2003年12月1日(月)〜12/15(月)までのごはん。

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12月15日(月)

 今年もやって参りました、クリスマスシーズンが。というわけで、一足早いクリスマスパーティーを開きました。なぜこんなに早いのか。それは江口がクリスマス直前まで、徹夜覚悟の仕事を抱えているからだ。そんな状況でなんでクリスマスが出来るかってことで、ちょっと繰り上がって今日です。
 といっても、相も変わらず同じ顔が集まってのパーティーです。しかも、だんだん『パーティー』ではなく、『年に一度の、気合いのこもった料理とプレゼントと会場演出を競い合う場』のようになってます。なんで5年も6年も付き合った、お互い気心も知れている相手に対してこんなに気合いを入れているのか不思議ですが。にこやかパーティーの裏に火花が見えます。
 昨日の夜まで(もとい、今日の明け方まで)仕上げなければならない仕事を片付けて、へろへろになって布団に入ったのに、翌朝9時に起きて準備にかかる。会場は江口家なので部屋中を掃除して、食器類を全部準備する。そしてプレゼントを買いに近所の店へ。‥‥と思ったら、ロクなのが売っていないので至急予定を変更して隣県に走る。ここで余計な時間を喰ってしまったので、料理の準備を始めたのが遅くなってしまった。楽しみにしていた『真実一路』もまともに見ることが出来ず、ホワイトソースと格闘する。
 そんなこんなで約束の時間。友人を迎えに行き、その足で予約していたケーキを貰い、途中の店でスパークリングワインを購入。いつもならケーキは自分たちのどちらかが焼くのだが、たまには本職が作ったクリスマスケーキという物を味わってみたかったので、今年はケーキ屋のケーキ。えらく嵩のある箱に入れられたので楽しみにしていたら、上半分は空洞でした。まあいい、その空洞部分にはクリスマスの夢が詰まっているんだ。

 再び江口家に戻り、料理の仕上げをして、いよいよパーティーの開始。江口の手玉は『クリームシチュー』と『カナッペ2種(モッツァレラチーズとトマト/タマネギとオイルサーディン)』を、友人の懐刀は『サモサ』と『タンドリー・チキン』でした。本当はシチューはパイ生地を被せて仕上げるつもりだったが、チキンにオーブンを取られたので変更。出来たそばから皿に盛り、ワインの栓を開けて乾杯。
 そしてあとはひたすら食べる。油だろうが乳製品だろうがアルコールだろうが食べる。どれもあったかいメニューだから、冷めないうちに食べる。この後にケーキが控えているにも関わらず食べる。ときどき飲む。でもやっぱり食べる。『水戸黄門スペシャル』みながらメリークリスマスを堪能する。疲れたのでちょっと寝る。起きてまた食べる。思い出してちょっと怖くなったが気のせい。
 その後は、とくにカロリーを消費することもなくファミコン三昧。最後の方では賭対戦ゲームが始まって、いろんなものを賭けては身ぐるみ剥がされたりしていました。とっても不健康な気がします。でもやっぱり気のせいです。

