2023年4月のごはん。

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4月 その4

 ついに買っちゃいました、『7 days to end with you』。
 前々から気になってたゲームで、でも子らの手前、ほいほい買うわけには行かず、誕生日の自分プレゼントという名目で、ようやっと買いました。正確に言うと夫のアカウントで買ったのでカード決済も夫なので、早いとこ代金渡さなきゃ。こんなんばっかり。
 さてこのゲーム、どんな内容かと言いますと。
 主人公(自分)は記憶喪失、目覚めた時に目の前に女性がいるが、言葉が全く理解できないので、7日間という制限の中でなんとか言葉を解読する、というもの。
 ココの日記を書いている時点で、すでに10周ぐらいしているが。
 手に負えん。
 いや、なんだかんだで、たいていの言葉は解読できて、だいたいの状況は分かったのだが。
 10周全部が、たぶんバッドエンド。
 ここからトゥルーエンドに行ける気がしない。
 イベント発生条件が分からんし、ループを繰り返したところで状況が良くなってる手応えがない。同じことを7日間繰り返す気が失せて、朝起きた瞬間、ベッドに入ってる。
 いいよもう、わたしのこと忘れちゃって。覚えてなくていいよ。次のわたしを育てちゃいなさいな。

4月 その3

 皆様覚えておいででしょうか、江口が去年の今頃、『近所の寺が設置してあるトレッキングコースを歩きたい』と言っていたのを。たぶん誰も覚えていないだろうなので、もう一度説明しますが。近所の寺で、四国遍路巡礼のミニマム版『ミニ八十八箇所巡りコース』が設置されておりまして、いちおう市の観光スポットでもあるので、健康増進課が集印帳まで作って「健康づくりに歩こう」なアピールをしてまして。ここがわしの通ってた小学校の定番遠足コースでもありまして、懐かしさもあって行ってみたいと思ってたんですよ。けどまあ、休みの日に雨天が続いて、なんだかんだで機会を失い1年が経過。で、この春休みで放っといたら一日家に籠もりかねない息子さんに声をかけてみたのですよ。そしたら付き合ってくれるというので、ようやっと行ってきました。
 行った感想。
 ほんまに市はこれを観光地として紹介してええのんか?
 たしかにトレッキングコースとしてはあるのだが、誰かが頻繁に歩いている気配がない。人が頻繁に行き来してたら、もうちょっと地面とか踏み固められてたり、顔の周辺に当たるような枝なんかは払われてたりすると思うんだ。あと、チェックポイントとなる仏像周りが荒れてる。水を供えてんのかゴミなのか分からんペットボトルが散乱してる。
 で、肝心の集印帳だが、どこにスタンプがあるのか分からず、ちょっと落ち着いて探そうかと思ったが、息子さんがもよおして急いでトイレに行かなくてはならず、しかし境内にはトイレがなかったので近所のスーパーまで走ることになり、スタンプの場所は分からずじまいだった。
 ま、面白いか面白くないかで言ったら面白くて、徒歩圏内にあったら頻繁に通いたいな、と思う場所ではあったが、徒歩圏内じゃないのでたぶんもう行かないだろうな。

4月 その2

 夫の実家(愛媛県)に帰るので、そのついでに遊ぼうと、松山城と宇和島城をハシゴしてきましたー。いやあもう、桜が見事に満開で、天気もほどよく晴れて、最高のコンディションでございました。
 せっかくなんで、城内も見ます。
 ところで、わしら夫婦は揃って『おもしろがり』で、展示物の隅から隅まで見ないと気が済まない質なのですが。
 息子さんに、その血を見てしまいました。
 息子さんはまた特に、小さいときから掲示物が好きで。商業施設の案内板とか、諸注意とか、展示してあるものよりも解説文に食いつく。思い出したことでは小さい頃に、トイレの便器に貼ってある警告シールに見入ってたわ。多言語表示だったりしたら、離れやしねぇ。
 なのでもう、一度入館したら時間のかかることかかること。同じ時間に入った他の観光客がさっさと順路を進んでいって、引き換えして帰っていくのをどれだけ見たか。どんなところでも、最後までいつく。それがわしらファミリー。
 宇和島城なんて、脇に資料館があって、入った瞬間に係員の人が「トイレはそちらですよ」って言ってきたんだが、ごめん、わしらトイレ利用者じゃなくて、ほんまに展示を見たい客なんで。あまりにも長居しすぎて、係員のおっちゃんまでいなくなってたわ。
 なお、娘ちゃんは展示物にまったく興味を持たず、ひたすら散る桜の花びら追いかけてた。まあええわ。

4月 その1

 ハッピーバースディ、えぐちー。
 というわけで、4月2日で4回目の年女となりました江口梨奈。
 今年の誕生日は何もしてません、なんでって、ちょうどこの期間、夫の実家に帰省していたからだ。帰省の準備に忙しくて、誰も江口の誕生日のこと覚えてない。
 えー、とりあえず2泊3日の予定で、初日は松山城に行こうぜ、ということになりまして。息子さんが「路面電車に乗りたい」というので、わざわざ城から離れたところに車を停め、そこから電車に乗り、大街道で下車。
 正しい観光客なら、この停車場から城へ向かうまでの道沿いにある、雑貨屋やら飲食店やらを冷やかしつつ歩くのだろうが、我々はいつもココでつかまる、愛媛堂書店。過去に何度か松山城に来たことあるが、必ずココを覗く。覗いたところで買うものなんてないんだけど。
 この愛媛堂書店、最近めっきり見かけなくなった、「雑多に本を積んである古本屋」なのだ。ブックオフみたいなんじゃなく、地元の歴史書とか置いてあるような、ほんまの古書店。それもただただ高く高く積み上げただけの、客に全く優しくない作りの。通りに面してる本棚なんて、土台のコンクリートブロックの下敷きに本を置いてたわ。雑にもほどがある。
 夫が、こんなタイプの古本屋が大好きで、また夫は、それなりに本の興味のレンジが広いので、覗いたときにはひとつふたつ発掘をするのだが、江口はそんなに探してる本なんてのは無くて、まあ適当に眺めてましたら。
 見つけちゃったのが、『日本児童遊戯集』(平凡社)。解説が瀬田貞二ってだけで食いついた。子供の遊びについてなんて、何一つ興味無いのにさあ。ちなみにお値段1000円。あと、これから松山城登るのに、なんで荷物増やしてんだろうな。
 んで、同時に守安正の『和菓子』(毎日新聞社)を同じく1000円で見つけて、たいそうココロ惹かれたのであるが、いやいや、そんなに読めんだろうと止めたのだが、うーん、やっぱり買っておけばよかったかなあ、という気持ちと、あんな昔の本より、最新の研究書の方がええやろ、という気持ちと、両方買えや、という気持ちのせめぎあい。
 無限に読める読書能力が欲しい。
 なんのハナシやったっけ。



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