2005年1月1日(土)〜1月15日(土)までのごはん。

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1月15日(

 そう、自分の常識が世間の常識と思ってはいけない。常々思っていることであるが、改めて肝に銘じておきましょう。
 こないだからココに話題に出てきている、うちの店常連の男子高生。欲しい本があるというので注文を受けたら、もう絶版になっていた。出版社がもう作ってないというのだから、正規の書店ルートではもう手に入らない。なのであとは、古本屋を探すか、ネットオークションでも見てごらんな、と勧めてみた。
 男子高生です。移動手段って自転車か電車なんだよね。郊外の古本屋って、行くの大変なんだよね。
 男子高生です。自前のパソコンを持っている方が少ないんだよね。あるとしても家族共用だろうさ。
 まあがんばってくれ。せめてものおわびに、わしが代わりに郊外の古本屋数カ所で捜してみたから。無かったけどさ。

1月14日(金)

 ふと思い出した、江口父(故人)のハナシ。
 よく晩ごはんに魚の切り身なんかが出て、わしの方に頭側の切り身が充てられていたりすると、尾側の皿がきていた江口父は「こっちのほうが骨がとりやすい」と、自分の皿と交換してくれていた。当時は単純にやったーやったーらくちんーと喜んでいただけだったが、今日、やっと分かった。やっぱりあれって、江口が可愛がられていたんだろうなあ。
 というふうに、しんみりした美しひ思い出で済ませてしまうのもツマラナイので、もうひとひねり考えてみる。
 江口父が娘の皿と交換していた理由。
1)娘がかわいかったから。
2)頭側の身の方がおいしいから。
3)箸使いの達者なところを自慢したかったから。
 案外(3)で本当に合ってるかもしれない。
 すんません、素直な娘になります。

1月13日(木)

 一億円当たったらどうするか、と友人と議論する。とりあえず電卓を出して計算してみたが、まず100,000,000という数字の入力からしてできなかった。
 ともあれ、よく宝くじの季節にラジオで「当たったらどうする〜?」とヌルい質問をリスナーに投げかけ、「○○を買います〜」というヌルい返答に飽き飽きしていたわし。もっとおもしろすてきな回答はないか。そこで友人の案。
 『モデル事務所とかに当たって、選りすぐりの10,000人の女の子を動員して全員にメイド服を着せて渋谷を行進』。
 最初は1億人の女の子とか言っていたが、それでは日本が沈んじゃうし、ノーギャラというのも可哀想なので、日当・衣装代・事務所への手数料などをさっぴいて1万人。
 そして空想してみよう。1万人の行進とは、果たしてどんな規模なのか。
 参考までに、甲子園球場で高校球児達の入場行進は約700人。しかし甲子園観客席収容数は5万人とな。1億円かけた1万人メイドプロジェクトを以てしても、甲子園を満杯には出来ない。
 あと、ポリオワクチンにつぎこむ、というのもあった。2005年に撲滅は出来るでしょうか。
 ついでの話。よく、宝くじに当たったら見知らぬ親戚が増えたという話がありますが、果たして本当に「親戚です〜」と擦り寄っていって幾らか稼げた人はいるんでしょうか?

1月12日(水)

 はーい。今日の江口は休日を満喫してきましたヨー。何をしたかというと、久しぶりに映画を見に行きました。レディースデー(¥1000)だったしさ。で、何を見たかというと、『ハウルの動く城』だ。5年とか6年とかぶりにいった映画がジブリ。負けですか? 江口、負けですか?
 というふうに、江口の行動原理は全て『勝ち・負け』だ。大衆に迎合したら負け。世間の流行にのっちゃったら負け。ギター侍とかにいちいち目くじら立ててたら負け。で、ここのところ負けが込んでいたので落ち込んでいたら、友人に「いい加減に勝ち負けで行動するの止めなさい」とたしなめられた。その友人も「『渡鬼幸楽ラーメン』買ったら負けかなあ」ってハッキリ言ってたけどさ。ちなみに、幸楽ラーメンは結構うまい。江口、負けっ放し。
 参考として。江口の勝ちとは。
 古本屋で『巨人の星』新装版見つける。勝ちー。

1月11日(火)

 昨日の連中が、毎度のことながらわしに貢ぎ物をくれる。掌一杯のドラえもん。どうしたものかと思案して、100円均一で網かコルクボード買ってきて、そこに貼り付けてディスプレイ、という手段を思いつく。
 で、やったのがコレ
 どうしたものかなあ。

1月10日() 成人の日

 夕べはそうやって夜更かしさんだったので、起きたらもう昼。連中は結局泊まって行ったのだが、野郎3人雑魚寝という光景は結構アレ。
 で、こんどは河岸を変えてテーブルトーク。
 そして2人はまた岡山に帰り、残った1人とまた麻雀。
 インドアな休日でした。 

