F5B400&HLG用胴体 |
パーティション 今回の胴体はフィレットの関係で上下分割の型になります。 まず、硬質塩ビ(3mm)を適当な大きさにカットして4分割でパーティションを作りました。 塩ビ板の穴はそれぞれ現物(オス型)に合わせて1mm程度大きくジグソー(糸のこ)等でカットします。 4ピースのパーティションパーツは瞬間接着剤で接着しています。 |
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パーティングライン この型ではまず、下面から作りますのでノーズの中心線にパーティションの上面(写真では下面)がくるようにいたします。 |
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セット状態1 こちらの面(下面)からメス型を作ります。 こちら側の型は下面の型取りが終わって、パーティションをはずし、離型処理した状態で行いのます。(後述) 型用ゲルコートが流れないようバルサ棒を両面テープでとめて枠ギリギリに堤防?を作ります。(型枠が大きければ不要ですが・・) オス型はボンリース(離型剤)を塗り乾けば磨き、それを私は5回行いました。 型用ゲルコート(茶)は1kgサーマル工房より購入 |
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セット状態2 このあとは型とパーティションの隙間は油粘土を使って埋め成形した後、オス型とパーティションにボパールをムラなく塗布し完全乾燥させます。 このボパールはゲルコートとオス型の間に薄い膜作り、オス型を保護する役目も持っています。(私の場合はほとんど1発勝負) 上面の型は下面のメス型取りが終わって、パーティションをはずし、上面のオス型と下面のメス型に離型処理をした状態で行いのます。(後述) |
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オス型の固定 パーティションにオス型を固定します。 固定方法ですが、平らな場所は少量の両面テープを使用し、それ以外の場所には裏(この場合は上面)から油粘土を使用し同時に隙間も埋め固定いたしました。 油粘土によってははこのあとの離型剤のボパールで一部溶ける場合があるので注意が必要です。 今回、離型剤のボンリースは6回塗り込み、ボパール1回塗りです。 ボパールを塗布する場合、下のボンリースの関係で少しはじきますがティッシュ等を使って少し擦り込むようにして塗布してやれば馴染みます。 全体にはじかなくなったら一気に「ス〜ッ」と全体に塗って乾燥させます。 すると「ピッカピカ」の胴体になります。 ボパールは重ね塗りせず、最後は「ス〜ッ」と1回で完了です。 |
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勇気の必要な型どり ポパールが完全に乾燥して(10分前後)手に付かなくなり、表面が「ピッカピカ」になったらいよいよゲルコートを塗ります。 ゲルコートはハケで2回塗り、型の内側を0.5〜1mm程度層が出来ればあとはガラスマットを使用して型の厚みが3〜5mm程度になるまで通常のポリ樹脂で積層いたします。 ゲルコートと硬化剤の混合比は約2%で、私はゲルコート20ccで硬化剤が約0.4ccで混合しています。 オス型が壊れず離型することを祈りたい気分です。(ここでもう一本別のオス型の製作開始・・・・) ポリ樹脂はパラフィン入りが「におい」も閉じ込めるのでそうでもないですが、ゲルコートはパラフィンが入っていないので匂いは特別強烈です。 家の1F全体が強烈な匂いで、家族からはクレームの嵐です。(^_^;) あとは明日の晩に・・・・・・・・・。 |
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積層 型の強度を出すために通常のポレエステル樹脂でガラスマットを2枚積層いたしました。 型の厚みは約4mmです。 強度的には過剰強度で実際は3mmで良い感じです。毎回思うのですがついつい・・・・。 樹脂のトータルですが、茶のゲルコートが20cc×2回、通常のポレエステル樹脂が70cc×3回の計250ccです。 カヤメックはトータルの2%ですので5ccでした。 またまた1F全体が強烈な匂い |
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問題の離型(パーティション) 硬質塩ビ製のパーティションの角にカッターの歯を入れこじると「パキッ!」と離型いたします。 硬質塩ビ板自体はポリエステル樹脂に少し侵されることはテストでわかっていましたが少々不安でした。 表面は白っぽくなっていますが問題なく離型いたしました。 |
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問題のパーティション面は写真のようになりました。 曇りはありますが1000番の耐水ペーパーで研磨すると「ピッカピカ」になります。 上面のメス型を作る為には絶対する必要があります。 |
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問題の離型(オス型) 肝心のオス型ですが、型の前後を両手で持って少しねじってやると「パキッ!」と離型いたします。 オス型をかじった形跡はなく大成功です。 |
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一切の「曇り」、「歪み」はなくオス型をトレースしています。大成功でした。 ここまでくれば後は楽です。 パーティション面を1000番程度の耐水ペーパーで研磨し、完全に離型処理を行い、再度オス型に対して離型処理を行ったのちオス型をメス型にはめ、胴体の前上面に対して同じ積層作業をいたします。 RCヨットと水上機でリフレッシュしたので製作再開です。 |
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メス型の製作そのAはこちらです。 |