皆さんがNZに来て生活を始めて真っ先に「欲しいなっ!」と思う物。「これさえあればもっと行動範囲が広がるのに」さらには「生活できない」と言う人もいるかもしれない。そう、ズバリ「車」。でも周囲の話を聞いてみると「安く買ったは良いけれど、車検に通 すのに$2000もかかった」とか、「買っても修理の連続で、今では車の値段の倍以上お金がかかった」なんて話をたくさん耳にする。で、結局は車を諦めてしまうというパターンが多いのではないだろうか?他に良く耳に挟むのは「日本で乗っていた車を持ってくれば!」という話。
ここでは、ニュージーランドで車を買いたいと思っている人たちの為に役立つような情報をお届けする。もちろんここで「車」と呼んでいるのは、みなさんおなじみの(!?)「中古車」である。ピカピカの新車を買おうという人にはちょっと…
NZでは中古車は非常に高いです。日本だと10万キロを超えてる車はかなり安くて、ひどかったらタダに近いです。
しかし、NZでは10万キロはまだ新車?20万キロで普通、30万キロでかなり乗ったなって感じです。
日本の車事情を話すとビックリされます。日本人とNZ人の車に対しての考え方は明らかに違います。
日本でも生活必需品ですが、趣味や単なる移動手段として使われているけど、NZでは明らかに生活するためのものとして位置付けられています。
壊れたらまず自分で直します。
日本では、だいたいの人が5年7年で買い換えていますよね。走行距離が7,8万キロってところですね。
こういった日本で寿命を迎えた車は、どんどん海外へ輸出されて行くわけです。
さて”いくら位の車を購入すればいいのか?”
値段ではなく車を見る目が一番大切ですが、整備経験でもない限り難しいですよね!
そこでいくつかの一般中古車売価を書いてみます。
【普通乗用車】
@ 1000ドル前後:多くの車が間違いなく1年以内に修理をします。
@ 2000ドル前後:ここ最近の平均相場です。上と同じ。
@ 3000ドル前後:運が良ければ問題ありません。
@ 4000ドル前後:このくらいなら問題ないでしょう。
@ 5000ドル前後:1年問題ない車が買えるでしょう。 (2002年7月現在)
以上はあくまでも一般的な目安です。 ワゴン車、ステーションワゴン、4WDなどとなるともう少し高くなります。
3000ドルの車を買って2週間後にタイミングベルトが切れて3000ドル以上の修理代がかかった人もいます。車選びは運もあります。
1年問題なく乗れる車は以外と少ないと思った方がいいです。車の調子は良かったのに盗まれたとかね。NZでは車の盗難は非常に多いです。
乗れるようにするまで
WOF ”Warrant of fitness”の略で、日本でいう車検にあたります。 新車から2年以上経過した車は半年毎に受ける必要があります。
購入時には、この期限が少しでも長い方がいいです。車に問題があってWOFをパスできないときがよくあります。
そうなるとひどいときには修理代が高くなるので、安くてもいい車を見る目が必要になるでしょう。
チェックされる項目で引っかかりやすいところ。
@サビがあると通過しにくい
Aタイヤの溝が浅い
Bランプ系などの電気系に不良
以上の3項目がよくある話です。半年毎のことなので購入時には必ず要チェック!!
日本みたいに厳しくないです。
REG ”車税” のことです。半年と1年と選んで支払えます。半年毎が一般的。
通常日付はWOFに近いはずです。長いに越したことはありません。しかしこちらは支払いだけなので神経質にはならなくて良いでしょう。
どこで買うか?
カーフェアー 一般的ですね。Aucklandだけでなく多くの町で毎週のように開催され、売りたい人と買いたい人が時下の交渉をして試乗も出来ます。
友達は1987年式走行距離1,78000kmのプレリュードをNZ$2,000で買いました。これがNZの相場です。
新聞 トレード&エクスチェンジという新聞があり、売りたい人がいろいろなものを載せています。売りたい人に直に電話をして直接交渉できます。
個人売買 ジャパニーズマーケットを代表として、あちこちに売りますかいますの掲示板があります。これを利用するのも手ではないでしょうか?
街で見つける 走っている車に「4 SALE」などの張り紙をして売りに出している人も結構います。そういう車に声をかけるのも良いでしょう。
オークション 俺は行ったことがないのですが、6000ドル以上の高い車を買うには割安で良いト有名です。しかし安い車は置いていないらしいです。
購入時のチェックポイント
@ WOFとREGは少しでも長く残っている車を選ぶ
A サビと電気系統は必ず点検する
B タイヤの溝がない車は選ばない
C オイル漏れのある車は選ばない
D 外見だけで選んではならない
E 試乗はできるだけする。
日本から車を送る場合
2002年4月1日から、日本からNZへの中古車輸出の対象は、基本的に各車の初年度登録が1996年1月1日以降のものになりました。
これはNZ政府がヨーロッパで定められている「衝突安全基準」を採用し、それに適合している車のみ輸出を許可するようになったのです。
僕の場合、日本で程度のいい車を買ってNZへ送りました。こっちの方が間違いなく壊れないし安いです。
しかも、帰国前に売って帰れば持ってきたときの値段より高く売ることができます。一石二鳥ってことですね。
ホンダのアコードワゴンを乗っていたけどかなりよかったです。
しかし、予定の日になっても車は届かず。結局、3ヶ月遅れで無事?届きました・・・
NZでは車にかかる輸入関税は0%。GST(消費税)の支払いは必要です。GSTの計算根拠はCIFに12.5%をかけたものです。
このCIFとは原価(Cost)、保険料(Insurance)、運送料(Freight)を足した金額をしめします。
日本ですでに車を所有しているのであれば、日本からそれを輸入する方がNZで中古車を買うより断然安いです。