９月３０日（火）

　で、昨日の恨みを晴らさんと、今日のお昼ごはんは米を炊いて、生卵、納豆、味付け海苔、山里煮（いただきものの佃煮）、みょうがの酢漬けと並べてやりました。どうだ。
　わたくし、昔からの夢がありまして。ごはんの友だけをずらりと並べて、ひたすら白米を食べる。これが簡単そうに思えて難しい。なぜなら、ごはんの友は１つあれば１膳平らげてしまうほどの威力があるからだ。だからといって、友をごはん一口だけで済ませるとなんとも不満が残る。例えば卵だけで１膳かきこむところまでいって、ようやっとそれが満足行くのだ。
　昔、旅行に行ったときに、料理が美味しくて有名な旅館に泊まった。そこの朝ごはん。
　卵に海苔にたらこに漬け物になんだかんだと、ずらりと並べられたことがあった。至福であった。至福であったけれども、全ての友とあわせた場合に必要な米の量は胃袋の許容量を超えてしまう。昨日の番組内で、「ギャル曽根になりたい」と発言したゲストの気持ちがよく分かる。
　じゅうぶんに食べたはずなのに、食べ足りない。友と言うより悪友だな、こりゃ
　ちなみに晩はさんまごはん。んまい。

９月２９日（月）

　今日の『和風総本家』は何をやらかしてくれるか。
　飯の友ランキングで２時間。何てことを。しかもこれが、美味不味でランク付けするなら異論が出てくるだろうが、テレビ東京は価格ランキングときやがった。どこからも文句の付けようのない組み立てしやがって。
　２時間延々、湯気の立つ炊きたてごはんのアップ映像を流す。途中でジャパネットたかたによる炊飯器の通信販売ＣＭが入る。なぜ我々はもう晩ごはんを終えてしまったのか悔やまれるほどだ。もしこれが、食事前であったなら、わしは迷わず納豆をかきまぜ、卵を割り、海苔を佃煮にしてゴマを煎っていただろう。ちなみにうちの夫は我慢出来ずにご飯をよそってきたけどね。
　なおランキングは、５０位・牛肉の佃煮で２〜３００円ぐらい（１膳分）からスタート。納豆や卵は２〜３０円だったので１０位前後。ベスト３は、３位のりたま、２位ゆかり、１位大根菜で、それぞれ２円ぐらい。
　おなかすいたーーー。

９月２８日（日）

　もぎたてチンクルのばら色ルッピーランドがね。
　もうラスボス戦なの。たぶんこれが終わったらエンディングなの。
　なのに最後の最後で、シューティング技能を要求された。なんだよう、江口に喧嘩売ってんのかよう。
　もぎチンはＤＳのロールプレイングゲーム。近年のＲＰＧは、行動選択肢を選ぶだけでゲームを進行させることを許してくれんのか。またタッチペンがね、タッチペンでのアクションを要求されるのがね。ああんもう。
　というわけで、あとちょっとなのに全く歯が立たず膨れております。ちっくしょう。

９月２７日（土）

　こないだ入院してたときの話なんだけど。前日まで友人Ｍくんが遊びに来ていました。で、Ｍくんが帰って、わたくしも入院。１週間後に家に戻ったら、夫がテレビ台の後ろの方から何かをごそごそと出している。なんだ。
　出てきたのは、『楽しいムーミン一家』の傑作選ＤＶＤ全８巻のうち、５巻。入院前に、Ｍくんが「退院したときに渡せ」とこっそり仕込んでいたものらしい。なんて時限爆弾だ。
　うわあん。ちょうど欲しいところだったのよう。全テレビシリーズの２５巻セットは無理としても、この傑作選ならお値段も手頃でステキ。いやあ、何でも欲しい欲しいと意地汚くも口に出しておくべきですねえ。
　と、ここ数日それを楽しんでいたのですが、今日になってふと思った。
　あれ、わし、このＤＶＤが欲しいってＭくんに言ったことあったっけ。
　このＤＶＤの存在を知ったのがここ最近のことだったので、てっきりココの日記に書き残していて、Ｍくんはそれを読んで知ったのかと思ってたら。書いてなかったよね。
　いや本当に。なんで知ってんのん。

