2010年8月1日(日)〜8月15日(日)までのごはん。

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8月15日(

 その行為を江口はバイオテロと呼んでました。無差別なばらまき、それがどんな結果になるか深く考えずに。
 去年のアサガオの種を花壇じゃないところにばらまいた。
 用水路脇から芽が出た。
 ツルが伸びた。
 門扉に絡まって開閉がし辛くなってます。
 自業自得!
 いやいや、だって、芽が出るなんてねえ。コンクリートの用水路脇だよ? 地面ですらない、隙間に砂が溜まってる程度の場所だよ。たまに色の悪いカタバミが顔を出しているが、日もあたらなけりゃ水も無いそんな場所に生きられるのはカタバミぐらいだと思っていたが。いやあ、植物は強いねえ。そしてそれをここまで放置していた江口家もなかなかだねえ。

8月14日(

 えっとね、酔ってて思考回路が動いてない。
 今日一日考えていたことは、しじみの砂抜きは塩水でいいのかしらん、とか、蛇口をひねったらアイスコーヒーが出てくるなんてことにはならないかしらん、とか、江口は電話をかけられない夢をよく見るなあ、とか、メディキュットが洗濯と出勤シフトの関係で結局まだ2回しかはいてないなあ、とか、パロクエが5周目に入ったなあ、とか、例のカレー屋はやっぱり客が入ってないなあ、とか、そんな感じ。
 酔っぱらいに何を期待しているか。

8月13日(金)

 最近の江口の更新が遅いのは、『パロゴンクエスト』やってるから。てへり。
 パロクエとはなにか。同人エロゲです、すんません。
 名前の通り、ドラゴンクエストのパロディRPGで、ビアンカやフローラなどとアレやコレやできちゃうゲームなのですが、これがもう、コンプリート好きの江口の欲求をみごとに満たしてくれるというか。
 まず、ゲーム自体の長さが短い。最初のプレイでも4時間あれば終わる。2周目になると、獲得経験値が2倍、3周目で3倍となって、さらに強力なアイテムや所持金はそのまんま引継ぎなので、回数を重ねる事にプレイ時間はどんどん短くできる。
 そして、CGフルコンプを狙うなら、ヒロイン3人×パターン2種類=単純計算で6周は必要なんだな。
 ああやるさ。江口はやるさ。フルコンプのためなら6周だろうと12周だろうとな!!
 そんなわけで、只今4周目の江口です。ごめんね。悪い大人で。

8月12日(木)

 ちょっと早いが夫の誕生日パーティをすることに。ごちそうは、まぐろの切り落としが安かったので鉄火丼。豪華そうに見えて全く手のかかっていないごちそうである。
 ところで江口の得意料理は餃子である。なのでこうやって、「今夜はごちそうよ!」というときに、餃子を選ぶことが多々ある。
 江口家にとって餃子とは、ママンが江口父を落とし、姉が義兄を落とし、そして江口が夫を落とした、由緒ある料理である。ゆくゆくは子に孫に伝えられることであろう。
 ただまあ、あまりにも多用しすぎてか、あんまり有り難がられなくなった。スーパーサイア人が常態であるかのように。分かりにくい喩えか。できあがったものは間違いなく美味い美味いとかぶりつくのは確実なのだが、他に手が無いと思われるのも癪だ。
 そこで思った。そう、多用するからいけないのだ。これからは、年に1度の、丑の日のうなぎのように、クリスマスのローストチキンのように、特別な日のごちそうにすればいいのだ。丁度夫の誕生日は8月、餃子は丁度いいではないか。そうだ、そうしよう。

8月11日(水)

