2010年2月16日(火)〜2月28日(日)までのごはん。

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2月28日(

 我が家の風呂場にはおふろポスターが貼ってあります。『ラブプラス』のやつ。寧々と凛子の2枚。
 はい、うちの夫は相変わらずラブプラス漬けの毎日です。9月頃に買って、いまだ凛子と毎週デートしています。土曜日の晩の夫婦の会話は、「明日の予定は、凛子とデート」から始まります。クリスマスもバレンタインデーも終わって、恋人同士のイベントを一通り終わらせたと思うのだが、まだ飽きないんだろうか。
 もし江口なら。そろそろ飽きてますね。
 そして凛子に対して邪険な態度を取るようになりますね。
 デートの約束をすっぽかします。「リンコのこと、好き?」って聞かれても「いいえ」って答えるね。いやほら、ラブラブラブラブばっかりしてても、会話パターンが変わらないだろう。拗ねた凛子や怒った凛子のパターンも欲しくならないか? わしはその辺も揃えたい。またいつものコンプ癖が。
 江口は遊び込んだゲームはある程度がくると、説明書にはない遊び方で遊びはじめる。装備全解除とか、資源全回収とか。たぶん江口にラブプラスを持たせると、ちっとも凛子と愛を育もうとはしないだろう。こうやって遊ぶたびに夫に「バグ探しか」と言われる。そんなつもりはないんだが。

2月27日(

 市販のぜんざいって甘いな。
 江口はどういうわけか、小豆が好きだ。大好きだ。小豆に限らず、米や芋も好きなので、とにかくデンプンが大好きなのであろう。すごい発言をしてしまった。
 で、ぜんざいの話ね。正月に夫の実家に帰ったときに、ぜんざいを炊いてもらって、おみやげにも持たせてくれた。それがたいそうおいしかったのよ。なのでまだ餅が残っている時期に再度自分で作ろうと思っていたのだが、ご存知の通りその頃は黒豆ぜんざいの処分に困っていた頃。なんだかんだで餅も無くなりかけ、暖かくもなってきて、いよいよぜんざいを作るのもラストチャンスか、しかしあんまりのんびり煮込む時間もなく。けれども欲求には勝てないので、市販のレトルトパウチ品を勝ってきて己を慰めることに。
 違うのー。江口の食べたかったぜんざいの味じゃないのーー。
 いや、このぐらい甘くて正解なんだろうが。甘党を納得させるにはこのぐらいの甘さが必要なんだろうが。最近流行の「あっさりした甘さ」「甘さ控えめ」なんて言葉はク○喰らえなんだろうが。でも江口の欲していた甘さじゃない。こんな、喉に残る甘さじゃなかったのー。
 自分で炊けということか。
 しょうがないな。よし。

2月26日(金)

 ぬくいねえ。体温管理のしづらい時期になったねえ。てゆうか今年は暖冬だな、雪をぜんぜん見なかった。
 江口の仕事はスーパーマーケットの商品補充管理で、要するに重い荷物を持って動き回る仕事だ。これがもう、汗をかく汗をかく。商品置き場はコンクリートうちっぱなし、搬入口のシャッター開きっぱなし、暖房なんかあるわけのない寒い場所なのに、江口の格好は長袖Tシャツをインナーに、七分丈の制服を重ねているだけの薄着だ。だってこれで十分耐えられるんだもん、本当に。
 そこでここ数日の春めいた陽気。同じ格好をしてても暑さでのぼせそうだ。だからといってこれ以上薄着になると、陽のおちた夕方以降が寒くなる。日中と日没後の温度が極端に変わる時期だ。春の近い嬉しさであるが、体調がみるみる崩れていくのが実感出来る時期でもある。江口が風邪をひくのって、たいてい3月頃だ。分かりやすい季節の変わり目に体調を崩す人間である。まったくもう。

2月25日(木)

