2018年8月16日(木)〜8月31日(金)までのごはん。

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8月31日(金)

 息子ちゃんの小学校で、読書活動ボランティアがありまして、わしも今年から参加することにした。主な活動内容は、毎週各クラスに行って10分ぐらいの時間で本を読み聞かせる。
 その本って、自分で好きなのを選んでいいんだってさー!
 さーて、なにを読ませようか。わしがチョイスしたもので、子らの読書嗜好が操作できるかもしれん、と思ったらワックワクだー。さあ、なにがいいかしらん、羊の皮をかぶったえげつない本って、なにか無いかしらん。今回は1年生だけど、いずれ6年生の教室に行くこともあろう。そうなったら少々アレな本でもきっと大丈夫。もしかしたら、今年から始めた1年生を6年間、わし好みに育て上げることも可能かもしれん。
 しかし、小学生ってどんな本を読むんだろう。パッとおもいつくのが『かいけつゾロリ』とかだけど、これって低学年本だよな? 6年生だったら文庫とかも読んでるよな? そんな相手に10分の読み聞かせって、なにを読めばいいんだろう。全部読まなくても、サワリの面白いところだけ読んでもいいんだろうけど。
 とりあえず今日は初日で、まだ読書会の活動内容も把握していないので、無難なところで市の図書館で面だし陳列されてた『サンドイッチをたべたの、だあれ?』(エディション・エフ)で済ませてきた。我ながらいいチョイスだと思うんですが、いかがでしょう。

8月30日(木)

 はじめての電子書籍。使ってみての感想。まず、ワンクリックで購入が完了して冷や汗かいた。カートに入れて→決算画面→で、確定。この心づもりでいたからさあ。え、今のでいいんだよね? わし、買えたよね?? って心拍数あがった。アプリ起動からのページ画面としては、ま、読みやすいが、ページを読み戻す動作が出来ないのがサミシイ。えっと、あのキャラクターの初登場時、どんなかったっけ、ってけっこうな分量を戻りたいときに戻れない。そんな特殊な動作に対応する機能を用意しろというほうがムチャなのは重々承知しておりますがね。通常の操作と、画面の見やすさとか考えたら、うん、特に不満は無いわ。
 じゃあ漫画はどうかというと。
 漫画って、見開きが多いじゃない? そうなると電子書籍はキツいなあ。右ページ見て、左ページ見て。迫力ある構成だろう見開き画面が、そこで白ける。
 じゃあ昔の漫画はどうかというと。
 これがもう、読みやすくて読みやすくて。往年の作品ってまた電子書籍でガンガン出版されるからなあ。あかん、日野日出志のサンプルいれてしもた。気になるやん、続き、気になるやん。 
 全然関係ないが、さっきamazonで『蔵六の奇病』を探して、『蔵六』だけで検索したら、今井哲也『アリスと蔵六』の可愛らしい画像の中に唐突に日野日出志が現れてシュール。

8月29日(水)

 買いました、初の電子書籍。『糞袋』(kindle版/藤田雅矢)。そのタイトルと、「うんちと蘊蓄の詰まった作品」というキャッチコピー、試し読みの部分だけを読んで、まあ肥え取り少年が主人公の、うんちが頻繁に出てくる作品なんだろうなあ、と思って読んでたら、とんでもないスカトロ小説だった。休憩時間、イコール会社の社員食堂、食後にコーヒーと茶菓子を脇に置いて飲みながら読んでたんだけど、ぶっちゃけ、吐きそうになって、なんでわし、こんなの読んでんだろうな、って思った。いやほんと、なんでわし、こんな本読んでんだ。これ、うかつに人に薦められんなあ。薦めたら人格を疑われそうだよなあ。面白いんだよ? うんちと蘊蓄のコピーに偽り無く、蘊蓄だらけで面白いんだけどさあ。作者が農学博士で、わしも元々植物エッセイから入ったんだけど、花合わせ(品評会)のシーンとかめっちゃ細かくて笑う。
 あと、読みながら「さすがにダイレクトに『糞』って表現は使わないなあ」という感想を抱きつつ読了、そしてあとがきに「改筆時に、『糞』の表現を減らした」とあって、減らしてこれかよ、と思った。もとはこれよりもっとひどかったのか。よくもまあ、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞できたもんだ。日本ファンタジーノベル大賞がどんだけの賞なんかは知らんけど。
 えっとね、『ひみつの植物』(WAVE出版)とかオススメよ。

