きょうのごはん　～江口梨奈のすてきページ

２００６年４月１日（土）～４月１６日（土）までのごはん。

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４月１５日（土）

　すっかり健康体なのだが、念には念を入れてゆっくり休むことにする。夕べはパソコンの電源を入れることなく、夕食後から布団に入ってぐうたら、もとい、安静にする。テレビのある部屋の方に布団を敷き直し、友人から借りているＤＶＤ『ゲームセンターＣＸ』なぞを見、枕元には漫画の本を山積みに、頭には熱さまシート。パラダイスです。パラダイスです。
　でもやっぱり、ここはたった一人のパラダイス。喉が渇いたら自分で起きて茶を注がなくてはいけないし、お風呂だって自分で入れなくちゃいけないし、電気だって自分で消さなくちゃいけない。
　なんかこんな昔話あったよな、王様が家来をどんどん殺して最後はひとりぼっちとか何とかってやつ。覚えてないが。
　ところで、今の江口はとても寒いのですが、これは正しい外気温なのか、江口の体調が異常をきたしているのかどっちなんでしょう。自分が信用できない。

４月１４日（金）

　昨日３８度の熱を出し、今朝測ったら平熱の３５度７分（江口の平熱は低い）。でも病院にはいく予定だったので行く。行きながらも、一夜で熱を下げてしまったことがたいそう損した気分となり複雑。いやいや、本来あるべき健康な状態からすれば、発熱している状態こそが『損した』状態なのだから、江口は今、得をしているのだ。と言い聞かせてはいるのだが、何でだろう、何が江口は気に入らないのか。分かった、病院行きたくないんだな。
　無事、風邪の診断を頂き、５日分の薬を貰ってから出勤する。店にはいると同時に「無理なら、今日は休んでいいよ」とありがたい言葉をちょうだいするが、健康体の今となってはそれも申し訳ないので普通に仕事をする。しかし働きながら「休んでイイって言われたんだから、遠慮せずに休めばよかった。そしたら楽しいサボタージュな一日」という後悔がよぎる。損した気分。だから別に損してないってば。
　健康アリガトウ。

４月１３日（木）

　効いたよね、早めのパブロン。どうやら江口は遅かったみたいです。見事な発熱。３８度。いい大人なのに。
　去年といい今年といい、４月は江口の寝込む月なのか。
　しかし、勤め人はそうそう寝込んでもいられないので、明日の午前中に病院に行きます。今日の日記はショートバージョン。

４月１２日（水）

　風邪をひいてノドが痛いです。普段の江口は風邪薬など飲まないのですが、今季は寝込むわけにいかない事情があるので、パブロンに頼る。おかげで酒が飲めない。飲みたいのになあ。薬飲んでから４時間ぐらい経ってるからいいかなあ。
　いろんな現実逃避も兼ねて、Hangameのパチンコ（無料台）なぞをやってみる。こんな、キーやマウス操作も必要なく、換金できるわけでもないゲームが何で存在しているかも謎だし、それをわざわざプレイしている江口も謎だ。いや、江口の場合、さっきから音を消して、操作をＯＮにしっぱなしで放置している。もう３時間ぐらい。遊ぶ気、皆無。あえていうなら、どこまでいけるかチャレンジしているのか。いま、３万玉ぐらいだしてる。もともと持っていた玉数が多かったので、数は力と、とにかく投入した結果。これ、現実世界でのことだったらどうしようと思ったが、きっと現実のパチンコ台で操作ボタンＯＮにしただけで後は３時間も座っている、なんて根性は江口にない。

