2007年8月16日(木)〜8月31日(金)までのごはん。
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8月31日(金)
夜寝ると、朝が来る。当たり前のことなんだけどね。 昔、今とは違うハードな仕事に就いていたとき。深夜に帰ってきて、早朝に出勤というのが頻繁にあった。家に帰って「ああ、あと5時間後にはまた出勤か」と思うのが何よりも嫌だった。今はその時ほどむちゃくちゃな勤務はしていないのだが、それでもふと朝に仕事をしていて、「ああ、8時間前にフトンに入ったところなのにな」と思うことがある。一日って、こんなに短かったっけ、と思うとなんとも寂しい。 気が付けば8月が終わりです。ついこないだに、夏休みだーガキどもが店にたむろするよーって騒いでいたのに。
8月30日(木)
初かき氷。今頃か。 我が家には氷かき器がある。何年か前に買った、よくある家庭用のアレだ。んで、夏の猛暑厳しい時に夫が食べたいと言い出して、いちごシロップを買ってきて、氷を作らんと冷凍庫に準備した。そのまま現在に至る。 さて江口、この夏、何の思い出を作っただろうと思いを巡らす。何もないじゃん。海へ行ったか。花火をしたか。そうめんや冷やし中華を食べたか。 というわけで、この8月も終わりかけに急遽かき氷。正直、マックカフェオープンのニュース映像で、かき氷を食べていたのに触発されたのが正しい動機なんだけど。ともあれ欲望のままにがりがりかいて、イタダキマスと言おうと思ったら、シロップの栓がなかなか開かなかった。格闘している間に氷はどんどん溶けて、マックカフェのようなさらさら新食感には程遠い出来に。とりあえずコメカミは痛くしてきました。コメカミ派。
8月29日(水)
ゆうべ、帰宅したのは夜中だったのに、やけに外が明るい。ああ、満月の上に、雲一つ無いじゃないか。街灯が要らないほどの明るさ、これはぜひ夫にも見せようと外に連れ出す。二人して見事だねぇなどと言いながらその場は終わり。今日になって新聞を見たら、昨日って皆既月食だったんじゃないか。いや、時間的にはもう手遅れだったのだけど、なんだろう、このタイミング。 今日。夜7時過ぎに車で走っていたら、窓の向こうの視界に何か見慣れぬ物があるので何かと思ったら月だった。そのちょうどいい目線の高さにあったので、思わず「うおっ」って驚いた。という話を帰って夫にしたら、「あんたの驚くときの声はいつも『うおっ』だ、レディとしてもうちょっとどうにかしろ」とたしなめられた。いや、会話のミソはそこじゃなかったのだけれど、なんだろう、このタイミング。
8月28日(火)
ああ、ライオンの氷殺ジェットが回収かー。毎朝『はなまるマーケット』を見ていると流れてくる、伊津野亮のお願いCMにハラハラしていたのだが、ついにか。別に一度たりとも使用したことはないのだが、ああ毎日お願いされると、ちょっと協力しようという気になっていたのに。ということはもうあのお願いCMは流れないのか。寂しいなあ。 殺虫剤と言えば思い出すのが『転校生』。子供時代の主人公ふたりが、ばあちゃんの顔面に殺虫剤を吹きかけて殺しちゃうの(実際はそれが原因じゃないんだけど)。『転校生』のストーリーは知っているけど、このシーンがいったい何の場面として使われたのか全く覚えていない。まあ、古い映画だしね。観たのだって、テレビで観たのかレンタルビデオで観たのかも覚えていない。そんなもんですよ。小林聡美が己の乳を鷲づかみにしていたのはしっかり覚えているんですけどね。
8月27日(月)
もうすぐ夏休みも終わりです。学生のみなさん、宿題は終わっていますか? 〆切ギリギリになって慌てたりしていませんか? 〆切をぶっちって開き直ったりしていませんか? 今日の江口は、遍路旅に出ておりました。41番・龍光寺と、42番・仏木寺です。 はい、『えぐちず2』が、前回の足摺編を終えることなく、いやさその前の萩編を終わらせることなく、どんどん借金が膨れあがっています! もっと言うなら『ロボロボ』も終わっていません! 大丈夫、人生はまだまだ夏休み。大人には終業式はあっても始業式なんてありませんから。
8月26日(日)
