2019年8月のごはん。

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8月 その9

 あんこをどうにかしなくては。
 市販のあんこって、ものすごく日持ちする。生菓子やどらやきが、なんで日持ちしないのか理解出来ないぐらいに、市販の袋入りあんこって半年とか1年とか、保つ。
 と、そんなあんこが3割引処分になってたのをワゴンで発見した夫が購入、したのが春先か、もしかしたらまだ寒い季節。
 それがいよいよ、今月末に賞味期限が切れる。どうしてくれよう。
 いやもう、袋開けて、トーストにでも塗って食べたらそれなりに減るんだろうけどさあ。けど、あんこって、そんなフランクに使うモノじゃないという、わけのわからん意識が。
 で、いま家にある材料と、わしの乏しい気力とのかねあいで、さあなにが作れるかと考えて、思いついたのが水ようかん。
 というわけで、手元のレシピ集を見る。我らが金塚晴子先生のレシピ、お世話になっております。
 材料。あんこ、砂糖、寒天、はいはい。
 葛。
 ねーよ。
 というわけで、急遽non−noお菓子基本大百科にご登場いただく。はい、材料に葛の項目ありません。いいんだよ、わしにそんな本格的な舌は無い。

8月 その8

 実は今、ミニチュアフードを作りたいのですよ。
 思ったのです。世間では、爪の先ほどのちまちました、リアルなミニチュアフードを作ってますが、別にそんなギネスに挑戦してるわけじゃないんだし、手のひらサイズのフェイクスイーツを作ったっていいじゃん、と。
 和菓子のね、加工がしたいのですよ。和菓子(生菓子)が食べたいのもあるが、それ以上に、ちまちまデコレーションもしたい。しかし食品でそんなに遊ぶわけにもいかず、大量に作って持て余すのも目に見えて、フェイクスイーツならば! と。樹脂粘土でちまちま練り切りを作り、食べるのは近所の評判のいい菓子屋で買ってきたのを食べればいいじゃん、というのに気付いたわけです。
 で、うまいぐあいに、こないだNHK『ガールズクラフト』で、樹脂粘土でシュークリームを作ってた。娘ちゃんと一緒に視聴する。思惑どおり、娘ちゃん食いつく。「作りたい、作りたい」と言ってくる。うん、わしも作りたい。よっしゃ作るで、とスケジュールを考えているところ。
 やったるで。

8月 その7

 そうそう、屋台で思い出したんだけどさ。
 最近のはやりが、チーズハットグ。うちの職場のパン屋でも、チーズドッグって名前で売ってる。おいしそう。食べたい。
 今回の帰省では、祭りを存分に楽しもうというスタンスでいたので、気になる屋台なんか、どんどん覗いてもいいよー、と言われてた。チーズハットグなあ、おいしそうだなあ。
 と思うが、同時に、「あれを食べきる自信がない」って言ってる自分もいる。
 ただでさえ、義母はめちゃめちゃ料理を作る人だ。三度の食事の上に、おやつだデザートだ持ち出す。3泊4日、常に腹がぱんぱん。そしてさっき、かき氷も食べた。
 チーズとろ〜り、油で揚げたとおぼしき外観のドッグ。
 食べたい気も起きず、食べ終えて自分の胃が無事であるとも思えないので、諦めた。
 そんなこんなで、毎日のように職場で目にして毎日欲しい欲しいと言ってるが、いまだ食べるチャンスがない。悲しい。

8月 その6

 そうそう、かき氷で思い出したんだけどさ。最近のかき氷屋台って、『シロップかけ放題』なのな。
 これってさ、提供する側の手間、めっちゃ減ったんじゃない? 氷ガーッって削って渡したらもうOKなんでしょ? 
 かけ放題って言ったって、そんなダバダバかけるようなもんじゃない。シロップの原価なんて、たかが知れてるだろう。そもそも、かき氷自体、原価そんなにかからんだろう。だって氷やで? 喫茶店の中で提供されるかき氷を食べている頃から、「たかが氷と砂糖水で○○円なんて、かき氷はなんて阿漕なメニューなんだろう」と思っていたが、いまどきはそれに人件費も減ってる。まあ実際は、氷保存の設備や電気代がそれなりに必要なんだろうが、手間一つ省略というのは大きい。
 その昔、ファミレスのドリンクバーって、あれも容器は使い回しで経費かからず、ドリンクの原価なんて微々たるもんだし、どのくらいオイシイ商品なのか、というのを昔職場の店長と雑談してたら、「あれはボロい」とにやにやしたのを思い出した。

8月 その5

 職場(スーパーマーケット)にて。
 江口の売場は鍋やかん的なものを扱ってる売場なのだが、こないだ、文房具売場の方で人手が無くて文房具主任が休憩にも行けないから、代わりに20分ほどレジに入ってくれないかと頼まれた。えー。
 いや、レジ操作は何も問題ないんだけどさ。よその売場ってナニがナニやら分からんじゃん。「このボールペンの替え芯ってどこですか?」って聞かれても、わしだって毎回買うときは店員捕まえて棚から取って貰ってるんだ、人に聞かれて答えられるわけがない。
 ま、なんだかんだで無事に20分のおるすばんは済み、文房具の主任が戻ってきまして。
 「お疲れさまでした、これ、よかったらどうぞ」って、まんじゅう貰った。
 めっさ喜ぶえぐち。
 おるすばんしてたら、ごほうび貰っちゃったーって、スキップふみふみ元の売場に戻った。
 ちょっと冷静になろう江口。まんじゅうひとつが、そこまで嬉しいもんか? いい年齢して、なにがそんなにうれしいごほうびの。