 厚生労働省が、公共施設の全面禁煙を求める通知を出したとな。タバコ嫌いの江口としてはありがたい話であるが。しかし、パチンコ店・マージャン店、宿泊施設まで、ってのはどうだろう。それはさすがに極端すぎると思うんだけど。
 飲食店はぜひ禁煙にしていただきたい。タバコの煙は純粋に臭いものであって、おいしいものを食べている邪魔になるという明確かつ単純な理由から不愉快である。だから、同じフロアで換気施設も何もなくテーブルに禁煙シールを貼っただけで分煙だと言い張る飲食店は殴りたくなる。またそういった理由なので、臭いがしない工夫がなされているのであれば(換気扇やら、別ブースの設置やら)があれば飲食店であってもタバコを吸われることに抵抗はない。
 そしてパチンコ店・マージャン店。はっきり言ってこんな店に禁煙はもとより分煙も求めちゃいません。最初っからここはタバコ臭い場所だと知ってます、タバコ嫌いは最初から近寄りません。人が多く集まるからってイコール公共施設ってわけじゃないだろうに。
 でもって宿泊施設。ロビーなら分かる。でも個室に入ってもなのか? 個室こそ、周囲に誰もいない場所だ。何を根拠として禁煙を求めるのか。
 江口はタバコは本当に大嫌いなので、日本国から無くなってしまえと本気で思っているが、けど今回の通知はどんなもんだろう。反発が多く、結局グダグダになるだろうと容易に予測出来る。何のための通知だか。

2月24日(水)

 ロッカールームで。隣にいたオンナノコたちの会話。元彼と、今彼の違いをとうとうと。
 「元彼は、メールに記号をいっさい使わない。たまに使うのも『!』程度。『!』にしたって、絵文字にでもすれば可愛いのに、普通の変換記号。今彼は、絵文字やデコメも使ってカラフルなメールをよこす。元彼のメールは白黒だった」。
 それって、そんなにイヤなことなんだ。てゆうか、メールってカラフルなもんなんや。
 江口はメールのやりとりはパソコンから入った。「メールはテキスト形式で」が基本常識の時代で、今も当然テキストで送る。しかし最近の企業メルマガは、デフォルトがHTML形式だ。そりゃ、こっちだって受け取れる環境ではあるけれど、断りもなくデカい画像貼り付けてくるんじゃねーよ、と。
 後に必要があってケータイを購入。通話さえできればいいので、最初に買ってから買い換えてない。ええ、デコメなんて対応していませんよ。うかつな絵文字が入ると文字化けしますよ。なので「メールが白黒はダメ」という感覚が分からん。でまた、わしの周囲にいる人間は皆、同じタイプだからそりゃあ文字だけの愛想無いメールが当然だと思い合ってますよ、まったく。

2月23日(火)

 以前にも話題にしたことがあるんだけど。香川県に『将八うどん』ってうどん屋がある。贈答用うどん詰め合わせも作っているところなので、県外でも知っている人はいるかもしれない。ともあれ、そこの店は定食メニューのボリュームが半端ではない。前に、ちょっと遅めのお昼ゴハンにと思って行き、時間もたっぷりあるので単品をかっこむのではなく、『将八定食』なるメニューを頼んだ。お値段840円。
 かけうどん+ざるうどん+かやくごはん+天ぷら盛り合わせという内容だった。うどんが2つかよ! どれが主食だよ!!
 優雅ランチタイムを楽しむつもりが、テーブル一杯に並べられた炭水化物と戦う羽目になったよ。胃が重いよ。周囲の働き盛りの成人男子と思われる客達より明らかな量を片付けたよ。片付けたのかよ。ああ片付けたさ。
 さて、今日。夜ゴハンに同じ店に行った。前回の失敗をふまえ、将八定食は頼むまいと。しかし夕食にうどん単品も悲しい、定食的なものは欲しい。というわけで選んだモノはカツ丼+うどん・740円のセット。将定よりも見た目の量は少ない、そう思った。
 ごめん。ちっとも学習してませんでした。ママンなんか配膳されたと同時に泣いた。
 でも食べた。ああ食べたさ。それが江口さ。

2月22日(月)

