ワーキングホリデーの概要と条件

18年前の1980年にオーストラリアとの間に結ばれたのが始まりで1985年にはニュージーランド、1986年にはカナダとの間で結ばれ現在にいたっている。
ビザ取得にはいくつか制限があり一生に一度しか利用することができません。

このワーキングホリデービザの特権はなんといっても留学でも観光でもない働くことができる。
しかし、ワーキングホリデーの趣旨はホリデー(休暇)をとるところにあって働くことを目的としたものではないことではない。
この休暇を楽しむために資金を稼ぐことが許されているだけである。また、仕事を通じて現地の人々と国際交流を図るという目的もある。

最近この制度は知名度があがり、毎年参加人数は増えている。このため、カナダ・オーストラリアに関しては、参加人数制限があるくらいである。
この背景には、若い人たちの海外へ行くことに対する考え方が変わってきた為であり、自分だけのオリジナルの旅を求めるようになってきたためだ。
そんなニーズに応えるためにぴったりなのが、自由に1年間という長期の滞在が認められたワーキングホリデーという制度である。


また、普通に長期の滞在を試みようとすれば多額の資金が必要となり、逆に滞在期間を短くすればその国の文化に深く触れる事はできません。
楽しくなり始めたころに帰国しなくてはならず、小資金での長期滞在は不可能でした。
ワーキングホリデーは、このような問題も解決したということにも人気があります。

海外に滞在するということで留学であればある程度の英語力が求められるが、ワーキングホリデーでは英語力の規定、資格は全くなく3ヶ月の英語学校に通うことも認められている。
まず、現地に着いたら英語学校に通い生活に慣れながら情報をあつめ自分だけの計画を立てていく人が多いようだ。

ニュージーランドのアルバイト募集は日本に比べると少ないがオークランド・クライストチャーチでは職種を選ばなければ1年中仕事には就ける。
地方などではやはりシーズン時期がもっとも多い。

パスポート
ニュージーランドに入国するには、パスポートの有効期間が【最低3ヵ月プラス現地での滞在日数分】が残っていなければなりません。
この条件を満たしていない場合には早めに申請しておいた方がいいでしょう!
旅券の申請は、いつまでに取得するという目標日を決めて必要書類を集めにかかった方がいいと思います。 
申請から受領までは都道府県によっても異なりますが、平均して1週間程度といったところ。
余裕を持って出発の1ヶ月前までに申請をすませておくのがいいと思われます。

ビザ(査証)
ニュージーランドの場合、3カ月以内の観光目的の場合はビザは不要です。
ワーキングホリデーは最長1年まで滞在でき、現地で一時的な就労も認められるようになっています。同じ雇用先のもとで3ヶ月以上働くことはできない。
ビザ発給条件:日本国籍を持つこと。
          申請時の年齢が18歳以上30歳までであること。
          31歳の誕生日前に入国できること
必要書類   :パスポートのコピーA4(顔写真のページ)1部
         連絡先(住所・氏名・電話番号)を書いたメモA4・1部
         VISAの発行は平均して1週間から2週間でしょう。

旅行傷害保険
大きな安心を与えてくれるのが海外旅行傷害保険。気候の違いや疲れから病気にかかりやすく、また予期せぬアクシデントに見舞われることも多いと思われます。
種類によりますが、医療費は日本よりも高く、1日入院すれば数十万円の出費、ということにもなりかねません。
また、盗難・紛失などにも強い見方となってくれるはずです。
自己管理さえしっかりしていれば完全に防げることも多いので、ニュージーランドが他国に比べ治安が良いからといっても外国です。
日本とはすべてが違うのです。そのことを肝に命じておく必要があります。忘れた頃に予期せぬアクシデントはやってきます。
海外旅行損害保険費はスタンダードプランで15万円/年です。
加入費用を安く押さえたい人は、現地の保険に加入すると日本の約半額で加入できます。
直接申し込みの場合
必要書類をそろえて必ず本人が大使館へ行って直接申し込む。
約1,2週間でビザが発給され直接取りに行くのが原則になっている。

郵送で申し込みの場合

遠方の方に限り郵送申請ができる
この場合、出発予定の1ヶ月前位に必ず書留郵便で送る。
必要書類以外に同封するものは申請者の住所と氏名を記入し、510円分の切手を貼付した返信用の封筒(23X12センチ)。
速達を希望する場合は、780円切手を貼付し赤字で「速達」と記入する