２０１０年７月１日（木）〜７月１５日（木）までのごはん。

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７月１５日（木）

　最近の通信販売番組は、確固とした根拠を持ってこない。
　午前中のテレビで紹介される商品は、たいていダイエットグッズと美肌化粧品。１時間ぐらいかけての紹介の中、モニター数人に実際に使わせてみたり、油を浮かせた水を用意したり、専門家が顔を出してみたりと、あの手この手で商品の効果を謳いあげる。
　しかし、その効果の全てを台無しにする文言も、同時に流される。
　『個人の感想です』。
　「お肌がすべすべになりました〜」。個人の感想です。「体が軽くなりました〜」。個人の感想です。「お通じが良くなりました〜」。個人の感想です。
　こないだひっくり返ったのは、とある化粧水にて。スキンアドバイザーが効能をあれこれ言っている、その脇に載せられた『個人の感想です』。スキンアドバイザーなのに！
　「わたしはスキンアドバイザーです」。個人の感想です。
　勝手に名乗ってるだけか。　

７月１４日（水）

　冷蔵庫に入れっぱなしのバターが気がついたら賞味期限切れていたので急いで消費することにした。
　加熱すれば大丈夫、というのを信じて焼き菓子を作ることに。ちょうど１００グラム残っていたので、卵も粉も砂糖も同量という、レシピを見ずに作れるバターケーキにしました。
　ところで江口は、シリコンのカップケーキ型を持っている。シリコン型は、金属型とは違って、型の内側にバターを塗ったり紙を当てたりしなくても、生地がくっつかず抜きやすいというアイデア製菓用品である。
　んが。
　バターケーキを焼いてびっくり。
　生地の脂分がどこにも逃げずに、全部生地に残ってしまうことが判明。
　つまり、紙型であったり間に紙を挟んであったりしたら、ちょうど天ぷらの敷紙の如くイイ感じに油の切れるものが、逃げ場がなく全て生地に逆流することに。
　焼けたケーキを食べたら「じゅわっ」って言うんだよ。表面は揚げたかのようにカリカリで、中はオイリー。
　バターケーキって、こんなに不味いものだったっけ。こりゃもう、バターの賞味期限なんて関係ないよね。

７月１３日（火）

　フウセンカズラは観賞用植物なので、植えて芽が出て実が成って、ワァキレイネーで済ませていいんだよね。
　今年はフウセンカズラを植えました。去年にホオズキを植えて見事に失敗したその反省として、姿は似ているが手のかからないコイツを植えました。
　まあ、見事に育ったね。ほとんど手を掛けてないのに、そりゃあニョキニョキと。隣の植木にツルを巻き始めたので、さすがにちょっと手を入れねば。
　そして順調に実も成りだしました。
　この実は、マァカワイイーで済ませていいんだよね？　何かに使おうとか考えなくていいんだよね？　ヒマワリやアサガオと同じように、しばらく愛でた後に枯れたら処分したんでいいんだよね？　いや、なんか、こうも見事に実が成ると、なんかやらなきゃって気になって。
　あ、ある程度育ったら潰す。ぱんぱん潰す。そのつもり。　

７月１２日（月）

　九州・四国が集中豪雨で、愛媛県松山市の道路が人の膝まで冠水しているニュースを見ながらモーニング。我らが香川県も、朝から屋根瓦を叩きつけるような豪雨でオハヨウゴザイマス。
　そんな時に、近所の山にあじさいを見に行ってました。いや、午後から雨は止んだし。
　春に花見に行った公園なのだが、その時から、あじさいを大量に植えているのを見て、これは夏にきっと見事なあじさいロードを目にすることができるだろうと期待しての今日の散策。
　めっさ雲に視界を覆われました。山頂公園だし。
　ところで江口は、大人だからそりゃもちろん頭では分かってるんだけど、未だ雲は固形のはずだと信じている。
　だって空を見てみろよ、あの積乱雲。ぜったい掴めるって。乗れるって。山に登った時に霧のように目の前を通過する、あれが雲だとどうして信じれるか。
　なので、山にかかってる煙のような雲は霧状のものだと認めてやってもいい。しかし入道雲は固形だと、千切って遊ぶことができるのだと信じてる。３５歳だけど信じてる。