 昨日の話の続き。
 『AKIRA』であるが、さあもう一度原作本を買い揃えようかな、と思った。けど、たしかあれ、タウンページみたいな色とサイズで、1冊1000円ぐらいするんだよな、と躊躇したら、夫が「いまどきのコミックはA5判で1000円するのがザラ」と言ってきた。ああそうじゃん、と膝を打つ。さらに調べると、2巻3巻は1000円しない。なんだよ、安かったんじゃん、あの漫画。
 まあしかし。知らん間に物価は上昇している。雑誌・漫画の値段はシャレにならん。世の少年達は本当に、週刊ジャンプを毎週苦もなく買えているのか。少なくとも、女性向け豪華付録付きファッション雑誌はバカ高い。ま、月刊誌と比較するのも乱暴な話だが、近年の雑誌売れ行き不振って、単純に高いからじゃないのか? 雑誌って、たかが読み捨てるものだろう。今月読んで、来月が来たら古いのは捨てる、その程度のものじゃないのか。豪華な付録で集客やら何やら言うが、付録って所詮「タダならもらってもいいけど」レベルのものでしかない。それに高い金を払って本を買わなきゃならんとなったら、二の足を踏むのも当然だろうて。
 あとね、コミックの単行本化するときに。
 なんでわざわざオールカラーコミックにする。オールカラーったって2色のくせに。そして高い。
 『AKIRA』の総天然色版。誰の財布を当てにしてんだ。江口だったら大間違いだ。

8月10日(火)

 インプリンティングって恐ろしいな。
 江口と『AKIRA』の出会いについて語ろう。確か中学生の頃だ、劇場版アニメになったのな。「なった」というか、それで存在を知った。業界的にとても注目作品だったのか、公開前特別番組が組まれた。そこで、『AKIRA』がいかにカッコいいか、セル画枚数を大量につかっているかの宣伝が成された。
 当時中学生の江口。カッコいいと思ったんだろうね。それまで『ドラえもん』とか『藤子不二雄劇場』しか観ていなかった少女が初めて触れた世紀末サイバーパンク。そして映画館に観に行った。面白かったか? さあ? 巨大化する鉄雄がグロいなぁと思った。あ、そのグロいのもまた、同級生の女子はまず好まないものを自分は好んでるんだという優越感があった。優かどうかはさておき。
 まあ確かに、絵は綺麗なアニメだ。無駄にカッコいいし。けどまあ、正直、中学生の江口には難解だよね。その後、原作本も買ったけど、意味が分からんかったし。
 そして現在。『AKIRA』と離れた日常生活を送っている江口なのですが。
 インプリンティングって恐ろしいな。
 立ち寄ったヴィレッジヴァンガードで、原作本と金田のバイク模型が並んで売られているのを見つけてギュインギュイン来た。何が来た。んもう、己の青春時代がギュインギュインと。全く欲しくなく、必要としない。しかし欲しい。ああ恐ろしいな。

8月9日(月)

 バケットのパン食べ放題が食べたくて、2時間かけてイオン高松に出かけたのさ。
 潰れてたーーーー。
 んもう、このためだけに出てきたのに。小麦粉とイーストを楽しみにしていた体では他のランチを食べる気分にもなれなくて、しかたなくパン屋のイートインコーナーを使うことに。
 パンを選んでレジに行き、飲み物を注文すると、言われたね。「お二つですか?」。え? 江口、ご覧の通り一人ですが?
 会計が進みつつ、最後にもう一度言われたね。「お持ち帰りの商品はございますか?」。ごめん、全部たべる。これ、江口の1食分。
 なんか悲しくなって、泣きながら帰って夫にこのことを訴える。そして聞かれた。何個食べたのかと。
 えっとね。おかずパンが2個と、ドーナツが2個。
 「それは店員が正しい」とトドメを刺された。何でみんな傷心の江口をもっと大事にしない。

8月8日(

 本棚が埋まってしまった。どうしよう。
 江口は通信販売で買った、約500冊のコミックスが収納出来るという薄型本棚を使っている。購入した時の記録もあるのでご記憶の方もあるでしょう、江口本人は覚えてないが。
 かつで棚の2段を埋めていたとある長寿グルメコミックを売り飛ばし、更にドレッサー代わりにしていたカラーボックスを整理して文庫本をこっちに移し、さあスペースが確保出来たと思っていたが。
 気がついたら満杯だ。こないだ『マテリアル・パズル』全巻を揃えたせいで。さあ、いよいよ『新約巨人の星 花形』の進退を本気で決めねばならぬ。
 こんな江口にも夢がある。一度手を出して、途中で諦めた、あの夢を。
 『ドラゴンボール』を全巻揃えたいよぅー。全42巻ー。過去に8巻まで買って止めたんだけどさ。
 『ガラスの仮面』か『ドラえもん』のどちらかを段ボール送りにしたらスペースは空く。でもなあ。段ボールにしまっちゃった本は、読み返すのにヨイショがいるのでこれまでのように気軽に読めなくなる。
 三十路女の悩みじゃないよなあ。

