2023年9月のごはん。

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9月 その9
 
 歯を抜かれた話、つづき。
 というわけで、50歳に行く前に歯を抜かれてしまい、うちのママンの前でそれを愚痴ったのです。
 愚痴ったあとで気づいた。。
 うちのママン(現在74歳)、わしが物心ついた時から、前歯がない。
 これの理由を、わしは知らない。単に虫歯を放置しているのか、なんか事故でもしたのか。
 物心ついた時からそうだったので、自分の母親の顔はコレだという認識で、疑問も何も持たずに暮らしていた。あるときふと「なんで?」と聞いたことがあるが、なんか適当にはぐらかされた記憶がある。どんなやりとりをしたかも覚えてないぐらい、それほどに「当たり前」のことなので、たいして気にもしていなかった。
 という付き合い方をこの48年してきたわけで、なんかもう、今更聞けない。しかもこないだ久しぶりにあったら、下の歯も抜けてた。それも、いつ抜けたか知らん。ここんところ、会うたびマスクつけてたんで気づかなかった。昨日今日抜けたのなら「なんで?」と聞くこともできようが、そうとう前に抜けたんだったら、今更聞けない。
 どうでもいいが、わし、ほんまに他人に無頓着なんで、相手が散髪に行ったことにも気づけない。気づいたときに、「もしかしたら散髪して1週間ぐらい経ってるかもしれない」と思って、話題にできない。
 こんなでも48年、人様の社会に紛れて暮らせてるんですよ。 

9月 その8

 歯を抜かれたのでございますよ。かなり凹んでるでございますよ。しょんぼりん。
 前々から、左奥歯の調子が悪かったのですよ。普段はどうということもないのだが、疲れが溜まったりすると歯茎が腫れたり(讃岐弁でいうところの、『けんびきが腫れる』)、冷たいものが滲みたりしてたのです。で、一時期は歯の神経を抜いてどうのこうの、としていたのです。それで痛みは感じなくなっていたのですが、それからもちょいちょい体調を崩すと、歯の周辺に違和感を。痛みは感じないが、異常は感じる、そんな症状で騙し騙し今まできていたのです。
 それがこないだのコロナ発熱のときに、どえらい歯茎の腫れ方をして。コブみたいなのが見えてるの。
 たいがいアカン、と歯医者に行ったら、たいがいアカンねえ、ということで、抜かれた。何の心の準備もなく。
 まあ、「いっそ抜いて根の奥の方から根治(まさに)してくれ」と思っていたので、思い切ってくれたことに不満はないのだが。
 不満はないが、もうわしは歯の抜けるような年齢なのかという現実を思い知らされたことに相当凹んでいる。
 しょんぼりん。
 この話、つづく。

9月 その7

 『ピクミン4』を買いました。
 7月の下旬頃に発売になったのかな? で、その前の体験版配布された頃から、みんなが遊んでる動画がえらく視界に入ってきまして。ま、あんなのはどれかひとつ動画を見たら、次々オススメにあがってはくるんだけど。
 ともあれ、チャンネル登録しているゲーム実況者なんかも、みんながみんなプレイしていて。
 そういやわたくし、シリーズ1作目のときも、欲しかったんだよなー、ってことを思い出した。遊びたかったが、あれゲームキューブソフトだったからさあ。遊べなかったのな。当時、石塚2祐子の『犬マユゲでいこう』を読んでて、そこで紹介されてて、ええなー、って思ってた。
 その後月日は流れ、NintendoSwitchが我が家に来て、あれこれゲームソフトを揃えるようになり。
 けどまあ、ピクミン3はあんまり食指が動かんかった。あれもみんながプレイしている動画をあちこち目にしたのにな。なんでだろ。発売直後の熱狂までは見てないからかな。
 さて問題は、ソフトを欲しいはいいが、買う理由がない。これまで何度か話題にしたが、ゲームのような高額なもん、誕生日とかクリスマスでもないのに、ほいほい買っていいもんでもなかろう。
 という考えも、そろそろ古いのかな。そりゃファミコン時代はゲームソフトは高額であったが、いまやゲームは日常の娯楽。本に毎月◯千円◯万円使っている人間が、何を今更。
 と、考えを改めたので、欲しかったから買った。たーのしーい。
 一応、子らの手前、「夏休みいいこでがんばったごほうび」という名目にしている。体裁。