 江口の今年のクリスマスは終わりました。でも世間ではまだクリスマスです。こうして江口は世間から取り残されていくのだな、と思いました。  

12月14日(

 恐ろしきは低温火傷。ものすごく派手な水膨れ。風呂にも入れない。
 朝起きて、なんだか左足が妙にうずくなぁと思ったら、火傷していた。原因は不明、というか、やっぱり湯たんぽなのかなか。でも左足だ。朝起きたら右側に転がっていたのに。分厚いフリース寝間着きてて、素肌に当てたわけでもないのに。と考えて、もう一つ思いついた原因が、職場でのレジカウンター内に置いてある電気ストーブ。丁度、左足側に置いているんだ。しかも間に挟まっているのはタイツ一枚だけでかなり熱い。これが原因かなぁ。もしくは、電気ストーブで脆くなっていたところに湯たんぽだったもんだから、とどめ刺されたのか。どちらにしても、今の江口家には治療道具が全くないので、悪化させないようにしなければ。
 そう、江口家には救急道具がない。絆創膏と頭痛薬だけだ。水膨れがゆくゆく化膿しそうだと思うけど、消毒薬も軟膏も無い。ガーゼとテープでも有れば傷を覆えるんだけど、それもない。風邪をひいてもひきっぱなし。熱が出ても体温は測れず。蚊に咬まれても痒みと真っ向から戦うしかない。こんなときに実家だったらアロエが鉢に植わっているのに。火傷にはアロエだろう。アロエは便利だ。さすがイシャイラズだ。
 なので、実家のを株分けして貰って、うちにも置こうかとも考えた。でも玄関先にサボテンとイシャイラズが並んだら、えらくトゲっぽい環境になるのでやめました。統一感が有るとも言えるけどね。

12月13日(

 江口の家はボロいです。どのくらい安普請かというと、外の駐車場でだれかが車のエンジンをかけただけで、その振動で家の中のものが揺れるぐらい安普請です。なので、今日のお昼頃もかなり揺れたけど、いつものエンジンだと思ってストーブも調理中のガスコンロもそのままでいた。立派な地震でした。しかし、震度1だったのに、体感震度は2ぐらいでした。地震保険に入った方がイイかも知れない。
 今日は散髪に行きました。枝毛だらけの毛先よ、サヨウナラ。久しぶりに刈り上がるほどに短くしたら、後頭部が寒くて風邪をひきそうです。
 江口は引っ越しをしてから、美容院を近所のものに変えました。しかし、当然と言えば当然なのだが、ここの美容師は江口の好みと髪質を分かってくれていない。男性用ヘアカタログをみていたら(男性向けの方がショートカットのバリエーションが多いのでよく見る)、「そっちは男性用ですよ」と咎められた。横髪は耳の半分ぐらいと言っていたのに、「耳たぶが見えるか、その下ぐらい」と解釈された上に、「その下」の方を採用された。ものすごく長い。てゆうか、どうして美容師って、あんなに短く切るのを嫌がるのだろうか。手に負えないのだろうか。
 というわけで。あとどのくらいの付き合いになるかは分かりませんが、前向きに考えはしようと思っています。あの美容院、気に入っていないのか、江口。

12月12日(金)

 年の瀬も迫って参りました。なので今期のドラマも終わりそうです。お昼の江口ブームドラマ『真実一路』、今週はこれまでの回想シーンでいっぱいでした。初期の頃のストーリーを忘れていた人のための配慮でしょうか。そしてそれらの回想シーン、江口は全部目にしたことがありました。相当見ているなぁ。えー、今週、大浦龍宇一が死にました。来週は娘が死にそうです。だいぶまえに加勢大周も死にました。ちなみに大周は2回死に。みんな死にました。というか、生き残ったのは高岡早紀だけと言った方が早いでしょう。なんでしょう、これは。ありがちなメロドラマと思って見ていたのですが、ひょっとしたら深作欣二作品だったのかもしれません。侮れませんねぇ。
 さっきまでNHKの『ナポレオンの辞書』というクイズ番組を見ていました。これもよく分かりません。今日初めて見たのだが、今日から始まったのか以前からやっていたのか今日だけの特番なのか。「言葉遊びでゲームを進行していく。例えば出題者のヒントから、回答者の3人が一斉に答えを言う、揃ったらOK」というのを北野大がやっているのをみて、『マジカル頭脳パワー』かと思った。というか、晩年のマジカルだと言って見せてもバレなかったと思う。でもスタジオの作りはNHKなので『連想ゲーム』とも重なる。この平成の時代に、もうちょっとどうにかならないのだろうか、あの懐かしさ漂うセットは。あと、どうしてNHKってスタジオに客を大きく入れないんだろう。タレントだけで番組を持たせるのって、実は見ていて辛い時が多々有るぞ。どうよ。
 ついでにもう一つ。昨日、『ダウンタウンDX』に、美空ひばりの息子(名前は知らん)が出ていた。こいつが結構な馬鹿キャラで、ダウンタウン、ツッコミまくり。なのでその流れで、美空ひばりをもトークの中でイジっていた。ああ、美空ひばり、イジり解禁。昭和が本当に終わったと思った。
 今日はテレビのお話でした。

