2015年11月1日(日)〜11月15日(日)までのごはん。 11月15日(日) 本棚が一杯になってきたので、古本屋でちょっと処分することにしました。 ナンシー関をごっそり売っちゃったよーー。心の師と仰いでいた、ナンシー関をよおおお。 うん、「売らなきゃいいじゃん」というツッコミは重々承知さあ。けどまあ、冷静に考えてみようよ。著者本人はとうに亡くなり、著作の中で取り上げられている人物の大半ももういない。当時のテレビ世相をすっぱりと斬ったところで、今はもう時代が変わってる。そりゃ読み返して面白いよ、面白いけど、メディア研究をしているわけでもない江口には読み返す価値を見いだせん。 そんなわけで、集めてた著作を全部売り払ったところ、本棚の一列がごっそり空いた。空いたので、ずっと横置き・詰み置き・夫の本棚に避難させてた本をようやく片付けた。やれやれ。さすが本棚一列空くと、片付くなあ。 でもっていまもう一度本棚を見たら、もう本が入らない。 あれ? 我が家の物理法則、なんか間違ってね? 11月14日(土) ゆで卵の入ったマカロニサラダが食べたい。てゆうかゆで卵が食べたい。この話、過去に何度もしたかもしれんが。 ゆで卵ほど厄介な代物はない。鍋一つ・コンロ一つ占拠して10分以上かけて、出来上がるモノが卵のゆだったモノ、のみ。おでんやら、卵サンドやら、スコッチエッグやら、いろいろと作って食べてみたい料理はあるのに、メインでも難でもないゆで卵ごときに手間を取られるのかと思うと二の足を踏む。その上、マカロニサラダにしようと思ったら、別にまたマカロニを茹でねばならぬ。そしてそしてマカロニサラダ、この中途半端な料理よ。サラダと言ってるに炭水化物。きゅうりやキャベツを入れてもいいが、「マカロニ」サラダを名乗るからには、そんな野菜など彩り程度。サラダのクセにビタミンの補給にもならねえ。でもって、嵩のあるメニューなもんだから、本来パワーを注ぐはずのメインディッシュをダウンさせねばならぬ、この不自然さ。ああもう。 11月13日(金) うちの息子ちゃんは、そりゃあもう悪さばかりする腕白坊主だ。今日も、折りたたみテーブルの片側だけ足を畳み、すべり台状態にして遊ぼうとしていたので怒鳴りあげた。なお、この遊び方を教えたのは江口ママンで、江口も小さい頃は同じ遊びしてた。さておき。 「やったらダメ、やったら怒るよ」と言っていたにもかかわらずやりやがったので、公言どおり怒るよ江口は。罰として、いまから食べようと思ってた食後のデザート(りんご)は無し。 と、そこへ義母から電話がかかってきた。そこで、この一連の状況を話す。で、流れで、「息子(仮名)ちゃんが悪い子かいい子か、ばあちゃん(義母)に聞いてみよう」となった。当然、ばあちゃんは言うわな、「息子ちゃんはとってもいい子です」と。はい、無事にデザートを食べることになりました。 翌日。折りたたみ椅子の座面に立つなと言うてるのに、立ちやがる息子ちゃん。昨日と同じ流れや、やるなとわざわざ言うてるのにやりやがる。はい、デザート(みかん)は無し。 と、息子ちゃん。「ばあちゃんに電話する」。ああ、昨日のことを覚えてんのね。なので電話する→ばあちゃんにOKもらう→無事、みかん。 さて、また次の日。オモチャを投げるなというのに投げやがって、とうとうタンスの後ろに落として取れなくなっちまった。「ほらごらん、オモチャがなくなったじゃないか」とか夫が言うてた。別に怒ってるワケじゃない。 と、息子ちゃん。「ばあちゃんに電話する」。だから別にあんた、怒られてませんよ? そして電話を掛けられたばあちゃん、開口一番「助け船が必要?」。助ける気、満々。 更には「おやつが欲しくなったら、電話をかけてきてね」。妙なルールが出来てしまった。 11月12日(木) ラヴクラフト語り、続き。ネタバレ含む。 『闇に囁くもの』を、まーた人里離れた閉鎖的な、偏見にまみれた村人がいそうな舞台で、人智を越えた生物が発見されてそれにまつわる伝承がどうのこうのなのねハイハイ、と思いながら読んでたら。 宇宙出てきたー。 で、ここでハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作風についての情報を仕入れてみたら(って、Wikipediaだけど)、「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」などと呼ばれるSF的要素を持つホラー小説で有名である」ってあって。ごめん、こっちが主でしたか。 