2010年9月16日(木)〜9月30日(木)までのごはん。

今月のごはんを読む メニューページへ

9月30日(木)

 季節の変わり目になると、『貧乏人の銭失い』という諺を痛感する羽目になる。
 昨日出した冬布団が樟脳臭いよぅ。
 江口家では布団は圧縮袋に入れて片付ける。なので一緒に防虫剤も入れる。この防虫剤がね、もう何年も前に買ったやつなの。当時江口一人暮らし、家計は全部自分の財布なので、ちょっとでも節約したかった時。防虫剤を買うのに、一番安くて量のあるやつを買ったのね。
 大後悔。
 なんで世間で無臭の防虫剤が出回っているのか、その意味をもうちょっと考えるべきであった。生活の快適のためには、ちょっとぐらいお金使ってもいいじゃん。そんなことを衣替えの度に思い知らされる。
 話は変わるが、今日、持病の定期健診に行ってきまして。相変わらず注射と投薬なのですが。先生に「風邪ひきました」と言うと、「どうする、がまんする?」って聞き返された。あ、薬くれない、と察したので、今日は大人しく寝てることにした。自力で治さねば。

9月29日(水)

 風邪ひいた。こりゃいかん。
 なーんか、昨日から喉が痛いなあ、と。今朝になって痛みが本格的に。あと、鼻腔の奥の方も痛い。これが季節の変わり目か。
 そんな状況なのに、まだ職場制服が半袖でね。長袖も用意していたんだけど、ほら、動いてるとどうしても暑くなるじゃない。周りの様子を見て、半袖が多かったのでじゃあ、とそのままでいたら、売場が冷房かかってやんの。自分が涼しい格好してるから言う権利はないんだけど、そろそろ冷房は無いわ。やれやれ、と思いながら仕事場へ行くと、別のパートちゃんがマスクしていて、「実は熱がある」と言った。先越されたがな。これでもう、江口が幾ら咳き込もうと顔色を悪くしようと、二番煎じになってしまう。意地でも具合が悪いとは言えずに一日を終える。今から冬布団出して寝る。おやすみ。

9月28日(火)

 ブラウザを変えました。ついこないだまでは、Sleipnirを使ってたんだけど、これがまあ止まる止まる。あまりに頻繁に止まるので、しかたなくInternetExplorerを使うようにしたら、シャレにならんほど止まりまくる。イヤガラセか。二進も三進も行かなくなったので、とにかく早さがウリだというGoogleChromeに。ようやく落ち着いた。ツールバーの位置が微妙に違ってたりアイコンが小さかったりするのに違和感があるが、少なくとも止まらない。ふうやれやれ。
 ちなみにIE。IEに変えた時点でSleipnirをアンインストールしていたから、他にブラウザが無かったわけですよ。なので「IEアカン」と思った時に他のブラウザを捜そうにも、IEを立ち上げるしかない。そりゃ江口のマシンが古くて、IE8がまともに動く環境じゃなかったのもあるが、GCのサイトになかなか行けなかった。行くたびに動作が止まって強制終了の連続だった。無間地獄にはまったかのような苦しみ。ようやっとGCが使えるようになった喜び。未だに「Chrome」が読めない哀しみ。オチが特にない苛立ち。

9月27日(月)

 読書3題。
 久しぶりに『ガラスの仮面』読みかえしてます。他人がデートのために貰った芝居のチケットを「ちょうだい」とのたまう北島マヤ。他人からタダで借りてる別荘を荒らしまくる北島マヤ。おそろしい子!
 『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』を読んでます。なんだろうこのレトロ感。いろんなモノが懐かしい。未来なのにアンドロイドなのに。あとやっぱり、江口は20世紀末に流行した未来観がいちばんしっくりくる世代なのかね。
 こないだ言ってた『よもぎのはらのたんじょうかい』届きました。あれー、こんな話だったっけ? 内容を忘れてるといっても、読めば思い出すだろうと踏んでいたのに全くちっとも。どうやら江口がこの本を好きだったのは、モンブランがおいしそうだったからなのだろう。こんなんばっかり。

