2003年4月16日(水)〜4/30(水)までのごはん。
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4月30日(水)
Mちゃんとゴハンドライブの約束でした。7時まで仕事なので、それが終わってから。なので江口、前日から着替えを用意していたり。しかし、この時期の服って毎年悩むんだよな。厚地のシャツとかあるんだけど、それだともう4月も終わるって時には暑苦しいし。しかし夏物はまだ準備していないし。などと悩んでいたら、ママンが昨日買ったばかりの半袖カットソーとベストを貸してくれた(関係ないが、ママンが買ったこのカットソーが、江口が以前、大中で900円ぐらいで買ったやつとそっくりだったのだが)。サンキューママン。などと喜び勇んで本日のデートに。
寒っ。
昨日まであんなに暖かかったのに。だから半袖でも大丈夫ーって思って準備していたのに。寒いよ。Mちゃんなんか冬装備だよ。二人並んで季節バラバラ。しかも江口は上は夏物で靴が冬物という、一人オールシーズン。というわけで、今年も言いましょう、お約束の一言。
スプリングコート欲しいなぁ。
さてさて、正月に会ってから、えらく間の空いてしまった我々のデート。車内で溜まりに溜まっていた愚痴も吐き出し、買い物欲に溺れながら楽しい時間を過ごしました。お互いにそれぞれ掘り出し物を見つけて購入、その他家具類に喜びを表現しながら買い物を続行。なんかだんだん文法がおかしくなっているが、それだけ興奮していたと思ってくれ。
結論。あのスツールが可愛かったよ。黄色の方ね。
4月29日(火) みどりの日
今気が付いたが、『法被』って『ほっかむり』って読めない? 無理?
美味と慣れは、切っても切り離せない関係だろう。誰だって、苦いより甘い方がおいしい。味付けが薄いより濃い方がおいしいに決まっている。
江口はコーヒーはブラックで飲む人です。飲み始めたきっかけはよく覚えている。中学生ぐらいの時か、『深夜番組を見よう』と心に決めて。夜更かしと来れば目覚ましのコーヒーと繋がるのが当然であろう。深夜に甘いモノはアレなので、砂糖は入れないことに決定。それ以前にもブラックコーヒーを飲んだことがあった、その時は苦くて飲めなかった。だがちょっと成長したこの時に飲んだブラックコーヒーが、普通に飲めるほどにおいしいものだった。それ以来、コーヒーはブラックで飲むことにした。
『苦味』が分かるようになった瞬間。大人への第一歩。
で、もう一つ。
江口はヨーグルトはプレーンで食べる人です。甘いヨーグルトも好きだが、最初から加糖よりも、プレーンのに顆粒糖を入れるタイプの方が好きだ。ともかく、普段はプレーンヨーグルトの人です。食べ始めたきっかけはよく覚えている。ダイエットだ。正直、最初は酸っぱいだけで味も何もなくて食べるのが辛かった(もともと江口はヨーグルトが嫌いな子どもだったし)。だから500mlカップで購入したら、前半はなんとかプレーンで食べても後半にギブアップして砂糖を入れていたぐらいだ。
そんな江口。先程(午後11時過ぎ)帰宅して、お腹が空いたがこんな時間にハードなものを食べる気にもならず、明日の朝食用に買っておいたヨーグルトを食べた。
うまー。
『酸味』が分かるようになった瞬間。大人への第二歩。
4月28日(月)
江口姉の住んでいる方で、来月にお祭りがあり、姉の子どもがいっている幼稚園で連を作り、それで参加することになったそうだ。で、園児達はそろいの法被を着ることになったらしい。
江口姉は裁縫が苦手です。ぞうきんぐらいならまだしも、法被とは。江口姉、にっちもさっちもいかず、ゴハンがノドを通らないほどに悩んで悩みまくっていた。なので元・家庭科部部長の江口が縫うことになりました。しかし、姪は、自分の母親が縫ってくれると信じており、また、ピンクのその法被の完成を心待ちにしているらしい。だから昨日こっそり姉がもってきて、そして姪の前ではその話題に触れないように、だましだまし今日までやって来ました。