8月28日(火)

 『月は無慈悲な夜の女王』(ハヤカワSF文庫/ハインライン)を読み終わりました。あらすじを全く知らず、背表紙の案内文だけを読んで、いつ自我を持ったスーパーコンピューターが暴走するんだろうとハラハラしていたが、そんなことはなかった。
 とりあえず読んでみての感想。だからなんでこの人の作品は、こうも政治主体なのか。政治というか、論理的というか、ケジメをはっきりつけたがるというか。月が革命を起こしてウォー、って盛り上がっていたら、よっしゃ独裁者は倒した我々は自由だー、って言って終わったらいいじゃん、フィクションなんだから。そこから、地球政府に対して月の独立を求めるよう交渉する話がそっから続く。というかそこがメイン。てゆうかそこが読んでて一番面白かった。なんつーか、ヒーローは巨体のインテリじゃなくちゃダメ、ってアメリカンを感じる。理屈に合わんことは受け入れられんというか。ロリっ娘がでっかい重火器振り回して国会議事堂の地下100階に玉座を作ってふんぞりかえっちゃいけないんだ。自分でもナニ言ってんだろうな、って分かってるからオーライ。
 余談だが先日、夫が『天の光はすべて星』(ハヤカワSF文庫/ブラウン)を購入、読み進むたびに「まだロケット作ってない、政治の話ばっかり」って感想を漏らし続け、残り5分の1ぐらいのところに挟まった栞をこっちに見せながら「ここまでロケット、作ってない」と震えだし、そして読み終わって「えーーー?」って絶叫してた。なんかすごい惹かれる。

8月27日(月)

 カープセールに脳みその容量を取られて肝心の日記を忘れてますがね。
 この8月末の土曜日に、子らを連れて夏休み最後の思い出作りに、愛媛科学博物館に行ってきました。普段の江口ならここで博物館へのリンクを貼るのですが、いまマウスの右クリックが死んでんので貼らぬ。
 今回の目的は、プラネタリウム。夫が子らに、一度は見せたい見せたいと願っておりまして、さあいよいよ。江口も人生で初めてのプラネタリウムなので、わっくわく。
 本日のプログラムは、ワンピースとコラボしたもの。『ワンピースの感動シーンや名場面を振り返る』的なコンセプトで、星空の解説の合間合間に、海の冒険シーンが入る。ぶっちゃけ、ワンピースを全く知らんので、感動も何もなかったが。
 さて心配なのは娘ちゃん(4歳)。約45分の上映の間、大人しく座っていられるかしらん。大声出したりしないかしらん。退屈したりしないかしらん。ま、いざとなったら抱えて退場しよう。
 で、上映。真っ暗な中で不安だろうから、ずっと手を繋いでた。ま、大人しく繋がれてるままで、動きもせず、声も出さず、じっとしてたので、普通に視聴しているのか、もしかして寝てるのかと思いながら上映終了。
 そして会場の灯りがついて、娘ちゃんを見ると。
 硬直して涙ぼろぼろ流してた。
 迫力満点の映像が怖かったらしい。
 ごめん。

8月26日(日)

 カープの公式スポンサーではなし、つづき。
 リケンファブロから販売されている、カープデザインのパッケージに入ったラップがございまして。『カープラップ|検索』とかで普通に出てくるから見てみて。うちの店頭価格138円。同サイズのサランラップが店頭価格178円なんで、まあ普通にお買い得商品。
 これが予告無く送り込まれてくる。えー。
 3年前の優勝時、広島県内の店舗にだけ展開してて、「在庫が余ったんで、県外で欲しい店舗があったら送るよー」って言われたんで手を挙げた。優勝セールと、その後のクライマックスシリーズの時期だかでいくつか売れて、それでも何本か売れ残ってそれの処分に困ったんで、翌年の優勝時には「要らん」って断ってた。
 それが今年。まず、マジックが付いたわけでもない日常に(ヘタしたら春先じゃなかったか?)に2ケース送りこまれて。なんでやねん、と憤ってた。県内では、うち(中型店)と高松店(大型店)に入れられて、もうひとつの大型店には入れられてない。考えられるんは、どっちも主任がカープファン。
 で、その2ケースをなんとか処分して、はあやれやれ、と思ったら。
 マジック9ぐらいのときに、また追加入れられた。
 オーケイ、入れるのはええわ。
 予告ぐらいしてくれや。

