科学の色

光の単位

憧れのホームシアター。
明るい液晶ビデオプロジェクターもけっこう安くなってきたが、この明るさの比較が難しい。メーカーによって、明るさの単位が異なるのだ。

ルクス、ルーメンと日常ではあまり使用されない単位が使われている。
そこで明るさの単位について調べてみた。

まず、言い方として「照度」「輝度」「光度」「光束」がある。
「照度」が最もよく使用されている。写真を撮るときの照度計、机の上の明るさ等に使用されている。単位はルクス(lux)である。
「光束」は、光の量をあらわすもので、単位はルーメン(lumen)である。単位面積当たりの光束が、照度である。

 照度=光束/面積

「照度」は、光源からの距離の二乗に反比例する。液晶ビデオプロジェクターは、スクリーンとの距離により、その映像画面の大きさを変えることができる。すなわち、遠くにおくと画面は大きくなるが「照度」が小さくなる。当然照度は一定ではないので、液晶ビデオプロジェクターの明るさをあらわすのには、相応しくないと思う。
是非、ルーメンで統一してほしい。(比較しにくくて困るんです。)


また、テレビ画面の明るさを説明するとき、「光度」「輝度」が使用されます。「光度」の単位は、カンデラ(cd)であり、「輝度」は単位面積当たりの光度である。

 輝度=光度/面積

明るさをあらわすのも、けっこう難しいようです。

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