先程、なんとか完成させた江口。ああ、姉の安堵する顔が目に浮かぶよ。姪が喜ぶ顔が目に浮かぶよ。でも我が姪よ、騙されるな。母が夜なべして一針一針縫ってくれたと思っているその法被、おまえの母親は何もしてないぞ。名前の刺繍の横にお花なんかステッチしているのも、ぜんぶおまえの叔母の仕業だぞ。おまえの母親はロックミシンをかけようとして糸を全部絡ませてしまい、布を引きつらせてそのままどうもこうもなくなって途方に暮れていたんだぞ。我が姪よ、いつかこの法被が幼き日の思い出の品となるときが来ろう。真実を知ったときが楽しみだー。
ところで、江口義兄(姉夫)は器用です。料理とかをしている話は聞いたことないが、裁縫をする話はよく聞きます。いつか、チャイルドシートカバーを縫って周囲を驚かせたことがあります。そんな義兄にも見られるだろうこの法被。江口、かつてないほど丁寧な作りをしてしまいました。普段なんかしつけ糸なんかやりもしないくせに。縫い代なんかテキトーに計ってるくせに。糸始末なんかほったらかしにしているくせに。
人間の原動力は『対抗心』。
4月27日(日)
英語でさ、感嘆表現をするときに、頭に“How”ってつけるじゃない。“How beautiful!”とか。“How”の単語自体の意味って、『どのように』とかの、程度や疑問を表すじゃない。他の意味とくらべて、感嘆文で用いる場合の意味だけ、なんか浮いてるんだよね。そういうことを考えると、やっぱり“How”って、その発音だけを採用しているんだろうな。人間の溜息が「ほぅ」っていうから、それに文字を充てたら“How”になった、とそう考えるのが自然だろう。そう考えると、英語の“How”と、江口が驚いたときとかに時々口にしている「はうわー」ってのは同じ意味か。すると江口は、実は無意識のうちに英語表現を用いていたと言うことか。すごいぞ、江口。
江口は映画を字幕で見る人です。声も役者の演技だと思っているから、吹き替えは嫌いです。それはともかく、翻訳というものを見ていると、いつも思うことがあります。
学校教育で英語を習っただけじゃ、ぜったい翻訳家にはなれないな、と。
例えば日本の出版物を見てみよう。正しい日本語と文法で書かれているものが、全体のいったい何割を占めているのか。ちょっとした言葉の省略、言葉遊び、そういったものを見分けるには、日常的な会話がないと難しすぎると思うんだが。例えば英語で“sheep sleeps”ってのがあった場合。教科書だけで英語を見てきた人は『羊が寝る』と訳すだろう。でもここは単語の意味よりも、その用い方を重視すべきで、翻訳をするなら『猫が寝ころぶ』ぐらいを持ってきた方が適当と思われる。どこにも“cat”なんか出てこないのに。
逆のパターンでも同じで、例えば日本語で『そーゆうことだから』『っちゅーか、』などとあったとしたら。これは全く正しい日本語ではない。ただ、前後の文章をライトに表現したいために崩したとしたら、わざわざ『そう言うことだから』『というか、』という意味にしか取れない英語で表現するのは間違っていると思う。
というふうに、微妙なニュアンスの違いを掴み取って、双方の言語に直すことは、かなりの語学力が無ければ難しい。英語だけが分かってもいけないし、日本語だけが分かっていてもいけない。
もし『きょうのごはん』が海外で読まれるようになったら、翻訳家は大変だろうな。『みはん』とかどうなるんだろう。とりあえず、『はうわー』は“How”で大丈夫だから。
4月26日(土)
巷に溢れている英語表記を日本語に直してみよう。アウト=だめ。セーフ=よし。インフォームドコンセント=納得治療。ミックスフレーバー味=混合臭味。だから結局なに味なんだ、ミックスフレーバー味って。
ところでみなさんは、人にお金を貸すことがありますか?
