2022年1月のごはん。

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1月 その5

 職場での昼ゴハンを、弁当持参にすることにした。
 いちおう、福利厚生で社員食堂が1食300円で使えるのだが、その社員食堂もわしの部門同様に去年ひとり辞めて、以降ワンオペになってしまい、その唯一の従業員が休みの日はホカ弁になってしまい(まだホカ弁はマシで、一時期コンビニ弁当だって、たいへん悲しかった)、結果、1ヶ月の利用期間のうち半分はホカ弁という事態が多々あり、たいがいイヤんなった。目に見えて露骨に体重が増えたのもあるし。去年の健康診断でひっかかって指導が入り、「ホカ弁の時も、揚げ物のおかずメインのものは避けたり、ごはんを半分残すようにして」って指導員さんに言われたが、ごはんの神様に申し訳なくてな。あとちくわの磯辺揚げは正義だしな。
 ともあれ、本来なら300円で温かいごはんや野菜が食べられるからという理由で利用していたはずの社員食堂が、その意味が無くなったので、同じ300円なら自前でもうちょっとカロリーオフのもんにしようぜ、ということで契約を辞めた。こないだアマノフーズ大量買いしたのも、それ。
 でも弁当持参2日目で、クノールのスープDELI(パスタスープ)になった。ええやん、食べたかってん。

1月 その4

 毎日の食卓が糖質まみれなので、野菜をメインにおかずを作りたいなあ、という話に。
 しかし、メインディッシュとなるようなおかずとなると、それなりにボリュームが欲しい。となると、しぜん根菜がメインになり、つまり糖質オフの助けにはならん。どうしたもんか。
 ということをふまえると、実はお好み焼きをおかずにするというのは、たいへん理にかなってることが判明した。
 構成物ほぼキャベツ。追加があっても、モヤシやネギ。肉はダシ程度、商売じゃなかったら無くても良い(うちでは削りブシ放り込んで済ますときもある)。よく「粉モンをおかずにするなんて」な反論が聞かれるが、実際お好み焼きって、そんなに粉使わない、あれツナギ程度。あの量で粉モン呼ばわりされるなら、天ぷらだって粉モン。そしてタコ焼きは、あれは構成物が粉のみで、申し訳程度のネギ。だから、大阪人がお好み焼きをおかずにすると「じゃあ、タコ焼きもおかずにするの?」って聞かれるが、せんわ! という反論は正しい。だってアレは粉モンだもんな。
 というわけで、お好み焼きがおかずになるのが正しいことが証明された。えーと、そんな議論でよかったっけ?

1月 その3
 
 へーい、子らが食虫植物に食いついたぞー!
 先日、わしの子供時代の愛読書『食虫植物のひみつ』(あかね書房)の復刻版があったので買った話をしましたが。
 で、我が家はリビングに、ちょうど寝っ転がった時に手が届く位置に本置き場がありまして。そこにこないだ買ったイロイロを雑に並べてたら、案の定食いついた。食いついたうえに娘ちゃんに「この本、むっさ(めっちゃ)気に入ったー!」と言わせしめるに至った。「ハエトリソウってすごいよねー」「ねー」って話が盛り上がった。ステキ。
 わし、一人暮らしの頃に、モウセンゴケとウツボカズラをたまたま種苗園で見つけて、買ったことがある。買ったものの、ちゃんとした育て方は知らんしまともに育てる気力も無かったので、あっという間に枯らしたが、それなりに楽しんだ。
 という思い出話も聞かせたら、そりゃあもちろん子らも「欲しいー」って言い出して。言うだろうと思って話振ったのはもちろんなんだけど。
 そんなわけで、今度はちゃんと調べてちゃんと育てたい。希望。

1月 その2

 いやあ、福音館書店の『たくさんのふしぎ』を定期購読にしちゃいましたテヘペロ。
 前々からこのシリーズが好きで、もっというなら『こどものとも』から好きで。子が生まれたときにコレ幸いと定期購読してた。けどまあ、たいがい家に絵本もあふれ出し、『たくさんのふしぎ』は幼児〜低学年に向けてはまだちょっと難しくて、買い与えるには二の足を踏む。間に入る年齢層ジャストの『かがくのとも』は、内容があんまりそそられなかった。ま、機会があったらおいおい、と思ってました。
 で、そんな中発売された2022年1月号『コンクリートってなに?』。面白そうやん。
 そして続けての2月号『世界の納豆をめぐる探検』。あかん、ノックダウン。
 ええやん、わし、毎日慎ましく生きてるで。月に1冊、趣味の本を定期購読して、誰に怒られることがあろうか。子らやって、小学8年生毎号買ってるやん。
 というわけで、定期購読スタートと同時に、バックナンバーおとりよせ。ついでに前々から欲しかったあかね書房科学のアルバムシリーズ『食虫植物のひみつ』新装版を買ったった。てゆうか、このシリーズ新装版出てたんや。子供時代の愛読書がキレイな状態で所有できる幸福。ありがとう21世紀。
 ちなみに食虫植物のひみつは、初版1972年。ムジナモの生息域とか現在はどうなってんのかいな。

1月 その1

 あけましておめでとうございます。まだ松の内、松の内。
 新年のニュースといえば、ジェイムズ・P・ホーガンの新しい文庫の発売でしょうか。『未踏の蒼穹』(創元SF文庫)。翻訳が内田昌之。くうーー。
 過去に何度か話題にしましたが、わたくし『老人と宇宙』(ハヤカワSF文庫)が大好きで。読後しばらくして『宇宙の戦士(新訳版)』(ハヤカワSF版)を読んだときに、なんかデジャヴを感じ、いったいなんぞやと考えた結果、翻訳者が同じだった、ということに気づきまして。海外作品の印象は翻訳者の手によるところが大きい、というのを実感したのがこの翻訳者。以降、何かを読むときは誰が翻訳なのかをおおいに気にするようになった、そんなきっかけを与えてくれた、たいへん思い入れの深い翻訳家であります、内田昌之。まあ、この『老人と宇宙』自体が、『宇宙の戦士』にインスパイアされてるという話なので、両書が別人による翻訳でも同じようにデジャヴを感じた可能性がなくもないのだが、まあアヒルの雛は最初に見たものについていくということでココはひとつ。
 ともあれ、ホーガンとくれば『星を継ぐもの』(創元SF文庫)でありますが、こちらもわたくしは大好きでして。『未踏の蒼穹』は、「もうひとつの『星を継ぐもの』」というアオリ文句を信じるならば、『星継ぐ』(略すなよ)のイメージが色濃く残るような作品なのだろう。なのでぜひとも読んでみたい。読んでみたいが、わたくし、この巨人たちの星シリーズは全部読んでませんで。シリーズ読んでなくて、この世界観を分かった気になって『蒼穹』を読んでも、おもしろさは半減なのではないか、と。
 しかし、わたくし、「続編」というものにはイマイチ興味がなくてですね。
 星継ぐで完結した話を、それの続編ですと言われても、あんまり食指が動かん。
 しかも困ったことにですね、星野之宣のコミカライズの方が読みたいのですよ。この先買うとしても、『ガニメデの優しい巨人』よりも、コミック版の方を買いたい。
 だが、このコミック版も、巨人シリーズを通してのコミカライズっぽくて。原作を読まんことにはマンガも楽しめそうにない。
 八方ふさがり。
 
 
 
 




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