2009年3月17日(火)〜3月31日(火)までのごはん。
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3月31日(火)
結婚記念日なんですが。「結婚前夜はなにをしてたか」という話になった。江口はね、ママンと二人でビールのつまみに粒ローストガーリック食べて鼻血が出そうになってたよ、って答えたら夫に泣かれた。 結婚前夜という単語でまず思い出すのは、もちろんのび太君ですが。劇場版の結婚前夜を見たとき(ってもレンタルビデオだが)、その反吐が出そうなのび太のいい人っぷりに、「もうアニメドラえもんを見る歳じゃなくなったんだ」と理解出来ました。のび太も大人になったが、江口も大人になった。あさってで34歳です。
3月30日(月)
義父(70歳)の名前が、戸籍に載っている漢字と違うそうな。部首の、示偏と衣偏の違いなんだけど、それを数年前に知らされたらしい。それを聞いた義父の一言。「そんな、終わりかけになって」。オゥ、ブラックジョーク。 はい、今日はそんなゆかいな義父母を連れて、予告通り室戸岬です。天気は快晴。桜も7分咲き。絶好のドライブ日和。昨日にさんざん苦労して見つけた昼食スポットは大正解(ちなみに、海の駅とろむ。「とろむ」が「室戸」の逆読みであることに気付かず夫に笑われた。あと、足湯もあると知ってタオルまで持っていったが浸かるのを忘れてきた)。クジラを食べたり、途中で見つけた渋い酒屋でどぶろくを購入するなど、高知旅満喫。でもあまりにのんびりしすぎて帰るのが夜になり、エチオピア饅頭と芋けんぴが買えませんでした。せっかくの高知県なのに。くやしいのでさっき、芋けんぴおとりよせしてみた。以上、高知の思い出です。
3月29日(日)
いやあ、高知県の人はどこで外食してるんでしょう。 今日から夫の両親が来ています。予定としては、明日、遍路旅に連れ出すのですが、スタートが室戸岬にある最御崎寺。食事は途中でどっかの店に入って食べましょう、ということでちょいとグルメ情報を検索してたんですが。 全ッ然ひっかかりません。えー。 辛うじて見つけた店は、クチコミ情報で「あっち方面に行くときにはここしか店がないので、仕方なく寄るといった感じ。そんなに悪くはない、って程度」みたいなことが書かれてあるし。なんだよう。 まあ正確には、見つけることは見つけたが、月曜日休業日というのが多すぎて。でもそれにしても、メニュー詳細の載っていない単なる住所電話番号ばっかりのサイト(クーポンサイト系ね)しかひっかからないのに泣きそうになった。実際、室戸方面って、本当に何にもないんですけどね。
3月28日(土)
そうそう、昨日病院に行ったんですわ。持病の治療先を変えたもんで。まあしかし、医者ってすんごい言葉を選ぶよな。デリカシー的な意味じゃなくて(こっちの意味なら、むしろもっと言葉を選べよと言いたくなる場合が多々あるし)、例えば「この治療法で必ず治ります!」みたいな断言を避けるの。「うちの病院に限って言えば、この方法で治った患者さんは8割ぐらいです」って感じに、たいそう回りくどい。まあいろいろあるんだろう、同情します。 でもって、今度の治療法に関しての詳しいパンフレットも貰いまして。これも当然っちゃ当然なんだけど、投薬・施術によって起こりうる副作用について詳しく書いてんの。分かるよ、分かる。効果の強い薬を飲んだら、アレルギーやショック症状が出てくる可能性はもちろんあって、重症の場合は死んじゃうことだって無いとは限らない。でも、あまりにも詳しく書いてるもんだから、治る確率と死ぬ確率が五分五分みたいな印象だ。パンフレットを熟読しろと言われたが、読むたび気分がどんより。やれやれ。
3月27日(金)
