FAQ6

DC2におけるボリューム関係(組み合わせ)


表1「IDSNオペランドを省略」した場合
↓入 出→ H-8598 H-6585 H-6586-K H-6587-1 H-6587-3
H-8598 ×2×2
H-6585 ×1×2×2
H-6586-K×1×1×2×2
H-6587-1×2×2×2
H-6587-3×2×2×2×1

○:特に問題なし。
△:一部、問題あり。
TYPE1-VSAM
TYPE1-VSAMが存在する場合、処理後当該データセットへのアクセス時、障害が発生する恐れあり。(実際のボリューム容量とカタログ上のボリューム容量が異なるため。このへん、TYPE-2 VSAMになると問題なくなります)
逃げ道(注意!!!、以下の内容については、一切の保証をいたしません!!!)
TYPE1-VSAMが増分するときに問題が発生するので、READ ONLY ならば問題ないはず。(書き込みや増分はさせないこと。VSAMユティリティ(JSCVSUT)等で早く対策をしましょう!!!)
あくまで、緊急用です!!!
TYPE1-VSAMは、基本的に作成時と同じボリューム容量のボリュームにしか処理できません。(TYPE1-VSAMの宿命です。VSAMユティリティ(JSCVSUT)を使えば別ですよ)
論理VTOC
ボリューム容量が変わりますので、論理VTOCユティリティ(JBYLVUT)を使用して、論理VTOCの再編成もしくは再作成をする必要があります。
×:処理不可
1:容量大=>小へのボリューム単位の処理は不可。
2:装置タイプが異なるので不可。


表2「IDSN=*ALL」を指定した場合
↓入 出→ H-8598 H-6585 H-6586-K H-6587-1 H-6587-3
H-8598 △1△1××
H-6585 △2△1××
H-6586-K△2△2××
H-6587-1×××△1
H-6587-3×××△2

○:特に問題なし。
△:一部、問題あり。
1:論理VTOC
表1の△と同じ
1:TYPE1-VSAM
TYPE1-VSAMは容量の異なるボリュームへ処理できないので、TYPE1-VSAMを含んでいた場合、エラーになったような気が…。 (^^ゞ 
エラーにならなかった場合、表1の△と同じことがあります。
2:容量大=>小
ボリューム容量が小さくなるので、ボリューム単位での処理ができませんので、DC2が自動的に全データセットを処理するようにします。
(よって、VOL1(IPLレコードを含む)、VTOCおよび、論理VTOC(有効な場合)は処理対象から外されます。)
このとき、出力先に同じ名前&属性のデータセットが存在しない場合は、エラーとなります。
データセットが存在しない場合、自動割り当て(ALLOC=Y)の指示をしておけば、DC2が自動的に割り当てます。
この場合、DI=Y(データセットの位置が異なってもよい)& PU=Y(満了日付を無視)を指示しておいたほうがいいでしょう。
(IDSNオペランドでデータセット名を指定したのと同じことです)
×:装置タイプが異なるので不可。


表3「IDSN=データセット名」を指定した場合
↓入 出→ H-8598 H-6585 H-6586-K H-6587-1 H-6587-3
H-8598 ××
H-6585 ××
H-6586-K××
H-6587-1×××
H-6587-3×××

○:特に問題なし。
△:一部、問題あり。
1:TYPE1-VSAM
表2の△1と同じことがあります。
×:装置タイプが異なるので不可。


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