9月 その6

 なんか最近、情報のインプット力が衰えておりまして。最近じゃないか、今に始まったことじゃないか。
 何が言いたいかというと。
 今年のクリスマス企画、何にしようかなー、と。
 毎年、クリスマスが終わった直後から「来年は何しよう」と考えているのだが、今年は9月の今になっても何一つ思いつかない。正確に言うと、今の時点で「いざとなったらクグロフ」という逃げ道を用意している。そして逃げ道を用意していたら安易にそっちに流れるのも目に見えている。なんでわざわざ言うかというと、せめてこうして自分に檄を飛ばすことで死中に活を求めているわけだ。クグロフには逃げない。クグロフには逃げないぞ自分。
 何でクグロフではアカンかというと。
 何の思い入れも無いからだ。
 これまでは一応、「なんかこんなの見つけた。作ってみたい」という動機があった。けどクグロフに関しては、なんとなく[クリスマス 菓子|検索]で調べたらヒットして、「あー、手元のレシピ本に載ってるわ」ってだけで、何の思い入れもドラマもない。調べたらヒットした、それだけ。あと、さんざん作ったことあるので今更。その『手元のレシピ本』を買ったときに、いちばんよく作ってた。
 なんかないか、クリスマス企画。

9月 その5

 お手伝いビンゴはなし、つづき。
 というわけで、子らに手伝いを『させなければならない』難儀について愚痴っているわけですが。
 元来ね、家事なんてしたくないのですよ。やらないと生活が立ち行かないから、仕方なくやっているのですよ。
 これが専業主婦なら、家事にかける時間を多く取れるだろうが、こちとら外に働きにでております、夕方に帰ってきて、晩ゴハンまでの2時間ぐらいまでが勝負なのですよ。
 なので、我流でする以上は、とにかく楽に・時間をかけずに・とりあえず体裁だけでも、で済ませているのです。
 その『とにかく楽に』に行き着くまでには、これまでの経験で、「ここは省略できる」「そこまでやらなくていい」という、手抜きポイントを発見して、ようやっとここまで省力化できたのです。
 それを、また未経験者にイチから教えるとなると、『正しい手順』をゼロから教えなければならんのです。晩ごはんまでの2時間ぐらいという、限られた時間の中で。
 やってられっか。
 でね、これが『食器はこび』『洗濯物たたみ』なら、本気で戦力になるから助かるんだけど、『料理をつくる』とか、親子なかよしクッキングなんて、家事じゃない、レジャーだ。
 せめて項目縛りは止めてくれよ、と強く思う。

9月 その4

 子らの夏休みの宿題が、親のサポート必須を前提にしてるの、どうにかならんかなあ。
 工作や自由研究のことじゃない。
 『お手伝いビンゴ』のことだ。
 子らの学校では、長期休みのたびに出る宿題。夏休みだけじゃなく、ゴールデンウィークとかにも出る。関係ないけどGoogle日本語翻訳は、ひとがわざわざ『ごーるでんうぃーく』って入力したものを『GW』に変換するなよ。わしの入力の労力を返せ。GWで表記したかったら始めっからそっちで入力するわ、2文字しかないもんを。
 ともあれ、出るのですよ、宿題で『お手伝いビンゴ』が。
 なにかというと、お手伝い項目がビンゴ状に3マス×3マスに記載されていて、実施したお手伝いをチェックしていき『ビンゴを揃えよう』というふうに用意されたものだ。「めざせパーフェクト」とか、要らん文言までつけて。
 『お手伝い』いうからには、親が「これやって」って段取りを揃えなならんやろがい。 
 で、また何が困るって、お手伝いすべき項目が決められてんのな。
 『食器はこび』や『洗濯物たたみ』みたいな、ほんまにコドモのオテツダイで済むような項目ならともかく、『料理をつくる』『食器を洗う』とか、ちゃんとした結果を求められるものを、しかもこっちも限られた時間の中で仕上げないかんものを、なんで子らに手取り足取り教えなならんか。
 なんか長くなってきたので、この話つづく。続けるほどのもんじゃないけど。

