2016年1月1日(金)〜1月15日(金)までのごはん。 1月15日(金) 職場にて。近所の男子中学生らしき集団が、どうやら職場体験だろう、エプロンをつけて働いている。 そんな男子中学生と、社員食堂で居合わせる。彼らも食堂を利用するらしい。 めっさ白飯おかわりしてた。マンガ盛りみたいな丼飯を、2杯目か。これが男子中学生の食欲か。うちの息子ちゃんも10年後とか、こうなるのか。 しかし江口の中学時代、男子がそんなに食べてたイメージはない。気付いていなかっただけか、給食だけでは実はクラスの男子たちは足りていなかったのか、(体験とはいえ)労働してたら腹が減ったのか、おかわり自由だから遠慮がないのか。 1月14日(木) 息子ちゃんがお風呂で、オモチャを浮かべてスプーンですくい、「油で揚げている」と言ってる。ほう、おままごとですな。 湯船でじゅうじゅうこんがり揚がったおもちゃを、洗面器に入れて、さあ出来上がったものはなんですか? 「なます」。 あの、もうちょっとツッコみどころを集中しては貰えませんか? 1月13日(水) 息子ちゃんがどっかに指をぶつけて、「痛い、治して」と言うてくる。そんなん、ほっといたら治るがな、付ける薬なんぞあらへんわ。と言うのだが、治せ治せとしつこい。なので「痛いの痛いの、飛んでいけー! 痛いの痛いの、Fly Away!」って手振りつきでやっていたら。 横で見ていた娘ちゃんに、めっさウケた。ウケた娘ちゃん、自分もやってほしいとばかりに、指を出して大はしゃぎで、「いたい、いたい!」と連呼する。 止めて、ご近所さんに聞かれたら誤解されそうな言葉をそんな大きな声で。 1月12日(火) ツイッターをしていると、時々企業の広告が入り込んでくる。今日も見た、はいはい、新作映画の紹介ね。『オデッセイ』。ふーん、火星にひとり取り残されて、4年後にくるだろう救助を待つ、それまで生き残ろうとする話ね、はいはい。 ビニールハウス建てて家庭菜園始めてたよ! なんだそれ!! あかん、こういう素っ頓狂な設定大好き。いや、生きてる本人は必死なんだろうけど、この『宇宙サバイバル』と『家庭菜園』の温度差。漂流者優雅だな、おい。 というわけで、なんか見たくなった。たまには映画館で映画も悪くない。 1月11日(月) 成人の日 職場にて。「半期に一度の堀出市!」と称したバーゲンをする。このバーゲンが、つまり余り在庫一斉処分ってことで、普段に店頭に置いていない雑商品が一気に入荷する。 それをワゴンセールとして、文字通りワゴンにぶち込むんだけど、値段設定が「198円均一」「298円均一」「398円均一」「300円均一」「500円均一」「980円均一」「1480円均一」「1980円均一」「2980円均一」。 もっと統一せんかい!! いや、これでも前回より統一されたというか、品目少なくされた。でもコレだ。 でもって、このワゴンセールの末路が、ほんとのほんとの売れ残りで、パッケージも薄汚れて値札もヨレヨレになった、ゴミみたいな商品群になる。捨てたら損害になるので捨てるに捨てられず、売場の角でひっそりと埃をかぶる。ああやだやだ、まだこの季節がきたんだ。 1月10日(日) ゆるゆり話、続き。 ゆるゆりとはタイトルのとおり、登場人物皆百合属性という、トチ狂った設定で。だって掲載誌が『百合姫』だもんな。なあ、もう。同性愛の感情が、「秘めた思い」「淡い恋情」とかじゃなくて、もろ下心。初対面の女の子をハアハアペロペロしてる世界観が普通なのか百合世界。 いやいやまあ待て、ほら、アニメだから、これは原作のキャラクターを過剰に演出しての結果かもしれん、原作はもうちょっと、まっとうなメンタルなのかもしれぬ、と原作を読もうとしたら。我が家に無い。ありそうな気がしてたのに、びっくりだ。 とか思ってたら夫が買ってきた。読んだ。 よかった、原作は『ゆり』じゃなくて『ゆる』の方にウエイトが置かれていたよ。でもって面白かったよ、嫌いじゃない漫画だったわ。 かといって息子ちゃんがこれ以上見ていいアニメじゃない事実は変わらないよ。そして気付いたら息子ちゃん、ゆるゆり飽きて『けいおん!』に移ってるわ。ええのんか、これ。 1月9日(土) 家で子らの暇つぶし用に、NHK教育の番組をいくつかHDDレコーダーに録画してまして。息子ちゃんももう4歳、自分でリモコンを操作して自分で好きなプログラムを再生出来るようになってるのですよ。 さて、録画している番組、ずらっと一覧がサムネイルで表示されまして。