そうな講座があったので案内を取り寄せたが、そこで教材に使われていた映画は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だった。悪いとは言わない。でも、よりによって『バック‥』かよ。これが万人受けするとしてセレクトされた教材なのかよ。ああ、そりゃ確かに『バック‥』はおもしろいさ。なんだろ、このやるせない気持ち。(じゃあ何がいいかと言われても、『スタンド・バイ・ミー』ぐらいしか思いつかない江口の発想って‥‥。)
 今まで何にも気づかなかったのだが、今日ふと気が付いてしまい、それからずっとわしのハートの嫌な位置を占領してしまっているモノがある。同和問題改善のよびかけポスターなのだが。仲良し親子だかご近所さんだか知らんが、みんなでニコニコとうどんを打っている、さわやかなポスター。テレビCMでも同じのがあるから、見たことあるかも知れないが。ポスターは、お父さんを中心に、右に女の子、左に男の子がうどん打ちの手伝い。後ろでお母さんと、おじいちゃんおばあちゃんがにこやかに立っている。他にも、ご近所さんだか親戚だかが立っている。カメラ目線だったり、そうじゃなかったり。で、特に手前側の子供ふたりで、さわやか指数を上げているのだが。
 男の子。そのほっぺたの粉はなんだ。
 なんというか、そのほっぺたの粉で、子供の無邪気さだかあどけなさだかを演出しようとする、その了見とは! カメラマン、それであんたはいいのか! そんな演出を、許した人間がいるのか!
 てゆうか、なんで江口こんなものに、こうまで不快感を抱いてしまったのか。いや、不快感というと語弊があるが。上手く言えんが、見つけてしまった自分がとても運の悪い人間のようで。諦めきれないけど、諦めるしかないこの感情。だれか分かってー。

9月10日(月)

 電子レンジがぶっ壊れ。大弱り。いかに人類が、電気文明に頼っていたかを思い知らされるね。
 大分前から電子レンジのコンセントが接触悪くて。で、ぐねぐね動かしてダマシダマシやってたんだけど、今日はコンセントから煙り吹いた後に、赤い閃光を放ちやがったので、これ以上すると江口が感電死すると判断して、電化製品の墓場へお連れすることに。おかげで今晩の江口はゴハン抜きでした(最近の江口はゴハンを冷凍している。蒸し器もないので解凍できん。ぐー)。
 ところで最近の江口は、自分でゴハンを作っている。料理の本なども入手したため、レパートリーが増えて増えて仕方ない。しかし、最近江口が作るメニューの、殆どに酢が入っているのは何故だろう。醤油よりもみりんよりも、酢の消費量が明らかに多い。体がすっぱいを待っているのか。
 ちなみに明日の晩ご飯の仕込みは深夜にやっている。夕御飯を食べ終わってある程度時間が経った後で、結構小腹空いている。明日のマリネがとってもイイ匂いで美味しそうだ。現在時刻深夜2時。でも美味しそうだ。みはー。

9月9日(

 というわけで、彼岸の納品計画ですら手つかずなのに、もうクリスマスアイテムの発注を強いられているえぐぴょんです。ところで、江口は今の売場に来てから1年になりますが、盆・正月・彼岸・その他連休・イベント時の発注の加減が分からず、在庫を増やすわ、それを経費で落とすんだけど大量すぎてローン返済にしてしまってるわ(経費で落とすってのが一月単位なんだけど、一月の売り上げより多い金額だと売り上げがマイナスになるのでできない、なので複数月に分割して少しずつ落としていく。ただし、あんまり長期になると、例えば正月にできた在庫を減らす間もなくバレンタインの在庫を抱えてしまい、雪だるま式に借金が増えていく)。
 クリスマスアイテムというのは、ハッキリ言って売れません。去年だって、納品数の6分の1ぐらいしか売れなかった。あとは全部店の経費負担で処分していく、という何一つメリットのない、まったく無駄なアイテムである。なので今年は発注を止めようかと思ったんだが。
 えぐぴょん、くまちゃんに弱いです。新商品アイテムはサンタくまとサンタトナカイの人形付き(¥300)。とりあえずこれを1ケース(20個)発注決定。でもえぐぴょんは2ケース(40個)入れたい。周囲に思いっきり止められました。すみません、江口が売場に来てから、80万在庫増やしちゃったから、信用ないっす。でも、たかだかプラス20個×¥300=¥6000、たいした額じゃないです。こうやって人は借金地獄にはまるんだなぁ。
 ところで、えぐぴょんちょっと失敗。この10日で上司が変わるんだが、例の経費で落とすための伝票提出、上司が変わる前にしとけばよかった。新しい上司への江口の第一印象が「借金返済中」か。やれやれ。