まだ桜にはちと早かったか。3(さ)×9(く)=27で桜の日なのにね。去年も話題に出したが、こじつけにもほどがある。 今日は午後から病院に行って、中途半端な時間が余ったので、コンビニでお菓子買って近所の公園に花見に行きました。さすが春休み、ちびっ子でいっぱいだ。あの公園にあんなに人が集まってるのを見たことはないよ。あと、久しぶりに月曜日以外の曜日に出かけたので、いっつも閉まってて、もうやってないだろうと思ってたパットゴルフ場が開いててびっくりした。ちゃんとやってたんですね。 この公園、山をぐるりと歩く遊歩道があったので、せっかくだから歩いてみた。分岐点にある案内看板がずたぼろになってて、適当な道を歩いてたら車道に出た。いや、道の感じからして遊歩道だったと思われるのだが、ゴール地点が車道。あれで正解だったのかもしれない。 次に江口がフリーになるのは来週の金曜日ぐらい。さあ、その頃にまだ桜は残ってるかな。1回ぐらいはおべんとつかい(方言)しないとな。
3月26日(木)
なぜ世間は、そんなにふわふわが好きなのか。 江口は職場(スーパーマーケット)で休憩時間、適当な菓子パンを買って食べている。が。うちの店、心動く菓子パンが無いんですが。気分的には、デニッシュドーナッツみたいな、かりかりさくさくした甘い菓子パンが食べたいの。でも、売ってるのはふわふわもっちりなのが売りのパン(蒸しケーキとかチーズ系とか)ばっかり。あとランチパックと。なんてうちの店は品揃えが悪いんだ! パンの担当者捕まえて文句言いたいぐらいだ。 そんなこと言ってたら、うちの売区でも出てきたよ、新商品「ふわふわせんべい」。煎餅の分際でふわふわかよ! お前らはばりばりざくざくしてりゃあいいだろうよ! 売場に並べながら殺意が芽生えた。煎餅に対して殺意と言っても、食べてやるって意味じゃないよ。あったら食べるだろうが。ともあれ、カモンざくざく。
3月25日(水)
江口はのなー(野中英次)が大好きで。こないだも『ハタキ』の2巻が出たから喜んで買って読んでたら、ちょっとシャレにならんトラウマ映像が出てきてどうしてくれようかと思った。のなーなのに。 ギャグ漫画は、油断してるとトラウマ画像がどんどん出てくる。というか、ギャグ漫画を笑えるのは、たぶんそれが「まだ」心の古傷を負っていないネタだからじゃないのか。他人の失敗は笑えるけど、自分が同じ失敗をしていたら笑えない、ってのと同じで。赤塚不二夫とかさ、時々背筋が凍るよ。そうそう、赤塚不二夫で思い出したが、見るたび悲しくなる話があったな。『天才バカボン』なんだけど、パパとバカボンがスキーに行く話で。途中で、イヤな奴と出会って、そいつがスキーをまともに知らないパパ達を馬鹿にする。でも、パパ達はあれこれ偶然が重なって、そのイヤな奴の泊まる旅館に入り込んで代わりに料理を食べたり部屋を乗っ取ったりしてスキーを満喫、イヤな奴はパパのせいでさんざんな目に遭う、って話なんだけど。最初に昔のアニメ(無印か元祖かは忘れた)で見て気分がどんよりし、原作漫画で同じ話を読んでどんよりし、平成アニメで、「そろそろ自分も大人だし、平成アニメだから毒も抜けてるだろう」と思って見たらやっぱりどんよりした。どうしてくれよう。
3月24日(火)
出勤したら、上司が事務所にポータブルテレビを持ち込んで野球を見てた。ナニやってんのかと思ってたら、それから数時間後、「よし、優勝セールをするぞ」と。ごめん、仕事でしたのね。 さて、うちの夫。よくテレビのスポーツ中継を見ている人である。リアルタイムで見られないときは録画をするほど。ただ、この録画をした場合、注意しないと結果だけを先にスポーツニュースやら新聞の見出しやらで言われてしまうので、まだ見てない試合があるときは、そういったものを遠ざけるように努めている。 今日、優勝セールをした我が職場。店内アナウンスで「優勝おめでとうセールを開催中です」と繰り返し言ってたのですが、たぶん客の中には、同じように帰宅してから録画してあった試合を見るのを楽しみにしていた人もいたであろう。ま、運が悪かったと思いねえ。
3月23日(月)