『すいむすーつ大百科』なる本が出まして。萌え本のひとつで、いろいろな水泳着について解説している本。ッて言ったって、水着にそうそう種類があるわけではない。ふんどしとかスクール水着とか言われてもなあ。Tバックって、そりゃ水着に限った名称じゃないじゃん。もっと服飾としてのデザインの違い・用語について言及して欲しかったが、まあ新書サイズの200ページ足らずの本にそこまで要求してもなあ。って思ったら1500円もするのか、この本。 ちょっと前、とあるゲームに於いて、他人のキャラクターメイキングを目にすることがあった。丁度夏場だったので、キャラクターを海に連れて行くイベントがありまして。 当然、女の子キャラクター達は水着についてきゃぴきゃぴ話したりする訳なのですが。 体型に自信のあるセクシーなキャラクターは『ハイレグ』の『ビキニ』でキメるわけですよ。 そして清純派キャラクターは『ワンピース』にするのですよ。 ちょっと待て!! 今時女の水着でワンピースなんて存在しないぞ!! この話があった直後に、実際に水着売場を見て確認した。ありませんでした。フィットネス用ですら、最近は袖と足があるタイプだからね。 もう日本では清純派キャラクターは存在出来ません。そんな結論。
8月25日(土)
初めて見た、定額小為替。とあるごほうびで店長に貰った。なんで店長がこんなの持ってるんだろう。 わしは実際に利用したこと無いのでよくは知らないが、同人誌の通信販売時によく使われるって? それ以外にもよく見ると、郵便局って便利なサービスが大量にある。全国共通なのも嬉しい。しかし、よく見ないと知られていないサービスなので、気が付けば無くなっていることも多数。ふみカードがあるんだけどどうしよう。ちなみにふみカードは、販売終了後、返金で処理しているようだが、江口の行く郵便局の先々で、「カードを読み取る機械を置いていない」「機械が故障中」と言われ、未だ手つかず。困ったもんだ。 郵便局って、普段は郵便を送る以外に利用したこと無い。一応口座は持ってるんだけど、ほとんど使わない。ボランティア貯金なんだけど、まったく寄付金を送れず申し訳ないぐらいだ。しかしこうして面白そうなサービスがあるのを知ると使いたくなってくる。使う予定もないのにな。とりあえずすぐに使えそうなものはないかと捜してみる。ラジオ体操は郵便局が発祥とな。ああこれなら。
8月24日(金)
昨日の晩ごはんが親子丼(具材多め)で、卵でとじていない具がまだ残っていたので今日の昼ごはんにする。今回は卵無しで。ふと見ると、鶏肉は昨日までで全部さらってしまっていたので残っていなかった。親も子もいないこの丼、果たしてこれは何丼と言えばいいのだろうか、と夫と協議の結果、彼が名付けたこの丼の名前は『間男丼』。なんて名前に。 なんかの投稿ネタだったか。「『親子丼』というのは鶏と卵、ふたつが親と子だからそう呼ばれるが、実際料理される際にその二体が事実親子である確率は限りなくゼロであり、これらこそ『他人丼』と呼ぶべきで、普段『他人丼』と呼んでいる物は『他生物丼』と呼ぶべきだ」というのがあった。 とサラリとわしも言っているが、果たして他人丼って本当にポピュラーな食べ物なのか。鮭とイクラの親子丼と、どっちがポピュラーなのか。少なくとも江口家ではどちらも存在しない。
8月23日(木)
綿棒にもいいのと悪いのとがあって。江口が現在使っているのは、新聞屋から景品で貰った、軸も紙のやつ。もろいのな。濡れた耳に使ってると、あっという間に折れ曲がる。で、こんなのに限って大量にある。使い切ったら、次に買うときはいいものを買おうと思っても、まだ減らない。さっき夫の部屋にある綿棒を見てみたら、綿の部分がネジ溝のある、軸がプラ製のものだった。なんて豪華な。どこで手に入れた。 江口は一人暮らしをしていた頃、消耗品は出来るだけいいものを買っていた。どうせ一人、消耗量もたいしたことはない、消耗品の贅沢なんてたかが知れている、そう思っていいものを買っていた。そして二人暮らしになった今。この「二人」って人数がまた微妙で。まだ消耗ペースはゆるやかな範囲内なのか、今までの2倍のスピードになったと考えるべきか。歯磨き剤がね、江口はマイクロホイップのアレがお気に入りでずっと使っていたんだけど、この葛藤のせいでランクを一つ下げた物を買ってしまった。たかが歯磨き剤。されど歯磨き剤。
8月22日(水)