９月２６日（金）

　昨日から、おネコ様が庭に御降臨なさいまして。江口を試すつもりなのでしょうか、体を擦りつけてにゃーにゃー鳴いてますの。いえいえ、そのような挑発には乗れませぬ。善良な市民であることを心がけて生活しておりますのでニボシなぞご用意出来るはずがございませんでしょう。いくら人なつっこく、何度も足に擦り寄ってこようとも、誘惑には負けません。関係ないがこのネコ、木酢液の瓶にも擦り寄ってた。あれって猫除けの効果があるんじゃなかったのか。
　今日になっても、まだいらっしゃいます。ベランダの網戸の向こうという近距離にまで迫ってきて、にゃーにゃーにゃーにゃー、ハニーボイスで訴えかけます。そんなにカワイイ声を出しても、なにも差し上げられませぬことよ。
　そしたらおネコ様、庭の花壇でバッタ捕まえて、それを食べた。
　ごめんよう、ごめんよう。バッタを食べるほど飢えてらっしゃるのですね。
　なんか稀に見る可哀想さだった。てゆうかネコって食べるんだ、バッタ。

９月２５日（木）

　で、国際ボランティア貯金って、いつの間にか無くなってたのな。ごめん、全然知らんかった。
　たしか利息の１％だったか２％だったかを、どっかに寄付するって話。「どっか」ってのも大ざっぱな話であるが。江口の郵便貯金額なんぞたかが知れているので、毎度毎度寄付金っていっても１円ぐらいだった。通帳に記帳したときに、はじめて引き落とされているのを知って、それがどこでどんなふうに使われているのかは全く知らない。機関誌があったような無かったような。その程度の興味。
　でもさあ、サービスが無くなったのなら無くなったと、ひとこと欲しかったなあ。いやいや、江口は常に「寄付金の用途の４割が広報費って、なんじゃそれ」と言っているのだから、持論に基づくなら通知なぞ無い方が正しい結果なのだろう。などと言ってますが江口は、サービス廃止の通知が来たような気がしないでもない。それすら覚えてない事態に対して、なんだかんだ言っても意味はないのでしょうな。

９月２４日（水）

　テレビがダメだー。
　我が家のテレビはわしが１人暮らしを始めたときに買った、２０何インチかのブラウン管テレビ。これがここしばらく、画面の字幕がぼやけて見てないぐらいに荒れてきまして。うーわ、買い換えなきゃいけないのかなあ。先に電子レンジ買い換えたいんだけどなあ。
　まあ当然、今から買い換えるとなると、地上デジタル放送対応のを買わざるを得ないのだろう。なんかヤだ。出来ることなら我が家に地デジなんぞ関わらせたくないのだが。無茶なことを言っているのは重々承知しておりますよ。『地上デジタル放送』は別にいいの、時代によってシステムが変わる、それは別にいいよ。でもね、『地デジ』が寄越す付随サービスがなんかもう色々アレ。こないだも『アメトーーーーーーク』の家電芸人が言ってたけど、本当に地デジは『番組中に女優が着ている服の情報が手に入り、それを買うことが出来る』がイチオシのメリットのつもりなのかしらん。地上デジタル放送への移行にはもちろん理由があってそっちを説明すべきなんだろうけど、短期間で大勢にアピールするために、分かりやすい目先のことだけを言うのも告知の手法だとは理解出来る。理解出来るけど何でよりによってソレを推すか。「そんなものの為にわしらはテレビを買い換えなくちゃいけないのか」と思ってしまうのは江口だけじゃないはず。どーなん？

９月２３日（火）　秋分の日

　あ、そうそう。輸血しなかったからこれからも献血できるよ。あとね、腹腔鏡手術って、縫ったの１針だって。「抜糸しまーす」って言われて１本抜いただけで終わってびっくりした。穴は３カ所あけたんだけど、２カ所は埋没法で縫ったとな。美容整形でも使われるテクニックですね。技術って進化するなあ。
　まあ今日は何をするでもなく、というか何もさせてもらえず、一日家の中にいました。とはいえさして安静にしていたわけでもなく気が付いたら、もぎたてチンクルがすんごい進行してた。じっとしてろ。

９月２２日（月）

　いつ退院になるんだろう、と思ってました。たぶん、今朝に血液と尿の検査をされたから、それの結果を見て、でも明日は祝日だから、その次、水曜日ぐらいだろうなあと予想してました。
　朝、先生が来ました。江口が順調だと伝えました。「退院する？」と聞かれました。じゃあさせてくれよ。すぐにでも出て行くよ。
　はい、退院。そんなあっさり。
　そこで困ったのが、テレビカード。病室のテレビはカード式。１０００円で約３６時間見られるの。冷蔵庫とも連動していて、入院の最初にうっかり冷蔵庫を連続使用したためにあっという間にカードを使い切り、途中で買い足した。
　それがまだ２０時間分ぐらい残ってんの。
　なんか悔しいので、使いもしない冷蔵庫を使ってみたり、退院ギリギリまでテレビを付けっぱなしにしたりと悪あがき。それでも３時間ぐらい残ったので、廊下に出て他の病室から誰かが出てくるのをじっと待ち、最初に通りがかった人に押しつけてみた。喜んで頂けました。よかったよかった。