9月26日(

 初めて家庭でメルルーサを食べました。笑っちゃうぐらい冷凍食品の味がしました。そりゃメルルーサ本体も解凍の切り身ではあったのだけれど。
 あと謎なのは、赤魚。これもまた解凍の切り身がしょっちゅうスーパーマーケットに並んでいるが、どんなモノなのか分からないので食べたことがない。『赤魚』という品種を特定しない商品名と、アイルランド産、いっつも半冷凍状態。ちょっと初心者が手を出すには躊躇するでしょう。今、ざっと調べたら、アコウのことだった。なんだよ、アコウなら知ってるわ、と思ったら、最近の赤魚はアコウとはまた別物らしい。ややこしいな。
 そういえばいつの間にやら、シシャモがオス・メスいっしょくたにパック盛りされるようになってる。しばらく前に北海道物産展でオスのシシャモを見つけ、「メスとは違った身の締まった味わい」やら何やらコピーがついていたので珍しさもあって思わず買ったのだが。気がつけばオス混在パックが主流だ。いつ世間がオスを認めた。
 サンマの値段がやっと下がった。やれやれだ。
 今日は魚で小ネタ。

9月25日(

 奥さん。江口の「これが許せない」を聞いてもらえまいか。
 トイレットペーパーをね、なんで使い切ったら次のをホルダーにセットしない。
 江口の職場はスーパーマーケットである。客用トイレの中途半端にロールに残ったペーパーは、従業員用トイレに回される。それが、個室の脇に置かれたカゴにいつもヤマモリ置かれてあるのだが。
 ホルダーが空になったら、そのカゴから直接使ってそれっきりって、どうよそれ。ホルダーにセットしようよ、そんなに手間か?
 まあ百歩譲って。ホルダーは『道具』なのだから、家庭用とデザインが違うのもあるし、セットの仕方を知らないのかもしれない。それなら責められない。でもね。
 新しいペーパーを使い始める時に、紙の糊留め部分を幅いっぱい全部剥がしきれずに、幅半分だけの紙を巻き取り続ける使い方をするのはなんで。あ、これ、セロテープでも同じ。江口の知らない節約術だとでも言うのか。信じないぞそんなのは。
 以上、長年溜めてる怒り。

9月24日(金)

 テレビにて。『人生を変えた1冊』みたいな話題が出ていた。その流れで、さあわたくしの人生を変えた本として、何かあるかしらん、と考えてみた。
 そうして思いついた。小学校3年の頃に大好きだった本。あまんきみこの『よもぎのはらのたんじょうかい』。正直、内容は忘れたが、動物たちが集まって誕生会を開く、そんな微笑ましい話だったような。
 江口は小学校1年の時から、夏休みの読書感想文で学年優秀賞を貰い、県コンクールに出ていた。ココだけの話、作文を書いていたのはママンだったけれど。1年、2年と課題図書を選んでの感想文、入賞。3年生になって自我も芽生えた江口。「今年の感想文はこれにしたい!」と『よもぎのはら−』を激しく主張、渋るママンを説得し、この本で作文を書いて貰う(自分で書かんのかい)。結果。入賞ならず。
 翌年。再び課題図書。入賞。5年・6年と、課題図書ではないが戦争物で。入賞。
 よくお分かりでしょうよ! 江口の人生を変えた本はよもぎのはらだ!!
 何か思い出して悔しくなったので、さっきAmazonで見つけたので衝動買いした。送料入れて550円。惜しくない。