9月8日(

【悩み・1】
 部屋が散らかっています。どうしたらいいですか?
【答え・1】
 掃除しろ。あと、たたんだ洗濯物はタンスにしまえ。
【悩み・2】
 夜中の1時にカレーを作ってはダメですか?
【答え・2】
 てゆうか、できあがったそれは、カレー味ってだけの別の料理だろう。
【悩み・3】
 善い友人達に「〆切は10日だ」と言って仕事を頼みましたが、肝心の江口の原稿が一行も書けてません。
【答え・3】
 悪い友人のせいにしなさい。
【悩み・4】
 なんだかここ数日、日記の内容が荒れています。
【答え・4】
 星の巡りが悪いのでしょう。

9月7日(金)

【問題】
 以下の項目に於いて、年頃の乙女としてやっちゃいけないなぁと思う事柄に[○]を付けよ。
(1)夜の10時を過ぎた頃に、めいっぱいゴハンをおいしく頂く。[  ]
(2)深夜にビデオ屋に出歩いて、『シベリア超特急』を借りて観る。[  ]
(3)深夜に一人暮らしの若い男の部屋に行って、メイドさんについて語り合う[  ]
(4)午前4時頃に枕元でビールを飲んで、そのまま寝る[  ]
(5)『いいひと。』を読破して、化粧も落とさずに午前5時になったことに気づく。[  ]
(6)早朝、ママを車に乗せて病院へ送ったが、運転したという記憶がない。[  ]

【参考】
 「(4)は、乙女以前に人としてやっちゃぁダメでしょう」(香川県・陸さまのご意見)

9月6日(木)

 江口は現在、一人暮らしのようなモノをやっておるが、なぜ一人で生活しているのに、毎日毎日こんなにゴミが出るんだろう。江口の自治体は火曜日と金曜日に可燃ゴミ収集があるが、毎回出している。残飯・生ゴミは少ないんだが、多いのが新聞・チラシ・いろんな購入物のパッケージ。なんとかならんかなあ。
 ところで江口は時代に逆行している。ゴミを作るのが好きだ。押入とか探ると、入らないモノの山。これらをがふがふゴミ袋にたたき込むのは快感だ。押入がみるみる綺麗になっていく。まあ、いかに今まで入らないモノを詰め込んでいたかだな。やれやれ。
 さて。現在台風が接近して、雨が降っております。江口は今からゴミ出しに行きます(現在時刻午前3時)。なんだかなぁ。

9月5日(水)

 『HOME』をMDに落としました。74分のMD、17回ダビングさせました。稲葉浩志の声も枯れるっちゅーの。1回だけ録ってリピート再生でいいじゃないかという意見は却下。

9月4日(火)

 スキャナの調子が悪いので、修理しようかと思ったら、保証期限は先月の23日だった。畜生、一ヶ月前ぐらいから調子悪かった、あの時に腰を上げていたら。
 電話ばなしいろいろ。
 某清掃業者のセールス。にこやかな出だしから始まって、敬語使ってたクセに、こっちが「必要ありませんから」と言ったら「あ、そう」といって何も言わずに切るな。だからおまえの会社はダスキンに負けるんだ(いや、同じ土俵に上げること自体、ダスキンに失礼だ)。
 江口ママ。そのPHSはわしの名義で借りた、わしの口座から使用料引き落とされるモノなんだ。ヒマだからって使うな。基本使用料が一番安いコースだから、通話料めためた高いんじゃ。
 間違い電話。間違うのはいいけど、夜中の12時にかけてくるな。こっちは今日明日に死んでもおかしくない人間抱えてるんだから、ヒトの楽しいお風呂タイムに心拍数あげさせるな。
 以上今日のぐちぐち。

9月3日(月)