江口はあります。
そして帰ってきません。
「人にお金を貸すときは、あげるつもりで貸せ」とよく言われます。なので江口も、貸した金はまず帰ってこないと思っています、もしくは、別のことで返してもらう(ゴハン作ってもらうとか)。だけどさ、江口だってそんなに裕福じゃない。そうしょっちゅう人にあげる金なんかあるわけがない。千円、2千円ならまだ諦めもつこう。でも1万円になるときつい。返してくれ。
だが。江口が貸した相手、こっちが催促すると怒ります。「そんなしつこく『金、金』って。がめつい!」って。昔っからです。まだ若いときは、相手の逆ギレにビビって、それ以上催促できず結局返して貰えないことがよくあった。なので江口も成長と共に学習してきたね。まず、貸さない。貸すときは書面で証拠を残す。そしてどんなに逆ギレされても取り立てる。
そりゃあね、相手だって金に困ってるから江口に頼るわけで、最初は江口だって「大変だな、じゃあ、少しだけなら」って、まさにあげるつもりで貸していたさ。でもだんだん、貰うのが当たり前みたいになってくると、こっちだって愉快じゃない。ひとつひとつ感謝しろとは言わない。でも、当然と思うな。わしの財布を自分の財布と思うな。がめつい、がめついって言うけど、そんながめつい人間にしたのは誰や。頼まれたから立て替えて買ってきたモノを、「そっちが勝手に金を出した」って、いかん、だんだん冷静じゃなくなってきた。妙に心臓がばくばくいってる。なのでこの辺で止めとく。
4月25日(金)
髪が伸びて鬱陶しかったから切ったはずなのに、中途半端な毛先が顔にちくちく当たってますます鬱陶しくなった場合、江口は何を心の拠り所にして生きていけばいいのでしょうか。
おいしいゴハンが食べたい。
いやね、江口、職が変わって、夜勤ってものが増えた訳よ。夜勤っていっても、夜の11時だけど。で、晩ゴハンはどうするかというと、お弁当を作って持って行くわけだ。お弁当。冷めてるし。電子レンジ無いし。おかずは貧相だし。食べ応え無いし。
江口のお弁当の作り方は、主菜1品+副菜2品、おべんとばこに詰めたときに、主菜1/2、副菜1/4ずつという形になるようにしている。で、主菜はちまちま作るが、副菜が冷凍物やら調理をしなくてもいいもので済ませてしまう。例えば今日のごはんは、主菜が揚げポテトサラダ。副菜が作り置きハンバーグ(冷凍をチン)とゆで卵(ゆでるだけ)。さあ想像してみよう。これらのおかずが本日のディナーとしてテーブルに並んでいるところを。
寂しい。
そりゃあ、もっと手を加えれば、ゴージャスなお弁当が食べられるのかもしれない。けど、朝、冷蔵庫を開けてそこにある材料だけでゴージャスメニューを思いつくほど、江口のレパートリーは多くない。そもそも、食材も少ないし。
というわけで、あったかくて食材もいっぱい使ってあってゴージャスなごはんが食べたいです。
余談であるが、こないだ、サンクスの『ボブサップ・キッチン』というお弁当を食べた。ものすごいボリュームだった。江口、サップに負ける。
4月24日(木)
便利な道具とはいろいろある。『その用途以外の何ものにも使えないのに、あると便利』というものを、誰でも一つはすぐに思い出せるであろう。こないだみつけたのは、納豆をかき混ぜるスプーンだった。それは極端だとしても、しかし、みんなはもう『あるのが当然』で、それらが無いことの不便ということに気が付いてはいない。例えば洗濯ばさみが無かったらどうだろう。洗濯物を干すときに、それらを押さえるときに用いる以外に用途のない、アレだ(ほかにあるとすれば、食べかけのポテチの封をするとか)。もし洗濯ばさみがなかったらどうだろう。風の強い日に洗濯物が干せない。他での代用って言ったら、平らなところに置いて石で重石をするぐらいしか思いつかない。そしてやっと気が付く。洗濯ばさみとはなんて便利な道具なんでしょうと。
しかし、便利な道具があるからといって、便利だけに頼ってはいけません。他のもので代用がきくというなら、それで十分でもあるのです。ちょっと考えて、という、この積極的な思考と行動も、生活の上では必要なのです。例えば定規があります。直線を引いたりするのに便利です。でもそれが無かった場合。下敷きのハシでも使えばいいのです。わざわざ文房具屋に、定規を買いに走る必要はないのです。