夜が来るといつも、足の付け根がなんとなく痛いような、痺れるような、そんな感じになるのがイヤ。と気軽に言ってはみたが、なんか変な症状じゃ無いだろうな。 昨日からうちの店に、職場体験の中学生が来ています。女の子3人です。女の子はかわいい。何より元気で素直だ。「あれやって」というと「ハイッ」と返事をする、それだけがもう可愛い。過去に2回ほど男の子も来たことがあるが、一人はパートのおばちゃんの息子だったので何とも言えず、もう1人はチャラ男だった。今にして思えば、中学2年生の男子であれだけチャラチャラしているのは、逆に年齢よりも大人びていたのではなかったのかと思う。中坊って心底ガキだもんな。 関係ないのだが、うちの店にはもちろん、近所の中学校の生徒がよく買い物に来る。 なんでやつらは、いつも学校指定の鞄を持っているのだろう。 学校帰りはまだ分かる。休日の、私服のときもなんで学校指定鞄なんだ。たくさん物が入って便利なのか。平日と休日とで中身を入れ替えるのが面倒くさいのか。その鞄がお気に入りなのか。オシャレなんて思考のない男子なら分かるが、女子まで。何で。本当に何で。校則だからって理由じゃ納得いかないよ。
8月21日(火)
何でか知らんが『漂流教室』が読みたい。続けて『14歳』も。どうした、楳図かずおに何かされたか。 現在、うちの店(本屋)では、頼んだわけではないのにホラーコミックのセットが入ってきて、まんま返品するのもアレなのでしょうがなく展開してある。セット内容は、楳図『おろち』『恐怖』他、あとは万乗大地の『サイレン』など、計4作家7タイトルを並べている。で、コーナー展開をしたときは、1冊だけサンプルで中を読めるようにしてある。それが『へび女』。というわけで最近『へび女』をちょくちょく読むのだが。正直言って怖くない。小さい頃に読んだらどうだったかは分からないが、少なくとも今は読んでも怖くない。さっき古本屋で、小さいときには怖くて読めなかった御茶漬海苔の『惨劇館』を立ち読みしてきたが、怖くなかった。大人になるってこういうことか。 しかし。ああしかしながら。 『漂流教室』はとにかく怖い。最初に読んだのが小学校5年か6年のときだった。あまりの怖さに、先が読めなくて、最終回まで読んだのは高校になってからだった。結末を知った今でも、読むのに勇気が要る。本当に大人になった江口は怖がらずにこれを読めるのか自信がない。『14歳』の方は断片的に見たことはあるが(なんかね、鳥人間にレイプされてた記憶が)、内容は全く知らず、これもかなりの地雷であろうと思われる。とりあえずネット書店でブックマークだけは貼ってきたが、どうしよう。こまったことに本棚にはスペースいっぱいあるんだよね、今日某グルメ漫画売り飛ばしてきたから。約100冊。
8月20日(月)
よく考えてみれば味噌汁って、海の恵みと大地の恵みの集大成じゃないか、という話を晩ごはんの時にした。味噌汁とはなんて贅沢な料理でしょう。 ダシを取るときは、たいてい海のものから取る。陸のものって何があるか、と考えたら、今のところ干ししいたけしか思いつかない。たしかに美味しいのは認めますが、でもそれ単独でダシとして成立させるには弱いだろう、やはり魚のダシが必要だ。じゃあ同じく動物蛋白質として、獣肉からダシはとれるかと考えてみるが。鶏ガラとか豚骨とか? あんまり一般家庭で気軽に使えるもんじゃないでしょう、下処理と味出しに時間かかるし。まあそれを言ったら、干ししいたけを戻すにも時間はかかるんだけど。 そんな話で、海のものからとれるダシで下地を作り、大地からとれるものを発酵させて調味料としたものを合体させたスープ。これを不味いと言ったらバチがあたるでしょうよ。そしてこんなにおいしいものを、家庭で簡単に作れるようにさせた先人の知恵と企業の努力よ。果たして江口は江口個人として次世代に何を残せるか。とりあえず味噌汁を飲んで美味しく感じるDNAは絶やさないようにせねばと思います。あと白米と。
8月19日(日)