４月１１日（火）

　で、昨日その友人夫婦から猪肉をいただきまして。とりあえずすぐ食べられるようにと、豚汁ならぬ猪汁を作って持たせてくれた。
　さて、江口は猪肉を食べるのは初めてである。どんなものでしょう。聞いた話では、やはり山の獣、家畜とは違う臭みがあるとは聞いていた。猪汁を炊いている現場にいたが、肉をゆでこぼしていたもんな、よほど臭いのか。
　と、脅されながら持って帰った猪汁。さっきちょっと一口食べてみた。
　普通にうまいと思う江口。
　ごめん、江口はそんな繊細な感覚を持っていないから、肉の臭みとかってわからない。臭いと名高いマトンのジンギスカンを平気で食べた過去を持つ。鹿肉で焼肉パーティーをした時も美味しかった。こないだ念願の鯨肉で竜田揚げしてぱくぱく食べた。兎肉を食べてみたい。犬肉も食べてみたい。きっと美味しいと思うだろう江口がいる。
　もうちょっとデリケートなつくりになっててもいいんじゃないかなあ。

４月１０日（月）

　宇和島から友人夫婦が来たので遊びに出かけることにしました。しかし、天気はあいにくの雨。晴れていたら、花見も兼ねて丸亀城にでも行くつもりだったのだが、豪雨。なので、インドアで遊べるところをとにかく捜す。相手は若くないので、カラオケやショッピングなどは選択肢に含まれない。さて、どうしようかと捜す。
　そうして見つけた、中津万象園。
　インドアと呼ぶには語弊があるが、まあ雨の庭園、それなりに風情もあろうということで連れ出す。
　存外良かったので驚いた。まさか近場に、こんな良いスポットがあったとは。
　しかし、所詮は庭園。１周するだけでは大して時間がかからない。夕食まで時間が余ったので、そのままおみやげ買いを求めて東かがわ市まで走る。国道で。
　途中で、何やってんだろうと思った。

４月９日（日）

　問おう！
　３１歳。毎日ちゃんと８時間働いている。給料の２割ぐらいは貯金。たまの楽しみは古本屋での立ち読みと夜のビール１本。今冬に買った服は２着。
　そんなつましい独身女が、１万円ちょっとの買い物をするのは贅沢か！？　贅沢か！？　贅沢か！！？？
　いいじゃん、ＤＶＤの３枚ぐらい買ったって。

４月８日（土）

　ピタゴラスイッチって、世間での認知度はどのくらいなんだろう、とふと思った。
　ＮＨＫ教育の、幼児向け番組の一つです。前年度までは水曜日と木曜日の午前中、あと夕方に５分縮小版が放映されていた。今年度からは番組編成が変わったので、いつやってるのか把握できてない。余談であるが、夕方５時台のＮＨＫ教育番組、これまでレギュラー出演者（こども）が番組の経年とともに成長し、このまま大人になり、番組の意味も変わってくるのかと心配していたが、今年度になって『からだであそぼ』はチビちゃんが一人増え、『にほんごであそぼ』もたぶん子供のメンツが入れ替わってる、と思う（自信ない）。
　で、ＮＨＫ教育。普通に社会生活を営んでいる大人達が見る機会など皆無であろう。子持ちの主婦が、子供に付き合って見ているぐらいではないか。角界を引退したスターとかレギュラーで番組持っていたりするんだよ。マツケンサンバ２なるヒット曲を生み出した作曲家が黙って座ってたりするんだよ。「悲しいときー」というネタで大人気を博している芸人が行進したりしているんだよ。それをたぶん、普通の人たちは全く知らないのであろうなあ。まだテレビ東京『ＴＶチャンピオン　進め！コロコロからくり装置王選手権』の方が知名度が高いかもしれない。
　ピタゴラに栄光あれ。　

４月７日（金）

　すっかりあたたかくなりました。まだこたつを出しているというと、バイトちゃんに笑われました。春です。
　でも江口はまだレッグウォーマー履いてます。足首が寒いんだもん。寒いというか、寂しい。頼りないと言った方が適切かもしれないが、つまりレッグウォーマーを履かない状態というのがなんとも心許ない。実際、もう履かなくてもそんなに寒くないとは思うんだが、「ちょっと寒いかな？」と感じるかもしれないと思うと悔しい。この「ちょっと」の我慢ができなくなっている。武士は食わねど高楊枝、なんて根性はとうの昔に消え去った。今の江口は腹八分どころか満腹つめこまないと楊枝をくわえたりしない、きっと。