9月 その3

 夏休みは忙しかったのですよ。子らの夏休みは40日あるが、親の休みはそのうちの日曜日ぐらいだ。5週間でいうたら、5日しかない。8分の1。しかも娘ちゃんが7月中は合唱クラブの練習が詰まっていて、いうほど自由に遊び回れない。
 なので日曜日のたびに、遊び回る。
 まず、プールに行く。終業式おわった次の日曜日、まだ学校行事としては夏休みにも入っていない、夏休み気分が始まってもいない日曜日にプールに行く。すでにぎゅうぎゅうだったけど。
 で、次の週末はさぬき市の博物館でやってた化石掘り体験に。これもなかなか濃い内容だったが、詳細については機会があれば。
 その次の週は近所の私立中学がオープンスクールやってんので、それを冷やかしに行って。
 さあ次の週は夫の実家に帰るぞ、と思ってたらコロナになって。
 おかげで子らの夏休みの宿題が進んでなかったので、登校日(宿題〆切日)まではひたすら宿題と戦い。
 残りの週で力尽きた。
 ようやっと一息ついたのです。わしの夏はいまから始まります。

9月 その2

 一家コロナで全滅しましたはなし・つづき。
 というわけで、最後にわしが罹患し、隔離生活が始まったのだが。
 いやー、何もしなくていいって、楽ー。
 一日寝っ転がってひたすらYoutube見てた。いまどきはスマホで見られるのでいいよね。子らの前では遠慮していたホラーゲーム実況とか見ちゃった。ただ、子らはパソコンで見るときにわしのアカウントを使っているので、閲覧履歴にガンガン残ってオススメ動画としてトップページにガンガン表示されていただろうが。ちまちま履歴消してたけど大丈夫かいな。まあええわ。
 初日こそ、38℃オーバーで身動き取れず何も食べられず一日中寝ていたのだが、2日め以降は、熱はあるものの意識はシャンとしていて食欲もあり、でも「熱があるなら近づくな」という監禁生活続行で、子らのゴハンも風呂も考えなくていい。いうてええか、パラダイス。何年か前に、大晦日に熱だして帰省予定をわしだけ取りやめて、正月三が日一人だった、あの時以来だ。
 定期的に欲しいなあ。 

9月 その1


 ようやっと夏休みが終わりましたですよ。なんか今年は忙しかったですよ。
 なにが一番大変だったかって、一家コロナで全滅したことだ。しかもちょうど盆休みの時期に。
 いちばん初めは、娘ちゃんが毎日の体温チェックの結果が37.5℃だったことから始まりで。ありゃま、こりゃいかんということで一日寝かせてて。
 翌日には熱が下がったので普通に生活してたら、3日後ぐらいに息子さんが「喉が痛い」って言い出して、その翌日に38℃近くになったので、こりゃアカンと病院に連れて行ったら、即検査・陽性となり、「となると、娘ちゃんもアレ、コロナだったんじゃないか?」という疑惑から、検査したら、やっぱり陽性で。
 ここから子ら隔離と、屋内マスク始めたんだけど、ま、もう遅いわな。
 さらに翌日、夫も発症。なんとかギリギリ病院が閉まる前に受診ができた。さあ、次はわしかと戦々恐々していたら。
 そのまま5日ぐらい耐え凌ぎ。
 おやまあ、これはなんとかなるのか、と期待していたが。
 やっぱり未知のウイルスには負けた。
 この話、つづく。
 



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