こうなってくると俄然江口の胃液の分泌も活発になってきてさ。まあ読み進むこと読み進むこと。そして出てきた、人間が宇宙へ行く為の手法。 抜き取った脳髄を、ケーブルががんがん繋がってダイヤルで調整するようなシリンダーに入れるんだってーーーー。 あかん、もう腹抱えて笑った(注※歓喜の表現)。たまらんなあ、この、古典SFに出てくる、21世紀の現代ではありえない未来技術のイメージ。これが江口の大好物。ちなみに『闇に−』は1930年らしい。そして冥王星が発見されてる。ごめんね、冥王星、もう無いよ。 以上、たいへん堪能させて頂きました。こりゃもう、続刊を揃えるしかないね! 1冊読むのに10年かかったから、がんばって長生きするよ!! 11月11日(水) あー、ラヴクラフトおもしれー。 というわけで読み返しているのですが、あかん、めっさおもろい。もともとは10年ぐらい前に本屋勤めだったときに、趣味にあかせてサブカルチャー系の本を大量に陳列してたんだわ。その一巻で、ラヴクラフト全集も並べてみた。せっかくなんで、1冊買ってみた。全く頭に入らんかった。『闇に囁くもの』の途中でしおりが挟んであったので、ここで力尽きてたんだろうな。 でもって今、改めて挑戦してみたら。 なにこれめっさおもろい。特に、挫折したはずの『闇に−』が超ヒット。何でやねん、と分析した結果、そう言えば当時の江口はマンガ一辺倒だったが、江口は最近になってから乱読傾向になり、その結果、実は海外の古典SFが性に合うことが判明していた。そしてラヴクラフト。江口はラヴクラフトに対して何ら情報はなく、最初に触れたのが、TBS『ギミアぶれいく』の中で放映されたドラマ『インスマスを覆う影』だった。主演は佐野史郎。当時の佐野史郎、まさに「冬彦さん」ど真ん中の時期で、とにかく気味の悪い役ときたらこの人、というアオリがあてられ、どんだけ気味悪いのかとワクワクして、そして佐野史郎の不気味さを堪能させて貰った、そんなドラマだった印象がある。あ、ドラマを見ようと思った動機はあくまで佐野史郎。 そのドラマのイメージと、「クトゥルー神話」のイカタコのイメージと、江口の知識はそこまでだったのと、買った本の最初の収録話が正に『インスマウスの影』だったので、ラヴクラフト=半魚人の跋扈する、陰湿な田舎漁村と思ってた。横溝正史的な。 さて、そんな江口が10年寝かせて読み返して。ほうほう、インスマウス、なんとか消化出来るわー、と思いつつ突入した『闇−』。 「宇宙人」って出てきて、「えっ!?」って思った。あんた、横溝正史やったん違うんかい!! この話、つづく。 11月10日(火) さて、昨日いちにち平熱だった娘ちゃん、もう大丈夫だろうと保育園に送り出したら、夕方にぶり返して再び39℃。息子ちゃんの時には、この「ぶりかえす」事態が発生したことがないので、おろおろする江口。改めて注意深く様子を観察したら、すごいイキオイでゴハン食べてたのでもういいや。ついでに言うと、デザートのみかんを奪われた。江口の持ってるのまで取ろうとするので、「これはお母さんのよ」とさんざん言い聞かせ、大人しく椅子に座ってるなー、と思ったら、皮を全部剥き終わった途端、飛びかかられた(比喩表現にあらず)。もう一回言うとくわ。娘ちゃん、39℃。 11月9日(月) はーい、夕べは娘ちゃんが39℃まで行きましたよー。そして背中に謎の湿疹。当然の如く病院コース。ま、今朝には36℃台に下がっていたし、湿疹も枯れてたから、いつもの薬で様子見で、いつもの如く。 病院で見ても、発疹の原因は分からなかったんだけど、実はひとつ思い当たるフシが。 入浴剤。 寒くなってきたからさ、入浴剤でぽかぽか温まりたいなあ、と夫に頼んで買ってきてもらってたのですよ。なんでか夫のチョイスが、いままで使ってたような柚子や檜系じゃなくて、唐辛子や生姜成分の入った漢方風味のやつ。漢方ったって、バス○マンシリーズには変わりないんだけど。 改めて考えたら、うん、2歳児に唐辛子とか、好んで使わなくていいわな。因果関係は分からんが、わざわざ証明することでもないのでこれ以降使ってない。どうしような、まるっと残ってるな。ついでに言うと、夏に使ってたクール系の入浴剤も残ってる。なんでか息子ちゃんが、青い湯が気に入らんと使わせてくれなかった。 使い掛けの入浴剤、2つも要らんなあ。 11月8日(日) 体調が悪いので実家に転がり込む。ま、以前から今日はママンの所に行く約束ではあったのだけれど。ついでに言うと娘ちゃんも37℃をマーク。