9月23日() 秋分の日

 お月見しました。っても、玄関前に出て5分ほど眺めてただけだけど。1日遅いらしいが、大丈夫、今日の月も丸い。また午後まで雨が降っていて、それが止んだものだから、空が澄んでいてきれい。今夜のごはんは里芋の炊いたのだったから、芋名月ということで強引に愛でる。あとは夜遊びに出歩いて、途中で寄ったスーパーマーケットで団子買ってきた。んまい。
 でもって、何でか話題がルナリアンからLunaとMoonの違いになって。具体的にどういった用法の違いがあるのか、と、自称半可通のプロである夫に尋ねてみる。半可通なのでそれっぽい返答が帰ってくる。しかし最後に念押し。「自分もうろ覚えのことだから、そっちでちゃんとウラをとれ。鵜呑みにして人前で披露するなよ」と。大丈夫、ルナリアンの話なんてたぶん誰ともしないから。

9月22日(水)

 また全身麻酔でアレコレやってきました。これで何回目だ。たぶん誰にも賛同を得られない話なんだけど、あの、麻酔で意識の落ちていく瞬間は最高にキモチイイ。こうね、体全体がぼや〜っとして、視界がどんどん狭くなっていって、意識があるんだか夢をみているだけなんだか曖昧になる。
 麻酔の醒める時間というのは、これまたバラバラで。たいていはストレッチャーに乗せられて病室に戻る頃まで寝てるんだけど、場合によってはまだ施術室で横になっているのに意識が戻ることもある。今回もそうだった。まだ薄暗い施術室、わしもまだ半分寝ていて、積極的に瞼を開けあられるほど起きてはない。
 寝ぼけている人間が言うべきことは、これでしょう。
 う〜ん、むにゃむにゃ。もう食べられないよぅ。
 と言ってみたら、若い看護婦ちゃんに「え? タベラレ?」と素で聞き返された上、真横に先生がまだ居た。なんか恥ずかしいなあ、おい。しかも後で夫に、「看護婦は本気で患者の回復を診てるんだから、困惑させることを言うな」と怒られた。さんざんだ。

9月21日(火)

 いやー。職場でけっこう会社に損害を与えるレベルの失敗しちゃった。ま、売り出し商品の数が足りなくて売場を空にしちゃった、ってコトなんですが。16日から、レジのおばちゃんから銘店の売り子にまた戻ってきたのですが、初手から発注ミスでした。
 言い訳をしますとね、16日からなので、いまから彼岸銘菓の発注なんて間に合わないんですわ。それまでも、レジ業務の合間に発注をしてたんだけど、それは通常在庫の管理だけ。こんな特別ウィークの別発注、落ち着いて腰すえてやらなきゃ出来るわけない。しかも銘菓ってメーカーによっては、発注から納品まで4日かかる。逆に聞きたい、なんでそんなにかかる。
 今日、そのメーカーから電話かかってきた。「発注してませんけど、在庫は大丈夫ですか?」。ごめん、大丈夫じゃないです。あと、「足りないなら別便で今すぐ送ります」とかの、もうちょっとフォロー出来る期間中に電話があると嬉しかったなあ。
 最終的に、在庫は2種類3個だけになった。この話を夫にしたら、「ドラクエのぶきやでも、もうちょっと品揃えがいいぞ」と言われた。しょんぼり。

9月20日() 敬老の日

 ごまうまッ!
 日本語で表記してみたが、たぶん意味が通じていないと思う。胡麻が旨かったのを、食べたその時に洩らした感想をそのまんま表現してみました。ごまうまー。
 昨日、夫の実家から荷物が届きまして。自分のところの畑で採れたイロイロを。畑といっても商売でやってるんじゃないので、毎年あれやこれや面白そうなモノを植えて遊んでいる。今年はゴマでした。収穫してみると一升ほどとな。一升って。
 というわけで、採れたてのゴマが一合ほど我が家に来たのでございます。義母が、採れたては市販品と香りが全然違うというので、早速今夜の食卓に乗せてみる。夫作、ヒレカツの衣にすりゴマまぶし。
 ごまうまッ!
 なんだよ、この部屋中に充満するゴマの匂い。揚げても飛ばない香り。え、ゴマってこんなに匂いの強いものだったの? 今まで食べてたゴマって何だったの??
 それでね、ご飯が残ったからね、瓶詰の鮭フレークとゴマ混ぜて、明日のお弁当おにぎり用に冷凍したんだけど、今からもう楽しみ。握ってる最中漂う香り。明日が楽しみ。