12月11日(木)

 寒いよぅ。でもストーブを焚くのは勿体ないよぅ。毛布にくるまったところで温まりもしないよぅ。だからやっぱり、改めてその素晴らしさを実感してしまう。湯たんぽ万歳。昨日実家から持って帰ってきました。
 ちなみに、この湯たんぽは去年、前の職場からタダで貰った奴だ。プラスチック製の安っぽいやつ。そんな江口が今欲しいのは、『通販生活』で紹介されている銅製の湯たんぽ。お値段¥9800。リッチなハロゲンヒーターが買えるような値段だ。
 ついでに。ハロゲンヒーター欲が醒めてしまいました。なぜなら、電器屋のおっさんに「あれは部屋全体を温める暖房器具ではない。例えば朝の寒いとき、他の暖房器具が温まるまでのツナギとして使うものだ」と言われたからだ。そんなの要らない。
 さて、こんなふうに寒いので、朝がめっきり弱くなりました。布団から出られません。起きられません。ここしばらく、朝勤務のときにまともに起きたことがありません。顔を洗って化粧をして着替えるのに15分と計算して、出勤の20分前まで時計とにらめっこしています。三食きちんと食べて快食快眠快便をモットーとしている江口が、朝食を放棄しはじめました。エアコンのタイマーという手段もあるでしょう。どうするよ。どうしようなぁ、本当に。
 尚、現在、実家から昔のコタツ(発熱部が飛び出しているタイプ。30年物と思われる)を奪い取る計画が実行中。しかし、どっちにしても快適な目覚めが導かれる道具ではない。寒いなぁ。

12月10日(水)

 マヨネーズパック続報。さすがはマヨネーズ。油分ぎっとり。まるで1週間頭を洗っていない子のようになりました。ママンに見せたら、「ヘアムースを付けているみたいで、汚らしい感じには見えない」と言われたが、本人からしたら不愉快極まりないので、やっぱり止めた方がいいと思う。でも一応、髪はサラサラにはなった。マヨネーズの名誉のためにフォローしておこう。キューピーを敵に回してもいけないし。
 余談ですが。五木寛之がこないだ新聞に書いていたエッセイによると、髪を何日も洗わないとフケが白ではなく黒くなって、紺色の背広を着ていても平気だそうだ。五木先生はワイルドな方でした。
 必要があって、実家から裁縫道具一式を持って帰ってきました。一式と言っても、小学校の時に購入したものなので、糸などの消耗品を含め半分以上の物がなくなっている。そして、江口は家庭科部でわけのわからないものを大量に作っていたため、セット以上の物がある。あと、江口姉が同じ一式を持っていて、お互いの裁縫箱同士で道具の貸し借りをしていたから、ごちゃごちゃに混ざっている。そして、大人になってからは全く使わなくて、押入の奥の方に、ひっくり返ってようが蓋が開いていようがお構いなくほったらかしておいた。
 結果。
 ボビンが6個あった。指ぬきが5個あった。まち針が100本ぐらいあった。縫い針が3本しかなかった(しかも1本は刺繍針)。しつけ糸が2束あった。刺し子糸がもつれていた。くけ台と引っ張り器とヘラと折れ針入れと巻き尺が消えていた。裁縫箱の中にはわざわざそれを置くためのくぼみまで用意されているのに、肝心の道具がなければただの凸凹した不便極まりない箱になってしまう。
 かといって今、新たに買い直す気になれず。このままいくんだろうなぁ。中身無いくせに箱はでかいぞ。邪魔だぞ。

12月9日(火)

