ワーキングホリデーの便利な持ち物
クレジットカード
懐中電灯
ナイフ
サンダル
ボールペン・ノート

辞書

・クレジットカード

 海外旅行というとクレジットカードは必須とよく言われます。実際のところ、豪遊するような短期の海外旅行と違って、ワーキングホリデーでの滞在や長期旅行では、必須というほど重要なものではないかもしれません。長期滞在するなら、日々の支払い手段としては、現地銀行のキャシュカードの方が手軽で便利です。

 ワーキングホリデー生活で、クレジットカードが必要な場面というと、レンタカーを借りるときくらいでしょうか。クレジットカードがないと、何百ドルかの現金を補償金として預けなければならなかったり、ちょっとめんどうな部分があります。

 バックパッカーズやユースホステルの予約をするときにも、クレジットカード番号を聞かれますが、私はいつも「持ってない」と答えています。不用意にカード番号を伝えるのはイヤなので。カード無しの場合は、「何時頃到着予定」ということを伝えればたいていOKです。到着時間に遅れるとキャンセルされてしまいますが、カードなしで予約することは可能です。

 それでも、いざというときのために VISA や Master Card など国際ブランドの付いたカードを持っていくと安心は安心。でもあまり多用しないほうが無難かもしれません。短期の旅行ならいいのですが、3ヶ月以上の長期旅行の場合は、たとえ不正使用されても気づかずに引き落としされてしまう可能性があるからです。

 クレジットの利用明細は当然、日本の住所へ送られますよね? ふだんなら、それを見て、おかしい! と思ったら引き落としを停めることができます。しかし長期旅行中に不正使用や手違いがあっても、それをチェックする手だてがありません。日本の家族から逐一明細情報を送ってもらえばいいのかも知れませんが、そういう環境にない人は、長期旅行中はカードの使用は極力控えた方が良いかもしれません。

海外旅行者保険が付いているカードも増えてきましたが、たいていの場合3ヶ月以内の海外旅行に限定されているので、ワーホリにはちょっと不向き。その他、いろいろな制約がついている場合が多いので、確認が必要です


・懐中電灯

 これももう何回もあちこちで書いていることですが、ただの旅行であっても、小さなフラッシュライト(懐中電灯:現地ではイギリス式にトーチ torch といいます)を持っていくことをお薦めします。
 バックパッカーズやユースホステルを巡ってニュージーランドを旅行する際、絶対に必要です。ドミトリー(相部屋)に夜遅く戻るとき、部屋の明かりをつけるなんてもってのほか。たまにいるんですよね、こういう非常識な輩が。
 本格派志向の方には、ミニマグライトなんかがお薦め。頑丈だし水に落としても平気。ちょっと高目ですが、替え球はニュージーランドのアウトドアショップ等でも買えます。


・ナイフ

 ハサミや缶切りが付いたツールナイフ(アーミーナイフ)が一本あると便利です。よく使う機能は、ふつうのナイフの他、ハサミ、缶切り、コルク抜き、ピンセットあたりです。あまりゴテゴテといろんな機能が付いたのは重いだけですので、ビクトリノックス社製品でいうなら「トラベラー」あたりがちょうどいいかも。


・スリッパ・サンダル

 ニュージーランドでは、基本的に室内でも土足が普通です。ホームステイはもちろん、、フラット(アパート)を借りるにしても、バックパッカーズに泊るにしても。
 この習慣が日本人には馴染みにくく、靴のママだとどうもリラックスできないという人が多いようです。そこで便利なのが、サンダルとかスリッパ。これはもう必需品と言ってもいいと思います。
 個人的にお薦めは、スリッパタイプのサンダル。ビーチサンダルだと、靴下を履いたまま履けないのが欠点。ホントのスリッパだと、ちょっと外へ買い物へなんてときには使えませんし。
 夏場なら、現地ディスカウントストア(ウェアハウス等)で$5〜$20くらいで買えます。でも冬場はなかなか手に入りにくいもの。日本から用意していった方がいいかも知れません。
 スポーツサンダルでもいいのですが、あれは結構重さがあるので、移動を繰り返す旅にはどうかなと思います。個人的には安っぽいゴムサンダルで十分な気がしています。


・ボールペン・ノート


 ニュージーランドの文房具は質が悪いです! 特にボールペンはどうしようもなく使えないものばかり。やたらと太字で、そのわりすぐかすれるし。ボールペンだけは日本から多めに持参することをお薦めします。
 私の場合は、水性ボールペンの"ハイブリット"がお気に入りだったので、それを2-3本、あと替え芯(1本50円くらい)を10本近く持っていきました。
 ハイブリットはNZにも輸入されていますが、かなりの高級品扱いでビックリ。替え芯をたくさん持っていって大正解でした。
 ペンの準備を忘れてしまった場合、ニュージーランドへ向かう飛行機のなかで貰えるボールペンが最後唯一マトモなのペンかもしれません。必要な方はしっかりと確保しておきましょう(笑)
 ノート等の紙類もかなり貧弱です。私が許せなかったのは、罫が細いノートがほとんどないこと。小学生用みたいな太い罫のノートばかりで、日記帳に使えそうな適当なものは見あたりませんでした。
 ふだん私が愛用しているのは、A5版でB罫(細罫)、それの50枚か70枚タイプの大学ノート。筆記具にこだわりがある人は、日本から十分に用意していくことをお薦めします。


・箸

 箸もどこかしらで手に入りますが、調理をよくする人は、長めの菜箸を持参してもいいかも知れません。ステーキを焼いているとき、肉をひっくり返すにしてもなんにしても、箸のあるなしで調理のストレスがだいぶ違ってくるはず。向こうへ行くと箸の便利さを痛感する場面にしょっちゅう出くわすと思います。西洋の人は、よくもまぁ、器用にナイフとフォークを使いますよね。


・辞書

 最近はコンパクトな電子辞書を持ち歩く人が圧倒的に多いみたいですけど、私の場合は英和・和英が一冊になった普通のコンサイス版辞書を愛用していました。