７月１１日（日）

　この春から江口は、職場（スーパーマーケット）で裏方の商品補充要員から表方の銘店コーナーレジ要員になりまして。それはいいんだが、銘店って、めっさヒマだ。帰省土産や中元歳暮時期でもない限り、客は一日に数組来るかどうかだ。
　なので江口は、そりゃあもう雑用を言いつけられる。「ミスコピーをメモ用紙サイズに切っておいて」なんていう、リストラ直前の窓際社員のような仕事をしていたときは、本当は自分はリストラされかかってるのかも、と思ったものだ。真相は知らんが。
　あまりに仕事がヒマなんで、よその売場の応援にも駆り出される。今日はお中元コーナー応援。夕方からは食品館レジ応援。あっちこっち引っ張りだこなので、ちょっとした人気者気分。そう思ってなきゃやってらんねー。そのぐらい応援に呼ばれることが有り難いほど、ヒマ。いいのか、江口はこんなんで給料貰ってて。

７月１０日（土）

　芳香剤を買う生活を始めてもう何年にもなるが、未だ成功しないなあ。
　江口は芳香剤を使う。そりゃあもう使う。部屋にも玄関にもトイレにも使う。そして全部の匂いがバラバラ。せめて統一しようよう。いやね、新しいのを買う時は、新しい匂いを試したいじゃん。店に行くたび新製品出てたりするし。棚を見ながら考える。「あれ？　いま、部屋に置いてあるのは何の匂いだったっけ？」と。忘れるんだよ。正確には、いちいち覚えていないんだよ。覚えていることは、「こないだ買ったあの匂いは失敗だった」という記憶だけ。なのでその失敗を防ぐために違う匂いを選び、どんどん間違ったルートの方へ。いっそ開き直って、全部ラベンダーにすると誓えばいいのだが、ラベンダーの匂いはキライ。それ以外にしようにも、３カ所全部に共通して扱われている匂いってラベンダーぐらい。
　だからといって無香は、効いてんのか効いてないんだか実感がわかないのでイヤだ。部屋が臭くなかったら効いてるんだろうが。存在は主張してくれないと。そんな、黙ってても分かってくれるなんて、都合のいいことを期待されてもねえ。

７月９日（金）

　日記に書くことがないので寝ます。
　いやいや、いくらなんでもこの１文だけで終わらせちゃダメだな。今日いちにちを振り返ってみよう。
　起きて仕事行って仕事して帰ってくる。実家に帰って借りてたＤＳとおから炊いたの持っていく。帰りにドライブしたくなったのでテキトーに車を走らせてたら帰りルートを見失って１時間ほど放浪する。プリンエル作る。中国語教室に行きたいと言って夫に止められる。『拳児』の２１巻だけ読む。おわり。
　はい、おやすみなさい。

７月８日（木）

　心の友Ｍちゃんが体調不良なのでアルコール消毒に誘い出す。近所の居酒屋に誘い出したはいいが、隣のテーブルが合コン席だったよオイ。しかも失敗っぽい。
　Ｍちゃんで思い出すのが、こないだ見たという夢の話。
　Ｍちゃんと、江口と、Ｍちゃんの友人と３人でカフェを共同経営し、わしと友人が互いの根本的なところを否定する大喧嘩を始め、止めに入ったＭちゃんが二人から「おまえが一番役立たず」と罵られた、そんな夢。
　どうやら第２弾を見たらしいです。
　時はそれからしばらく流れて。Ｍちゃんが同じ仕事を続けていると、わしと友人が「何か仕事、ない？」と擦り寄ってきたという、そんな夢。最後に勝ったのは自分だと、そりゃあ溜飲がさがったようです。お元気そうでなにより。