親戚の子が中学校入学なので、入学祝いを買いに行く。 何をやればいいねん。 これがね、小学校なら、可愛い文具セットやら、地球儀やら、いろいろと思いつくのに。同じく高校生なら、腕時計やら、革製品やら、いろいろと思いつくのに。中学生かあ。中学生なあ。ファンシーグッズっぽくなく、大人びた高級品っぽくもない、その中間的な物。まだ女の子ならこっちも同性なので経験上の欲しいものにアタリをつけられるが、今回は男の子だ。中学男子って、なにやったら喜ぶんだよ。 王道はやっぱり文房具かと、ショーケースに入ったペンの類を覗くが。いちばんギフトとして据わりが良いのは万年筆だが、今時の子って、いや今時に限らず、万年筆は使わないだろうよ。だからってシャーペンなあ。1万も2万もするシャーペンもあったけど、どう転んでも所詮シャーペン。いいものかもしれないが、でもシャーペンなんだよね。 ま、最終的には腕時計でいいのが見つかってそれで落ち着いた。気に入ってくれればいいのですが。
3月22日(日)
ここしばらく、更新が2日に1回だ。いやいや、夜になるとバタンキューでさ。こんなに疲れやすかったっけ。季節のせいか。年のせいか。 そういえば、あと少しで江口の誕生日です。誕生日だからこそ、したいことがあるのですが。 ホールケーキまるごと食い。 しばらく前のニュースで、「『大人食い』をしたことがあるか? した場合、満足したか?」というアンケート記事があった。6割ぐらいが実行して、その3割ぐらいが「もういいや」って気分になったらしい。ともかく。江口はまだ、実行していない4割サイドの人間である。こないだ、ショートケーキ買ったときに、4月末まで使えるバースデーケーキ割引券を貰った。これは実行しなさいという啓示だと思った。しかし。ああしかし。ケーキを買う財力も気力もあるのに、あとひとつ越せないハードルがある。 ホールケーキって、ハレの食べ物なんだね。 ケの時にハレを持ち込むことが、未だどうしても抵抗がある。たかがケーキなのに。たかがケーキなのにね。
3月21日(土)
こないだニュースで、美少女ロボが作られたという記事を見ました。っても、よくある二足歩行ロボの顔パーツが人間の顔をしている、ってレベルの物ですが。でもこれって、特に今日明日に聞いたニュースでも無い気がするのですが。もっと昔にも同じ様なニュースってありませんでした? ともあれ思ったのは、どうして以前も今回も『美少女』なのか。男性でも、中年女性でも、爺さんでも婆さんでもそりゃどれでもいいってことなのに、どうして美少女なのか。 やっぱりさ、心理的にいちばん作りやすいんだろうな、と。 昔、なんかの同人誌を読んだときに、それに登場する美少女キャラがいたんだけど、それを描いている絵描きがフリートークで「このキャラは、とにかく美人に描いてりゃいいからラク」と言ってた。そう、ただ美人を作るのって、ラクなんだわ。やっぱり『綺麗』の方向性が、一方向だけだからかな。これが男だと、『女性的』か『たくましさ』か『ファッショナブル』か、あっちこっちに矢印が飛んでってしまう。一般的な造形をするのに、そんな厄介な男性顔よりも、そりゃ女性顔の方が面倒が無くていいわな。 あとやっぱりさ、男開発者は男顔を作っても楽しくないんだろうし、女開発者も自ら好んで女顔を作ってる気がする。なんでだ。そんなに男の顔は楽しくないのか。
3月20日(金) 春分の日
春ですニャあ。 というわけで本日の出没地点は、ふたたび四国村。10月頃に行って、ステキ観光地だったのを自慢すると、ママンが連れてけ連れてけとうるさかったので連れてった。ちなみに四国村。四国の古い民家などを集めた山。民俗史的にたいへん興味深い物件勢揃いであるが、いかんせん、ただの古い家。入村料だって安くないし、決してファミリーやカップルがわくわく楽しく見て回る場所ではないだろう、休日とはいえ空いているとふんで行ったのですが。 大混雑。 理由は、その敷地にうどん屋があるんだが、どうもそこが人気店だったらしく。すんごい行列。飲食店にあんな人が行列してんの初めて見た。 仕方ないので、ちょっと離れたところにあるびっくりドンキーでテキトーにゴハン済ませて、再び村に入る。村の方はガラガラ。江口の読みは間違ってはなかった。 しかし、休日に観光地に行くのは混雑してて嫌いなのですが。行ってみるもんですね。3月は、イベントで土日祝祭日だけ、その民家の囲炉裏に火を入れてた。上がり込んで茶をごちそうになりました。 でもって、途中の野庵(抹茶が飲める休憩所)で一服。至福でございました。