 JCBから恐ろしい手紙が来ました。カードの利用限度額が50万円になりました。もっと買えと言うことか。うわぁん。
 さて。乾燥しているのかストレスがあるのか手入れを怠っているのか栄養が行き渡っていないのか。最近の江口の髪が痛んでおります。ブリーチしようとパーマしようと痛むことの無かった江口のつややかヘアに大量の枝毛を見つけて卒倒しております。美容院に行って痛んだ毛先を切って貰いたいのですが、そんな暇も金もありません。
 で、トリートメントでも買ってこようかと思ったが、やっぱりそんな暇も金もなく(貧乏なわけではない。夜勤つづきだからだ)。しかしぼさぼさ髪に我慢できず。
 最後の手段に出ました。
 マヨネーズヘアパック。
 そう、食品のマヨネーズを、髪に塗りたくるというものだ。
 臭い。自分がマヨネーズ臭い。髪がキシキシする。白い水が滴り落ちる。いかん、これでは明日1日、「おいしそうな江口(仮名)さん」と言われてしまう。しかし付けてしまったモノは仕方ないし。
 と思っていたが。
 案外いいぞ、マヨネーズヘアパック。髪の毛がサラサラつるつるだー。でも明日になったらどうなるかは分からないー。江口の毎日は結構ギャンブルー。

12月8日(月)

 以前も言ったが、江口はいま『うる星やつら』を読んでいる。
 江口にとって『うる星−』は、自分で絵を描こうと思い始めたきっかけになる漫画である。
 よく小さい頃は、この漫画に紙を置いて、透かして書き写していたものだ。なので、目鼻の書き方はずっと高橋留美子テイストだ。あまりにもたくさん書いていたので、『うる星−』レギュラー女性のコスチュームはたぶん今でも全て描ける(男は全く書けないのがコドモってことでひとつ)。
 という話を友人にしたら、友人が「『うる星−』の女性キャラって、誰が出てたっけ?」と聞いてきた。だから江口はもちろん、「ラムちゃんと、弁天と、おユキちゃんと‥‥」と答えたら、「違う、キャストの方」って言われた。アニメのことか!!
 さておき、江口も記憶を総動員して思い出してみるが思い出せず。「たしか諸星あたるはピッコロだった」というとこまで思い出した。そしたら「なんでそこでピッコロが出てくる」と怒られた。
 いやほら、江口の中でアニメって『ドラゴンボール』のことで。だから声優を指すときは『ドラゴンボール』に於いてのキャスティングを充ててしまうんだって。ついでにいうと、『鎧伝サムライトルーパー』もこれに含まれる。なので江口の中では「トランクスは真田遼」なわけだ。
 中村大樹には泣いたなぁ。 

12月7日(

 こないだ、友人の実家にお邪魔した。それはいいのだが、手ぶらで行くのもアレなので、何か買って持っていこうとしたら、「逆に親が気を遣うから」と友人に止められた。いやしかしなあ、というわけで、負担にならないモノを考えてみる。「うちの職場で扱っているモノです」といって、『主婦の友・新年号』をもっていくというのはどうだろう。江口ノルマも加算されるしさ! 
 ちなみに、元この店で勤めていた友人が手伝ってくれて幾つか買ってくれたが、その度に元同僚たちに「結婚したのか!」と聞かれていた。主婦でなくても『主婦の友』読むって。ときどきハラ立つけどね。
 それはさておき。
 江口義兄は稼ぎがいい。県内では有名な企業で「長」のつく立場にいる。なので冬のボーナスだってものすごい(注※江口基準)。そんな旦那をもつ江口姉の最近の悩み。息子(第二子)に、今は娘(第一子)のお下がりを使わせている『こどもちゃれんじ』を新に定期購読してやろうかどうかということ。ちなみに、月に¥1500ぐらいするそうだ。
 買ってやれよ、そのくらいーー!!
 というわけで、三つ子の魂にこびりついた貧乏性は百まで引きずるのだよ、という教訓でした。