8月7日(

 メディキュット続報。快適。暑くない上に、むしろエアコンの冷えを防いで快適。ただ、一番の問題があって。洗い替えが無い。2足買うのは懐が痛い。というわけで、さっそく履けてません。
 さて、レジのおばちゃんになった江口。過去の接客仕事経歴のなかで、いちばん多くの客と接する仕事になりました。
 まー、いろんな人がいるね。おもろいおもろい。
 そんな中での今日のおもろい客は。
 若いカップル。彼女の鞄を持つ彼氏。そして彼女の手には、ペットボトルの数本入った買い物かご。
 逆だろ!!
 そんなカップル・夫婦が、一組じゃない、複数だ。何でだろ。ベビーカーと荷入り買い物かご。かご持ってやれよ、車輪付きベビーカーなんて女房に任せろよ、旦那!!
 ちなみに、うちの夫の場合。買い物かごは持つ、というか、カートを自分が押したがる。なのにレジに並ぶのを心底嫌がる。何でだろ。

8月6日(金)

 『ジャック』という映画がある。江口はこれが、過去に見た号泣映画ナンバー1だ。んもう、泣いた泣いた。声を上げて泣こうと思っても、悲しすぎて声が出なかった。それほどの超感動映画。しかし、あまりに古い映画って、レンタルショップに在庫を置かれなくなるね。特にVHSからDVDになって、確実に在庫があるとは言い切れなくなった。ともあれ、最近行きだしたツタヤで見つけたので借りてみた。だが、こんな思い出美化映画はギャンブルでもある。時が過ぎて見た時に、果たしてまた感動出来るか。さっき、半分ぐらい見た。あれー? 泣いてないよ、江口。いやいや、まだ半分。
 主演はロビン・ウィリアムズ。当時、江口は『フラバー』から入ってコメディロビンが気に入り、『グッド・ウィル・ハンティング』『いまを生きる』『レナードの朝』と立て続けに出演映画を追ってシリアスロビン感動し、その流れで『ジャック』にも巡り会ってロビンへの信頼を確固としたものにしたわけだ。ロビン映画に間違いは無し、と。ロビンロビン馴れ馴れしいな。
 そして『グッド・モーニング・ベトナム』を見て、心底がっかりした。いやあもう、とてつもなくがっかりした。それ以来、ロビン映画を観ていない。代わりにアオザイ萌えが発生した。どうしよう。

8月5日(木)

 『メディキュット』を買ってみた。お値段2480円。メーカー希望価格は2625円なので、ちょっと安い。
 メディキュットとは何か。足のむくみをとる、サポートタイツのことである。
 レジ打ちの仕事になってから、まあ分かりやすいほど足が痛くなった。あまりに痛いので、ネットなどの情報を拾っておりました。一番いいのは、底の厚い靴を選ぶことらしいが、専門の靴を売っている店が近所になく、次点のこちらに。
 で、今まさに、日記に書くネタがないので履いてみた。
 感想。まあ、足が締まって気持ちはいい。爪先が開いているので、そんなに暑くない。『安眠を促すラベンダーカラー』って、寝てる時は目をつむってんだから、色は関係ないじゃん、と思う。
 あとは、翌朝まで快適さが得られるかどうかだな。締めて不快どうこう以前に、暑さが。なんでこんな、猛暑まっただ中に試すか、江口も。 

8月4日(水)

