2021年3月のごはん。 3月 その8 もうすぐお誕生日ですねん。46歳ですねん。プレゼントなにを貰えるかなあ。えっとね、ダイソーの200円グルーガン。「自分で買え」って言われた。そやね。 まあイロイロとリサーチされるんですが、正直、いま欲しいもんってないなあ。正確に言うと欲しいものはある、でもそれは、グルーガンだったりフライパンだったりAKIRA全巻だったり、「人からプレゼントされるもの」じゃないわ、いずれ自分が必要となって買う物だ。じゃあ百万本のバラとか夜景のきれいなレストランとかがいいのか、って言われても、ノーと答えざるを得ない。自分に要らんものは自分が買おうがプレゼントされようが、どうやったって要らんもんだな。 そう考えると、「自分で買うほどじゃないが、欲しいもの」っていう、言ってしまえば微妙なものがプレゼントとして最適なのか、ということになってくるが、そうなると今度は「微妙なもの」になるんだな。 じゃあ「欲しいか不要か考えたこともないもので、実際に目の前に提供されると必要と思えるもの」ってのを思いついたが、これって通信販売のケッタイなアイデアグッズだよな、って思った。 むずかしいな。 3月 その7 工作づいてます。 セメダインの接着剤が、シリコン型に入れて固めるとええカンジに作れるよって情報を知って、先月のバレンタインからこっち、あれやこれやフェイクスイーツもどきを作って遊んでます。 で、わしの性分として、ただただ飾るだけのものを作りたくはない、作ったからには日頃つねに目にするところにおいておきたい。 というわけで、まず最初に目玉クリップをくっつけたり、マグネットをくっつけたりしてみまして。 次に狙ってるのは、クリップスタンド。あれ、クリップパーツが普通に売られてるわ。なんつーか、こうやってハンドメイドするための部品が手軽に手に入る時代になったよなあ。 そして最新情報。セメダインのシリコーンシーラントってやつ(べつにセメダインに限らんが)が、フェイクスイーツの絞り出しクリームとして使えると。そして我が家にそれを絞り出すコーキングガンとかいうヤツもあるっていうよ。しかも本職の使う業務用がね! いや、手絞りの家庭用でええんですけど。 ともあれ、どんどんセメダインに洗脳されてってます。どないしよ。 3月 その6 まあしかし、人はなぜ、ものを捨てないんだ。 職場でひとり辞めたんで、それまでサポート仕事しかしてなかったわしが作業場に降りて管轄全部を管理せねばならぬ事態になったのですがね。 その辞めた人の性分か、歴代のそこの担当者の性分か知らぬが、第三者のわしから見たら要らんものの山で。伝票やら台帳やらは分かるよ、年単位で保存しなきゃならないからな。でも書けなくなったペンとか、送付し終わったFAXとか、売り出し期間の過ぎたチラシサンプルとか。捨てろや。今部門専任になって真っ先にした仕事、その辺のもの全部捨てること。 大学のときの先生に、事務連絡やら案内文やら何やらをとにかく捨てる人がいて、その先生が仰ってた、「自分が持たなくても、誰かが持ってる、本当に必要になったらその人のところに行く」って。いやまあ、本当に仰るとおりでゲス。少なくとも、情報を発信した本人は元データを持っているはずである。 逆に言うたら、情報を発信する本人は、あちこちにバックアップを持っておきたいのである。「その本人しか情報を知らん」状態は避けたいのである。 なのでここ最近のわしの仕事、「わししか知らん仕事の段取りをマニュアル化し、あっちこっちにばらまく」。 わしがいつ熱出して倒れても大丈夫なようにしなきゃなー‥‥って思いながら、一方で、なんでわしがこんな仕事やってんねん、って思う。これ、本社の仕事やん。ええか、わしが倒れて仕事に支障が出たとして、それで困るのは会社であってわしではない。 わしはただの時給で働くパートなんやから、それ以上の仕事はしたらいかん。したらいかんと言い聞かせるも、職場環境を快適にしたい欲求も同時にある。 めんどくさいな(自分が)。 3月 その5 この3月で、わしの職場のひとが辞めまして。在籍はまだしてんだけど有給休暇を使い潰すんで、結果、引き継ぎ期間ほとんど無いままいなくなった。