1月9日(

 岡山から友人が来たのですよ。いつもの連中だけど。
 でもわしは仕事。終業後に合流したが、それでも夜の11時。
 それから我が家で麻雀始めてて、気が付けば明け方5時。
 何やってんですか。

1月8日(

 友人の結婚式に行ったのですよ。友人として招待された初めての結婚式です。なんか、新婦側友人が大量にいました。11人。そのうち10人が独身女。全員今年30歳。ブーケトスなんか、わらわら。
 まあ、2次会の予定なんかもあったんですが、わしはせっぱ詰まった仕事を抱えていたので帰ってきた。楽しんでいらっしゃいますでしょうか。そして仕事は進んでいません。どうしようかなぁ、おい。

1月7日(金)

 江口ママンが言うんです。「『ハイッ! ハイッ! あるある探検隊ッ!』ていうの、知らないのか!?」って。知りません。そんな行進されても、全く知りません。
 以前に江口ママンがデューク更家を知らなくて、それを江口がさんざんバカにした、その時の恨みでも晴らそうというのか、探検隊を知らない江口をことごとくバカにされた。こないだ、姉ファミリーが来たときにも話題になって、全員で行進しながら迫られた。江口の味方だろう義兄も、「それは知ってる」と冷たかった。
 一縷の望みを託して、ご近所フレンドのMくんに聞いたら「ンなもん、知らない」というお返事。ああ、希望の光。そうだよね、そんな、どこの誰だか人数も性別も職種も分からない人種がブラウン管の向こうで発しているネタを知っている方が少数派よね〜、と思っていたら、「でもあんたは大塚愛知らないぐらい芸能界疎いし」って言われた。
 ともかく。未だそのナントカ探検隊を全く見たことがありません。誰かが話題にしているのも聞いたことがありません。本気で、何処の誰で何人で、つかみトークなのかミニコントなのか分からない。ママンの口頭で聞かされただけなので、本当にこれが正しい台詞なのかすら分からない。デューク更家は毎日のように見るのに。

1月6日(木)

 店長に「それは何だ?」と聞かれました。レッグウォーマーです。女としての最後の砦を破壊する、レッグウォーマーです。もう江口も女として終わりです。さめざめ。
 そしたら店長に聞かれました。「パッチは?」。
 男としての最後の砦を破壊します。
 ああ、店長もはいてるんだってさ。店長はもう男として終わりです。この店は年寄りだらけです。年寄りの吹きだまりです。さめざめ。
 あと、江口ついにズロース買いました。しかもよりによって、おばちゃんベージュ。でもあったか。
 あと、ハロゲンヒーター手放しました。わー。

1月5日(水)

 納豆が大好き。
 江口、納豆大好きッ子になってしまいました。つい最近に。
 何度かココに書いたこともあるが、江口はこう見えて偏食。何でも食べる、というイメージを持たれているが、野菜がダメだ。年齢と共にいくつか克服したのもあるが、それでも食べられないものの方が多い。で、なぜ食べられないかというと、食べたことがないからだ。見た目に気持ち悪い物は口に入れたくない、人間の心理として正しいと思う。ちなみに、江口ママンはそんな娘に対してどうしたかというと、焼肉の時にキャベツを持ってきて「これを食え」って言ってた。抵抗無いように加工するとか味を変えるとかの工夫いっさいなく、まんまのキャベツ。「焼肉のタレ付けたら食べられるだろ」って。無茶な。
 そんな手で来られたら、こっちも意地でも食べるもんかと、熱い戦いを繰り広げ、結局江口の偏食は直らなかった。
 でもまあ、江口もいい大人になり、他人と食卓を囲む機会も多くなり。そしたら、どうしても口に入れる=食べられなくはない、ということになり。大人なんだから、食べられなくもないものなら食べる。好きな物ばっかり食べたりはしない。繰り返していたらいつかは大好きになる。大根とかそう。生大根はちょとアレだけど。
 納豆の話に戻るが。友人とゴハンを食べていたときだ。友人も江口の偏食を知っていて、この克服に協力的。ちょうど江口も、健康のために納豆を〜って考えていたときで、その流れで友人が納豆を出してきた。
 食べる。
 うまー。
 ワタシ、ニホンジン。ダイズ発酵ダイスキー。
 本気で美味しかった。同時に、こんなクセまみれ代表のような食品が食べられてしまう自分の日本人としてのDNAが怖かった。
 それからというもの、炊きたてご飯+納豆という組み合わせの虜。炊きたてご飯じゃないと食べたくない。今日は我慢できなくて冷凍ご飯にしたが、それでも美味美味。
 いつもは添付のタレか、醤油なんだけど、今日は塩でやってみた。久本雅美の番組で誰かが紹介していたので。なんでもいい。なんでも美味美味。卵はダメ。 