と、まあ、江口が何を言いたいのかというと。
携帯電話の存在以前、みんなはどうやってお互いの連絡を取り合っていたのか。
いやね、ちょっとした契約をすることがあって、連絡先を2カ所求められた。自宅と、携帯番号。「持ってない」っていうとものすごく困られた。そんなに困るほどの事でも無いじゃないかと思うぐらい、困った顔をされた。別に職場の電話番号を聞いておけばすむ事じゃないか。
関係ないが、ここまで書いていて疑問に思ったこと。
クレカとか電話とかの契約って、固定電話番号での連絡先を求められる。ケータイだと不安定だからだ。契約という場面ではそんなにまでケータイを信用していないのに、ケータイを持っていないと困るとはどういうことだ。
4月23日(水)
家庭教師のアルバイトをしている友人から聞いた話であるが、最近の若い子は言葉を知らないとのこと。口のきき方じゃなくて(それもあるけど)諺とか慣用句ね。一概には言えないが、まあ、本を読まないことが一番の原因ではないかと。口語体ではなくて、文語体。だって日常会話でなんか使わないだろう、「三拝九拝してお願いする」なんて。口に出して行ってみよう。さんぱいきゅうはい。
江口は時々文章を書いて人に見せる仕事をしています。言ってしまえば毎日書いているこの『きょうのごはん』も似たようなものだ。質については触れないで欲しいが、いちおう物書きのはしくれを名乗っている以上、言葉を知っていなければ商売になりません。江口だって学校教育を16年間クリアしてきたんだから、一通りのことは知っている。知っているからこそ、言葉遊びに転じさせることも時々やっちゃう。
だが、最近困ったことが。
この、言葉遊び。下手をすると最近の若い子には気づいて貰えないことがあるかも知れないのだ。
例えばよく聞く『日常茶メシ』『備えあれば嬉しいな』。わざと間違った読み方・アナグラムによる変化の面白さがあるということを理解するためには、元の単語を知っていなければ何にもならないってコトだ。なお、ここで、本当にこの用法が面白いかどうかは関係なく、これは『面白いことを表現しようとした』という記号として用いるべきだが、なんか話がアサッテ行っているので忘れる。
というわけで、江口が時々文章中でヘンなことを書いていたとしても、それはわざとなので冷静なツッコミを入れないで下さい。『魚(うお)を得た水』とか。
4月22日(火)
以前にも申し上げましたが、江口はカスタードクリームが大好きです。幸福を具現化するとカスタードになると信じています。生物の羊水はカスタードの香りがすると思っています。DNAはカスタードで出来ているに違いありません。ともあれ、カスタードさえあれば、世界は平和になると思います。
今日、友人とおやつ(ベルギーワッフル)を食べていてこの彼が言った一言。「生クリームがあれば世界は平和になるよな」。この発言により、カスタード派の江口と真っ向対立。あヽ、人類の歴史から戦争を取り除くことはかくも難しいことなのでしょうか。
さておき。
江口は時々、友人の家に泊まります。で、けっこうその回数が頻繁になったので、相手の家に歯ブラシとかパジャマとかタオルとか置くようになりました。あとのものは借りたりしていたのだが、ただ一つ困ったのが、この家にはヘアブラシがない(コームがあったが、ヘアムースを直接付けているのでブラッシングには不向き)ということ。なので江口、調達しました。
話が脱線しますが、江口家のヘアブラシはもう20年近く使っています。安物を。しかし、買い換えることは出来ません。なぜなら、このブラシ以上の使い心地のいいブラシに出会えないからです。きっと、長年使っていることで慣れも生じ、そしてブラシ自体も江口家の人間の頭皮の角度にぴったりに変形してしまったのだろう。
閑話休題。
そろそろ友人宅のこのブラシを返してもらおうかと思ったら必死で止められた。
どうやら普段、使っているらしい。人のブラシを! 勝手に使うなって言ったのに! 人のブラシなのに、なに自分の頭に馴染ませてんだ! で、間に絡まった髪の毛とか、絶対掃除していないに決まってる! わしのブラシなのに!!