8月25日(土)

 ああ、今日(9月27日)からカープ優勝おめでとうセールかぁ、とテンションだださがりのグッドモーニング。
 というわけで江口の43年の人生の中で、こんなに野球の結果について思い煩っていることもなかった、このマジック点灯からの数日間でした。以前から言ってますが、江口の勤めている会社は本社が広島県で、カープの公式スポンサーで、優勝が決まったらセールをする、ということになっていて。
 思い起こせば3年前。世間的にも「久しぶりの優勝すぎて、前回のセールの状況を知っている人がいないから、ムチャな売出をする」とどこの関連企業でも言われてましたが。わが会社もそれに漏れず、どないやねん、という売出であった。
 そして去年。「ああ、さすがに反省したのか、常識的な売出になったなあ」と安堵しておりました。
 そして今年。なんかもう熱も冷めたのか、事前準備がラクなものに留まっている。値段はそりゃ安いが、普段から広告に頻繁に乗せているような、手元に在庫がふんだんにあるような、そんなものが売出商品にチョイスされるようになった。おかげで準備はラクだった。あとはあと4時間後(現在時刻午前5時半)から始まる千客万来に備えて屈伸運動でもすりゃいいだけなんだけど。
 ま、当然忙しいわけで、テンションだださがり。今日いちにちの辛抱だ。

8月24日(金)

 この夏の初めに、友人から暑中見舞いが届きまして。返事を出さなきゃ出さなきゃと延ばし延ばしになり、世間からかもめ〜るが消えた頃にようやっと腰を上げる。白いハガキにイチから挨拶文を書く手間を惜しみたいので、文具屋で夏っぽいグリーティングカードを買ってきて、これに普通切手を貼るのも味気ないので、郵便窓口に行って、なんか可愛らしい図柄の切手無いですか、って聞いてみる。
 そしたら窓口のおねえちゃん、めっさ熱心に探してくれた。
 でもって出してきた切手が、かわえええええええ。
 あまりに可愛かったんで、「じゃあそれ、シートでください」って言いかけたが。いや待て、切手買ってどうすんだ、コレクションするのか? 金券なんて使ってナンボだろう。じゃあこれを貼って誰かに送るのか? そんな「まあ、ステキな切手が貼られた手紙が届いたワ」などと感じる粋な人間は江口の交友関係にはいない。
 というわけで、この場は泣く泣く諦めたが。
 そうこうしてたら、和の食文化シリーズ第4集の情報が。なんだこの一筆箋やら収納箱やら。どないせえっちゅうねん。どないせえっちゅうねーーん。

8月23日(木) 処暑

 好きな作家の本が、電子書籍で復刊になった。800円。でもその本、中古で200円で出回っている。どうしてくれようぞ。
 中古で買ったって作者には1銭もいかない、それは分かってる。ファンとして応援したいなら作者に印税が渡るルートを選ぶべきだ。それは分かっているのだが。単純に、電子書籍という形式が好かん。
 そこまで考えてて思った。いったいわしは、電子書籍の何がそんなに気に入らないのだろか、と。
 考えに考えて、結論としては、わしがスマートフォンという機器をよく分かっていないから、という理由に行き着いた。
 まず、これは電子書籍(つまりKindle)に対応しているのだろうか。アプリの動作環境というものが分からない、分からないからインストールさせたところでそれがまともに動くかどうかも分からない。
 データというものが信用出来ない。いつ、なにがあってデータを吹き飛ばすか分からん。書籍が例えば破れたとか燃えたとかなら消失した原因が理解出来るが、あるときデータ消えてたらどうしていいやら。
 そしてスマホという機器を理解していないので、そんなもんにわしのクレジットカード情報を入力したくない。スマホを通して金銭の遣り取りを発生させたくない。ま、わしがパソコンでどんだけ厳重なセキュリティ積んでんのかは怪しいところだが。
 ま、そんなわけで電子書籍なあ、と二の足を踏んでいたのだが。
 思い出した。わし、本を読む時ってたいてい、職場の休憩時間、社員食堂で。
 コレを表紙剥き出しで読むのははばかられるよなあ、タイトル『糞袋』(藤田雅矢)。

8月22日(水)