家にいたってじっとしているわけないんだから、ママン宅でも状況は変わらんのでOK。 事前に、「今日はわしが体調悪いので、子守は任せた」のメールを送っていたら。母親というのはありがたいね、晩ごはんのおかずを作って持たせてくれた。3品。これもう、わし帰って何一つしなくてええわ。 で、作ってもらったおかずに、白菜と豆腐と豚肉をさっと炊いたものがあったんだけど。 これがしみじみ旨ぇ。 わし、歳がいったのか、風邪で体が弱ってんのか、んもうこれが泣けるぐらい旨かった。 それで思い返してみて。わしは25年ぐらいずっとママンの手料理を食べて育ってるはずなのに、ママンがどんな料理を作っていたか思い出せない。そう、世間の母親の作る料理と同様、そして今現在の江口が作る料理と同様、こんなぼやっとした、その時ある材料をテキトーに組み合わせた、名も無き料理ばっかりだったと思う。 料理名は存在しない、でも味は存在する。 「おふくろの味」と言うが、そんな語でくくるには乱暴すぎると思う味。 あと、こんなことにしみじみする自分に老いを感じてちょっとアレ。 11月7日(土) 風邪をひきました。やべぇ。 今日いちにち立ち仕事をしていて、なんか腰とか膝とか痛いなあ、とは思ってた。でもってやけに疲れていたので、昼ごはんにがっつり甘いものが食べたいとか思いつつも、いざ食べたら胃が重かったり(※この時食べたモノ、赤飯おにぎり3個、コロッケ1個、ミニあんパン2個)、ココまで来るとさすがに夕方頃には気付いたね、あ、自分、熱出してるって。 自分を騙し騙し家に帰って体温を測ると、はいおめでとう37℃オーバー。 こういうときはさっさと寝るに限るが、子らふたりの世話をせねばならぬ身となればそうもいかず。いよいよ体もしんどくて起きあがれなくて、隙があれば横になってたんだけど、その度よじ登ってくる息子ちゃんと娘ちゃん。 娘ちゃんはともかく、息子ちゃんはもう人語も通じる年齢だ、言うて聞かせたよ、「お母さん、今日は熱があってしんどいから、ちょっと抱っこはがまんして」って。 息子ちゃんの返答。「我慢できない」。 ああもう仕方ないなあ!! 我慢できないって言われちゃあ、仕方ないじゃないかああ!! 以上、本日の馬鹿親話。 11月6日(金) こないだ、『おいしいあいうえお』(交通新聞社)って児童書を買いまして。そのタイトルどおり、あいうえおの食べ物を紹介している。「あ」は「あんぱん」、そして添えてある文章が「あまい あんぱん ありがとう」、というふうに、それぞれの文字で頭韻を踏ませてある、そんな本。 これの「と」がね。 「ともだちと とんかつを わけあう」。 これ、どう考えても「ともだちと とんかつを とりあう」を強引に他の語に変えたとしか思えなくて。同じ「と」で揃えたかっただろうに、そういうワケにはいかなかったのだろうかとか、そんなことを考える。 ついで。一番お気に入りは「ぬ」、「ぬかどこから ぬきたての ぬかづけに ぬかずく」。挿絵まで額ずいてる徹底ぶり。そして若干早口言葉調。また変な語彙が増える息子ちゃん。すき。 11月5日(木) ママンからうらうら買い物とゴハンに行こうと誘われまして。ひゃっほう。我が親と出かけると、ぜんぶ奢ってもらえるからな、喜んで付き合うさー。しかも月初じゃん、ママンの懐も暖かくてさ。車で長距離走る場所への買い物となったら、ガソリン代も出してくれる勢い。 いやしかし、今の江口の車、ガソリンがけっこう入ってんのな。 「あー、じゃあ一旦ガソリンを減らして、でもって空いたところに入れて貰おー」って本気で考えて、止まった。 違う違う、ここ現実世界だから、アイテム枠一杯だからって換金してスペース開けたり出来ないから。 いやほんと、本気でそうやってガソリン枠を開ける思考になってた。どんだけゲーム脳やねん、自分。 ちなみに、江口はどんな低価格アイテムでも、『すてる』はしない、道具屋に持っていって換金する。道具屋のない迷宮内とかでは捨ててるけど、泣く泣く。 11月4日(水) はい、そんなワケで昇級試験でした。なお、受講者は江口だけなので、本社から来たえらい人と丸1日マンツーマン。 とはいえ、この『本社からきたえらい人』、江口の担当売区の直属の上司で、頻繁に売場に来ては主任とごちゃごちゃ言うてる、その流れで江口も何度も顔を合わせてるし、話もしている。こちとら単なるパートなんで、厳しいことも言われたこともないので、緊張するとはいえ、マンツーマンとはいえそんなにビビることもなく。 