F5B400&HLG用胴体の製作その@


オス型の製作です。
更新日: 99/08/21

メス型の製作その@はこちら :更新日: 99/09/05


適当な設計
写真をとり忘れましたが、まずは30cmくらいのバルサ棒に前からペラ付モータ、コントローラ、ニッカド、サーボ、カーボンテールパイプ、簡易製作のV尾翼をテープで仮止めし、おおよその重心位置を探りそこを仮重心としてノーズ先端からの主翼取り付け部の位置を求めます。(手前に置いているユニットを単にバルサ棒にくっ付けただけです)
それからそれぞれのパーツの長さに少々余裕を持って位置関係を確認し、図面を起こします。
バルサブロックに図面を転写(書き写し)し、あとは2mm程度の余裕を持って糸のこ・バンドソウ・ピラニアソウ等でカットいたします。
荒削り
オス型となるバルサは50×50×600mmのハードバルサプロックを使用いたしました。
本来なら10mmバルサ6枚積層して削れば接合面から出る等高線でセンターと左右の削り具合がよく解り良いと思います。
ほとんどバルサカンナを使って胴体を削りだしました。(写真の状態を2時間程度ガマンしてください)
子供に借りた昔なつかしの彫刻(丸)等・バルサカンナ・カッターナイフ(大)でほとんど形になります。
成形(その1)
ある程度の形までカッターナイフ等で削ったあと100番程度のサンドペーパーで成形・微調整して左右のカーブを合わせます。
左右の微妙な形状(R)は厚紙プレートを使って確認しましたが最後は人間の指の感覚で確認します。
先端(ノーズ)径はこのあとのポリ樹脂の積層を考慮して2.95mmで削り出し。(ノギス計測)
成形(その2)
ある程度まで成形が終わった時点でフィレット用としてバルサ棒を瞬間接着剤で付けます。
今回は従来型のフィレットではなくUSA製のハンドランチ「Logic」を参考にして外へ広がる形でフィレットを付けました。
この方法だとフィレットのカットラインで色々な翼型に対応出来ます。
私はこのF5B400の胴体を欲張ってHLGにも転用しようと考えています。
成形(その3)
バルサを削りLogic風のフィレットといたしました。
サンドペーパーは320番、600番を使用。
成形(その4)
瞬間接着剤がはみ出しました。これがあとのサンディングの妨げとなります。
カッターナイフ等で表面に出た瞬間接着剤の部分は削り取る必要がありますね。
命名
まるで烏賊です。
この時点で名前はCuttlefish(烏賊)からとってCuttleF5B400、CuttleHGとなりました。
胴体全体
このような形となりました。
ノーズはスピンナー風にしてありますがHLGとした場合ハンドキャッチで痛い目にあいそうですね?
この胴体の後ろにカーボンパイプが付きます。
主翼取り付け部は水平軸に対して1.5度の取り付け角を付けていますが最終はテールに取り付けるカーボンパイプで調整いたします。
オス型の仕上げ
胴体全体にポリエステル樹脂を3回〜4回塗布いたしました。
ポリエステル樹脂のなかにはパラフィンが含まれているものもありますので完全に硬化してからだとパラフィンが表面に出て次の積層部分が剥離する可能性があります。
毎回塗ってゲル化した時点で次を積層いたしました。
サンディング
耐水ペーパーを使って表面を丁寧に研磨いたします。
この仕上げ如何により製品の品質が決まりますので入念に磨きます。
使った耐水ペーパーは600番、800番、1200番です。
最終はコンパウンドゥを使って磨き上げます。
この時点では小さな傷ひとつ型に転写され抜いた胴体にも転写されますので要注意。
この次はメス型の製作ですが、この形状ですので縦割の型ではなく横割りといたします。
これで胴体製作工程の3分の1が終わりました。(多分もう1本別の型を作ります)
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