1月4日(火)

 正月3が日も終わって、そろそろ世間は通常営業になるのかなーと思ったが、やっぱり出版社各社は休み。客注がたまるたまる。忘れないようにしなきゃ。
 正月と言えば。実家に帰ったり友人とパーティーしたりして、自分ちの食材が全く減っていないことに気が付いた。気が付けばはんぺんとかチーズとか、次々に賞味期限ぎりぎりになっていく。あと、実家からかまぼこを大量に貰ったり。というか、ママンの姉(江口の伯母さん)がかまぼこ工場に勤めていて、ときどきお裾分けをくれる、そのさらにお裾分け。それはありがたいのだが、一人暮らしではとても消費しきれない量をくれる。かまぼこなんてナマモノを。
 で、残った野菜くずやらこんにゃくやらを一気に消費しようと、またおでん炊いてます。ストーブにかけっぱなしでいいから、これはよい。
 でも、気が付けば江口は年末からずっと煮物ばっかり作ってる。醤油とみりんの味ばっかり。洋食が食べたくなった。
 それで思ったのだが。江口は毎日の生活が楽しい。食事の支度とか楽しい。
 でもこれは、3度3度作ってないからだな。不規則な生活のため、ちゃんと手をかけて料理を作るのは数日おきだ。なので作れる日には、楽しくて朝からわくわくする。
 毎日の食材の腐敗進度を確かめながら、計画的な料理をしなければならないとなったら、きっと江口は3日で飽きる。醤油味以外が食べたい。

1月3日(月)

 仕事始めー。
 でもヒマー。
 なぜなら、荷物がまったく入ってこないからー。新刊がぜんぜん無いー。もちろん補充もないー。発注作業をしようにも、出版社は休みー。その他の雑用をしようにも、江口は普段の手際がいいから仕事なんか残さないー(見栄)。そんな仕事始め。今年も平穏でありますように。
 余談ですが、江口は正月の間に録り溜めたビデオを、職場の休憩室に持ち込んでいる。1時間の休憩で、徐々に消費している。今はM−1グランプリ見ている。でもいたるところで結果を聞かされる。アンタッチャブルが優勝か。ほう。

1月2日(

 はじめてお年玉なるものを人にあげる立場になる。江口も大人になりました。
 というわけで、今日は久しぶりに姉ファミリーと会いました。本気で久しぶりです、特に義兄とは。冗談抜きで、1年とか2年とか会ってないかもしれない。ともあれ、姪は今年の春から小学生。そろそろお年玉デビューもよいのではないかと、さっそくやってみました。こないだまであんなに小さかった子が、世の中の貨幣システムを理解するようになっています。成長したものよ。甥にはまだ。小学校になるまでまだ。そうして更に、姉と弟で金額の差をつけていくつもり。姉よ、年長者の優越感に浸るがよい。弟よ、若輩者の無力さを感じるがよい。きょうだいなら誰もが通っていく道だ。
 あとはビール飲み飲み、姪をいじくり倒す。昨日にママンが買ってたリカちゃん人形セットで童心に返って本気で遊ぶ。でもときどき刺さる他の大人の目が痛い。この辺が江口も成長した証。
 そして初詣。近所の八幡さんに行って、石段も登る。疲れて帰る。江口の正月休みも終わり。

1月1日() 元旦

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。ママンが漬け直した紅白なますは、たいへん美味しくなりました。亀の甲より年の功。今年も謙虚に行きましょう、あなたの江口梨奈です。
 今日は昼近くにのそのそ起きて、酒も飲まずにおせちと雑煮でスタート。初めて作るおせちと雑煮。冷め切った料理を食べるのは、実は悲しいことと知りました。雑煮はやっぱり白みそにすべきだと思いました。
 今日は実家へ帰る。実家は大掃除もなにもされてなかった、普通の休日を過ごしている最中でした。
 ではさっそく、福袋を買いに行きましょう、と言うことになって。いつもなら近所のサティ(の中のママイクコ)に行くのだが、今年は何を思ったか、新居浜のジャスコまで。どっちもイオングループには変わりないのに。一応目的として、明日来る予定の姉ファミリーの子ども達のためのおもちゃを何か買おうではないか、と言うことだった。手頃ないいのがあって買い物成功。でも福袋はいいのがなく、1時間ぐらいですぐ帰った。で、帰ってさっそくおもちゃを広げる。三十路近い娘と、還暦が目の前に迫っている母親が、3歳児向けのおもちゃを広げて遊ぶ。そんな年明け。
 晩ゴハンはまた雑煮。白みそでした。で、食べ慣れた美味でした。えび天(衣天ぷらじゃなくて、揚げかまぼこ)とかいるよね、やっぱり。これが江口家の味だ。なんだかんだで30年近く食べ慣れた味だ。おそるべし、おふくろの味。 

 


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