 職場(スーパーマーケット)の子供向けコーナーでは『それいけ! アンパンマン』のDVDを流しっぱなしにしているので、売場に出るたびにそれが耳に入る。内容覚えたよ、もう。
 今、流しているのが、おむすびまんがメインの回。その中で、おむすびまんが、ばいきんまんに操られて悪いことをする、というストーリーがある。あれやこれやで正気に戻ったおむすびまんに、アンパンマンがひとこと。「偽の三度笠で操られていたんだ」。
 三度笠って!
 いやいや、たしかに、股旅者であるおむすびまんのトレードマークだ、でもちびっこたちは、おむすびまんが股旅者であるなんて知らないだろうし、頭にかぶってるのは変わった帽子としか思ってないのじゃないか。三度笠なんて単語を出して通じるのか。
 と思ったが。
 そう、我々だってちびっこ時代から、テレビからそしらぬ顔をして流し込まれるワケのわからんワードをすり込まれて来たに違いない。『基地』やら『アジト』やら『戦闘員』やらのワードを、我々はテレビから学んだに違いない。そして大人達は、こどもがワケのわからんことを口走っているのに目を丸くしていたことであろう。

2月21日(

 毎週日曜日は、夫のために愛妻弁当を作っている。ちなみに普段は作られている。ドントマインド。
 夫は普段は家で夕食を取っているのだが、日曜日だけは移動途中で食べなければならないシフトでして。場合によっては運転中に食べるという状況にもなる、なので「フォークもしくは手づかみで、片手で食べられるものを」という条件付きだ。
 結果。動物性蛋白質と揚げ物だらけになるよう。
 だいたい、カツか唐揚げ+卵焼き+彩り程度の野菜(たいていトマト)の組み合わせだ。使用食材3品。どこで栄養を摂取すればいいのやら。
 やはり同じ様な悩みは皆も持っているようで、相談掲示板があったりする。覗いてみると、「春巻きは野菜を増やせていいよ」との役に立つアイデア。ありがとう。
 しかし他には「普段のおかずを、ごはんに混ぜ込んでおにぎり状にし、ラップでくるみ、ラップでつかんだまま食べて貰う」というワイルドな解決策もある。しかもけっこう多数派のようで。そうなんや。

2月20日(

 クリスマスプレゼントにPSPを買ってもらって。未だ飽きることなく『初音ミク プロジェクトDIVA』をやってます。このゲームの悪どいところは、アイテムコンプリート条件がとにかくプレイしまくることだ。これはあれか、コンプ好きの江口に対する挑戦か。
 このゲーム、ジャンルはリズムゲーム。ミク曲に合わせて○×△□ボタンをタイミングよく押していく、それだけの単純なゲーム。
 しかし1曲だけ、えげつないリズムの曲がある。『初音ミクの消失』。イージー・ノーマル・ハードの難易度は5つの☆で表示され、『−消失』ノーマルが☆5つなので「おや?」と思ったらハードは7つだ。ずるい表示の方法をとりやがって。
 とにかくボタン連打の必要があり、攻略サイト等の情報によれば、「PSPを床に置き、両手で連打」するのが効果的だと。という話を夫にしたら、「これはシューティングゲームか」と言われた。
 ここまでの話でお気づきですか。PSPを貰ったのはクリスマス。今日は2月20日。どんだけ遊んでんねん。今日になってやっと、曲を最後まで演奏することに成功しましたが、クリア条件点数が足りずクリア認定されませんでした。でもゴールは見えた。もうちょっと頑張る。気が済むまで。

2月19日(金)