9月19日(

 初なべ。
 もう鍋か。まだ時期が早くないか。いやいや、そんなこともあるまい。だって朝が寒いんだもん。えー。
 という3日前と似たような出だしで始まりました本日の日記。しょうがないよ、秋はこんなことが多い。もっと言うなら金曜日は初おでんでもあった。ともあれ、初なべです。白菜の代わりにキャベツだったけど存外いけた。キャベツ鍋はアリだ。
 鍋のうまさはさておいて、やっぱり季節は早すぎた。食べてる途中で、汗だらだら。かといって、クーラーを付けるほどでもなく。いっそ思いっきり暑かったら、真冬のコタツアイスの逆状態に持ち込むことができようが、中途半端な室温の中で汗まみれ。
 余談。夫の実家から里芋が届く。よしよし、芋炊きもせねばな。あと、秋に食べなければならないものは何がある。悔いは残すな。

9月18日(

 タバコ増税めんどくせー。
 10月からタバコ増税です。なので各販売店は、安い今のうちに買いだめセヨと売り込みを始めてます。うちの職場も例外のないことで。
 で、タバコって管理がいろいろと面倒くさいのですよ。スーパーだろうとコンビニだろうと、対面販売が基本。勝手にカゴに入れてレジに持っていってー、とはできない。そして在庫は鍵のかかる場所で保管せねばならぬ。更には、10月増税のために、9月末から10月頭まで、毎日の入荷数と販売数チェックと棚卸しをせよとのお達し。場合によっては税務署がチェックに来るってね。うるさいわ。
 なので今日から江口は、毎日2階の事務所から、ワゴン2台分にセットした販売用タバコを持って降りろと強要されました。貼り付いて売り子をしろと言われました。いやだ。

9月17日(金)

 例の、お茶の先生のところへ菓子折もって挨拶に行ってきました。いやもう、粗相をしやしないかとドキドキだ。せめて最低限のマナーぐらいは覚えていこうかと、本屋で茶道関連書を捜してみたが、いやいや、今から教えを請いに行くところへ素人が半端な知識をひけらかすわけにはいくまいと、努めて真っさらの状態をキープすることにした。決して茶道の流派がワケ分かんなくなったのではなくて。ええもう、右も左も分からないどころか、表も裏も分からん。何が違う。ちなみに習いに行くところは表千家。
 で、まあ。適当に挨拶して世間話になったのですが。その流れで先生が聞いてくるのですよ。「江口(仮名)さんは、お里は○○町の方?」と。いえいえ、江口は結婚して今の住所に移ったわけで、旧姓は△△ですよ、と。そしたら「じゃあ、××町の方で?」と。その通りです。何で年配って名字で出身地と親戚関連を言い当てられるのか。これが年季ってやつか。

9月16日(木)

 初さんま。
 今年はさんまが高い。単に時期がまだ早いのか。いやいや、そんなこともあるまい。だって朝が寒いんだもん。えー。
 というわけで今夜はさんまですよ。もちろん、大根おろしとスダチも添えましたよ。さんまがあるから、あとのおかずが多少ショボくてもOKですよ。さんまは秋の彩りです。
 食卓にさんまを乗せたからには、もう認めねばなるまい、季節は秋だ。
 今からいろんなものが美味しくなるよ。海の幸も山の幸も、来たる冬に備えて栄養を貯め込む季節なんだ。さんまだってね、内臓の周りに、どうしてくれようという脂の層。人間だったら怒られそうな脂を乗せてやがる。野菜だって主に根野菜がメインになる。ごめんね、春の葉野菜・夏の実野菜って正直好きじゃなくて。江口が好むのはデンプン。根野菜ブラボー。
 あと、文章がやけにテンション高いのは酔ってるから。本日の晩酌はキリン秋味。ほら、ここも秋。

 


江口梨奈のすてきページ

江口梨奈のすてきページ