3月19日(木)
『辣韮の皮』って漫画がありまして。とある地方の高校にある漫画研究会(略して漫研)が舞台。全国トップクラスの秀才生徒会長に、見た目はキモイがいい人の人気同人作家、声優デビューを果たした有名コスプレイヤー、迷彩服が私服の軍事オタク、メイドと執事常在の豪邸住まいで眼鏡どじっ娘が集まっていて、それぞれが濃いオタク知識をさらりと披露する超人ぶりを見せつけたりするのを、脱オタクを計る主人公がどんどん巻き込まれていくという、オタクの理想が詰まったファンタジー漫画。まあ江口はこの漫画が好きで、時々読み返してまして。さっきも読んでた。 3巻目ぐらいで、秀才生徒会長の天敵キャラ(ボクっ娘メガネ巨乳委員長)が登場します。文化祭の方針を決める議論が白熱し、互いに文化論を熱く語り合うシーンが出てくるのですが。 ふとこの2人が、「文化論を熱く語り合う高校生」ということに気が付いてしまいまして。 もう何年もこの漫画読んでますが、初めて気付いてしまいました。フィクションなんだから流しときゃいいのに、これに気付いてしまってから、この漫画の新たな楽しみ方に目覚めてしまいまして。 同性愛と文学史を真剣に語る高校生。ミリタリーに傾倒する高校生。仮面ライダーの違いを見抜く高校生。昔アニメをどれだけ知ってるかを自慢しあう高校生。 というわけで、他に漫研(漫画部でもイラストクラブでもなく、漫研)が舞台の漫画って何かなかったっけ、と探しております。全てをこの視線で見ると、どんなに楽しいでしょう。
3月18日(水)
特売コーナーを作っていて。大量に入ってきた米菓をカゴコンテナに積み上げていて、それを売場に下ろしていたわけさ。そしたら、手が滑ってぽたぽた焼の箱が、いや、ハッピーターンだっけ、どっちでもいいや、ともあれ箱が眼球に! ぎゃー。 超ダメージを喰らって、しばらく動けなかった。涙出てきた。でも誰も何も言ってくれなかった。そりゃそうか。 まあしかし。今こうしてココでネタにしているということは無事だったから問題ないんだけど。これ、場所が場所だけに病院に行く羽目になったらどうしようかと思った。ハッピーターンの箱にやられました、って言わなきゃいけないのかなあ。 実は結構時間が経っても痛みがひかず、本気でヤバいかもとは思ってた。でも「人間の体は、そこまで脆くない。眼球、それも瞼の上に米菓の箱程度の重さの衝撃がくることを計算に入れた作りになっているはずだ」と自分に言い聞かせた。そうそうボロボロ壊れてたまるかっての。
3月17日(火)
職場の更衣室にて。女の子2人が、会話しているのが聞こえてきました。 どうやらサービスカウンターの子のようで。ムカつく客が来て、買い物当日にしか加算出来ないポイントサービスを、日の開いた今日になって持ってきて、さんざんにゴネたそうな。当日じゃないと不可だと言ってるのに引き下がらないので、仕方なく「今回だけ特別に」と、そのポイントをつけたところ、ポイント満額による別のサービスが発生していまい、さあ果たしてこの追加サービスは渡してよいものかどうか、という事態に。ここで上司に聞いたところ、「ポイントをつけてしまったなら仕方ない」と、追加サービスも渡す羽目に。そして自分は上司にさんざん怒られてしまった、と。 話の趣旨は、そのムカつく客のせいで、自分が上司に怒られて、めっちゃ腹立つ〜、と。 「まるで私が悪いみたいじゃない、ねー!」って、いやいや、どっからどう聞いてもあんたが悪い。ってずっとツッコみたかった。今やっと言えた。すっきり。 しかし、江口も出勤一番にこの会話を聞いたおかげで、主任も次長もいない今日、他の売場から江口の権限では判断出来ない問い合わせが回ってきたとき、何の迷いもなく「支配人に聞いて」と手を放すことが出来た。何でも肝に銘じておくものよ。
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