それの1番目に来ているのが、『ゆるゆり』。何年前だよ、放置しすぎだよ。 何を思ったか、見ちゃったよ息子ちゃん。 それ以来、ゆるゆりが超お気に入り。それまで同じ保育園のお友達の名前すらあげたことなかった子が、「これはあかりちゃん」「これはきょうこちゃん」と、女の子達が楽しくドライブしているお絵かきまで始めちゃったよ。主題歌を歌ってるよ、ことあるごとに「アッカリーン」だよ。 まあしかし、掲載誌が掲載誌とはいえ、ゆるゆり事態はゆるいアニメ、そうそう害はないだろうと、改めてアニメを見てみたら。 うん、やっぱり掲載誌は掲載誌で、深夜アニメで、これは子供に見せたらいかんアニメやった。なにがいかんのか、全てがいかん、まだ普通に乳首でてて濡れ場があった方がスッキリする。 ゆるゆり話、続く。 1月8日(金) 娘ちゃん(2歳2ヶ月)の、ことば相談だったのですよ。1歳6ヶ月時検診の時に発語が全くなく、カウンセリングを勧められて。ま、息子ちゃんも通ってることだし、娘ちゃんの発育を客観的に計測されるのもいいだろうと、そして単純に江口がこんなの好きなので通わせることに。 まあやっぱり、面白いわ。「あ、こんなこと聞くんだ」「あ、こんなこと答えられるんだ」の連続。飛行機の絵を見せて「ひこうき」って言えたときはびっくりした。飛行機、見せたことあったっけ?(あ、空港脇の公園に行ったことあったわ。でも何ヶ月前やねん) そしてとりあえず四つ足の獣をみたらみんな「わんわん」。馬もキリンもみなわんわん。これって、回答出来たことになるのかしらん。 そして娘ちゃんにもありました、適当なイラストの描かれたカードを見せられ、それの名称を言っていくというテスト。カードを見せられて瞬時に答えていく娘ちゃん。 傘。「かさ!」 眼鏡。「めがね!」 時計。「とけい!」 猫。「にゃー!」 おまえもか!! 1月7日(木) 七草がゆの日でしたね。もちろん、我が家でも朝は七草がゆ。息子ちゃんが眉間に皺を寄せてほとんど食べなかった。許す、江口もさっち好きじゃないんだ、むしろ止めたい習慣なんだ。そして感想。「おいしくないけど、おいしかった」。なんだろう、この『微妙な彼女の手作り料理を食べた彼氏の、気を遣った感想』みたいなの。 そしてこの日の昼ごはん、江口たちはガストへ行きました。何故なら、「朝ごはんが軽かったから、がっつり肉を食べたい」という江口のリクエストによる。 七草がゆの意図、だいなし。 1月6日(水) 家で洗濯物を干すときには、クリーニング屋で貰ってきた黒プラスチックのハンガーを使ったりしてるんだけど、そのうち1本に『資源を大切に』って書かれてるのがあって、「その資源から作られてるキサマが何をえらそうに」と毎回癇に触り、使用するのを避けるほどにイラッときているのですが。 この「オマエが言うな」感、なんかどっかで似たような感覚を抱くよなあ、と思いながらしばらく考えてみた。 札束風呂に入って「金なんか虚しいね」とかいうヤツ? 違うなあ。 贅沢な食事をしながら「やっぱり粗食が一番だね」とかいうヤツ? 違うなあ。 ビートたけしの「こんなゲームにまじになっちゃってどうすんの」とかいうヤツ? あ、コレだ!! コレだったよ! すんごいしっくりきたよ! とスッキリしたら、途端にこのハンガーのことが許せるようになったよ!! 1月5日(火) この話をすると夫の反応が手に取るように分かるので、うかつに口にしたくないなあと思うのですが。 『史記』(横山光輝)がめっさ面白い。 もともと夫は楽毅が好きで、夫との会話でたびたび出てきてたんですが(どんな会話だよ)。史記の4巻、はいはい出てきましたね楽毅。次は田単、続いて孟嘗君のエピソードまで収録してるのがこの巻。 あかん、めがっさおもろい。この、一つの事象のA面B面が語られるパターンって大好き。あと、この勢力図。夫がよく『中国の勢力図の変遷が好き』とかほざいていたが、うん、そういえば江口も好きだったわこんなの。だって江口は家庭用ゲーム機の勢力図変遷のニコニコ動画すら何度も見たぐらいだもん。 そんなわけでどっぷりハマってしまいまして、このまま夫の策略どおり、宮城谷昌光小説へ移行し、最終的に春秋左氏伝へ行ってしまいかねないイキオイ。夫のドヤ顔が目に浮かぶ。くそう。 1月4日(月) 江戸川乱歩の著作権が切れてタダで読めるようになるぜヒャッホーというニュースを知ったが、なんか諸手を挙げて喜ぶのも浅ましいなあと思うジレンマ。 