8月 その4

 トマトが大量にありまして。我が家の庭でも大量、夫の実家でも大量、息子ちゃんの学校で育ててるヤツも、娘ちゃんの保育所で育ててるヤツも、みんな順調。はい、持て余してます。
 そこで夫が考えたのが、ドライトマト。何でも乾物にしたら日持ちがする。江口はその昔、チャレンジしたらカナブンにたかられた思い出があるので二の足を踏んでいたら、夫が乾物ネット買ってきた。よし、これでカナブン対策はバッチリだ。
 で、まあネットのレシピなんぞを頼りになんだかんだで作りまして。乾物的なトマトが出来上がったのですが。
 はて、作ったのはいいが、これってどうやって活用したらいいのか。ネットでいろいろと探ってみたら、なんやらパスタやらなんやらキッシュやら、オシャレ料理にばっかり使われる。もっと我が家的なモンはないのか。
 と、ネットの海をあちこち探してて、最終的に見つかって、江口の腑を落とさせたものが。
 『ドライトマトは、日本の干し椎茸のように使われます』の一文。
 よっしゃ!!

8月 その3

 息子ちゃんの小学校で、読み聞かせボランティアをやっております江口梨奈。
 さて先日、わたくしの元に通知が届きました。『勉強会のおしらせ』。ほうほう、読み聞かせの勉強会とかあるのね。こりゃ参加したいなあ。
 と思って、通知を改めて見てみると。
 『図書館イベントで、恒例の小学生スタッフによる読み聞かせを行います。つきましては、ご指導を‥‥』。え、待って。わし、教える側?? わしが教わるんじゃなくて??? いやいや待てよ、わしだって、保護者活動の一環で、誰かにやり方や選書のしかたを教わったわけでもなく、ただ「○月○日の朝の会の時間に合わせて、クラスに行って下さいね」のメール連絡ひとつで当日に学校に行って、5分ぐらい読んで帰ってくる、それを去年に3回しただけの経験値やで? そんな人間に、なんちゅう依頼を。てゆうか、これ、わし参加してもいいんですか? 当日のこのこ顔を出して、「なんでアンタ来てんの?」とか言われたりしない? 
 まあしかし。うちの学校のボランティアサークル。資料から察するに、設立時は図書館に司書はおらず、メンバーは毎週通って本の整理や掃除をしていたらしい。それが後に司書が入り、しかし学校運営上、読書推進活動は続ける方向でサークルは残り、今の、学期に1回集まる程度のゆるゆるサークルになっているっぽい。
 どうなんだろ、よその学校でもこんなんかなあ。それとも他ではガチでやってたりするんだろうか。そのガチを期待して、わしみたいなんにも通知を送ったりしてるんだろうか。きゃー。

8月 その2

 夫の実家に帰ることになって、となると当然、義母は子らに聞くわな、「なにが食べたい?」って。
 「おこわ」って答えたらしい我が子ら。こーの、ばあちゃん殺しがー。
 過去に何度も話題に出したのでとうに知られておろうが、義母は赤飯を炊くのが好きだ。隙あらば炊く。1升炊く。普通のごはんが5合まるっと手つかずで残っていても炊こうとする。そんなばあちゃんの得意料理を、一番食べたいモノとしてリクエストする、これがタラシでなくて何だろうか。
 まあ、ばあちゃんの得意料理とかなんとかそれ以前に、赤飯、というか、まぜごはんが好きなんだよね。てゆうか、子どもって、普通の白いゴハンきらいだよね。わしも子どもの頃、めっちゃふりかけをかけてた。そんな息子ちゃんの好物は、『サバ缶ごはん(サバの缶詰を放り込んで炊飯する、手抜きゴハン)』と『肉みそ納豆丼(残り物テキトー野菜と挽肉を味付けテキトーに炒めたものに納豆を放り込んで丼飯に乗せる、手抜きゴハン)』。
 もっとこう、手の込んだ凝った料理を好物にして‥‥と展開しようと思ったが、それはそれでめんどうなので、手抜きゴハンが大好物、それっていいじゃーん。めでたしめでたし。
 ちなみに、娘ちゃんの大好物はプチトマト。庭に成ってるのを自分で取って自分で洗って自分で皿に乗せて食べる。わしの介入する箇所、皆無。

8月 その1

 7月の末に、夫の実家に帰ってましてん。うわじま牛鬼まつりと、日程を合わせて、今回はたっぷり3泊4日。
 初日は夕方に帰省して、ゴハン食べて直後にがいやカーニバルを見にいく。最近の屋台のオシャレっぷりに腰が抜ける。かき氷が、なんかオシャレ容器に入って、オシャレシロップかかってた。
 2日目は、そんな宇和島まつり会場を抜け出して、歴史文化博物館へ段ボール遊園地開催中というので覗きに行く。「午前中にちょろっと遊んで、どっか外でゴハン食べて、午後は休憩してから、夜の花火を見にいこうで」と予定していたのだが、がっぷり食いついて常設展示も隅々まで堪能して昼ごはんは博物館内のテキトーごはんで済ませる。で、夜は花火。娘ちゃんに浴衣を着せる。これでもう、2回着たから充分。来年は合わん。
 3日目、親牛鬼パレードを見るために出かける。わしも見るのは数年ぶりなんだけど、なんか牛鬼がめっちゃカラフルになってた。
 適当にひやかした後は、和霊神社の屋台でオシャレではないが今風のかき氷食べつつ、例のすべり台で子らをひたすら転がす。
 4日目、墓参りの後、また和霊神社で祭りの跡を眺め、やっぱりすべり台。いやいや、今日のメインは、きさいや広場でお土産を買うことなので、ほどほどでお願いします。「30分したら、移動するで」と言いながら1時間経過するのはデフォ。
 そんなカンジで。




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