2007年9月1日(土)〜9月15日(土)までのごはん。
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9月15日(土)
うちの店は夜11時が閉店時間なんだが、その閉店時間近くに親子連れが来店する。母親と、まだ就学前らしき年齢の子供。母親はしきりに子供に「お勉強の本」を買わせたいらしい。子供は恐竜の本が興味あるのだが、それは「○○君は好きでも、お母さんが気持ち悪いからダメ」という理由で却下。結局何を選んだかは知らないが、ともかくレジに行く、そこで子供に「○○君にお勉強をさせてあげる」と、お金の受け渡しを練習させていた。お母さん、お勉強熱心なのはいいと思いますが、まず早く寝かせる習慣を付ける方が先だと思うのですがいかがでしょう。 子供話ついでにもう一つ。 最近、NHK教育の『にほんごであそぼ』の歌のひとつ、『がってん音頭』が、耳について離れない。「恐れ入谷の鬼子母神」「結構毛だらけ猫灰だらけ」といった駄洒落を歌詞に繋げた歌だ。『にほんご−』は、親が子供に見せたい番組上位だが、落語寿限無の流行を見て分かるように、かなりの子供が視聴していると考えて間違いないだろう。なので思った。今時の子供って、「トンデモはっぷん、歩いて十分」「合点承知の助よ」ってことを日常生活で使ったりするようになるのかなあ、と考えた。流行が20年周期で来るってのはこういうことか。違うか。
9月14日(金)
コロンブスの卵の話をしていまして。発想の転換による新しい発想、これをひとつ思い付くのと付かないのとで、どんだけ世界は変わるのだろう、と。しかし我々人類には歴史がありまして。有史だけでも数千年、その間にいったいどれだけの人間が産まれて何かを考え続けてきたのやら。なので現代人になればなるほど、過去までに発見された知識の数は多くなっていくわけで(なんかこの発想、「未来にいけばいくほど、歴史の授業で習う項目が増える」って発想と同じだな)、今思いついたことも、実は何百年も前にとうに発見されていたことだったりする。もう新しい発想というのは生まれないのか、生み出すことは難しいのか、と嘆いていたら、夫が「そんなことはないだろう」と言った。 じゃあ何があるかなあ、としばし考えてみる。 最近、江口が感心したことは、2リットルペットボトルの、真ん中のところを凹ませたデザイン。片手で持ちやすいようにそんなデザインに。なるほど、これか。
9月13日(木)
最近、ごめん最近でもなんでもなく、仕事をサボる。江口の現在の職業は本屋の店員で、いくつかの担当を持っている、その中で、何の本がどれだけ売れたかの集計を注文カード(本の間に挟まっている細長い紙)を手作業で数えて取っている(そりゃPOSレジ経由でも取れるが、そっちのデータは使いづらいので未だこのアナログ作業)。ひと月まとめると大変なので、15日で区切って月前半・後半で。で、そうした集計データをノートに取っておく。これが一連の流れ。 一番初めは、その集計し終わったデータを記入する作業をバイトちゃんに任せた。 次。その集計前の注文カードを仕分けする作業を任せた。出版社別に分けているのを、更にレーベル別に分けてくれ、と。 そしたらそのバイトちゃんが、なんともありがたいことによく出来るバイトちゃんで。何度かその仕事をして貰った後、江口の行動を見て次に必要としていることを推測したのだろう、そのレーベル別から更に細かく書名別に仕分けした状態で渡してくれた。その通りです、ありがとう。 そしたらさ、つい魔が差しちゃってさ。最終段階の集計までやって貰っちゃった。ダメじゃん、いくらなんでも、そこまでやらせたら! そりゃ楽だけど、実際に江口自身が集計しないと、データが頭に入らん。ノートの記録だけ見たって、実感が湧かないのな。しかし15日区切りの、そのタイムリミットが直前になっていて、ちょっと手伝って貰わなきゃどうしようもない状態になっていて。 なのでそのバイトちゃんに、「サボるのは今回だけだ、次に同じことを頼んだらわしを叱ってくれ」と頼んで任せてみた。でもたぶん、本当に叱ってくれたりしないんだろうなあ、だってよく出来るバイトちゃんだから。
9月12日(水)