 職場にて。
 江口の現在の担当売区は、笑っちゃうぐらい人手がない。7月にひとり辞めて以降補充がされず、月間の売り上げ予算が達成されていないのに利益額は達成した(つまり、人件費がかかってない)ので表彰されるぐらい人手がない。タコが自分の足を食べてるみたいだよな、とみんなで言ってる。これ、ブラック企業のパターンじゃね?
 ともあれ、そんな状態の我が売場にある朝。
 今日から配属だと、若い女の子が現れた。オーウ。
 いや、オーウはいいのだが、新しい人が入るって話、ひとことも聞いてないんですが上司ィー!
 聞けば、10時に上司が出勤してきて(現在時刻9時30分)詳しい話をするとのことで、そういうスケジュールってよくあることなので、じゃあ30分、テキトーに店のこととか売場のこととは説明しましょう、と雑談タイムに入る。
 そして10時。上司、来やがらしねえ。
 しかたないのでもう1時間、雑談以上の詳しい売場商品の説明をする。江口だって待ちに待った新しい人員だから、それはもう懇切丁寧にお接待する。
 11時30分。ようやっと上司到着。
 よその売場の新人だった。
 わしの2時間を返せーーーーーーーー!!

8月21日(火)

 いなりずしはなし、つづき。なんかこの短期間に、どんだけいなりずしか。
 酢飯の出来にいつも不満なんで、今日はとうとう買ってきた、寿司酢。
 んまいな。
 何も考えんと、酢飯が出来た。いなり寿司、好評。
 そして余った寿司酢。
 キュウリの酢漬けとか、春雨サラダとか、めっちゃうまい。まだ作ってはないが応用レシピで南蛮漬けがあった。ぜったいうまいにきまってる。
 めんつゆで煮物を作ってめっちゃうまかった、あの屈辱再燃。

8月20日(月)

 そうそう、先日スーパーマーケットに行ったときに油揚げが安かったので衝動買いして、さあいなりずし(動詞)ましょうと煮ていたら。
 息子ちゃんが台所に寄ってきて鍋を覗いて「何してんの? いなるの?」って聞いてきて。
 あ、この子は間違いなくうちの子だ、って思った。

8月19日(日)

 というわけで、夫の誕生日なのでパーティでもしましょうと、まずは子らにプレゼントの帽子を持たせて、「お父さん、お誕生おめでとう。これをかぶって公園に行こう」と言わせるところからスタート。
 行ってきました、毎度のさぬきこどもの国へお弁当持って。またあの屋内遊具を駆けずり回るんだろうなー、あとを追っかけなきゃなー、と覚悟を決めてたら、子らは外の水路に釘付けになった。オーケイ、着替えはフルセットで用意してある、思う存分濡れてこい、と放り出す。おかげで移動距離なく、座ってただただ濡れる子らを眺めるだけの、たいそう体力消耗を抑えられた状態になりました。とは言いながら、いっしょになって靴ぬいでズボンの裾をまくりあげて水に使ってたんだけどな。膝から上は濡らさぬ、そこは大人だから。もっとも、水路の中に入ってた大人、わしだけだったけど。
 晩ごはんは帰ってから、昨日から仕込んでたいなり寿司。それが終わるとケーキを食べて、ラストに庭で花火。スケジュール詰め込みすぎて、めっさ慌ただしかったけど、ま、ええんじゃないだろうか。
 そんな楽しい夏休みの一日を過ごしたというのに、息子ちゃんの日記には「将棋をした」としか書かれない。こんなにイベントたくさんの夏休みなのに、息子ちゃんの日記の大半が「将棋をした」。もっとメモリー増設して。

8月18日(土)

 うちの夫が20日に誕生日で。プレゼントは何がいいでしょう、と考えて、ずっと帽子が欲しい欲しいと言ってたので候補に入れる。
 夫は頭がデカい。中学校のころ、制服に帽子もあった、それのサイズがなくて特注になったという。その後の人生に於いても、帽子が欲しい欲しいと常に言っており、機会があれば試着なぞもしていたが、いっこうにサイズが合わず、今まできた。
 そしていよいよ、この平成猛暑。帽子も無しに屋外を出歩くなど自殺行為となり、このままでは夏休みに子を連れて散歩にもいけぬ。
 どうしたものかと思っていたら、衣料品の大きいサイズ売場に、帽子も取り扱いがあることを知る。覗いてみたら、まあ手頃なキャップがあって、売場の人にも「これ以上デカいサイズは市場に流通していない」とまで言われたので、よし、これにしちゃれと購入。
 そして当日、プレゼント。
 後部のサイズ調整ベルトを一番大きい位置にして、よっしゃなんとか頭に入った、よかったよかった。
 と思っていたら。
 デカい頭のサイズの上に、四十路おっさんとは思えない剛毛が、しばらく散髪してなくて大量にあり、かぶっていたはずのキャップが徐々にずり上がっていく、そんな事態に。
 もうええやろ、そんだけ髪の毛あったら、ヘルメットの代わりになるわ。
 ハッピーバースディ。
 