というわけで、やっぱり人類の間に争いは絶えません。ブラシ返せ。
4月21日(月)
『ふたりエッチ』(白泉社)と、その他成人指定コミックの境界はどこだろう、と、バイトくん(23歳)に聞かれたのでしばし悩む。江口は『汁加減』だと思うんだけど。参考意見として、41歳男性の『出版社の違い』と26歳男性の『ここ(どこ?)にくるかこないか』というのがある。正解は何だ。余談だが、このバイトくんは『ふたり−』を座右の書として大事にしているらしい。頑張ってくれ。
江口が中学のときの国語教師は、毎日の授業の前に『3分間作文』を生徒にさせていました。
3分間作文とは、毎回適当なテーマを指定し、それについて3分間、とにかく作文をしていくというものです。構成とか演出とか全く考えず、とにかくひたすら文章を書き、文字数が多ければ多いほど、それでいいものでした。内容はまったく不問。テーマに一カ所でもちなんでいれば、それでよし。なお漢字は1文字で2字分にカウントされました。
これを繰り返していくとどうなるか。
字を書くのが早くなります。漢字が尋常じゃないほど崩し字になります。考えるよりもまず手を動かすようになります。タイトルを聞いただけで脊髄反射で書く内容を決定するようになります。
夕べの江口。原稿用紙10枚ほどの文章を書かなくてはいけない必要に迫られていました。その話を先述のバイトくんに言うと、「それは大変でしょう、4〜5時間かかるんじゃないですか? 明日も朝から出勤なのに、寝る時間ないじゃないですか」と心配された。
結果。1時間30分。ぐっすりスリープ。
訓練の成果か。
4月20日(日)
今、コーヒー飲んだら花火の匂いがした。別にファンシーな表現をしているわけではなくて。
今日は葬式でした。昨日から通夜に出ていたママン情報によると、坊さんがえらく男前で若いとのこと。それだけでなく、指先まですらっとしていて、声もセクシーと、ぶっちぎりの褒めっぷり。なので江口含め何人かの女性グループ(下は女子高生から上は還暦過ぎたオバハンまで)が期待を込めて登場を待つ。結果、がっかり。女子高生の従妹が葬儀屋の兄ちゃんの方が何倍も格好いいというので見てみたら、江口の小学校の時の同級生だったので、なんか複雑な気分になった。喜ぶ対象にしていいものやら。
ところで、最近になって気が付いた現象であるが。
なぜ人は集まると、自分の携帯電話の自慢大会を始めるのだろうか。
まあ、当然のコトながら、江口の周りもみんな持っているわけで(江口以外)。機種、機能、待ち受け画面、着信音の比べあいをはじめる。あの現象はいったいなんなんだろう。
余談だが、江口叔父はケータイを持ってるくせに設定が出来ない。なのでたまに帰省すると江口に頼む。で、直してやる江口、しかしその時必ず、着信音を変えてやる。こないだ『与作』にしてやった。自分で直せなくて泣いていた。あと、別の叔父の着信音を『渡る世間は鬼ばかりのテーマ』にしたら怒られた。よっぽど嫌いだったらしい。
ちなみに、今日は葬式の席。携帯の見せっこが終わったら、次はお互いの数珠の見せっこになりました。みんなそれぞれ、My数珠には一言あるらしい。もっとも、話題をふったのは江口だけど。
4月19日(土)
江口ママンはナビゲーターとしてはまったく役に立たないと、分かっていたはずなのに。ああ、分かっていたはずなのに。
親戚の家で葬式が出ました。江口はその家へ自力で行ったことはありません。小さいときに父の運転やら、まったく別の所に行っていた途中で、「ここ曲がったらそうだ」といった、曖昧な説明でしか聞いたことがありませんでした。そんな江口、いきなり連絡を受けて、その家まで行かなければいけなくなった。住所もまったく分からない、分かったとしても地図はない。しかも夜。ママンが電話で説明します。「〇〇のところを、こっちに向いて」。電話口で「こっち」って言うな。「池の方に向いて来たらいい」。道と池は隣接してないんですけれど。
などと、昨日は一人で、何とか辿り着いたが、今日になってママンを助手席に乗せて運転したら。
ナビできないならまだしも、人を混乱させることばっかり言うのな。「こっち方面に向いて行ったら、道が繋がってるから」って自信たっぷりに言うと、100%違っている。「昨日は1本向こうの通りを通って帰った」。今走っている道がまさに昨日通った道なんですが。「ここで曲がるんやろ?」と聞くと、「いやいや、まだまだ先」と言って否定した。あってるやないけ。「こっち行ったら近道だから」。もう信じない。
ちなみに、今は亡き江口父の職業はタクシー運転手でした。裏道路地私道なんのその、「なんでこんな道を?」という道をいやというほど知っていました。そして全く方向感覚のない母。きっと一緒にドライブしていたときは、助手席でじっと黙っていたのだろう。しかし黙っていながら、父の運転感覚が映ってしまったのだろう、平気で細い道に入ろうとする判断力が。プロの父と違って、なんの根拠もない判断力が。