４月６日（木）

　そっか。ビブロスが倒産か。
　江口の職場は本屋である。本は、委託販売と言って、いつでも返品することができる。だから例えば、ドラマ化原作の本をドラマ放映中にたっぷり取り寄せて、ドラマが終われば余った分を出版社へ返品する、というのが可能だ（あんまり大量に返すとそりゃ怒られるが）。なので出版社に倒産されると、売れ残ったら返すつもりでいた本が返せなくなり、それらはまるまる自分の店の余剰在庫となってしまうのだ。ぺんぎん書房とか、だいぶ残っている。
　なので我々末端の販売店は、出版社の倒産情報収集に汲々としている。取次店から情報が回ってきた頃にはもう遅い、流通を完全に封鎖されてしまう。だから、取次情報が回ってくる前、新聞やネットなどでわずかでも話を聞いたら、即返品をしなくては間に合わない。
　しかし、ここでも悩むことが。
　店頭に置いておけば売れるかもしれないタイトルがあることだ。
　確かに、売れなければ店の負担になる。けれど、置いていたらそれなりに売れる確率も高い。さあどうする超人ロック。
　はい、危ない賭はしません。安全確実。それが商売だ。　

４月５日（水）

　スポーツクラブに泳ぎに行く。プールは、歩行のみのコースと、歩行＋軽く泳ぐコース、あと上級者用に分かれている。江口はもっぱら、この軽く泳ぐコース利用。で。ここは自然、本格的に泳ぐ気のない人が端に溜まる場所ともなる。邪魔じゃ。出て行け。とも言えず、抗議の意味も込めてオバちゃんたちを次々追い越してどんどん泳ぐ江口。オバちゃん達が出て行くまで続けてやる、と心に誓い、ものすごいペースで泳ぐ（この前に、水中エクササイズ４５分済ませてきて疲れてるってのにさ）。もちろん、そんな江口の脳内賭のことをオバちゃんが知っているはずもなく、こちらの無言の抗議に気付くはずもなく、普通におしゃべりを楽しんで普通に帰られた。でも江口自身は、心の誓いに勝利したことに純粋に喜んだ。勝ったよ、江口。何も得られない勝負に勝ったよ。
　たぶんここで江口は大量にドーパミンを分泌してしまったのではないかと思われる。現在時刻午前５時。そんなに眠くない。いや、ちょっとは眠いから寝るけどね。
　おやすみなさい。

４月４日（火）

　昨日カレー食べたのに、今日はカレーコロッケ。昨日は揚げ物もいっぱい食べたのに。
　だってカレーコロッケも作りたかったのですよ。新じゃがの季節だしな。ごめん、本当の理由は台所のジャガイモが大量に萌えてきたから。春だな。
　２日前、テレビで大食い選手権をしており、そこで出場者ががつがつエビフライを食べていた。美味しそうだった。
　なので今日の夕食は、カレーコロッケとエビフライ、どちらにしようかと直前まで悩んだ。昨日カレー食べたじゃん。それを言ったらエビも食べたじゃん。そもそも昨日のカレーも残ってるじゃん。江口はどうしたらいいのか。今日の夕食は何にすればいいのか。まあ結局は、カレーコロッケにしたんだけどね。美味しかったですよ。揚げたてのコロッケは至高の味だね。
　しかし美味しいコロッケはいいのだが。
　ジャガイモを使った料理は冷凍保存ができないのが悲しいところだ。いや、江口はするんだけどね。一旦凍らせたジャガイモは組織が壊れるのか、舌触りが格段に悪くなる。こんなに美味しいコロッケも、８割が次回のおかずとして冷凍庫行きになっている。江口の不甲斐なさのせいで、君たちは美味しくないものへならざるを得ない。ごめん、カレーコロッケ達。
　ということは、この場合の江口の甲斐性は、揚げたてほくほくの状態で全部食べてしまうということになるのか。
　そんなにがんばれない。