ま、これに対して言いたいことは山のようにあるんだが、もにゃもにゃ。 その人に対して言いたいことはあるが、それよりも言いたいのは、ひと一人減ったのに追加補充をしない職場に対してだ。 そもそも今わしがいる部門、もともとフルタイム3人でやってたのよ。で、合間でひとり産休になったりして、2人で回してたら、2人で回せるって思ったんだろうな、その後、フルタイム2人体制に。で、さらにそのうちの一人が家庭の事情で1ヶ月休職することになったとき、その元々そこにいて、今は別の部門に異動してた3人目が、1ヶ月のサポート役として、現部門と元部門のかけもちする形で戻ってきた、つまり1.5人で回してた。 で、その後月日は流れ、サポート役の3人目と、休職してたひとが辞め、残ったのはフルタイムとはいえ入社1年のビギナーのみ。 これはアカンということで、わしにお鉢が回ってきて、そのビギナー+未経験のわし(しかもかけもち)、という危なっかしい1.5人体制で。 そのビギナーが今回辞めたので、結果、かけもちのわしのみ、つまり0.5人しか残っていないという状況。 3人が0.5人て。 人、補充しろやああああああ!!! 3月 その4 こないだ夫が、鯛のアラを買ってきて、それで潮汁を作りましてん。 んまい。 んまいよなあ、さすが鯛様だ、魚の王様だなあ、と家族みんなで啜っておりまして。 しかし、鯛を食べてていつも思うこと。 息子さんが乳児の頃。離乳食として鯛の身を使って茶碗蒸しを作ったのな。作ってるのを脇で見た夫が「俺よりええもん食べてる」ってつぶやいたぐらい、そりゃあもう丁寧に丁寧に作ってたのね。 食べねーでやんの。乳児ィ!! まあ仕方ない、まだ離乳食の乳児、気分が乗らなきゃ食べないこともあろう。 そして成長して。娘ちゃんも生まれ、普通の食卓を作るようになった頃。わしが食べたくなって作った、茶碗蒸し。 食べねーでやんの。子らぁ!! なんかもう腹立ったんで、それ以降作ってない。 って話をしたら、今頃になって息子さんが「食べたい」って。お断りだ。 根に持ってます。 3月 その3 図書館で本を借りてくる。 いたずらはかせのかがくの本シリーズ、『ドライアイスであそぼう』(厚徳社・1990年)。 ドライアイスを素手で持たせてた。 本の中では、触ろうとする子供にお母さんが「シモヤケになるわ!」と止めようとしていて、そこに出てきた博士が「ちょっとだけなら大丈夫だよ」と触らせている。 なんつーか、時代だなあ。 今なら、「ちょっとだけなら大丈夫」であっても、その「ちょっと」がある限りは、最初から触らせない。なんせPL法があるからな。ちなみに施行は1997年。ドライアイスの事故報告が、消費者庁警告に載っている事故事例で2011年がいちばん古いっぽい。 ま、どっちがいい・悪い、の話じゃなくて、古い本のこういう些細なところで当時の時代背景が探れるのが好き、って話。 おわり。 3月 その2 口を開きゃあ、食べるものの話ばっかりするけどさ。 サバの味噌煮が食べたい。 けど、わしが作ると、なーんか満足がいかんのだわ。わし、惣菜で売ってるような、煮汁のこってりしたのが食べたいの。けど、なんかシャバシャバしてて、味はうまいんだけど、わしの求めてる味噌煮じゃない。 というわけで、ここはひとつキッチリとレシピを調べて作ろうぜ、と腰を据える。 砂糖大さじ4。みそ大さじ5。 うへえ。 3月 その1 春ですね。 家の前の田んぼが、一気に緑の絨毯。手入れされてない畑を見ると、「ここ、宅地になるんじゃないか」とハラハラしてくる。なんでかここ最近、わしの家の周りが建築ラッシュ。次々と田んぼが宅地になって、次々と家が建つ。家が建つと言うことはつまり町の人口が増えているということなのだろうが、いったいどこにそんなに人がいたのか、この田舎に。 ともあれ、春です。いろんなものが芽吹き萌える季節です。なんつーか、庭の緑が鮮やかです。こんなに仏の座がひろがっているんだから、さぞや御利益もあることでしょうよ。いつから植わってたのか分からんアネモネが咲きました。たぶんあのへん、ぜんぶアネモネ。今年はフウセンカズラを植えたいなあと思っています。 春ですね。 |