12月6日(

 江口梨奈、28歳。自動車運転歴6年。
 初・ナマ物轢殺!
 鳥のくせに何で飛んで逃げないーー!
 というわけで、ホネの砕ける感触をみっちり味わったあとで、全てを忘れようと、予告どおり日本酒×おでんでぐうたらしました。イヤなことは全部忘れました。ひとつ消えないイヤなことは、日本酒が半年前のものだってことですか。いくらなんでもなぁ。
 一度実家に帰って、買い物すませて帰ってきたのが夜7時半頃。で、速攻で風呂に入って、おでん温め直してキリキリに冷えた日本酒でイタダキマス。じっくりストーブでとろとろ炊いていたモノだから、大根がふくふく柔らかくてああもう。一口食べる! 日本酒でそそぐ! また食べる! そそぐ! ときどきファミコンする! 睡魔に襲われる! そのまま寝る!
 なので日記の更新もせず、夜の11時に布団に入る。こんなのは高校以来かもしれない。でもそんなことをしたもんだから、深夜の3時に思いっきり目が覚めてしまった。まったく寝付けないので、明け方6時まで『うる星やつら』読んでいた。読み終わった。
 などという生活をしていましたが。明日もちゃんと仕事です。決して『休日前の一時』だったわけではありません。

12月5日(金)

 江口家の浴槽は広い。でも浅い。なので肩まで浸かろうとすると、どうしても半分寝る体勢になってしまう。かといって、157pの江口が布団に寝るかのように綺麗に寝そべられる広さでもなく。なので、江口が風呂に入っているときはまるで屈葬されているかのような体勢だ。それで意識が半分まったり寝ているものだから、自分でも変死体みたいだと思う。もし誰かに見られたら通報されるかもしれない。
 さて。江口の明日の予定。
 水曜日からおでんを炊いています。なので明日はこれを日本酒でやりながらまったり時間を過ごすつもりです。というわけで、明日の日記が更新されていなかったら、おでん天国に片足をつっこんでいると思って下さい。

12月4日(木)

 アニメ『魁! クロマティ高校』を見たいのだが、放映時間は深夜2時。しかもたった15分。気が付いたら終わっている。このまま一度も見ずに終わってしまうのだろうか。そういえば最近、『ピタゴラスイッチ』もよく見逃す。15分番組は脳味噌の記憶帯にひっかかってくれない。
 最近、他人の実家から持って帰ってきた『うる星やつら』を読んでいます。面白いです。あと、とても懐かしいです。そして、小さいときには分からなかったネタがやっと分かったりします。ネタっても簡単な言葉遊び程度のものなんだが。確か初めて読んだのは小学生の頃。例えば、『ウソ発見器にかけられるシーン・あたる(主人公・男)が体調不良の理由を「つわりです」と答えて、発見器が「いつわり」と表示する』とか。あー、これ、当時の江口では面白がるとか理解するとか以前に、ネタであるとも気づかなかったわーと思った。大きくなって、物事の理解力が深まってから読むと、コマの隅々を読んでしまう。そして、小学生脳味噌では気づかなかったことを拾い上げていく。
 こうやって大人は、物事をナナメから見るようになるんだ。

12月3日(水)

 実家に帰ったら和菓子がありました。なので奪って帰って、おうちで緑茶のみのみ食べました。コーヒーとケーキが洋の最強なら、緑茶と生菓子は和の最強。
 どうも今年は、餅米が不作で値段にモロ影響が出ているようだ。このままでは正月の餅も危ない、と。正直、餅があろうがなかろうが正月は地球が回っている限りやってくるのだから、悲観することなどないのだけれど、でも日本人の魂としてそれはどうよ。拘っているのが本当に馬鹿みたいなんだけど、でもどうしても拘ってしまう。それは細胞のすみずみに、日本人のDNAがあるから。
 俺たちのハートには日本人のソウルがあるんだぜ。
 とかいいながら、日清のどん兵衛が大きく売り出されるのを見て正月を感じてしまう自分がいる。本当はDNAってテレビの放射能で簡単に変化するものなのかもしれない。