8月17日(金)

 実は半月以上も前に薄い本を買いまして。二次創作ノベルね。これがまだ読めてない。だって読む時間、無いんだもん。
 なのでいっそのこと、職場の休憩時間に持ち込んで読んでやろうかと。中身ノベルだもん、きっと誰にも気づかれないさー。表紙に『R−18』って赤字で書いてあるけど。
 しかし困ったことがひとつあって。
 この職場の読書タイム、わしがなにか読んでたら必ず「何を読んでるの?」と声を掛ける上司(女)がいる。
 これが単に読書好きで、わしの読んでる本に興味があるのならいいが、明らかに単に挨拶代わり、食堂の順番待ちの列が動くまでの時間数秒だけの会話としての「何を読んでるの?」だ。なので江口もタイトルを見せ、その列待ち数秒だけで内容を説明する。こないだの『エンダーのゲーム』は「子供が宇宙人襲来に備えて軍事訓練する話」で済ませた。その前の『封神演義』は「人間と神様が喧嘩する話」で済ませた、という話を夫にしたら「なんで仙人じゃないのか」って聞かれて。たぶんあの人に『仙人』って言っても通じない。だってあのひと、『宇宙戦争』(ハヤカワ文庫/ウエルズ)を、わしが「火星人が侵略してくる話」とまで説明して、「あ、スター・ウォーズでしょ?」って返した人やで。
 ともあれ、そんな状況なので、職場に持ち込んで、「何を読んでるの?」と聞かれて、「18禁エログロ小説です」って返したらどんな反応をされるだろうかとも考えている。
 持ち込まへんで。わしだってウサギの皮をかぶってる。

8月16日(木)

 職場の休憩時間に読む本が無い問題。
 こないだからずっと、『2001年宇宙の旅』(ハヤカワ文庫/クラーク)が読みたくて。我が家の本棚に、夫の本棚にあるはずなんだけどなー、と探すも無い。夫のいない間に奥の方を漁るのもめんどうなので(主に物理的な理由で)、仕方ないから手近にあった『エンダーのゲーム』(ハヤカワ文庫/カード)で済ませる。読むの、2回目。前のときは「メイザー、キター!」って叫んだけど、今回もやっぱりメイザー、キター!! ああもう、このメイザーが登場してからの怒涛の展開。そして全部終わったあとの喪失感。やっぱおもろいわ、これ。ぶっちゃけ、言ってること半分わかんないけどな。これこそ、新訳で読みたい。
 そうそう、こないだから、『トリフィド時代』(創元SF文庫/ウィンダム/井上勇・訳)も読み返したくて。これはわしの本だから、わしの本棚に入ってんだけど。売り飛ばしてたわ。あー、そういやしばらく前、あまりに懐が寂しくて、この辺の本をぜんぶ売っぱらった記憶があるわー。その時にラヴクラフト全集の1巻も売ってて、これで後悔2回目。貧乏は文化レベルを下げるね。国と同じ。
 というわけで、トリフィドもまた、いずれ機会があったら読むだろうとは思っていたら。
 新訳版(中村融・訳)でてるじゃないかーーーーーーー。
 どうしてくれよう。座右の書にしたいほど熱中する本じゃない、旧訳を覚えてるほど読み込んじゃいない、けどもう一回読みたいなーとは思ってる本。
 買うべきか? 買うならどっちを買うべきか? 新訳買ったら旧訳読みたくならないか? 大丈夫か? 中身の同じ本2冊買ってどうするよ。読む用と保存用と布教用か? あ、わし、その心理わからん側。
 とりあえず今は、とうとう買った『月は無慈悲な夜の女王』(ハヤカワ文庫/ハインライン)に手を出したところ。誇張表現じゃなく本気で揉み手して取り掛かった。自分でも漫画かよ、と思ってる。
 


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