おおかたの人は忘れているだろうし、江口もあんまり覚えていないんだけど。ビリーズ・ブート・キャンプは辛うじてまだやっています。でも結構サボるようになりました。毎日だったのが、週に3回ぐらいに。そして未だ最終トレーニングにたどり着けていません。体重はまったく変化無しです。 さて、今日、高校からの先輩に久しぶりに会いました。前に会ったのは結婚前、なので約半年会ってなかったのですが、久しぶりに会って彼女はわしのことをどう思っただろう。 はっきり言います。結婚してから増えました、体重。3キロぐらい。あまりにもな増加なのでビリーに手を出したと言っても過言ではありません。「あら♪ 幸せ太り?」と思われてしまったのでしょうか。ちなみに原因は、明らかな食べ過ぎ。3食食べるようになったもんな。トースト一枚だった朝食が、目玉焼きやトマトを添えるように。昼はお弁当があって、夜はちゃんとした夕食。しかも我々二人、白米をこの上ない御馳走だと思っているので、炊きたてがあったら食べる食べる。10キロの米がひと月で無くなったときは驚愕したよ。 なんかね、昔の刑罰でね、一日に摂取する米の量を5合から2合に減らす、というのがあるらしい。わしらはそんな時代の人間と同等なのではないだろうか。 ともあれ、先輩。久しぶりにお会いしましたが。次に会うときはもうちょっと引き締めときます。よろしく。
9月11日(火)
茄子は素晴らしいね! さっぱりダシ味に合う。こってり味噌味に合う。ピリ辛くした中華風に合う。チーズたっぷり洋風に合う。茄子よありがとう。あなたが日本の大地に根を下ろしてくれてありがとう。原産地はインドかどっからしいが、そんな遠いところからはるばる来てくれてありがとう。あんまり褒めると大根が気を悪くするかも知れないのでほどほどにしておきます。大根もありがとう、でもあなたの出番は冬。 今日の晩ごはん。茄子と鶏肉のグラタンでした。サービスで餅も入っていました。うまー。どうしてこんなに美味しいのか、理由を考える。やはり鶏肉の脂、チーズとホワイトソースのこってり味、それらが茄子とマッチした結果だろうという結論に。たぶん正解。たぶんじゃなく正解。 と言うわけで今日は、茄子を褒める日にしました。茄子ありがとう。嫁だけど食べますよ、茄子。
9月10日(月)
アサヒの新製品、トマーテを飲んでいます。トマトと言うだけで心動いて手を出すわし。どんだけトマト好きか。 気が付けば秋ですね。キリン秋味が発売になってます。江口は秋が好き。なにしろいろんなものが美味しいからな。キリン秋味と、マクドの月見バーガー、この二つの登場が最も自分の中で秋を感じさせるものである。さっき、スーパーマーケットに行ったら、解凍物じゃないサンマが出回っていた。嬉しかった。 しかし、同じく季節を感じる、旬であることはじゅうじゅう承知なのですが。 イチジクの天ぷらって、どうですよ。 てゆうかイチジク料理ってどうですよ。 昨日の法事で近所の料亭に行ったのだが、揚げ物が松茸とイチジクだった。ちょっとどうしようって思った。昔、新人研修の時に連れて行かれた料亭でイチジクの吸い物が出て、しかもすぐ隣に仲居さんがいて熱心に勧められてたいへんに困ったのを思い出した。イチジクをフルーツと思ってはいけないのですね。 ついでに。今日は夏を名残惜しもうと、そうめんと桃食べた。でもそうめんはまだ残ってるのでしばらく食べるつもり。好きだからいい。
9月9日(日)
今日は実家で、父親の七回忌だったのですよ。おじゅっさん(※方言。住職さんの意)呼んでお経あげて貰って、ありがたい話なぞを聞く。話の大半は正座で痺れた足の直し方でした。 お経なのですが。わしも大人になったのだろうか、聞くことが苦痛ではなくなってきた。一緒に座っていた姪と甥のむずがることむずがること。座布団の上でごろごろ転がってあくびする姪よ、おまえの気持ちはよく分かる。しかし今のわしは、おじゅっさんの朗々と読み上げる経が苦痛どころか聞き入ってしまうのですよ。いったい何時からこう変わったのか、としばらく考えたら、まだ実家暮らしだった七年前、父葬式の後からママンが毎日のようにCDで経を流していた、それを聞いてから以降ではないかと推測された。慣れだ。
9月8日(土)