12月2日(火)

 今日もMくんが我が家にいます。なぜなら、ファミコンをするからです。
 というわけで、朝の一番からファミコン。しかも今日は、わざわざゲームショップを回ってソフトを新しく3本買い足してまでのファミコン。『うる星やつら愛蔵版』は手も付けられていません。部屋中に遊んでは止めて止めては遊んでの、ソフトが散乱しています。頭の悪い子の部屋みたいです。そういえば小さい頃は、ゲームは1日一時間までと言われていました。いま、その当時の欲求不満を晴らすかのように遊んでいます。夜の7時頃にゴハン食べて、まだ『伊東家の食卓』やってるころにゲームの電源を入れたはずが、気が付いたら11時回っていました。
 ところで、一番最初に買ったソフトは何かという話題で。
 江口は『いっき』でした。しかも、この『いっき』をやりたくてハードを買いました。
 という話をみんなにしたら笑いがとれます。わし本人はまったく気づいていなかったが、そうとうなアレだそうです。
 あと持っていたソフトとして『うる星やつら』『ドアドア』『美味しんぼ』『ポートピア連続殺人事件』『チャイルズクエスト』などをあげても同じリアクションが帰ってきます。
 余談であるが、昔、貯金をはたいて『ポートピア−』(当時¥5000ぐらい)を買ったらパパにしかられて貯金を取り上げられたことを思い出した。
 ちなみに、Mくんが帰った後も江口はやっていました。よく、ゲームのやりすぎは目を悪くする、てんかんの発作を引き起こすなど言われますが。それも当然だと思うぐらいの目の負担です。寿命が縮まりそうだ。

12月1日(月)

 現在の江口、職場(書店)でゲームの攻略本も担当しております。しかし、ゲームハードなんてひとつも持っていない江口。なのでまったく現代の状況が分からず、雑誌などから情報を得ています。そして最近、ファミ通Waveの付録のDVDをいくつか見ていたら、そのなかで『ファミコン対決をしよう』というコンテンツがあった(『アイスクライマー』と『バルーンファイト』と『マリオブラザーズ』と『ドクターマリオ』で対戦していた)。
 ファミコンがやりたくなった。
 なのでやることにしました。
 でもとっくに手放して、今は持っていません。
 われらがご近所フレンドMくんが、「実家に帰ったら大量にソフトがある」というので、とりに行きました。ちなみに場所は愛媛県宇和島市。江口が住んでいる場所からは片道3時間。高速道路松山道を終点まで乗ってまだ1時間以上かかります。
 というわけで、朝に早起きして宇和島へ。途中で、ファミコンハードを捜す旅をしていたら、結局宇和島に着いたのは夕方4時前でした。おかあさんが待ちくたびれていました。ちなみに、この途中で、任天堂ファミコンは高かったので、何処のメーカーが作ったのかも分からない互換機『ふぁみ魂家郎(ふぁみこんやろう)』を買いました。近所の店でも売っているのに、なぜわざわざ愛媛で買うのか。故障したらここまで持ってくるつもりか。あと余談であるが、この店でファミコン版『美味しんぼ』が¥1480で売られていた。本気で欲しかった。アンキモアンキモアンキモ!!
 ともあれ、到着。で、ファミコンソフトと『うる星やつら』の愛蔵版コミックスを回収したら帰るつもりが、いっぱいおみやげを持たせてくれました。米を一俵貰いました。あと、芋とかミカンとか梅酒とか、3ヶ月ぐらい籠城が可能なものを貰いました(誇張表現無し)。それに本来の荷物の本とソフト。車体重量倍増。帰りの高速道路ではスピードが出ませんでした。
 晩ゴハンは、M母が持たせてくれたイロイロですませて、あとは深夜まで梅酒飲みつつMくんとファミコン三昧。結構遊べるもんです。でも『ハリキリスタジアム』でお互いが巨人と阪神に別れてゲームをしたらとても険悪になりました。

 


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