 ママンに、我が家のフウセンカズラを見せたら、家主の許可無く潰しやがった。「目を離した隙にパンパンと、6〜7個は潰しやがった」と非難したら、「そんなには潰してないわ」と反論。「プシューって潰れたのもあったわ!」。潰しとるやないけ!
 ともあれ、フウセンカズラはよく育つ。本当に、まったく手を入れていないのに、ニョキニョキ育った。ホオズキもちっとは見習え。
 あまりに伸びたので、来年も育てるつもり。でも、買ってきた種と比べて2代目は育ちが悪いのが常。しかし、今の2メートル越えになるフウセンカズラが育ちが悪いとなれば、そりゃ丁度いいのではないか。ええ、それほどまでに伸び放題。隣家の植木まで巻き込んで。ごめん。
 あとね、アサガオも。2階のベランダまで張った網をラクラク越えやがった。そして大量の花。見事であるが、ここからどれだけ種がとれるであろうか。間違いなく持て余す。近くの小学校とか引き取ってくれないかしらん。全校生徒分取れそうですが。だめ?

8月3日(火)

 興味があったんで買っちゃった。ピエブックス『日本の図像 春画』。
 いやあ、おもろいおもろい。聞いた話で、『今のエロジャンルの元祖になった漫画は何か』を語るスレッドが立ち上がった時に、『春画じゃね?』の一言で終わってしまったらしいが、本当にな。今に思いつくジャンルが全部存在した。むしろ、『火事場』とか『清書中』とか、もうちょっと落ち着けおまえら、と思ったほどだ。
 本を買ったのがネットショップで、中身を確認しないまま、「一番ページ数が多いヤツ」にしたので、正直、資料としては物足りない。図版の数は十分であるが、背景に書かれてある文章の記述が欲しかったな。読めん。
 こんなのを見ていると、次に欲しくなるのが西洋の風俗史。どんな本があるかなー、と思ったら、岩波書店から1万4千円のが出てた。いちまんよんせんえんかぁ。ちくしょう、岩波め。

8月2日(月)

 甘食のインパクトが強すぎて、昨日が8月1日だというのを忘れていたよ。まあいいや。
 さて今日は、江口ママンと一緒に焼肉を食べに行くことになりまして。夫と3人でおでかけしたわけです。
 なんてこったい、また遭遇だよ。サイドメニューのコロッケに虫が。
 虫と言っても、皿の敷紙の下に小蠅らしき虫が潰れていただけで、直接食品には当たっていないので、交換とか返品とかの大事にするつもりはなく、でも店員に注意はしておこうということになって、夫がそれを伝えたわけよ。
 そしたらさ、対応の悪いことよ。態度が悪いんじゃなくて、適切な対処を取り損ねてやんの。「すみません」と言って皿を下げたまま、何も言わずに時間だけが経過。
 江口がキレたね。
 「責任者出せ!」となり、呼びつけて説教。最後にママンが「これからも利用させてもらうつもりなんだから、気をつけて」とフォローして終わり。
 夫が呼び出し、江口がキレ、ママンがフォロー。
 この一連の流れを見た夫が「カマイタチか」と言ったのをオチにさせてもらいます。 

8月1日(

 甘食は全国区か。
 ことの始まりは堅パンの話でして。善通寺(寺院)の周辺では堅パンが名物で、大学時代になんでかゼミのメンツで寺の周りを散歩して、買い食いしたという話を夫にしたら。
 「何、それ?」って言われた。
 まあ、しょうがないか。しょせん田舎の商店で売ってる名物、江口だってローカル番組で紹介されるまで知らなかったし、食べるのもその散歩時が初めてだった。なので説明しようと、「甘食みたいな」と言い出したら。
 「何、それ?」って言われた。
 えーーーー!? 甘食って、全国区じゃない? あの、真ん中が膨らんだ歪な円盤型の、密度がみっしりで口の中がもさもさする、ボーロがでかくなったようなパン。んまいよ。
 えっと、ほら、たまごパンみたいなやつ、と続けても当然通じず。分かった人は、堅パンがどんなものか伝わったことでしょう。あと、江口の好みの味というのも伝わったでしょう。なんか食べたくなったので明日買ってくる。
 ちなみに調べたところ、堅パンは乾パンのように、軍隊の携行食として作られたらしい。善通寺近辺でも、お遍路さんの日保ちするおやつとして親しまれているそうな。まめちしき。

 


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