９月２１日（日）

　土日だからか、江口がみるみる回復しているからか、術後は２時間おきに血圧を測られたりしていたのに今日は誰も相手してくれません。めっさ暇。あまりの暇さに、すんごい長時間歯磨きしてんの。そのぐらいしか暇つぶしが無くて。
　こんな時に限って、テレビ番組もろくなのがない。なのでせめて、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』でも見ようと決意。しかし今週は野球中継と特別番組との重なりで、開始が２３時４５分から。ここ数日の健康的な生活のせいで１０時には睡魔が来た、それを我慢して起きて待つ。０時の巡回にきた看護婦さんに気まずい思いをしながらも見終え、あんまり面白い内容でもなかったことにがっかりして、さあ寝ましょうと思ったら。
　完全に寝るタイミングを逃す。その後、２時ぐらいまで寝付けずにぐだぐだと。
　元気ゆえに疲れました。

９月２０日（土）

　さて、その手術の映像を記録していて、患者にはその映像を見せながら説明をしていく、とのことでしたが。
　録画失敗してやんの。こらーーー！！！
　江口の症状は、かなりヘヴィでした。症状の進行具合のサンプルに、第�T期〜第�W期まである、その第�W期より更に悪い状態だったそうな。
　そんな貴重な症例を記録し忘れるとは何事だーーー！！！
　仕方ないので、「なるべく近い症例（それでも第�V期）の映像を持ってきました」と、他人の内臓映像を見ながらの説明に。見たくない。

９月１９日（金）

　丸２日寝たきりになっただけで、もう動けません。今日からトイレが自力になるのですが、まさか本当に介添えがないと動けないとは。
　そして気が付いたことがあります。
　２キロ痩せました。
　ああ、人間２日間食べないと、痩せるんだ。手首に嵌めていたネームバンドが、するんと抜けるようになった。同時に体力が落ちた。この江口ともあろう者が、食事が疲れて最後まで出来ません。なので結果的に、３日間ほとんどものを食べていないことに。そりゃ痩せるわ。
　ところで病院食ですが。今日のゴハンは七分粥でした。でもおかずは、牛肉の炒めたのやら大根の煮物やらハードなおかず。粥の意味はあるのでしょうか。

９月１８日（木）

　上は心電図、下はカテーテル、腹はドレーン、腕は点滴と、あっちこっち何かしら生えているので身動きがとれません。本格的な寝返りはうてないまでも、適度に動かせと言われていますがちっとも動きません。
　床ずれできました。
　いや、床ずれなのかどうかはしらないけど、体のあっちこっちが痒くて、ちょっと掻いたら簡単に皮膚がずるむけてびっくりした。腹帯やらを体中にぐるんぐるん巻き付けてある、それのかぶれなのかも知れないけど、ともかく皮膚が脆くなってます。
　ガスが出たら水分解禁、であるが、術後２４時間経過しても出ません。えー、こんなに時間のかかるものやったんや。
　丸２日絶食です。

９月１７日（水）

　手術日です。
　わたくしを執刀するのは教授先生であり、だからなのかその科の医師全員と、研修医と、実習生までが一緒に手術室に入るとな。ぎゅうぎゅう。
　ドラマでよくあるような、完全装備の先生達が横一列に並び、両手を胸の高さに上げた状態で「それでは始めます」などと言うのを楽しみにしていたのに、まだ周囲が準備中でざわざわしているときに、枕元にいた麻酔科医が点滴を追加して、痛たたたーと思って気が付いたら全部終わってた。麻酔ってすごいな。
　とりあえず感じたことは、手術室ってヒンヤリ冷たくて、みんなマスクして髪をひっつめて、漂白剤臭くて、スーパーマーケットの水産加工室に似てるって思った。さしずめ江口はマグロ。

９月１６日（火）

　はいはい。入院いたしました。入院同意書だとか手術同意書とか麻酔同意書とかなんとかかんとか、ともかく十何枚（誇張無し）の書類という書類に署名しなければなりません。いいかげん自分の名前を覚えてきました。ボケてます、念のため。
　実は再就職先には、入院云々のことを隠しています。今週中に提出しなきゃ行けない書類が色々とあって、その辺は代理人でも可だというので夫に任せていたら、数カ所の書類不備が見つかり、やっぱりわたくし自身が持っていかなければいけないことに。
　さあて困った。わたくし、この時点でもう入院してますのね。
　外出許可証提出ー。また書類だー。
　で、外出したはいいが、先方に入院中と悟られないため、ネームバンド（入院患者が付ける名札）を隠すのに一苦労。病気とは違うところで神経使って一日が終わりました。