A123 リチウム電池

A123 その2

07/06/16


新世代バッテリーとして注目されていますA123バッテリーを使ってみました。
【仕様】 エアクラフトさんHPより抜粋
容量:2300mAh
電圧:3.3V
重量:70g(1セルあたり)
標準充電電流:3Aで45分充電
最大充電電流:10Aで15分充電
最大連続放電電流:60A
最大放電(50C・10秒間)電流:120A
長寿命:10C放電において1,000サイクル以上
放熱性に優れた特殊構造により爆発や発火の危険性が極めて低い

長期保管が可能で3年保管3%未満放電と言われるているので、管理がずさんな私にはもってこいの
電池です。
A123の仕様からすると、電動グライダー向きだと直感したので、早速購入しました。
手にとってみると見かけより軽く良い感じです。
今回は大電流を取り出したいので直付けをと思ったのですがバランス充電が必須らしく、バランス端子
を出す必要がありました。
このため、直付けをあきらめ、紙ケースを外し1セル毎カプトンテープで絶縁して上記写真のような端子
(市販バッテリーバーを曲げただけ)でセル間を接続しました。
一応100wハンダごてで2秒程度で付け、それに対してバランス端子を取り付けました。
注意!見た目の極性が反対です。写真側がマイナス端子です。
また、マイナス端子は少し力を入れて回すと簡単に回ります。注意が必要です。
A123は4セルで13.2V、丁度ニッカド・ニッケル水素の10セルに相当する電圧です。
ただ直径が26.6mm裸にして26mmあり、単2電池とほぼ同サイズです。
長さは65mmあり長いですので細長胴のグライダーに積もうとすると、どうしてもこの形状になります。
な・なんと、シンバの胴体にはピッタリ搭載出来ます!と言う事で本日(6/16)テスト飛行してきました。
機体は今や「サー○機」となったシンバVです。
ただ、ペラはRFMの15*16が付いており、ニッカド
10セルで軽く100Aオーバーですのでさすがに
マズイだろうと思い、ペラは交換しました。
モーター:Plettenberg HP220/20/A2/P4 F5B(5:1)
コントローラ:3SL70-6-18FAI
ペラはGraupnerの14*9.5です。
地上で回して電流は68Aです。
なかなかパワフルです。
それより、機体が軽〜〜い!
単純に300gの軽量化が出来ています。
走らないシンバがもっと走りません。
飛ばしました。
Graupner14*9.5を付けて電流は68A、かなりパワフルで上昇もニッカド(パックして6〜7年経った物)
10セル+RFM15*16より良いくらいです。
一応、モーターは1分40秒回して、飛行後のA123の温度は40℃くらいでした。
飛ばして気付いた点は、ニッカドに比べて電圧降下が少ないのか、比較した手持ちのニッカドがへた
っているのかこのA123はパワーがあまりダレません。
2フライト目はRFM15*10(裏には15.5*10と書いたシールが貼ってある)を使って地上で96A、でした。
上がりはGraupner14*9.5よりかなり過激で、58秒回した飛行後のA123の温度は60℃くらいでした。
でも本当に120A/10sメーカー保障ですか?????
私的には、今後はGraupner14*9.5にします。
でも今回のテストで感覚的な不具合(匂い・液漏れ・膨らみ・異常発熱等)は発生せず、今後の発展に
かなり期待出来る結果でした。(私的には1000サイクル以上のなんたらかんたらは関係無いです)
あと3セル残っていますので、3年間ほったらかしに出来る電池なので、電動ホームビルト飛行艇
COOT-Aに搭載しようと思います。
10A充電もやりましたが、この場合は完全に100%充電は出来ないようです。
カット後、2Cくらいで追い充電すると、まだまだ入ります。
これは、充電シーケンスがまだまだ完成されていないのかな?1500円払ったのに・・・。

充電は2Cくらいが無難ですね、せめて充電ぐらいはソフトにやりたい気がしますが、なにか?