立て続けに起こったショックなこと二つ。 江口は仕事場での靴は、テキトーな安いのを選んではいている。しかしこないだ買ったのは、あまりに安物だったのか、買ってまだ数ヶ月なのに、すでにボロボロになってしまった。さすがにこれは、履いてはいけないレベルの靴だなあ、新しいのを買わなきゃダメだなあ、という話をバイト君(20歳)としていたら、バイト君。 「古い靴は売りましょう」。 こんなゴミを買い取ろとうという奇特な店なんてものが存在するのか。それはあれか、ブルセラにでも売れと言うのか。熟女の足のニオイがたまんない客層の店に売れと言うのか。 バイト君。「ブルセラですかー。そんな単語もありましたねー」。 え? 20歳の子って、もうブルセラ知らない? 嘘ーん。というのが一つめのショック。 「いや、知らなくは無いですよ。そんな古着ショップがあるってことは聞いたことがあります」 古着ショップ扱いされたーー!! というのが二つめのショック。 てゆうか知りませんか、今の若い子は。ブルセラ。
8月18日(土)
夏、というか夏休みの風物詩と言えば。やはり自動車学校の教習車ですな。江口の住んでいるところは何でか2カ所も学校があって、あちこちで仮免許練習中の車に遭遇する。朝の出勤時間、測ったように前を走られる。お互い時間にきっちりと言うことか。 江口はどうしたわけか、教習車にはとても優しい。頑張っている彼ら彼女らを、何様だというぐらい温かく見守る。そして彼らの見本となるべく模範ドライブを行う。普段は障害物の追い越しにウインカーなんか出さないよ。ポンピングブレーキなんてかけないよ。でもやる。全ては彼らのよい見本となりたいがために。 初心者マークにもちょっとだけ優しい。あんな、ヒヨコまるわかりの目印を恥ずかしがることなく付けて、己の未熟さを周囲に宣言する、その心意気に免じてこれまた慈母神のように見守ってやる。いやさ、初心者の義務なのは知ってますが、何せ江口姉妹、揃って先の理由により早々に外してましたからね。 これが紅葉マークになると、ちょっとアレ。なぜ言葉を濁すか。
8月17日(金)
うちの夫がもうすぐ誕生日で、プレゼントを何を贈るか悩んでおります。 少し前、父の日前にいろいろな店で、ギフトコーナーが展開されていたが、その時にふと気が付いたことがある。 シャツとかパンツとかネクタイとか靴下とか。普段にお父さんに買ってやれよ、日用品なんだからさ。 母の日ギフトだと、アクセサリーやバッグ類など、装飾品がギフトとしてのメインを占めていたが、父の日、とたんに生活臭が漂う。世のお父さんは、父の日でもない限りパンツを買って貰えないのか、そんなことを想像して悲しくなった。関係ないが江口は、父の日にトランクスを贈って、それまでブリーフ派だった父の嗜好を大幅に変えたことがある。ほんとに関係ない話でしたね。 で、うちの夫。結婚前はよくパンツやシャツを贈ってました。プレゼントとして悩まなくていいのな、あれって。実用的で、贈り主のセンスもアピール出来る、邪魔にならない。 結婚してから、とたんに贈りづらくなってしまった。どうしよう。本当に必要なものは、生活費から出さなきゃ。かといって、ワケの分からないものを贈ると、己の生活空間に影響がでる。困ったもんだ。
8月16日(木)
こないだから言ってましたが、今日でメルマガ発行2周年です。ありがとうございます。読者数が3000人を越えると殿堂入りしますが、それにはまだまだです。 という記念日を無視して昨日の話の続きなんですが。 食品の偽装。衛生的に問題があるわけではないけれど、紛らわしい名称をしているものだって多々ある。 例えば。銀ダラ。 はい、メルルーサですね。 白身魚のフライによく使われている、あの安価な白身魚。十分美味しいのに、なぜタラのバッタもんみたいな扱いを受けているのか。やはりこれは、名称に問題があるのだろう、という結論になりました。いかにも外来種、輸入品、国産に劣る、カタカナ名前にはそんなイメージがどうしても付きまといます。なのでイメージを払拭させるために、和っぽい名前をつけるべきだろう、なのでいろいろ考えてみる。 「めるさ」でいいんじゃないか。メバルみたいだし。やっぱ長音ね、これがよくない。元来、和語には無い表現だし。「る」の連続も、いい印象は与えないから減らしてみよう。というわけで水産関係の方々、よろしくお願いします。 余談ですが、おフランス料理の表現としてよく出てくる「舌平目のムニエル」。うちらの方ではシタビラメは「ゲタカレイ」といいます。ゲタかよ、と、おフランスへの夢がガラガラと崩れた瞬間。
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