夫婦とは不思議なものです。
4月18日(金)
そうそう、4月といえば、番組改編の時期でもあるんですよね、NHKの。
江口姉からの情報に依れば、「『にほんごであそぼ』が侮れない」とのこと。そんな情報もすっかり忘れていた今日の夕方。何気なくNHK教育かけていたら、出会いましたよ、野村萬斎。あんたなにやってるんですか、将来のある身なのに。タイムリーにも直後、姉から電話がかかり、しばらくこの時間帯の番組についてもりあがる。いやいや姉、貴重な情報をサンキュー。
最近の江口は箸置きを捜す旅に出ております。
かわいい箸置きが欲しい。できれば陶製で、あんまりおおきくなくて、高さもないヤツ。食卓に“ちょこん”と乗せられるような、妙に和テイストみっちりじゃなくて、シンプルなやつでいいんだけど。
無いのな。
けっこういろんな店を回ったんだけど、箸はあっても箸置きはない。スプーンレストはあっても箸置きはない。あったとしても、蕪やニンジンや唐辛子なんか象っちゃったりして。空豆もイヤだし。なんとか、白地にクローバーの、そこそこ可愛いのがあったけど、でもそれじゃ何かが違うんだ。
というわけで、箸置き捜しの旅、まだまだ続く。
4月17日(木)
みなさまこんばんは。きょうの日記は、ご家庭にある道具で簡単に出来る拷問の方法をお教えいたしましょう。まずその1。爪楊枝で指の爪と皮膚の間をちくちく。その2。フォークで池から桶へ水を張らせる。その3。ハナタレ幼児が庭で遊んでいる姿だけを映したビデオを延々見せる。タスケテー。
さて。みなさまはゲームなどに興味がおありでしょうか? 江口はまったくありません。まあ、ゲームと一口に言ってもいろいろありますが。例えばプレステ・キューブ・64の類。江口、ファミコン世代ですから、有ったらそれなりに楽しむとは思います。いまでもプレステ2が欲しい欲しいとしょっちゅう言ってるし。しかし、欲しいの優先順位はぐっと下で、現在は無くても全く困らないものだ。パソコンゲームは機種の古さから市販のほとんどのゲームは対応しておらず、対応していても実際インストールしたら重くて動かなくなるのでもう諦めた。今はちまちま『こいこい』と『フリーセル』で時間を潰す毎日です。
しかし世の中には、そんな機械や電源が無くても遊べるゲームがいっぱいあります。碁や将棋もそうだし、人生ゲームだってモノポリーだってそうだ。だるまさんがころんだやおにごっこも、ゲームには違いない。テーブルトークRPGだってちゃんとG(GAME)って自分で言ってるんだからゲームだ。
そんななかで、江口がまったく理解できないゲームがあります。
それはカード。トランプや花札じゃなくて、トレーディングカード。マジック・ザ・ギャザリングですか? 遊戯王ですか? うわーん。さっぱり分からへんー。その昔、カードを扱っているショップを覗いていたとき、「デッキって何よ?」と口にして、連れに驚かれたことがある。
現在、江口の手元にゲーム雑誌があります。まあ、ちょっとした興味で購入したわけですが。前半ほとんどがこのカードについて。江口にとっては聖書より難解な本でございました。現在挫折中。みはん。
4月16日(水)
4月も半分が終わりました。3月1日から数えて一月半。珍しく江口ママンが隠し通しました。
何を隠し通したか。
それは江口が転職をしていたということ。
というわけで、実は江口、去年の11月に転職をして、イヤになったので3ヶ月でやめて、3月より現在、まったく別の仕事に変わっておりました。
しかしなぜ江口まで黙っておく必要があったのか。
それはこのサイトを、江口姉に見られている可能性があるから。見るなって言ってるのに、こっそり見てるらしいから、あんちくしょう。そう、江口は実姉に4回目の転職がバレないように一生懸命になっていたわけだ。
口軽な江口ママンのことだから、江口がいくら「黙っとけ」って言ってもちゃっちゃとバラしちゃうかと思ったら、意外にしぶとかった。で、今日、やっとバラされたわけだ。なので江口もココに書けます。
いやー。今まで職場でいろんなネタがあったのに、書けなくて書けなくて欲求不満だったんだよ。転職にいたるまでのあれやこれや、新しい職場のあれやこれや、従業員のあれやこれや、客のあれやこれや、職務のあれやこれやいろいろ面白いことがあったのに。それも今日から解禁。
それでは、明日からの日記の充実っぷりをお楽しみにー。
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