７月７日（水）

　スパムメールが届く。『１００万円が当選しました！　いますぐ下記ＵＲＬからプログラムのダウンロードを云々』。こんな、信じる要素なにひとつないスパムも逆に珍しいな。スパムって、んもう明らかに怪しいモノだらけで。本当に騙す気があるのか問いたいほどだ。それとも、発信者の良心が、露骨に怪しさを押し出す結果になっているのか。言ってみただけ。
　『月に１冊は本を読もう計画』。ただいまのチョイス本は『墨攻』。江口に中国＋歴史は鬼門であるが、漫画版はすでに読んだことがあるので、敷居が低いかと思いまして。
　あのね、『銀河英雄伝説』以上に、名前がネックです。覚えられねー。まず、字面と読みが一致しない。プロローグに出てくる『公輸盤（こうしゅはん）』がなんしに（方言※なんしに＝どうしても）覚えられなくて、２〜３ページしかないプロローグを何度往復させたか。最後はもう諦めて、「この漢字の羅列は人名」という方法で覚えることに。もう正しい音で読む気無し。
　という話を夫にしたら、「西洋名と違って、名前表記が短いからラクだろう」と言われた。
　『ラインハルト・フォン・ローエングラム』。１８文字分も視線を動かさねば。
　『革離』。２文字だ。
　そうだね。　

７月６日（火）

　お昼ゴハンにマクドナルドへ行きまして。ドアを開けて最初に目に入ったポスターが『初恋』の文字に挟まれた笑福亭鶴瓶の笑顔だったので腰が抜けた。
　マクドに限らずセルフフードを店内で食べようとすると、チラシを敷いたトレイに乗せられる。食べている間、そのチラシに目がいくわけだ。今日のマクドチラシは、今月から始まったチキン新メニューのあれこれ。そのひとつが、チキンバーガーのソルト＆レモン。鶴瓶も頬張っている、ソルト＆レモン。
　キャプションを見てみよう。
　正確なところは忘れたが、『モモの１枚肉を使用したボリュームたっぷりの新食感ハンバーガー。塩とレモンで初恋風味』とかなんとか。
　ボリュームたっぷりの鶏肉が初恋の味かよ！　と。
　ちなみにうちの夫は、付き合いだして最初のクリスマス、江口が自分と同じ数だけケンタッキーのチキンを食べたのに驚愕したという。それまで一緒に食事をしたことのある女性は、皆そろって小食だったと。
　つまり鶏肉で初恋って、こんな意味ですよと。　

７月５日（月）

　羊頭狗肉Ｔシャツ第２弾作った。っても、アイロンプリントペーパーで。岡田芽武っぽい文字配列を意識して羊頭（闘）狗肉にしてみた。最初は岡本喜八配列にしようかとの案もあった。文字がピンク色なのは、印刷の途中でインクが切れたから。失敗ダー。しかし、文字の隙間ってのは、どうしても紙が残って難しいなあ。全部カットすると、今度は配置が手間取るし。まあ、第３弾を待て。
　今日は気が向いたので、スマートフォンを触ってみることにしました。
　夫が、なんでか大変興味を持っていて。機種変更を迫られているａｕユーザーの江口は丁度ショップに行く口実もあったし、じゃあせっかくだからと一緒に見にいく。ショップに入ったとたん、そんな口実を全部無視して「スマートフォン見せてー」と要求する江口。すなおがいちばん。
　いやあ、面白かった。ビジネスユースに使うのは難しいが、オモチャと思えば、なんて楽しい。サイズの割にキーがでかく、操作はしやすい。出先でちまちまブログいじったり、ツイッターで発言したり、ネットニュースチェックしたりと、可能性はいろいろ。
　ただ問題は、江口はブログもツイッターも、通話すらしないことだ。こんな江口にスマートフォンは必要か。そもそも携帯電話が必要か。　