 日常生活のどこに罠がしかけられているか分からない。仕事から帰って何気なくテレビをつけたら、金曜ロードショーが『風の谷のナウシカ』。いかん、観てまう。観た。最後まで。なんで金曜ロードショーは、ジブリアニメだけノーカット特別版で時間延長するかな。
 映画は2時間だと思っている。これは幼少期から、「映画は金曜ロードショーで観るもの」という刷り込みが出来てしまっているからなのか。テレビ番組として用意されている枠は2時間。モノによっては何シーンかカットして、放送時間を納めている。なので未だに江口は、120分を越える作品を観るときに緊張する。集中力が続かないのと、そんなにまとまった時間を作れないのとで。やはり映画は細切れで観るより、頭から終わりまで続けて観たい。2時間ならなんとか作れるが、2時間半はキツい。生活のどっかの時間を削るか、2日に分けて観ねば。
 今、レンタルで『愛と哀しみの果て』を借りてる。江口の大好きな『バベットの晩餐会』と原作者が同じというだけの軽い気持ちで借りたら、160分だったのでちょっと焦ってます。2日に分けて観るつもりが、今日はナウシカが割り込んできたのでついに3分割。ナウシカめ。
 関係ない話であるが、『愛と−』ってタイトル、フィクションに出てくる劇中劇映画のタイトルみたいだよな。

2月18日(木)

 香川県に、宮脇書店っていう本屋チェーンがあるんだけど、そこの総本店にずっと行きたい行きたいと思っていて、今日にようやく行ってきました。
 『本店』じゃなくて『総本店』なのは、もともと卸センターがあったところを数年前に改装してそうなったわけで。アーケード商店街の真ん中にある本店よりも広くて取り扱い書籍点数も多いらしい。数字的には知らんけど。
 そしてなによりも話題なのが、観覧車を初めとする屋上プレイランドの充実っぷり。改装ニュースの時も、その話題が大きく取り扱われていた。
 というわけでワクワクしながら行ってきましたー。
 ‥‥ちょぼっ。
 悲しいぐらいちょぼちょぼ。ゲーム筐体は半分が故障中で辛うじて動いているやつも中の景品がなかったり。そしてメインの屋上プレイランドは無人で、寒風吹きすさぶ中で二人のスタッフが凍えていた。すべてのワクワク感だいなし。夏場はもうちょっと混んでるのかなあ。混んでてくれないと悲しいなあ。
 あ、肝心の本はいっぱいありました。店内暖房されてなくて寒かったけど。

2月17日(水)

 去年の日記を読み返したら、昨日の日記が全く同じ内容だった。己の関心事は鍋だけなのか。毎年鍋に未練を持っているのか。
 というわけで、今日は出勤と同時に鍋つゆの撤去命令を下されました。泣く泣く撤去。しかし次に陳列を命じられたのは、ちらし寿司材料。そうかー。
 ちらし寿司こそ、季節の材料なんも関係のない食品であるが、なんというかイメージが春っぽい。冷めた飯を食べても悲しくない季節になった現れだからだろうか。茶色く煮染めたものの多い冬の食品の中、白を基調にパステルカラーで飾られた皿になるから華やかに見えるのだろうか。卒入学祝いや花見などで作られる機会が多いからだろうか。単に桜でんぶが乗っているからだろうか。
 ともあれ、ちらし寿司は春っぽい。異論はございませんか? ございませんね。あ、にぎり寿司や巻き寿司はなんか違う。でもいなり寿司は春かもしれない。手まり寿司は春でOK。

2月16日(火)

 鍋つゆが消える。気の早い。
 職場(スーパーマーケット)でね、鍋つゆ特設コーナーをもう撤去するって言ってるの。正確には先週末にする予定だったけどイロイロ忙しくて今週に延びちゃったと。つまり遅すぎるぐらいだと。そんなことないよ、早すぎるよ。寒いよ。凍えそうだよ。要らないよフルーチェとか。冷麺って、なによそれ。在庫も大量にあるんだから、もっと売ろうよ鍋つゆを。
 しかし不思議なもので。売れるんだよねフルーチェが。2月の寒い寒いと言っているときに、山積みしたフルーチェがどんどん減っていく。江口なんて、まだ今年はそんなに満足いくほど鍋を食べてないよ。おでんだってちっとも足りてないよ。あと2〜3回は作らないと気が済まないよ。とか思っているのに。きっと鍋をつつけるタイミングにはもう白菜が出回らなくなっているだろう。なんでそんなに季節は早く巡る。地球は何を生き急いでいるのだ。

 


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