さて、本棚に本をしまうときは、店舗じゃあるまいし、たぶんたいていどこのご家庭でも同じ作家でまとめて入れられてると思う。江口家でもおおむねそうだ(ただし、絵本に関してはこのとおりにあらず)。 ここに『勤番グルメ ブシメシ!』(リイド社)があります。作者は土山しげるです。江戸好きの江口が読みたくて入手しました。ちょっと前なら江口も『喰いしん坊!』を持っていたのでこの棚に並べるべきだったのでしょうが、残念ながら手放して、いまはありません。じゃあどこにいくかというと、『荒野のグルメ』『野武士のグルメ』、この隣ですね、異論はありませんね。で、この本の隣に何があるかというと、『孤独のグルメ』、当然ですよね。そしたら並んで、『花のズボラ飯』、これまた当たり前。つづいて『マコちゃん絵日記』とか『にゃん天堂』とか、んもう判形も揃って美しくまとまることこの上ない。なんだろう、このグラデーション。 ブシメシに戻りまして。この隣にじゃあ次はなにがくるのかしらん、と考えて。 これの原作が、『酒井伴四郎の日記』なる資料だと知って、ちょっと読みたいな、入手しようかなと考えたのですが。 いやいや、よく考えろ。読み物として面白いんだったら、もっと有名になって関連書もいっぱい出てるはずだ。1万円ちかくするガチ資料しか流通していないんだったら、それはガチ資料だ、一般人が読んで面白いわけがない。 そんなわけでブシメシの隣はしばらく空欄になりそうです。 1月3日(日) はい、江口家と、江口ママンと、江口姉ファミリーとで新年会でした。そろそろママンが「自宅でお接待するのもたいへん」ということで、宴会場を借りてのゴハン会です。しかたがないんだけど、こういう場所でのゴハンは大人は懐石になる。中学生の甥と高校生の姪は、息子ちゃん達のお子様ランチを羨ましがってた。大丈夫、江口だって羨ましい。 お子様ランチはおそらく一般的に、『小学生以下のお子様』が対象でだろう。なので、最大12歳男児が満足する量が設定されている。 めっさ多いのな、揚げ物中心の肉ッ気たっぷりおかずが4品ぐらいに、旗たてたご飯に、甘いものが数種類。しかもその上うどんが付いてきた。これ、江口でも腹ふとるわ。 で、大人懐石はというと、〆にご飯が出されるんだけど、一緒にうどんが付いてきた。え? これって汁物の扱いなん? 思い出したわー、近所のうどん屋の定食で、あたたかいうどんと釜飯に並んで冷たいうどんが出てきたときのこと。え? これってデザートの扱いなん? 1月2日(土) 皆さんお忘れかもしれませんが、ここのサイトでは年に1回だけ更新している企画がありまして。そう、『江口とクリスマスの一年』ですね。今年の企画は、ポップオーバーです。なぜポップオーバーかというと、真壁刀義が2015年はコレが流行るって言ってたから。 で、特に流行しているふうも見えずに日常を送っていた江口が勤務(スーパーマーケットにて接客)中、70歳ぐらいのおばあちゃんに聞かれました。 「ポップオーバーの型はありますか?」。パードゥン? え、まさかこんなおばあちゃんが知ってるほどの認知度なんですか? ここまで浸透しているということを知らない江口の方が世間知らずなんですか? でも、うちの職場に専用型はないので、「使い捨てになりますが」と紙製のマフィンカップをオススメしたら、「そんなのあるんですか?」とびっくりされた。この返答により、おばあちゃんは自分が焼くんじゃなくて、人に頼まれて買い物に来たのかと推察。だとしても、じゃあ頼んだ人間はこんなおばあちゃんにポップオーバー型を頼むとは、無謀もいいとこだ。 1月1日(金) 元旦 あけましておめでとうございます。そして今日はもう8日です。1年の計は元旦にありと申しますが、こうして初手から更新がおっつかなくなってます。実生活で言うなら、元旦は寝坊してまともに新年を寿ぐこともなく慌てて職場に駆け込みました。正月の職場はめっさヒマでした。大丈夫かうちの職場。 こんな商売をしているので、元旦終わると即座に正月演出物は撤去、次の演出に移るのですが、そのスピードが年々速くなってる気が。昔はもっと、三が日ぐらいはみっちり正月気分だったのに、んもう綺麗サッパリ通常営業。けど8日の今日になって市から消防の出初め式の案内が届き、ああまだ正月は終わってないんだとほっとした。 もうちょっとおとそ気分でいることにします。だってまだ正月番組(録画)をなにひとつ消化していないし。 |