７月４日（日）

　『いつもニコニコ現金払い』がモットーの夫はクレジットカードを持つのが嫌いでして。しかしこの電脳時代、さすがにオンラインでの買い物も無視出来なくなってきて。ついに夫もクレカユーザーに。そして一度その便利さを知ってしまったら、ああんもう。
　『ラブプラス＋』をアマゾンで予約購入するのに、何の抵抗も無くなっちまったよ！
　そんなわけで、現在の我が家には『ラブプラス＋』があります。発売からだいぶ経っているのに、なんで今更になって話題にするかというと、実際に遊びだしたのが今日からだからです。なぜか。旧作のデータを、もう一台のニンテンドーＤＳを使ってセーブデータ移動ができるのだが、そのためのＤＳを江口ママンから借りるのに今日までかかったからだ。まさかママンも、婿の電脳彼女のためにＤＳを貸したとは気付いていまい。
　江口？　江口は今からＰＳＰで『ヴァルハラナイツ』をやる予定。こんな夫婦ですがこれからもヨロシク。

７月３日（土）

　アボガド初体験。
　どういうわけか、「アボガド食べたいー」って急に思って。急に思ったから急に買ってきて。わさびも切れてたから買ってきて。ええ、わさびじょうゆで食べるつもり。
　夫もアボガドは未体験。買ってきた江口に、「どうやって食べるの？」と聞いてきたので、「真ん中のタネに沿って庖丁を入れて、実をひねったらタネが外れる」と説明したら、「いや、そうじゃなくて調理法は？」と更に聞かれた。いや待って。果物やで？　果物に対して調理法を聞くなよ。生で食べたらいいじゃん。夫もうろたえているようです。
　とりあえずカットして、まずは何も付けずに食べてみる。夫の感想。「これをマグロと言ったヤツはどうかしている」。うん、確かに。マグロじゃねーや。
　でも、粗みじんに叩いて半ディップ状にして、わさびじょうゆ混ぜたらネギトロの味がした。つまりネギトロって、わさびじょうゆの味がメインなんだな。
　あとは水菜のサラダに混ぜた。まあ普通。リンゴの入ってるサラダよりは美味。てゆうか、サラダにリンゴはないよね。特にマヨネーズ系には。

７月２日（金）

　今日は小ネタ。
　うちの夫はモノを捨てるのをこの上なく嫌うが、お風呂洗剤のスプレーボトルが壊れて、こりゃもうダメだ、新しいのを買おうと思った江口を尻目に直しやがったのを見て、コイツは本物だとシャッポを脱ぐ。
　『ブランディッシュ』ドーラ編クリア。ドーラ編はパズルの難易度がシビアだった。
　夫の実家から送ってくるキュウリは、本当はズッキーニなんじゃないかと思うぐらいデカいが、我が家の家庭菜園で育てていたキュウリが気がつけばヘチマサイズになってて腰が抜けた。品種の違いとかじゃないんだ。
　職場にて。規定で両替は二人で行わねばならぬが、忙しさによって途中で一人が抜け、残された方は両替機近辺から一人を捜し出さねばならない。こんな時江口は、たいてい支配人を呼ぶ。すんごい支配人をパシリにしている気分。
　明日は江口ママンの誕生日。我が家で採れたヘチマサイズのキュウリをプレゼント。
　今日はここまで。

７月１日（木）

　明日は久しぶりに何の予定もなく、薬も飲んでいない最高のコンディションなので、今夜は悪い晩酌（ジャンクな肴をそろえたり、ウエストゴムの部屋着に着替えたり）としゃれこもうとしました。
　しかし、どういうわけか、ビールひと缶でダウン。ちっくしょう、もっと行儀悪く呑みたかったのに。
　今日は、江口の野望を知らない夫が、高野豆腐の煮物と、マカロニサラダと、揚げ物いろいろと晩ごはん用に作って置いてくれた。いかん、これは良い晩酌だ。うなじの色っぽいおかみが酌をしてくれるような晩酌タイムではないか。気持ちと環境の違いが化学反応を起こして今日のダウンを引き起こしたのか。悔しいので今、呑み直してる。明日も呑む。