光の彼方にある
恐怖
有史より、人間の情報伝達手段は「足」であった。
古くはギリシャにおけるマラソンの丘の話や、日本の飛脚など人が走る事によって、情報を人から人へ伝達していた。
現代では情報の伝達は、人の足の代わりに光や電波や有線の通信技術によって置き換わってきた。これらの技術を用いれば高速で情報を伝達する事ができる。この情報の伝達は光速または亜光速の速さである。人の走る速さなど到底及ばない速さである。
ところが、驚くべき事に、この電気信号や電波の伝達より早く走るヒーローがいる。彼に任せれば郵便物の配達も光速で可能である。物体を伝送できる分、光通信よりもはるかに利用度が高いヒーローだ。
そのヒーローの名はDCユニバースの住人「フラッシュ」である。
あまり筆者はDCコミックのヒーローについて詳しくないのだが、彼について考察していきたいと思う。以下、三代目フラッシュまでの簡単な経歴を掲載する。なお、三代目 フラッシュの情報が得られなかったため、詳しい経歴は省かせてもらう。
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初代フラッシュ
ジェイ・グリックはan experimental form of heavy waterの実験中に事故にあい、
発生した煤煙を長時間吸入したた事により、超人的スピードを得た。
現在引退
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二代目フラッシュ
鑑識官のバリー・アレンはvolatile chemicalsで仕事中、稲妻に打たれる事により、
新陳代謝を活発化して最も早い人間となった。
ティナ・マギーの助けにより、一介の科学者としてS.T.A.R.において働いている。
ジェイ・グリックより引き継ぎ二代目フラッシュとなった。
宇宙を救うため、限界のスピードの出し続け死亡した。
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三代目フラッシュ
ウォリー・ウエスト
タイタンズのキッドフラッシュが三代目となる。
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彼らはJLAのメンバーであることから、彼らの実力の程度が伺える。
ところで、注目してもらいたい事がある。彼らの能力「光速で動く」という事である。
光速で動くという事はどういう事か?
もし、アインシュタインが唱える「光の特殊相対性理論」が正しいのであれば、恐ろしい事が起こるのである。
この理論の幹となっているものは「光のスピードはどんな事があっても一定である」という仮定である。この仮定よりエネルギーと物質の質量と光速の関係を導き出している。この質量と光速関係により、質量を持つものは光速で移動できないことになる。(詳しい話が聞きたいのであれば筆者までメールを)
弁解しておかなくてはならないことだが,ここで筆者は光速移動できないと言ったが、やろうとおもえば光速付近まで加速はできるのだ。しかし、大変な現象が起きてしまう。
質量を持ったものが光速まで加速しようとすると、光速に近づくにつれ加速に使われるはずのエネルギーは、速度を増すために用いられず質量に変化する。つまり、いつまでたっても光速になることはないのだ。これを強引に続けていれば光速になるどころか加速エネルギーがすべて質量に変わってしまうので、そこには超重力場が発生してしまう。
いわゆるブラックホールである。
話を戻そう。
ここで判ることは、フラッシュが走ればそこにはブラックホールが発生して何もかも飲みこんでしまうのだ。もちろん、フラッシュ本人も飲みこまれてしまう。質量を持つ限り、フラッシュは災いをもたらす存在でしかない。
これを回避するにはどうすればいいのか。要するにフラッシュが質量を持たない存在であれば良い。いわゆる別次元に存在すれば良いのだ。
難しい話だが、ブラックホールは我々が存在する次元と別次元(虚数空間)をつなぐものと考えられている。別次元に存在していれば光速で移動してもこの次元に被害はないだろう。何故なら、ブラックホールは別次元に発生するのであるから。
さらにフラッシュの活動が安全なものであるためには、様々な次元に同時に存在すれば良いのだ。そうすれば、各次元のブラックホールはお互い打ち消し合いブラックホールによる被害はなくなるだろう。
これにて一件落着。フラッシュの活動を安心して応援できるというものだ。
しかし、ただの薬品によるちっぽけな化学エネルギーで、よくもここまでやるものだ。
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