朝、目覚まし時計が鳴っていて、止めても止めても鳴りやまないので時計を掴んでこねくりまわしていたら、隣で寝ていた夫が起きて、黙って時計を取り上げ、ケータイを持たせた。鳴っているのはケータイのアラームでした。という、今朝のわしの寝ぼけた状態が面白かったから書き留めておけと言われたのでこうして書いてみたが、改めて書くとたいして面白いことでもなかった。事実どうでもいい出来事だったのか、これがわしの表現力の限界なのか。 話は唐突ですが、ここ2、3日の江口はフリップフラップが欲しいのですよ。動画サイトに入り浸っていたら、複数の背景に置かれていたのを見て、つい。何のことはない、太陽電池でゆらゆら動くだけのインテリア。分類で言うなら癒し系。正直、自分が持っていても埃を被るだけなのは火を見るより明らかではある。が、丁度近々、姉の誕生日がある、そして姉はこんなものが大好きだ。というわけで贈ってみようと考える。で、デパートの玩具コーナーに行ってみたのですが、置いていない。なので店員に聞くことに。レジには正社員らしきオッサンと、パートらしきおばさんと。 そこで江口、何を思ったのだろう、このオッサン店員を困らせてみたくなった。 素知らぬ顔で尋ねる。「フリップフラップありますか?」 ものすごく困った顔された。オッサン、心底申し訳なさそうに「あのー‥‥フリップフラップとは何でしょう?」と聞き返してくる。どうしたのだろう江口、その表情とリアクションを見て全てが満足した。江口のフリフラ熱はその程度だったのか、困りオッサンにそんなに萌えたのか。たぶん後者。 ちなみにフリフラは3件目の店で見つけた。あ、あんまり熱褪めてなかったみたいでした。
9月7日(金)
気が付けば、今の職場(本屋)は努めて4年半。これまでの仕事の中で一番長く続いている。こうなると仕事も慣れたもので、業務以外の店の中に目が行くようになる。常連のお客さんを見るとホッとする自分が居ることに気が付いた。 楽しくない話題ですが、やっぱり見慣れない客がいると緊張するわけですよ、何かやらかすんじゃないかと。実際、ここ最近で盗難が相次いだ、それらはどれも遠方から来た、一見の客だった。なので店内の死角ポイント(棚の後ろや隅っこ)に人がいると嫌な汗をかく、でもそこにいるのが常連のお客さんだったら、とたんにホッとする。あの人だったら大丈夫だと。一度も会話したこと無いのに、どうしてそこまで信用するかと言われたら反論は出来ないが、ともかく常連のお客さんがいてくれるだけで嬉しいのですよ。 常連客にもいろいろあって、ほぼ毎日来る、格好が特徴的な人がいる。複数。帽子を目深に被って、冬場なら必ず丈の長いコートを着ている人。いつも夜に来るのに、しばらく前からいつも昼間に来るようになったので珍しいなー、と思っていたら別人だってビックリした。似すぎ。あと、理髪店のような白衣来て眼鏡かけている人。似すぎ。しかもこっちは来店時間もほぼ同じ。てっきり同一人物だと思っていて、同時に二人を見て腰が抜けそうになった。ついでに言うと、双子の兄弟もいる。区別が付くようになったのが最近の成長の証、と。
9月6日(木)
口内炎が痛くて何も考えられない。 現在、右下唇に大きなのが出来ている。口を閉じていると唇に当たり、開いていると風に当たり、半開きだと歯茎に当たる。どないせえっちゅうねん。薬はとうに効かなくなりました。いきつけの耳鼻咽喉科か歯科を持とうかとも思うぐらいです。この痛みが治るなら、毎度治療費を払ってもいい、本気で思い始めています。とりあえずチョコラBB。そんな悠長なことを言っている場合でもなく。今日の江口は荒れています、申し訳ない。
9月5日(水)
実は江口の部屋はカーペットを敷いておりまして。床はフローリングで、でも和室として使うのでい草カーペットを敷いていますが、引っ越しした当初はまだ春先で肌寒く、その上から起毛カーペットを敷いて生活をしていました。夏になり、そろそろ片付けようかと考えましたが、江口の部屋は寝室でもあります、床に直接布団を敷いて寝ている、ならば起毛カーペットがあったほうがクッションになって寝やすいだろうと、片付けるタイミングを逃す。あまりにも暑くなったら片付けようと決意して、気が付けば9月。もう絶対片付けないよな、これから先何年も。
9月4日(火)