 『HOME』エンドレスで聞きまくってます。もう何回目でしょう。しかしいい歌だ。こんな歌に巡り会えて、江口の人生は幸せだ。このファイル更新したら、さっさと風呂はいって次は野猿ビデオだ。いそがしいいそがしい。
 さて。江口は日本人で、生まれも育ちも日本なもので、外国の事情とか、在日外国人の心理とかいわれてもよく分からないのだが、異文化交流って難しいなあとかいうのは分かる。ここでの話題に良く出てくる、台湾出身の現・Mちゃん(腹黒い[笑]Mちゃんとは別人)。最近帰化しまして、名札とか仕事で使用している印鑑とか、日本名に変わりました。そしたら、今まではお客さんから何も言われなかったのに、急に「あなたは日本人なのか?」とか言われるようになったらしい。ほかにも、同僚と会話していたら、通りがかりのお客さんに名札を露骨に覗き込まれたとか。Mちゃん、それが相当傷ついたらしい。でも江口には、それが傷つく行為だということが、本人に聞くまで分からなかった。そして、Mちゃんにとっては、自分は『日本人』なのか『台湾人』なのかどっちの自覚があるのかも分からなかった。自分の意志で帰化したんだから日本人として認められたいのかと思ったら、「私は台湾人だ」と言い切られた。まあ、籍が変わったからって故郷まで捨てる理由は無いんだから、Mちゃんの主張は間違いじゃないのだが。
 例えば、江口が結婚して東京に引っ越したとして、そこで「わしは香川人」と言い張るだろうかと思うと、たぶんしない。自分の出身なんかどうでもいいもん。しかしMちゃんはこだわる。やはりMちゃん、外国人ということで、日本人の江口には分からん不条理なこととかイロイロあったのかなぁ。それとも、例えば東京に嫁いだ香川人は、同じような経験あるのかなあ。
 というわけで、他人とのコミュニケーションは難しゅうございます。国外国内関係なく。

9月2日(

 江口(26歳)、こける。いやはや、誰もいなくて良かったよ。
 という内容の日記を、たしか24歳の頃に書いた記憶がある。ジーパンの膝が破れた。まあいい。
 睡魔が限界なので、簡単に。
 今日の買い物。とうとう買いましたB’zの『HOME』。でもまだ、封も切ってません。
 で、ついでにおとつい陸さまから情報を頂いて、HOME受け取りに行くついでに欲望に負けて、買っちゃいましたよ、野猿の『ザ・グレイテスト・ヒッツ』。
 すかんぴん。

9月1日(

 きょうは徳永真琴工場長とデートでした。もしかすると一年ぶりかもしれない。わくわくしながら工場長宅へいくと、お家から出てきたのはチャイナドレスに身を包み、アップにした髪にオリジナルかんざしを装着したセクシーうなじの工場長様でした。彼女と以前から約束していた、「紅茶のオイシイおすすめ店」へ、そこのおすすめランチを食べに行きましたが、これがあなた、どうしましょう。紅茶(アイスアールグレイ)はもとより、ランチもすばらしく美味しいミートソースとパンナコッタでした。一日が始まってまだ僅かだというのに、もうこんなに幸せ味わいまくってます。それからいつものように、ゆめタウンをふらふらと。工場長はチャイナドレスであるが、これではこれからの季節が辛いので、「アオザイはどうだろう」とチェックを入れると、なかなかいいのが見つかる。¥12,000。江口が買いそうな勢いだ。いや、買うかもしれない。そして着るかもしれない。
 そしてゆめタウンにはレピシエ(紅茶専門店)があります。ええ、とうとう江口まで、紅茶に手を出してしまいました。工場長に個性のきつくない茶葉をセレクトして貰い、缶入りで購入。ああ、江口はこれから、ゆめタウンに行く度、買っちゃうんだろうなぁ。
 そのあとは、これもいつものようにケーキを買って工場長の家へ。そこでおいしい紅茶を入れて貰い、いろいろおみやげを貰って幸せな気分で帰宅。ありがとう工場長。
 ちなみに、おみやげの一つは、工場長お手製『デコレーションケーキを運んでいます』の車に付けるメッセージプレートだった。あなたがいつか、これを付けている車を香川で見かけたら、それはもしかしたら江口かもしれない。