講習とテストとあわせて約5時間、間の休憩含めて6時間か、その後本社のえらい人、売場の作業をちょこっとしてたので、退社のタイミングが江口のタイムカードを押すタイミングと同じになり、並んで事務所に入っていった。 そしたら、うちの店の店長と次長とが一斉に立ち上がり、本社のえらい人に対して「今日はお疲れさまでしたッ」って一斉に頭を下げた。 そらそうやわな、「うちのへっぽこパート従業員ひとりのために、本社のえらい人をわざわざ県外から呼びつけてまるまる1日拘束してた」ってことやもんな。 試験よりなにより、この瞬間が一番冷や汗かいた。ひゃほーい。 これでまぢ、落ちてたらどないしよ。 11月3日(火) 文化の日 明日、職場の昇級試験があります。全員時期は違えど必須なもので、逃れられないのでございます。長年勤めてたら時給も上がるが、その上昇率が曖昧だったってんで規定が変わってきっちり試験をするようになったらしい。昇級試験ったって、日常の業務をこなしてたら分かるだろうことを改めて確認する作業みたいなもんで、試験前にも講習があり、その内容に添った試験が出されるから、ま、落ちた話は聞かん。コレによって時給が確実に数十円あがるし、基本給が変わればそもそもの各種手当ての額も変わってくるし、賞与の査定も変わってくるし、なんやかんやと影響はでかい。 さて、事前に課題として渡された練習問題がありました。それを解いていきます。 「今週初めに商品が100個入荷しました。80個売れました。今週末の在庫はいくつでしょう」。 ‥‥もう一回、考えてみよう。 仮に時給が10円上がります。月に△千円の昇給です。年だと○万円です。 江口、こんな計算式を解いただけで年に○万円も貰えるんですか? ひゃほーい。 こんなこと言うてて、落ちたらどないしよ。 11月2日(月) 今度さあ、観音寺市で近隣のパン屋が一同に会して店を出すという、江口にとって夢のような企画があるとあちこちに立て看板が。でも、その日が今月14日の土曜日だってんで、その日は仕事で、ああ行けないなあ、とガッカリしてたんですよ。 けど、急にシフト変更があって、14日が休みに。ひゃっほお、こりゃあパンの神様の思し召し? 買いに行けっちゅーことですかい?? この話を夫にしたら、「じゃあ俺もいこうか、土曜日の昼ごはんはパンだー」などとワクワク。しかし開催場所が商店街のなかで、ここはそうそう車が入れられない。さて、どっか指定駐車場とかあるのかしらん、立て看板以上の情報が知りたいわ、と、江口も現代人なのでネットに頼ってみたら。 情報が引っかからんよ? なんで?? きっちりしたイベントの名称を覚えてなかったんで、『観音寺 パン』で捜したが、食べログばっかりじゃん、ひっかかるの。まさかわし、パン食べたさに幻でも見てたんやないやろか。 その後、正しいイベント名称が『観音寺パンストリート』と判明したので、改めて検索。 立て看板以上の情報が載っていやがらねえ。 もっとも、このイベントに限らず、『主催がはっきりしない』『公式サイトが存在しない』『情報が少ない』ってのは多くて。むしろ小規模イベントってこんなのが普通なのか? 江口が世間の全てに大企業並の広報を求めすぎなのか? 11月1日(日) 江口も40年も生きてるんだから、世のエロいことにそうそう抵抗はないわけで。たぶん日常ではまず聞かれないえげつないワードの意味を、その辺のオジョウチャンよりは理解していると思う。思ってた。 さて、江口の職場が創業記念日でして。この日が近付くと店全体が一丸になって盛り上げよーぜー、という流れになる。その一環で、全従業員が写真を撮ってボードに貼っていくとかなんとか。江口も7,8人の撮影チームに混ざって一緒に写ることに。その時にカメラを構えていた主任(オジョウチャン)が。 「はーい、笑顔でー。ダブルピースでーー」。 え? ちょっと待って、『ダブルピース』って日常で使っていいワードなん?? でもって、被写体側のみんな(レディース)、普通にダブピーしてんのな。世間で大丈夫だったのか、このワードって。 思い出したのが、江口の持ってた育児書。「新生児の足は常にM字開脚」ってあって腰が抜けた。流れで今、googleでこのワードを検索したら、wikipediaに項目があって、なんでもあるんやなあのサイトは、と、こっちの方がビックリした。 ついでに思い出した話。職場の開店準備中、商品PR用DVDが再生されてなかったので、つい「D・V・D! D・V・D!」って口に出しながら作業に向かってて、しばらく経ってから「これアカンやつや」と気付いた。よかった、回りに誰もいなくて。 |