江口は甘エビが大好きだ。昨日、回転寿司に行ったのだが、レーンに回っていなかったので頼んで握って貰った、同じ人に3回。恥ずかしさよりも甘エビ。 しかし、甘エビに限らず海老ならどれでもなのだけど、あれを美しい仕草で食べるにはどうすればいいのかが、永遠の課題である。 寿司の場合の江口は、尻尾部分だけが口の外に出た状態で口に含む、手で摘んで尻尾をひきちぎる、という方法で食べている。美しくない。食べ物を口からはみ出させて、かつ手でつまむ。もっとエレガントに出来ないものか。悩み悩んで今日も手づかみ。 同じことを今日、ぶどうでも感じた。自宅で食べるものだから、当然皮付きのまま皿に盛って出す。一粒摘む、皮の一部をちょっと切れ目入れる、まるごと口に放り込む、口腔内で潰して皮と身と種を分ける、口から皮と種を押し出し、指で摘んで捨てる。なんて粗野な流れでしょう。美しいぶどうの頂き方、丸ごと皿に盛る時点でそれを考えてはいけないのでしょうか。
9月3日(月)
夏も終わりました。庭のトマトもヒマワリも朝顔も、すっかり枯れてたっぷりのタネが成りました。トウモロコシは一度の収穫も出来ずに終わりました。台所の芋が芽を出していたのでなんとなく植えたサツマイモは、バッタを大繁殖させました。というわけで今日は一日、庭の整理。 植えた植物たちは、何ら手を入れることなく、とにかく伸び放題にさせていた。まさかトマトがこんな野放図に伸びるものだとは。朝顔が隣の家に巻き付き、怒られやしないかとハラハラしてました。トウモロコシは背ばっかり伸びるデクの坊だった。そんな彼らを根こそぎにし、ゴミ袋に片っ端から詰めていく。両手の平に乗せて収まるだけの苗と、3袋ぐらいのタネ、それがゴミ袋6つになりました。命とは大きくなるものです。 次に植えるものの予定もなく掃除したから、庭はすっきりさっぱり何もなくなりました。唯一残ったサトイモ(これも台所から)に、スズメガのでかい幼虫が一匹いたので、あとはこれの成長を見守ろうかと思っています。
9月2日(日)
まぐまぐのオフィシャルメルマガが好きで時々読むのだが、今週は『心霊スポットに行ってみる』との内容。そのオチで、「成分分析によると、幽霊の7割は大人の都合で出来ています」とあったのがハートにヒットしたので、思わず自分の成分も分析してみた。江口梨奈の7割はかわいさで出来ていました。本名のほうでは2パーセントがお菓子でできていました。あと、身内など数人を試してみたら、全員に何パーセントか気の迷いが含まれていました。なんだか哲学的な答えに読み取れなくもない。 さて、話は変わりますが。来月から、地震予報が本格的にスタートしますね。技術は進歩するんですね。 最近、『ワールドビジネスサテライト』を良く見る。ちょうど帰宅した時間にやっているからというのが一番の理由だが、普段のニュースでは、やれ誰が人を殺したどこで事故があったなど、暗いニュースが飛び交うので、ついここに避難する。WBSはいい、なにしろ日本の技術者達が頑張って新技術を開発しているニュースがどんどん流れてくる。薄さ2センチの液晶テレビの登場には感動したよ。 その流れで、地震予報。水槽でナマズを飼っていた時代はどこへやら。ついに予報として実用化できるまでになりましたか。正直、自分の生きている間に見られるとは思っていませんでした。『ドラえもん』では、タイムマシンの発明された年は2008年だそうだが、それに匹敵する発明だと思っている。すごいな。
9月1日(土)
江口の職場(本屋)はe−honの加盟店であり、自分も個人的によく利用している。e−honにはマイページがあって、注文状況などが確認出来るようになっているが、そのなかのひとつ。『オススメページ』。おそらくこれまで買ったりクリックしたりした本から推測されたものが並んでいるのだろうが、これまでひとつとしてオススメされたことがない。なんでわしに『はだしのゲン』とか勧めてくるんだろう。履歴からみるとそんなに好きそうか、ゲン。 職場では江口が済し崩し的にe−hon担当者になっている。任命されたワケでもないのに、あるとき突然店長に「はい、『担当者に』だって」と郵便が渡されたのでその時に決定したらしい。以降、誰も何も言わないのをいいことに、好き勝手いじりまくっている。きっとうちの店の誰も、あのレビューページを知らないだろう。『店長のおすすめ』に何が並んでいるか、うちの店長は知らないだろう。 でも、他の店のレビューページなどを観ていると、きっとどの店も同じなのだろう、明らかに同一人物によるレビューの数々。みんな好き勝手。
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