４月３日（月）

　桜リベンジ２週目。本日の目的地は、多度津町の桃陵公園です。
　そして同時に今日は江口の生誕祭。ご近所フレンドのＭくんに祝わせることにしました。なので今日の花見弁当はＭくん担当です。江口は手を出さない。祝われる側だからな。
　「おべんとっていっても、作れるのはサンドウィッチぐらいだ」と言ってましたが、何に火がついたのかＭくん、２日前から仕込みに入り前日も午前３時頃まで台所をフル稼働させ、結果、出来上がったものはサンドウィッチ２種（卵マヨネーズとスモークタン）、春巻き２種（豚肉とエビ）、鶏唐揚げ２種（ラー油ときな粉）、カップケーキ３種（コーヒーと紅茶とチーズ）。改めて書きだしてみたが、何やってんだこのオッサン。
　昨日の豪雨などなんのその、ものすごく良い天気で、ぬかるんだ地面もしっかり乾いて見事な花見日和。何度も道を迷いながら到着した桃陵公園は、平日の昼間だというのに花見客だらけ。桜は５分咲きといったところか。このぶんだと、来週も花見にいい花加減かもしれない。
　夜は引き続きＭくんを拉致し、エビとココナッツのカレー作らせた。Ｍくんは市販のカレールゥを使わずに、かつ変わったカレーを作る人だ。それがもうたいそう旨い。前にも食べさせて貰って、それを思い出した先週から無性に食べたくなったので予めリクエストしていたものだ。マスタードシードが残念ながらなかったが、それでも十分おいしい。満足。
　と、作ってくれたものを褒め称えておくと、余った分は全部江口に回してもらえます。Ｍくんは手ぶらで帰っていきました。今の江口家には、カップケーキとカレーがたくさんあります。おいしいです。
　私信。ケーキは着実に減ってます。

４月２日（日）

　そろそろどこの桜の名所でも、花見シーズン真っ盛りといったところでしょうか。しかしせっかく咲きこぼれだした桜を全て台無しにするかのような豪雨。今日の香川県はそんな天気でした。しかし強い風が吹いているにもかかわらず、寒くない。ああ春か。春だなあ。
　で、３１年前の春。江口は生まれました。今日は江口の誕生日です。
　誕生日なんだから、なんか特別な一日にしたいなぁとイロイロ企んだのですが、結局なにもしていない。仕事帰りにケーキでも買って帰ろうとコンビニに寄ったが心動くものに巡り会えなかった。自分プレゼントを考えたが、先月末にちょっとした出費があったので控えた。その出費とは。味噌造りセット。大豆と麹と塩と容器。
　なので味噌造りセットが、今年の自分プレゼントだということに決めました。
　秋にできるだろう味噌は、江口の本名を取って『○○みそ（本名なので伏せる）』と命名する。みんなに配りだしたら、その時はよろしく。

４月１日（土）

　どうしたのだろう、最近の日本人はエイプリルフールすらも大切にするようになったのか。
　江口はいつも『きょうのごはん』をメルマガで配信している。で。まぐまぐ！のホームページを見たら。
　江頭２：５０が踊ってた。
　トップページの全ての『まぐ』の文字が『えが』に変えられていた。『まぐまぐ！』は『えがえが！』。『メールマガジン』は『メールエガジン』。『オフィシャルマガジン』は『オフィシャルエガジン』。まぐまぐのあのキャラクターも全部江頭の顔になってた。そして日付の変わったさっき見たら、まったく形跡は残さず元に戻っていた。
　江口の利用している、中世ファンタジーなオンラインゲームがあるが、そこも４月１日だけは嘘八百の内容を展開するらしい。しかもまったく説明もなく。もちろん、２日になれば何もなかったように元に戻る。
　この、たった１日のためだけに全力を注ぐ、江口はこの姿勢が大好きなのでこれからも応援します。